敢えて根っこだけ残してある歯。総義歯を作る際に抜歯の必要性は?
相談者:
八郎さん (52歳:男性)
投稿日時:2009-10-24 20:47:50
近いうちに上顎の総入れ歯を作ることになりました。
ただ、一つだけ気がかりがあります。
上の右3、左4の歯が根っこの方だけ残ってます。
実は以前、この2本は差し歯は無理だが、歯ぐきの退化を防ぐために、歯ぐきと同じ高さでセメントでふたをして残すということになりました。
そして現在は多少歯ぐきが退化したため、歯ぐきより1ミリほど飛び出しています。
そして先生は、どうやら、この2本を残したまま総入れ歯を作るつもりのようでした。
こんな状態で、この2本を抜歯しないで総入れ歯を作ると、密着性のある入れ歯にならないと思うのですが、どうなんでしょうか?
私はむしろ抜いてから作ったほうが良いものが作れると思うのですが・・・
なお、保険外で作るつもりです。
ただ、一つだけ気がかりがあります。
上の右3、左4の歯が根っこの方だけ残ってます。
実は以前、この2本は差し歯は無理だが、歯ぐきの退化を防ぐために、歯ぐきと同じ高さでセメントでふたをして残すということになりました。
そして現在は多少歯ぐきが退化したため、歯ぐきより1ミリほど飛び出しています。
そして先生は、どうやら、この2本を残したまま総入れ歯を作るつもりのようでした。
こんな状態で、この2本を抜歯しないで総入れ歯を作ると、密着性のある入れ歯にならないと思うのですが、どうなんでしょうか?
私はむしろ抜いてから作ったほうが良いものが作れると思うのですが・・・
なお、保険外で作るつもりです。
回答1
田部歯科クリニック(名古屋市昭和区)の田部です。
回答日時:2009-10-24 21:41:18
ご質問の回答ですが、ケースバイケースです。
根っこを残して作る入れ歯を「残根上義歯」というのですが、残す利点はご質問の中に書いてありますが「歯ぐきの退化を防ぐため」歯槽堤の高さを保つためです。
歯を抜歯することにより、歯槽骨はドンドン吸収します。
骨植のいい場合は抜歯せずに残した方がいい場合もあります。
ですが、残根の管理ができなくむし歯や歯周病になる恐れがある場合は抜歯をした方がいいこともあり得ます。
ですからケースバイケースです。
担当医をよくお話になりいい結果を導いてください。
根っこを残して作る入れ歯を「残根上義歯」というのですが、残す利点はご質問の中に書いてありますが「歯ぐきの退化を防ぐため」歯槽堤の高さを保つためです。
歯を抜歯することにより、歯槽骨はドンドン吸収します。
骨植のいい場合は抜歯せずに残した方がいい場合もあります。
ですが、残根の管理ができなくむし歯や歯周病になる恐れがある場合は抜歯をした方がいいこともあり得ます。
ですからケースバイケースです。
担当医をよくお話になりいい結果を導いてください。
回答2
回答日時:2009-10-25 01:06:18
こんにちは。
そうですね、私もケースバイケースだと思います。
それと先生の考え方によっても分かれますね。
八郎さんの担当医の先生は、残した方がメリットが大きいと言うお考えなのでしょうね。
因みに私だったら、まずほぼ全てのケースで抜歯を選択しますが・・
自分の場合は、歯周病科の出身ということなんかも関係していると思います。
不安でしたら担当の先生に直接お尋ねになって、納得行く答えを見つけ出して下さいね。
お大事にどうぞ。
そうですね、私もケースバイケースだと思います。
それと先生の考え方によっても分かれますね。
八郎さんの担当医の先生は、残した方がメリットが大きいと言うお考えなのでしょうね。
因みに私だったら、まずほぼ全てのケースで抜歯を選択しますが・・
自分の場合は、歯周病科の出身ということなんかも関係していると思います。
不安でしたら担当の先生に直接お尋ねになって、納得行く答えを見つけ出して下さいね。
お大事にどうぞ。
回答3
宇藤歯科医院(町田市)の宇藤です。
回答日時:2009-10-25 07:08:11
おはようございます。
お二方と同意見です。
ちなみに、よほどメリットがない限り私も抜歯するケースが多いです。
いずれにしても担当の先生と納得いくまでお聞きになるべきだと思います。
どうぞお大事になさって下さい。
お二方と同意見です。
ちなみに、よほどメリットがない限り私も抜歯するケースが多いです。
いずれにしても担当の先生と納得いくまでお聞きになるべきだと思います。
どうぞお大事になさって下さい。
回答4
歯科医師の松山です。
回答日時:2009-10-25 10:03:04
両歯とも歯周病・根尖病巣がなく歯根の長さが十分であれば、活用すべきです。
オーバーデンチュアーという概念で、残根を働かそうとする方法です。
1 根面に金属製のキャップを装着する。
同部の義歯床は緩衝させ、横揺れに対処する。
(強い咬合力がかかったときには抵抗するよう、調整する事も有ります。
2 根面にキャップとアタッチメントを取り付け維持させる。
咬合圧をもろに受けさせるか、維持のみに利用するかは、個々で異なります(考え方、診断の違い、口腔内の違い)。
最後の最後まで、利用してやむなく抜歯に至ったときは、その後の
違いに気づき、感謝される事が多いです。
ただ術者側としてはいろいろ難しい面があり、保険の効かない方法になることが多いのは、仕方有りません。
オーバーデンチュアーという概念で、残根を働かそうとする方法です。
1 根面に金属製のキャップを装着する。
同部の義歯床は緩衝させ、横揺れに対処する。
(強い咬合力がかかったときには抵抗するよう、調整する事も有ります。
2 根面にキャップとアタッチメントを取り付け維持させる。
咬合圧をもろに受けさせるか、維持のみに利用するかは、個々で異なります(考え方、診断の違い、口腔内の違い)。
最後の最後まで、利用してやむなく抜歯に至ったときは、その後の
違いに気づき、感謝される事が多いです。
ただ術者側としてはいろいろ難しい面があり、保険の効かない方法になることが多いのは、仕方有りません。
相談者からの返信
相談者:
八郎さん
返信日時:2009-10-26 09:07:50
タイトル | 敢えて根っこだけ残してある歯。総義歯を作る際に抜歯の必要性は? |
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質問者 | 八郎さん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 52歳 |
性別 | 男性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
歯が抜けた・抜く予定 その他 総入れ歯 その他 義歯・入れ歯関連 |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。