感染歯質を完全除去したかどうかって、どうやってわかるんですか?

相談者: マクラーレンさん (27歳:女性)
投稿日時:2009-09-05 08:21:16
⇒参考:前回の相談 ラバーダムを使用しても指の使い分けや滅菌がなければ無意味では?


虫歯を染め出すカリエスディテクターというものは一般的に感染歯質を完全に除去する際には必ず使用するものなのでしょうか?

先生はそういった染め出しを一切行わず、裸眼で一気にドリルでゴリゴリ削って、はい終わり!って感じだったので、ちゃんと取れたのかな?と不安になりました。

かなり深い虫歯で歯肉縁下より3〜4ミリも深く、ほとんど歯茎の中の奥の方を削る作業で、自分で鏡で見て見るようにと鏡を渡されたのですが、もはや肉眼ではどこまでは虫歯でどこまでが健康な歯質なのか見分けが付かないし、そもそも歯茎の下の歯質が全く見えなかったので、先生はどうやってそんな状況の虫歯を正確に削ったのか??気になりました。
検知液も顕微鏡も拡大鏡も使ってなく裸眼にアイガードのみです)

とても優しくて綺麗な30代前半の女性医師なのですが、ずっと口腔外科だけに勤務していて、歯科医院への勤務経験はゼロで、大学の外科から独立して今開業して一ヶ月目のニューOPENの歯科だったので、外科の先生は検知液とか使って削る細かい作業はしないのかな?と思いましたが、検知液の使用の有無により結果はどう違うのか教えて下さい。

感染歯質を完全除去したかどうかって、どうやってわかるんですか?


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2009-09-05 08:59:26
こんにちは。

この話題は過去にも書いたことがあるのですが、、、

カリエスディテクター」という製品は、染まりすぎる(削らなくてもいい歯質まで染まる)傾向があることが知られています。

それで後発の「カリエスチェック」などが出ていて、私はこちらを使用しています。
毎回必ずという訳ではありません。

ご心配の取り残しについては、拡大視野下で染色液など使って、本当にギリギリのところを狙うとかえって効率も悪く、取り残す危険もありますので、裸眼で、「多めに削る」のが間違いないですよ。

染色もあくまで参考になる基準のひとつですし、他にも硬さ(←最も重要視されています)や痛みなど、虫歯学に詳しい先生方が必ず染色液を使用するという訳ではありません。

ですから染色液の使用に拘る必要はないと思いますよ。

どれが良いか?どれが患者さん的に安心出来るか?は色々見方があるかと思います。



ただ、

>ずっと口腔外科だけに勤務していて、歯科医院への勤務経験はゼロで、一般的な虫歯治療の患者は診ていなくて、大学の外科から独立して今開業して一ヶ月目のニューOPENの歯科

↑ここまで分かっているのでしたら、別の問題の様な気もします^^;

回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2009-09-05 09:09:09
業界の方ですか?


まあ、検知液は使うに越した事は無いと思いますが「必ず使わなければならない」と言うものでもありません。

「職人のカン」

ではありませんが、熟練してくると「そんなものいらないよ」となる事もあります。
(30代前半の女医さん‥?)


僕は検知液は必ず使いますが、それでも一番正確なのは「良く切れるエキスカベーター」で軟化象牙質を削った時の「感触」だと思っています。


>検知液の使用の有無により結果はどう違うのか教えて下さい。

削りすぎない。
削らなすぎない。

の目安ですね。

目に見えた方が「安心」でしょ。


あ、ノア先生とかぶりましたね。(・_・)

回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2009-09-05 10:16:30
虫歯を最も正確に判定するには、世界的には硬さであるといわれています。

小さなスプーンのような器具でカリカリと削り取ったり、硬い針のようなものでコリコリと硬さを確認します。

染め出し液はその補助と考えられたらいいと思います。


日本では、染め出し液が無ければいけないかのごとく言われていますが、そのようなことはありません。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: マクラーレンさん
返信日時:2009-09-05 12:30:25
手探りによる硬度で見極めるとは、まさに職人技なんですね。
手先の器用さが命なんですね。
検知液を使わないからといって「取り残し」ではないのですね。

エキスカベーターを使わない場合、タービンで削るわけですが、その際、水が噴射されてタービンヘッドの熱温度を下げますよね。あの水噴射で感染源が歯根付近に撒き散らされてような気がして・・・
(ヘッドの先端は患者1人ごとに使い終わった後にどんな殺菌消毒をしてるのか気になります)

削った後に再度、洗浄→消毒→エアーをしてからシリコン印象仮歯接着じゃないとマージン面に飛び散った感染歯質の粉末?が付着したまま接着したら再度感染の原因になるのでは?って心配してしまうんですけど、そうはならないのですかね。
ちょっと感染恐怖症で神経質かもしれませんけど。
クラウン接着完了してから二次感染でやり直し・・・なんて羽目は肉体的に辛いので。

大学病院口腔外科出身の先生でもそういった厳密なウ蝕制御の治療も一通り学んでいるのでしょうか?
口腔外科には虫歯外来の患者はこないですよね・・・少し気になります。。。

検知液について回答下さった先生達ありがとうございます。
この件については安心しました。
回答 回答4
  • 回答者
歯科医師の松山です。
回答日時:2009-09-05 13:25:31
再度感染の原因になるのでは?

そのことよりも、確かに、感染歯質の徹底的除去はもちろんのことですが、隙間のない、適合度の高いクラウンを被せる事の方が重要ですね。

回答 回答5
  • 回答者
回答日時:2009-09-06 01:53:28
マクラーレンさん、こんにちは。

大学病院口腔外科出身の開業医として回答させていただきますね。

>大学病院の口腔外科出身の先生でもそういった厳密なウ蝕制御の治療も一通り学んでいるのでしょうか?
>口腔外科には虫歯外来の患者はこないですよね

口腔外科出身云々ではなくその先生次第だと思いますが、基本的な虫歯治療はきちんと学んでいますよ。

ちなみに私も、う蝕検知液は結構多用しますが使う場合と使わない場合があります。

回答 回答6
  • 回答者
回答日時:2009-09-06 02:39:01
マクラーレン さまこんばんわ。

う蝕の取り残しはスプーンエキスカで確認するのが一番です、う蝕検知液も結構重宝します、両方うまく使いこなせるのがいいと思っています。

>かなり深い虫歯歯肉縁下より3〜4ミリも深く、

此処まで深いむし歯だと歯肉を切除しないととりきるのは難しいのではないかと推測しますが・・・。

他にも歯頚部にむし歯はありませんか、お菓子の食べすぎも有るのではないかと気になるところです。

参考になさってください。

むし歯の出来ない砂糖の量 http://yamadashika.jp/prevent05.html

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: マクラーレンさん
返信日時:2009-09-07 15:03:27
松山先生、クラウンマージンの適合性の精密度は、その先生の技量によるのですね・・・

畑田先生、口腔外科でも虫歯治療はキチンと学んでいるのですね。
ずっと外科専門の先生だったので、ちょっと心配していましたが安心しました。

山田先生、スプーンエキスカによる手作業の虫歯治療は、患者さんが希望してやってもらえるのですか??

確かに歯肉縁下だったので、歯肉切開しないでいいのかな?って思ってました。そういう事は、「ちゃんと取り残しなく取れたか?」の確認はレントゲンとかをお願いすればいいのですか?
それとも歯肉切開してもらってもう一度肉眼(もしくは拡大鏡など)で確認してもらうのがいいのでしょうか?

一番良いクラウンを入れるといわれたので、虫歯再発してやり直しなんて事になりたくないので、本当にちゃんと歯肉に接触してる面の虫歯も取れているかどうか不安です。

ちなみに口の中に虫歯はここ一本だけで、他は虫歯ありません。
自分でも何故この部分だけなったか不思議です・・・

回答ありがとうございます!



タイトル 感染歯質を完全除去したかどうかって、どうやってわかるんですか?
質問者 マクラーレンさん
地域 東京23区
年齢 27歳
性別 女性
職業 自営業・フリーランス
カテゴリ 虫歯治療
虫歯その他
う蝕関連
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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