親知らずを抜歯したが根っこが残ってしまった。再抜歯について 

相談者: peach-peachさん (39歳:女性)
投稿日時:2009-09-16 12:07:35
前回 「副鼻腔炎などのリスクを伴う親知らずを抜歯するべきでしょうか」と 質問させていただいた者です。

参考:前回のご相談
副鼻腔炎などのリスクが予想される親知らずの抜歯。するべきかどうか


昨日 左上の親知らずを、口腔外科抜歯し、3時間半かかったのですが 根っこが一部残ってしまいました。

根っこは 手前のの裏側になってしまっているとのことでした。


抜歯中 口の端を引っ張られるので相当痛く(途中から口にも麻酔をしました)、器具も使ったので 口の左端周辺に痣ができ、今日は少し腫れています。

根っこが残ると また「悪さ」をするかもしれないので あまりよくないとのこと、後日また改めて抜くことになりました。

全身麻酔という方法もある」と言われましたが、家に幼児がいるので 入院はできるだけ避けたく、次回も外来でということになりました。


ただ、次回も恐らく時間がかかり、しかも抜けない恐れもあるとのこと。

昨日は あまりの長時間の抜歯に 先生も大変だったでしょうが私の方も疲労困憊で、次回また同じような大変な目に遭い、それでも抜けないかもと思うと、正直不安で気が重いです。



それでも次回はとりあえずもう一度 外来で頑張ってみようと思っていますが、それでもまた抜けなかった場合、

・全身麻酔なら 確実に抜けるのでしょうか。

・根っこをこのまま放置したら 具体的にどのようなリスクがあるのでしょうか。

・全身麻酔で再抜歯するまで、あと数ヵ月〜数年 期間が空いても差し支えないでしょうか。


ご回答いただければ幸いです。
よろしくお願い申し上げます。


回答 回答1
  • 回答者
長崎大学大学院包括的腫瘍学講座の中本です。
回答日時:2009-09-16 12:35:44
peach-peachさん、こんにちは。

抜歯、お疲れ様でした。
ただ、歯根が残ったということで、まだご不安なことと思います。


■>全身麻酔なら 確実に抜けるのでしょうか。

医療に絶対はないため、また、施術するのは私ではないため、この場で無責任なコメントはできません。

ただ、今回の長時間かかった抜歯のことを考慮され、より確実な施術のために全身麻酔を、ということは充分考えられます。



■>根っこをこのまま放置したら 具体的にどのようなリスクがあるのでしょうか。

下の親知らずと異なり、上の親知らずの歯根(残根)は、上顎洞というスペースに入り込んだ場合に副鼻腔炎上顎洞炎)を起こす可能性があります。

また、上顎洞に迷入してしまった残根は自然に排出されることはありません。



■>全身麻酔で再抜歯するまで、あと数ヵ月〜数年 期間が空いても差し支えないでしょうか。

現在の残ってしまった歯根の位置にもよりますが、時間が経てば立つほど奥(上顎洞側)に移動する可能性が高まります。

したがって、処置は早ければ早いほど良いと思います。

少なくとも『数年』というのは明らかに遅いと思います。
そこまでの過程で、副鼻腔炎の症状が出てくる可能性があると思います。


担当の先生ともよくご相談の上、今後の方針を早めに決定されてください。

お大事になされてくださいね。

回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2009-09-16 16:16:08
peach-peachさん、こんにちは。

一番ここで問題なのは、根を残したらどうなるかということだと思います。

実際に拝見していないのでコメントが難しいのですが、歯冠部エナメル質)が残っていなくて、抜歯後の感染源にならなければそのままでも大丈夫な場合が多いです。

その場合にはある程度の期間、経過観察が必要です。


ただ、上顎洞炎や他の炎症の原因になっている場合には、完全に抜歯することが必要になるでしょう。

また全身麻酔で確実に抜けるかどうかですが、まず抜歯できると思います。

全身麻酔で抜く場合は数ヶ月であれば大丈夫だと思いますが、根の周りが徐々に骨で覆われてしまうと逆に抜きにくくなるので早めのほうが良いと思います。


参考になれば幸いです。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: peach-peachさん
返信日時:2009-09-22 11:02:36
ありがとうございました。

皆さまのアドバイスを元に、担当医に相談してみます。



タイトル 親知らずを抜歯したが根っこが残ってしまった。再抜歯について 
質問者 peach-peachさん
地域 非公開
年齢 39歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 抜歯後の痛み・異常・トラブル
抜歯:8番(第三大臼歯、親知らず)
親知らずの抜歯
口腔外科関連
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
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