虫歯が進行した6番を抜歯もインプラントもしたくない場合、他に方法は?
相談者:
dear-tksさん (32歳:男性)
投稿日時:2009-10-31 00:52:15
初めて投稿させて頂いております。
進行した虫歯でどうしても抜歯もインプラントもしたくない場合に可能性のある処置方法を知りたいと思っております。
私は10年以上前に右下の6番がC3まで進行してしまっていたため、根幹治療をした後にクラウンを被せていたのですが、最近歯科での定期的なチェックを3年ほどしなかったために、クラウンを被せていた歯がC4になってしまっていました。
特に7番側の歯根がすごく溶けてしまっていて、歯冠はもうなく、残っているのは全体の1/3ほどしかありません。
5番側の歯根は2/3くらい残っています。
その他の歯は、右上6番、左上6番、左下6番がインレーで、8番は左上以外の3本は残っています。
現在問題の右下6番以外は虫歯はありません。
現在診ていただいている歯医者さんからは、
「抜歯して?インプラント?ブリッジ?部分入れ歯、のどれかになる。
ブリッジは他の問題の無い歯を傷つけるし、部分入れ歯をするには狭すぎるから、インプラントをお勧めする。
歯石を取るのに1カ月半くらいはかかるから、その間考えておいてくれ」、
と言われております。
本日も本屋さんでいくつかの本を見てきたのですが、インプラントをいきなり言い始める歯科は儲け主義だ、とか、インプラントはアルツハイマーなどの他の病気を進行させるなど、怖いものも多く、また、基本的にインプラントを考える前にまず今の歯根をなんとか残せないか考えるべきだとありました。
疑心暗鬼なのかもしれませんが、歯チャンネル様にもありましたが、自家歯牙移植などまだ他に方法があるのなら知りたいと感じました。
色々な本などの知識で混乱してしまいましてわからなくなってしまっているのですが、私のようなC4に至ってもなおありえる上記3つの方法(インプラント・ブリッジ・部分入れ歯)以外の
?可能性のある方法
?成功の可能性
?失敗時のリスク
?寿命
などをご教授いただけますと幸いです。
何卒宜しくお願い致します。
進行した虫歯でどうしても抜歯もインプラントもしたくない場合に可能性のある処置方法を知りたいと思っております。
私は10年以上前に右下の6番がC3まで進行してしまっていたため、根幹治療をした後にクラウンを被せていたのですが、最近歯科での定期的なチェックを3年ほどしなかったために、クラウンを被せていた歯がC4になってしまっていました。
特に7番側の歯根がすごく溶けてしまっていて、歯冠はもうなく、残っているのは全体の1/3ほどしかありません。
5番側の歯根は2/3くらい残っています。
その他の歯は、右上6番、左上6番、左下6番がインレーで、8番は左上以外の3本は残っています。
現在問題の右下6番以外は虫歯はありません。
現在診ていただいている歯医者さんからは、
「抜歯して?インプラント?ブリッジ?部分入れ歯、のどれかになる。
ブリッジは他の問題の無い歯を傷つけるし、部分入れ歯をするには狭すぎるから、インプラントをお勧めする。
歯石を取るのに1カ月半くらいはかかるから、その間考えておいてくれ」、
と言われております。
本日も本屋さんでいくつかの本を見てきたのですが、インプラントをいきなり言い始める歯科は儲け主義だ、とか、インプラントはアルツハイマーなどの他の病気を進行させるなど、怖いものも多く、また、基本的にインプラントを考える前にまず今の歯根をなんとか残せないか考えるべきだとありました。
疑心暗鬼なのかもしれませんが、歯チャンネル様にもありましたが、自家歯牙移植などまだ他に方法があるのなら知りたいと感じました。
色々な本などの知識で混乱してしまいましてわからなくなってしまっているのですが、私のようなC4に至ってもなおありえる上記3つの方法(インプラント・ブリッジ・部分入れ歯)以外の
?可能性のある方法
?成功の可能性
?失敗時のリスク
?寿命
などをご教授いただけますと幸いです。
何卒宜しくお願い致します。
回答1
田部歯科クリニック(名古屋市昭和区)の田部です。
回答日時:2009-10-31 01:15:11
レントゲン写真が無いので何とも言えませんが、
>5番側の歯根は2/3くらい残っています。
この状態ですと歯槽骨頂よりも、歯根の位置が下にあると思われます。
通常なら抜歯になるケースと思われますもし、根管治療をもう一度やったとしても、冠を被せるための土台を作ることができないかもしれません。
なぜなら、根管に土台の維持を求めるため、長さがとれません。それに、歯肉縁よりかなり下のところで冠の辺縁はくるので清掃性が悪く、再度むし歯になりやすいです。
この際無理に根管治療にこだわるのでなく、抜歯をして補綴を考えた方がいいのではありませんか?
>自家歯牙移植
これをやる場合、健全な第3大臼歯(親知らず)が必要になります。
それはあるのでしょうか?
>5番側の歯根は2/3くらい残っています。
この状態ですと歯槽骨頂よりも、歯根の位置が下にあると思われます。
通常なら抜歯になるケースと思われますもし、根管治療をもう一度やったとしても、冠を被せるための土台を作ることができないかもしれません。
なぜなら、根管に土台の維持を求めるため、長さがとれません。それに、歯肉縁よりかなり下のところで冠の辺縁はくるので清掃性が悪く、再度むし歯になりやすいです。
この際無理に根管治療にこだわるのでなく、抜歯をして補綴を考えた方がいいのではありませんか?
>自家歯牙移植
これをやる場合、健全な第3大臼歯(親知らず)が必要になります。
それはあるのでしょうか?
回答2
回答日時:2009-10-31 01:38:23
こんばんは。
私も田部先生に同意で、無理なものは無理、抜歯までは覚悟を決めて貰った方が後々のためかと思います。
無理して残しておくということは、細菌の塊を身体の中に埋め込んでおく様なものです。
(※もちろん、実際に診査をしていませんから、文面からの推測でのお話です)
参考⇒フェルール
>?可能性のある方法
勧める訳ではありませんが、「(抜歯後)放置」という考え方もあります。
金銭的面と、高いレベルの口腔衛生の維持が可能なら、インプラントも良いと思います。
私が儲け主義と言われればそれまでですが。
もしくはきちんとした、精度の高いブリッジならそれも良いでしょうね。
健康な歯を傷つけるのはもったいないですが、ブリッジの支えとしては最高です。
ちょうど良いサイズの親知らずが余っているなら、自家歯牙移植もそれなりに良いと思います。
部分入れ歯はこの場合お勧めしません。
この辺りのメリット・デメリットの話は、各先生方が過去何度も書いてきていますから、上手に検索してみて下さい。
「放置」だけはちょっと特殊な発想で、一般的にはデメリットが大きすぎると考えられます↓
参考⇒インプラント VS ブリッジ VS 短縮歯列咬合(SDA)
因みに、いいことだらけの選択肢はありませんよ。
たかが歯でも、身体の臓器の一部です。
指を失って、足を失って、何のデメリットもなく元通りに快適にはなりませんから、何かの欠点については受け入れる必要があると思います。
とは言え、抜歯さえしない、というのはなしだと思いますよ。
1ヵ月半、担当の先生とも相談しながら、よく検討してみて下さいね。
お大事にどうぞ。
私も田部先生に同意で、無理なものは無理、抜歯までは覚悟を決めて貰った方が後々のためかと思います。
無理して残しておくということは、細菌の塊を身体の中に埋め込んでおく様なものです。
(※もちろん、実際に診査をしていませんから、文面からの推測でのお話です)
参考⇒フェルール
>?可能性のある方法
勧める訳ではありませんが、「(抜歯後)放置」という考え方もあります。
金銭的面と、高いレベルの口腔衛生の維持が可能なら、インプラントも良いと思います。
私が儲け主義と言われればそれまでですが。
もしくはきちんとした、精度の高いブリッジならそれも良いでしょうね。
健康な歯を傷つけるのはもったいないですが、ブリッジの支えとしては最高です。
ちょうど良いサイズの親知らずが余っているなら、自家歯牙移植もそれなりに良いと思います。
部分入れ歯はこの場合お勧めしません。
この辺りのメリット・デメリットの話は、各先生方が過去何度も書いてきていますから、上手に検索してみて下さい。
「放置」だけはちょっと特殊な発想で、一般的にはデメリットが大きすぎると考えられます↓
参考⇒インプラント VS ブリッジ VS 短縮歯列咬合(SDA)
因みに、いいことだらけの選択肢はありませんよ。
たかが歯でも、身体の臓器の一部です。
指を失って、足を失って、何のデメリットもなく元通りに快適にはなりませんから、何かの欠点については受け入れる必要があると思います。
とは言え、抜歯さえしない、というのはなしだと思いますよ。
1ヵ月半、担当の先生とも相談しながら、よく検討してみて下さいね。
お大事にどうぞ。
回答3
長崎大学大学院包括的腫瘍学講座の中本です。
回答日時:2009-10-31 01:57:18
dear-tksさん、こんにちは。
ご質問の内容をうかがって、少し気になったのが、
>どうしても抜歯もインプラントもしたくない
>まず今の歯根をなんとか残せないか考えるべきだ
>自家歯牙移植などまだ他に方法があるのなら知りたいと感じました。
との箇所です。
もしかすると、何か誤解されていたらいけないのでコメントしますが、「移植」をするためには「抜歯」をしないといけません。
そもそも、移植をするということは、右下6番は残せない(=抜歯)、ということです。
ですから、問題の右下6番と、移植の元となる8番(もちろん移植の条件に適合することが前提です)の、2つの歯を抜歯することになります。
いずれにしても、ご質問の内容をうかがう限り、右下6番の治療は、抜歯以外の選択肢は極めて厳しいのでは、と個人的には考えます。
良い選択ができることを願っています。
お大事にどうぞ。
ご質問の内容をうかがって、少し気になったのが、
>どうしても抜歯もインプラントもしたくない
>まず今の歯根をなんとか残せないか考えるべきだ
>自家歯牙移植などまだ他に方法があるのなら知りたいと感じました。
との箇所です。
もしかすると、何か誤解されていたらいけないのでコメントしますが、「移植」をするためには「抜歯」をしないといけません。
そもそも、移植をするということは、右下6番は残せない(=抜歯)、ということです。
ですから、問題の右下6番と、移植の元となる8番(もちろん移植の条件に適合することが前提です)の、2つの歯を抜歯することになります。
いずれにしても、ご質問の内容をうかがう限り、右下6番の治療は、抜歯以外の選択肢は極めて厳しいのでは、と個人的には考えます。
良い選択ができることを願っています。
お大事にどうぞ。
回答4
山田歯科医院(兵庫県姫路市)の山田です。
回答日時:2009-10-31 02:28:21
dear-tksさまこんばんわ。
右下6番がC4になり、その後の処置について抜歯せずに治せないかとのことですが、実際に現在の状態を拝見して評価してみないことにはコメントするのは難しいと思います。
したがって残したいと考えていらっしゃるなら、引き受けていただけるDrを捜さないことには残すことは出来ないと思います。
何軒かの歯科医院を当たって見られて見解を尋ねて見られて、ご自身で結論を出すしか無いと思います。
納得できる説明があれば、結論はおのずとでてくるのではないでしょうか。
仰るようにインプラントをいきなり勧めてくる歯科医院は、儲け主義だというのもあながち間違っているともいえないと思います。
しかしこれとてどう判断するかは、なかなか難しいように思います、それこそ直感で決めるしかないといえるかもしれません。
何軒かの歯科医院で訊ねてみるというのもひとつの方法だとは思います。
個人的にはインプラントを避けたいと考えていらっしゃる方に、無理やり説得してでもインプラントを勧めるDrは避けるのが賢明だと考えています。
両隣の健全歯を削ってもいいとお考えならブリッジがお勧めです、それも避けたいと考えていらっしゃるのなら移植か一本義歯を考えざるを得ないでしょう。
それも受け入れがたいのであれば抜歯せずに放置なさるか、抜歯したままで放っておくしかありません。
それぞれの方法については今後起こりえることについて十分説明していただいて、ご自身でそれぞれのリスクを理解なさってどれかの方法を選択なさるのがいいように思います。
十分理解できるまで説明を受けていただくのが一番いいでしょう、結論はその後でお決めになってなんら問題はないと思います。
参考になさってください。
インプラント http://yamadashika.jp/implant.html
補綴 http://yamadashika.jugem.jp/?cid=73
入れ歯 http://yamadashika.jp/denture.html
右下6番がC4になり、その後の処置について抜歯せずに治せないかとのことですが、実際に現在の状態を拝見して評価してみないことにはコメントするのは難しいと思います。
したがって残したいと考えていらっしゃるなら、引き受けていただけるDrを捜さないことには残すことは出来ないと思います。
何軒かの歯科医院を当たって見られて見解を尋ねて見られて、ご自身で結論を出すしか無いと思います。
納得できる説明があれば、結論はおのずとでてくるのではないでしょうか。
仰るようにインプラントをいきなり勧めてくる歯科医院は、儲け主義だというのもあながち間違っているともいえないと思います。
しかしこれとてどう判断するかは、なかなか難しいように思います、それこそ直感で決めるしかないといえるかもしれません。
何軒かの歯科医院で訊ねてみるというのもひとつの方法だとは思います。
個人的にはインプラントを避けたいと考えていらっしゃる方に、無理やり説得してでもインプラントを勧めるDrは避けるのが賢明だと考えています。
両隣の健全歯を削ってもいいとお考えならブリッジがお勧めです、それも避けたいと考えていらっしゃるのなら移植か一本義歯を考えざるを得ないでしょう。
それも受け入れがたいのであれば抜歯せずに放置なさるか、抜歯したままで放っておくしかありません。
それぞれの方法については今後起こりえることについて十分説明していただいて、ご自身でそれぞれのリスクを理解なさってどれかの方法を選択なさるのがいいように思います。
十分理解できるまで説明を受けていただくのが一番いいでしょう、結論はその後でお決めになってなんら問題はないと思います。
参考になさってください。
インプラント http://yamadashika.jp/implant.html
補綴 http://yamadashika.jugem.jp/?cid=73
入れ歯 http://yamadashika.jp/denture.html
相談者からの返信
相談者:
dear-tksさん
返信日時:2009-10-31 11:27:35
先生方、早速のご回答ありがとうございます。
抜歯まではもう避けがたいようですので、抜歯を前提にまた考えようと思います。
右下6番は結構普段使っているような気がしますので、放置はちょっと不便な気がしますので、抜歯して自家歯牙移植かブリッジで検討してみようかと思います。
(親不知はほぼ健康な状態のものが3つ残っております)。
診て頂いている歯科の先生も抜歯せざるを得ないとおっしゃっていましたが、
「どうしても自分の歯が良いというのでなければ」
とおっしゃっていたので、もう少しお話を聞いてみようと思います。
このサイトにたどり着くまで私は、本当に歯の治療について無知だったと思いました。
自分の右下6番が抜髄してクラウンの処置をされていること、クラウンは虫歯がすごく進行していても見た目は大丈夫に見えてしまうこと、抜髄しているため痛みを感じないこと、など本当に基本的なことから知りました。
子供のころはなんの説明もなく歯科の先生の判断で全てされていたのでしょうが、今回の虫歯で自分の歯の状態もよくわかって、少し手遅れでしたが、これからはもっと注意しようと思います。
抜歯まではもう避けがたいようですので、抜歯を前提にまた考えようと思います。
右下6番は結構普段使っているような気がしますので、放置はちょっと不便な気がしますので、抜歯して自家歯牙移植かブリッジで検討してみようかと思います。
(親不知はほぼ健康な状態のものが3つ残っております)。
診て頂いている歯科の先生も抜歯せざるを得ないとおっしゃっていましたが、
「どうしても自分の歯が良いというのでなければ」
とおっしゃっていたので、もう少しお話を聞いてみようと思います。
このサイトにたどり着くまで私は、本当に歯の治療について無知だったと思いました。
自分の右下6番が抜髄してクラウンの処置をされていること、クラウンは虫歯がすごく進行していても見た目は大丈夫に見えてしまうこと、抜髄しているため痛みを感じないこと、など本当に基本的なことから知りました。
子供のころはなんの説明もなく歯科の先生の判断で全てされていたのでしょうが、今回の虫歯で自分の歯の状態もよくわかって、少し手遅れでしたが、これからはもっと注意しようと思います。
回答5
回答日時:2009-11-01 01:12:21
すごく上手にこのサイトを利用してもらえたみたいで良かったです^^
よく話し合われて、後悔の残らない様にして下さいね。
お大事にどうぞ。
よく話し合われて、後悔の残らない様にして下さいね。
お大事にどうぞ。
タイトル | 虫歯が進行した6番を抜歯もインプラントもしたくない場合、他に方法は? |
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質問者 | dear-tksさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 32歳 |
性別 | 男性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
虫歯、根の病気で抜けた・抜く予定 抜歯:6番(第一大臼歯) インプラント治療法 親知らずの移植 クラウンの下の虫歯(二次カリエス) |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。