再根管治療後にフィステルが再発し、ヘミセクションを提案されました

相談者: 岐阜子さん (45歳:女性)
投稿日時:2009-09-26 01:31:57
初めて投稿いたします。
よろしくお願いいたします。

右下の6番、最初に神経をとってクラウンを被せたのは、20年ほど前になると思います。

4〜5ヶ月前のある日、とても固いグミを結構な量食べました。
その翌日より急に、物を噛むと右下の6番が痛むようになりました。

噛まなければ「痛み」というほどのものはないのですが、疲れた時などジーンと鈍痛のような感じはありました。

そのまま放っておいたら、3ヶ月ほど前より、その歯茎フィステルができ、膨らんではつぶれるを繰り返していました。

2ヶ月前に歯科を受診、レントゲンを撮り、右下6番の5番側の根を囲むように黒い影があり、骨が溶けていると言われ、この溶け方はかなり前から化膿していたはずだと言われました。

再根管治療を始め、5回ほど清掃消毒をしましたが(ラバーダムマイクロスコープは使っていません)鈍痛のような感じはとれず、そのことをDr.に伝えましたが、フィステルも消えてきているし、治療は終わったので土台(メタルコア)を入れますと言われ、そうしました。

歯の違和感が続いていたのでその旨伝えると、クラウンを仮留めにしておくので、それで食事をして様子を見て下さいと言われ、先週保険のクラウンを仮留めにしてもらいました。

普通の食事では問題ありませんが、固い物を噛むと痛みがありました。

そして昨日(クラウン仮留めして食事するようになって1週間)、治っていたフィステルが再びできているのに気づきました。
かなり膿を持って腫れていました。

昨日午後受診したところ、フィステルを切開し消毒、フロモックスを2日分処方され、1週間後に受診するように言われました。

これで治まれば良いが、治らなければ患部の方の根だけを切ってとることになると言われました。

切った後は、5番とつなげて被せ物を作るとの説明でした。
こちらで勉強させていただいたところ、「ヘミセクション」して「ブリッジ」にするという意味かなと思います。(5番はインレーが入っています)

Dr.に、再びフィステルができた原因は何なのでしょうと質問したのですが、根のまわりの(骨との)隙間が問題だから・・という返事で、はっきりした説明はありませんでした。


そこで不安に思うのは、

?昨日の処置は原因解決の為の治療ではないと思うのですが、再々根管治療は必要ないのでしょうか?

?Dr.は「破折している可能性もないわけではない」と、最初に言われました。
その場合抜歯だとこちらで勉強して覚悟はしています。

Dr.は抜歯ではなくヘミセクションと言われたのですが、その選択がベターなのか? 
こちらではヘミセクションは「延命措置」だと学びましたが・・

長くなりまして申し訳ありませんでした。
どうかよろしくお願いいたします。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2009-09-26 02:04:34
こんばんは。
ここでよく勉強されているみたいですね。

>「ヘミセクション」して「ブリッジ」にするという意味かなと思います。

ハイ、正解です。


>再々根管治療は必要ないのでしょうか?

挑戦する価値があるかどうかは診てみないと、ですね。

今の先生なりに精一杯された結果だと思うので、その判定は「眼を変えてみる」必要があると思います。


>ヘミセクションは「延命措置」だと学びました

6番を抜歯して、5番と7番を支えにするブリッジより良いかと思います。
ただ、ブリッジにするなら、5番の事も考えてあげた方が良いですね。

今入っているインレーの大きさにもよりますが、天然歯質が多く残っているなら、ブリッジの設計次第ではちょっと勿体無いかな。

だったら「抜歯⇒インプラント」というのも検討する価値がありそうです。
もちろん、6番が治せれば、それが一番良いと思うんですけど・・・。

参考までに。

回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2009-09-26 06:48:51
おはようございます。


>?昨日の処置は原因解決の為の治療ではないと思うのですが、再々根管治療は必要ないのでしょうか?

根本的に治すには必要です。
ただ現在の先生には限界のように思います。
臼歯の根管治療は難しいケースが多いのが現実です。


>?Dr.は抜歯ではなくヘミセクションと言われたのですが、その選択がベターなのか? 
>こちらではヘミセクションは「延命措置」だと学びましたが・・

状況によるかと思います。
確かにヘミセクションの場合、切断面の処理をきちんとしないと、予後が良くない場合もあります。


以上参考にしてください。

どうぞお大事になさって下さい。

回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2009-09-26 07:12:31
岐阜子さま、おはようございます。

フィステルが再発して治らなければ、ヘミセクションをすることになるといわれたわけですね。


>?昨日の処置は原因解決の為の治療ではないと思うのですが、再々根管治療は必要ないのでしょうか?

治そうと思えば根管治療のやり直しが必要です、ヘミセクションを考えているのは、治らないと考えたからだと思います。

フィステルの有るは、治しやすいことが多いと思うのですが・・・。


>?Dr.は「破折している可能性もないわけではない」と、最初に言われました。

根管治療をすれば、破折しているかどうかは分かりそうに思うのですが・・・・。


>その場合抜歯だとこちらで勉強して覚悟はしています。

接着修復の可能性も無いわけでは在りません。


>Dr.は抜歯ではなくヘミセクションと言われたのですが、その選択がベターなのか? 
>こちらではヘミセクションは「延命措置」だと学びましたが・・

残した歯根の状況にもよりますし、歯科医の技術にも左右されるので一概に延命処置と断定は出来ません。

結局診断能力と歯科医の腕によって決まってくると思います、参考になさってください。

フィステル http://yamadashika.jp/infection.html#a01
歯根破折の接着修復  http://yamadashika.jp/infection.html#a06

回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2009-09-26 09:08:39
ご相談ありがとうございます。

上記の先生方と同意見です。
難しい状況のように思われます。

ただ感染していることは確かですから、身体の健康のためにもきれいにする治療は必要です。


>ただ、ブリッジにするなら、5番の事も考えてあげた方が良いですね。

との説明がありましたが、この通りです。
いまの問題解決のために、隣のが将来犠牲になることは避けたいものです。

ヘミセクション歯周病治療を併用すること、ブリッジにするなら5番の神経を守ることは、むし歯予防を併用することで20年30年は使う目標にすることも大切かもしれません。

お口全体のことが全く分かりませんが、その歯は強い力を発揮してこそ他の歯を一生残す働きができますから、インプラントも選択もあり得ます。

まず炎症を治す治療をご相談の上で進められることをおすすめいたします。

回答 回答5
  • 回答者
回答日時:2009-09-26 11:47:34
基本的には諸先生方と同意見なのですが、ちょっと違う視点から‥。


>?昨日の処置は原因解決の為の治療ではないと思うのですが、再々根管治療は必要ないのでしょうか?

担当の先生が「治らなければ患部の方の根だけを切ってとることになる」と提示されている事から、宇藤先生も書かれているように「現在の先生には限界」なのだと思います。

岐阜子さんが「あくまでも保存」を望むのであれば、根管治療の得意な先生に診ていただき、「再根管治療をチャレンジする価値がある」のか「保存は難しい」のか判断された上で

>Dr.は抜歯ではなくヘミセクションと言われたのですが、その選択がベターなのか?

を考えましょう。



さまざまな条件がクリアできれば、「ヘミセクション→?6?ブリッジ」と言う方法も悪くは無いと思います。

しかし、ブリッジは諸先生方が書かれているように

「切断面の処理をきちんとしないと予後が良くない」
「5番の事も考えてあげた方が良い」
「いまの問題解決のために隣のが将来犠牲になることは避けたい」

ですからね。
どうしてもブリッジにした場合、5番への力の負担は避けられません。


5番、7番の負担を減らすためにヘミセクションでは無く、積極的に「抜歯→インプラント」と言う選択もアリかと思います(当然、保険外になるので、経済的な負担は増えますが‥)。


歯科治療にはメリットデメリットが必ずありますから、どの方法が「岐阜子さんにとってベストなのか?」は岐阜子さん自身が担当の先生と良く相談してお決めになる事を勧めます。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: 岐阜子さん
返信日時:2009-09-27 00:01:36
吉岡先生、
宇藤先生、
山田先生、
さがら先生、
タイヨウ先生、
ご回答をいただき、本当にありがとうございました。

先生方のアドバイスを読ませていただいて、自分がこれからどうしたら良いか少し方向が見えてきたと感じます。

自分としては、右下6番が破折しているのならあきらめますが、破折していないのなら再々根管治療にトライして残したいと希望しています。

どの先生方からもご指摘いただいたように、現在のDr.にはこれまでの治療が限界なのだと思いますので、転院を視野に入れ、まずはセカンドオピニオンを求めようと思います。

そこでもう一つご質問があるのですが、

セカンドオピニオンでも6番を残せないと診断された場合、ヘミセクション抜歯になるわけですが、自分としては5番のインレーは小さく天然の歯質が多く残っているので、ブリッジは避けたいと考えています。
インプラントが良いのかなと思っています。

ただ、今回抜歯を選択してインプラントにするのが良いのか、それともヘミセクションにして、6番の単冠にしてもらって行けるところまで行って、だめになった時点でインプラントにするという選択肢もイレギュラーではあるがある・・、というのを他の方の質問回答で拝見したのですが、それを選択した場合のデメリットというのはありますでしょうか?

それを選択したが為に、結局のちのちインプラントに不利になるようなことがあっては意味がありませんので、知識として予め理解しておきたいと思います。

どうかご回答いただけましたら大変心強いです。
回答 回答6
  • 回答者
回答日時:2009-09-27 06:33:11
おはようございます。

>それともヘミセクションにして、6番の単冠にしてもらって行けるところまで行って、だめになった時点でインプラントにするという選択肢もイレギュラーではあるがある・・、というのを他の方の質問回答で拝見したのですが、それを選択した場合のデメリットというのはありますでしょうか?

その部位をかばって咬むようであれば、かみ合わせが変わる可能性があります。
それ以外は何か問題があれば、何かしら症状がでると思います。

ですから定期的に経過を診るようにすれば、それほど問題ならないと思います。

以上参考にしてください。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: 岐阜子さん
返信日時:2009-09-28 22:24:30
宇藤先生、ご回答いただきありがとうございました。

次の予約は今週の木曜日で、その後どういう展開になるかまだわかりませんが、もしヘミセクションした場合は6番の単冠を希望しようと思います。

今までは歯科治療について何も知識がなく自分のを守る意識も薄かったですが、今回の治療を機にいろいろ勉強させていただき大きく意識が変わりましたので、今後は経過観察にもしっかり通いたいと思います。

このサイトに出会えて本当に良かったと思っております。



タイトル 再根管治療後にフィステルが再発し、ヘミセクションを提案されました
質問者 岐阜子さん
地域 非公開
年齢 45歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 根管治療の失敗・再治療
根管治療に関するトラブル
ブリッジ治療法
痛みがある状態での治療終了
根の病気(根尖病変・根尖病巣)
ヘミセクション(トライセクション)
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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