抜髄して20年。これ以上変色しないか?また今後破折のリスクは高まるか?

相談者: だいごさん (47歳:男性)
投稿日時:2009-11-02 23:02:09
参考:前回のご相談
ゴールドクラウンを床に落としたがマージンへの影響はないですか?


22歳、左2番を虫歯治療のためコンポジットレジン修復。
26歳、この歯の神経が化膿、激痛とのぐらつきがあり、抜髄
若干、他の歯に比べ根元が弱いような感じあるものの、噛む動作には問題なく、20年経過しました。

現在、通院中の先生より、変色もあり、破折のリスクもあるので、再度、根管治療後、コアを入れクラウンにしたほうが良いとのお話がありました。


?変色については、これ以上変色が進まないのであれば、このままで良いと私は考えていますが、20年経過してもまだ変色は進むものでしょうか?


?また、破折のリスクですが、他の質問板で抜髄した歯の脆さについての議論は読ませて頂いたのですが、脆くなるとするなら、20年経過後もさらに進行するのでしょうか?

それとも、すでに進行は止まったと考えてよいものなでしょうか?



ご意見伺い、治療すべきか判断の参考にさせて頂きたいと思います。
よろしくお願い致します。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2009-11-03 01:16:30
こんにちは。

前回に引き続き、細かい内容ですね^^;
ただ治療計画に関わりますから、大事なことですね。



>?について

基本的には可能性は低いと思います。
ただ、?にも関わる話ですが、環境が変われば可能性が全くないとも言えません。

ただ見た目だけのことであれば、これについては気にしなくて良いのではないでしょうか。



>?について

これは重要な問題ですね。

やはりこれも基本的には、進行は止まっていると考えます。

ですが、かみ合わせは、経年的に奥歯顎関節が磨り減ってきたり、歯周病の影響でが動くなどして、少しずつですが大きく変化しています。

ですから、歯の硬さに変化がないとしても、かみ合わせの力に変化が起きる可能性はありますね。

それと、抜髄後にレジンか何かで蓋をしているのではないかと思いますが、この接着面などが壊れてきていたり、今後壊れる可能性もあると思います。

材質の劣化や、かみ合わせの変化の影響も考えられますからね。



お口の中は、何10kgもの力が複雑にかかり、温度も高かったり低かったり、塗れていたり乾燥したり、pHが上がったり下がったり、非常に過酷な環境です。

車検や整備をしながらの自動車でさえ、20年と持たせるのは奇跡に近いのですから、今大丈夫だから今後も大丈夫とはとても言えませんね。



ただし、それは今度差し歯にしたところで同じです。

出来るだけ精密な処置で、出来れば侵襲も少ない方法で、メインテナンスをしっかりと行い、まずは長持ちさせる努力が重要です。

今のものがまだ持ちそうならそれがいいと思いますが、これは何とも言えません・・。


それと、もしも迷う様な選択の余地があるのなら、次の手、またその次の手を残せる方法を選ばれると良いと思います。



あまり何の参考にもならないかも知れませんが、どうにかして十分納得した上で、治療方針を決める様にして下さいね。

お大事にどうぞ。

回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2009-11-03 17:29:23
僕もノア先生と同意見です。

現時点で慌てて治療を行う必要は無いと考えます。


しかし「今後何年も同じ状態か?」と聞かれれば「わかりません」としかお答えできません。


ノア先生も書かれているように

「出来るだけ精密な処置で、出来れば侵襲も少ない方法で、メインテナンスをしっかりと行い、まずは長持ちさせる努力が重要です。」

だと思いますよ。




タイトル 抜髄して20年。これ以上変色しないか?また今後破折のリスクは高まるか?
質問者 だいごさん
地域 非公開
年齢 47歳
性別 男性
職業 非公開
カテゴリ 歯の変色・着色
根管治療に関するトラブル
根管治療その他
歯根破折
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
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