[写真あり] 4歳、歯茎の骨突起と乳歯の根管治療時の綿に膿が付着せず

相談者: いねーばさん (4歳:女性)
投稿日時:2009-12-19 11:48:50
いつもお世話になっております。
今回もどうぞよろしくお願いいたします。

参考:過去のご相談
4歳、根管治療時に綿を詰めた状態で1ヶ月後の受診時までに感染しないか?
4歳、根管治療中だが膿が腫れた部分から排膿しているが問題ないのか?


4歳の知的障害を伴わない自閉症の娘ですが、半年前にベッドから落ちて左上Aのを強打し、その歯の上の歯茎が膿んできたために現在根管治療中です。

(痛さの表現や不快感の表現が苦手なため、どんな痛さとかは本人に聞いてもよく分かりません)
 

先日、改めて先生にお伺いしたところ、膿瘍であると教えていただきました。

先生いわく、そんなに神経質にならなくていいし完全に腫れが治らなくてもある程度落ち着いたら完全に蓋を閉じてしまいましょうと言っていました。



11月7日の初診から本日12月19日までで初診を含めて3回診ていただいているのですが、先生は娘の歯茎の膿みを見るごとに

「前より小さくなってきていますね」

とおっしゃってくれるのですが、私はいつも家で写真を撮っているのですが小さくなっているとは思えません。
むしろ、歯茎と上唇の境目の部分が大きくなってきているように感じるのです。


見た目、歯の上の歯茎とその上の境目の部分の2箇所が腫れているように見えます。

歯茎の部分は押すと柔らかく、押しても膿は出ませんが、その上の歯茎と上唇の境目の部分はとても硬く押すとその下の歯茎の腫れの部分から膿が出てきます。

先生は上唇と歯茎の境い目の部分の硬い腫れには気付いていなかったようなので先日私から告げたのですが、その際にそこを触って

「これは恐らく骨ですね」

とおっしゃっていました。




◆質問1◆

そのしこりのように硬くなって前に出てしまった骨というのは元通りに直る、もしくはこの先今よりマシになるのでしょうか?


◆質問2◆

・先日(3回目)の根管治療時は私が不安であったために立ち会ったのですが、綿に膿はついていませんでした。
(先生にも聞いて確認しましたが付いていないとの事です)

根管に電気を通して殺菌したり、綿を何度も入れては出して入れては出してと掃除していましたが、なんにも膿はつきませんでした。

失礼かと思い先生には聞けませんでしたが、まさかその膿の部分まで穴が貫通していないなんてことはないのでしょうか?

しこりのような骨の部分を押せばその下の歯茎から膿は出てくるのですが…。



◆質問3◆

・根管治療の間隔にも不安と不満があったためにお薬の持続具合を聞いたのですが、2週〜4週は持つから期間が空いても大丈夫だし、あまり何度もその場所をつつくとケガと同じで治るものも治らないといわれたのですが、根管治療は清潔にすることが一番であるとサイトで学びました。

1週間ごとと2〜4週間ごとのどちらがベストなのでしょうか?
(今の歯医者さんはいつも込み合っていて、予約が取れない状況が続いています)



◆質問4◆

・ぶつけた乳歯左上Aの歯根吸収が、ぶつけた衝撃によってすでに始まっているので治らなければ抜いてもいいと言っていたのですが、リミットはいつ頃でしょうか?とお伺いしたらまだ分からないと言われました。

乳歯の根管治療の場合、普通は何回(何ヶ月)で治らなければ抜歯を考えるものでしょうか?

先生は今ある歯を永久歯が生えるまでになるべく長く使えるようにと、今は抜歯は考えずに根管治療を重視して考えていらっしゃるようなのですが、少しずつ小さくなっていく様をみていれば私もそう思えるのですが、ちっとも良くならない状態を見ていると不安です。

膿を持ったままだと永久歯がそれを避けて生えるために、変な場所から生えることがあるとサイトで学んだのですが、先生は影響はないから大丈夫とお答えになりました。
膿瘍の場合はそれほど神経質にならなくてもよいのでしょうか?



◆質問5◆

質問4と連動しますが、膿が完全にひかないまま蓋を完全に閉じてしまうのと、抜歯するのでは、現在4歳2ヶ月であり、永久歯の生え変わりまでに時期があることや、まっすぐに正しく生えるかどうかのメリットデメリットを考えた上で、どちらが好ましいのでしょうか?


お忙しい中恐縮ですがお答えいただければ幸いです。


◆写真は現在の状態です

画像1画像1


回答 回答1
  • 回答者
歯科医師の松山です。
回答日時:2009-12-19 13:29:30
もしかしたら、骨が出ているのではなくて、乳歯歯根が露出している状態ではないかと思います。

この様な状態では上の部分の歯肉は腫れた感じがします。


その他細かい事はタラレバに近いので、スタートが異なれば意味なしなので省略します。

回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2009-12-19 23:22:05
乳歯根管治療の場合、普通は何回(何ヶ月)で治らなければ抜歯を考えるものでしょうか?

私なら、2ヶ月程度排膿が持続すれば、予後は不良と判断し、抜歯を選択することが多いです。

(ですので私ならいねーばさんのお子さんの場合、抜歯の判断をしていると思います。)


ただ、治療の間隔や治療方法、状況の判断は、私といねーばさんのお子さんの担当医とはおそらく同じではないですから、同じ経過をとったかどうかはわかりません。

担当する歯科医師によっては異なった経過をとる可能性もありますので、転院という選択肢もあるかと思います。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: いねーばさん
返信日時:2009-12-23 18:41:43
先生方、お忙しい中コメントありがとうございます。


現在の歯科医院セカンドオピニオンとして選んで通っているのですが、更に転院を考えています。


そこでご質問なのですが。

近場でラバーダムがあり(電話で確認したところ、ラバーダムはあるにはあるけど、基本的には使用しませんと言っていました)強く熱望すれば使ってくれるかもしれない所ですが、根管治療には特に定評がない歯科と。

県内で片道1時間半ほどかかるけれど歯内療法認定医で滅菌にこだわっている歯科(しかし問い合わせたところ、ラバーダム自体置いていないから使用不可能であるとの事)とでは、どちらが好ましいのでしょうか?


現在通っている歯科でやってもらった仮蓋は即日に取れてしまっているため、そういう場合にも、すぐに行ける点では近場が魅力かつその日に行けばすぐに直してもらえる歯科なので(私自身が以前通っていた歯科です)大変魅力なのですが、もう一方の認定医がいる歯科は距離は遠くても滅菌にこだわっているので、仮蓋はこちらが言わなくても取れないようにしっかりしたものでしてくれそうな気もしますし。

ただ、ラバーダムを使用しない(置いていない)という点が、とてもひっかかりますが、認定医ということでラバーダムを使わなくても自信があるのかなーとも思ってしまいます。


どちらの方が好ましいのでしょうか?
あんまりあちこち行くと娘も困惑してしまいそうで…。
よろしければアドバイスをください。



また、上記に記載しました質問の回答もお待ちしております。
あまりに不安が強くて(子供でなく私自身が)四六時中娘の歯茎のことばかり考えてしまいます。

精神的にもいっぱいいっぱいなので先生方からのお言葉があると本当に助かります。
よろしくお願いいたします。
回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2009-12-24 18:20:21
ラバーダムなんですが、装着しにくいにもラバーダムをかける場合、ある程度の経験、技術が必要です。

特に小児の場合は、患児が舌や唇をつかって外そうとするのが普通ですから、頻繁にラバーダムを行なっている歯科医院でないと難しいんじゃないかと思います。


あと、歯科治療全般において言えることだと思うんですが、肝心なのは器具や道具でも、方法でもなくて、その歯科医師個人の経験、能力です。

小児歯科においては、患児の心のコントロールもさることながら、そういった思い通りに治療させてもらえない状況下でも、歯科医師自身が自分自身の平常心を保つことがもっとも大切だと思います。


ですので、まず大切なのは子供の治療に慣れていること。
この条件が満たされなければ、根管治療ウンヌンを考えても意味がないと思います。

ただ、お子さんが非常におとなしくて治療にまったく支障がないのであれば話は別で、歯内療法認定医の先生はよいのではないかと思います。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: いねーばさん
返信日時:2009-12-24 22:08:27
森川先生


お忙しい中ご回答ありがとうございました。
本日、現在通院中の歯科に行ってまいりました。

そして最終的なお薬というのを入れてもらいセメントのような硬い蓋を閉じました。
しかし、家に帰って歯茎の膿のふくらみを押してみると。いまだ表面から膿が出てきている現状です。


現在のところはラバーダムを使用してくれますが、私が望んでいるような無菌的な意味での使用でなく舌を傷をつけないように、落とさないように、薬や水が喉に入って苦しくないようになどの方での使用です。

唾液でベタベタになったラバーダムを一度外して15分後に同じものを再度使用していたり、そもそも私の子供専用のものでなく、大人用のを使っているので関係ないところにも穴がいっぱい開いていますし。

そうなると、私が望む無菌的な処置は不可能なので子供の根管治療の場合、きっとどこにいっても同じなのかなーと思います。



ただ、うちの子供は長い時間でもいつも大人しく動かずじっとしているので、治療しやすいと先生に褒められます^^

そうなると森川先生がいうように歯内療法認定医の先生のところへお願いしに行ってもいいのかなーと一歩踏み出す決意ができました。

しかし本日最終的なお薬と蓋をされてしまったので、正月明けまで様子を見て、膿が出てくるかどうかを見た上でそれから新しい歯科に受診しようと思います。



それと今日も根のお掃除をしたときに中に入った綿にも掃除をした綿にも一切膿がついていなかったのですが、本当にきちんと膿のある場所に穴が貫通しているのでしょうか?

今まで一度も膿がついた綿をこの目で確認しておりません。


何度も言いますが、どれだけの穴から中を掃除しても出てこない膿が、歯茎の表面からは毎日出てくるのです。
きちんと膿の場所に穴が正しく貫通していても、そういう状態はよくあることなのでしょうか?

何度も質問ばかりすみません…。
回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2009-12-24 23:07:33
>私が望んでいるような無菌的な意味での使用でなく・・・

(私は好きではないので使いませんが)何故か広まってしまった(無菌ではなくて)無菌的というのがなんとも言えない言い回しなのですが、感染根管治療は無菌などとは程遠い、いわゆる除菌です。

根管内の細菌をすべてなくすなんてことはまったく不可能ですし、使用する器具材料をすべて滅菌しても、それ自体に根管治療にとって、たいした意味はありません。

細菌をある程度減らせればそれなりの結果はでます。
(ただ、唾液ジャボジャボ進入は論外ですが)


>子供の根管治療の場合、きっとどこにいっても同じなのかなーと思います。

結果は同じかもしれませんが、治療方法や診断は少なくともどこでも同じではないです。


>中に入った綿にも掃除をした綿にも一切膿がついていなかったのですが、本当にきちんと膿のある場所に穴が貫通しているのでしょうか?

いねーばさんだけでなくて、担当医師も根管からの排膿がまったくないことに同意しているのだとすると、消毒が根の先まで達していないと考えるのが妥当だと思います。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: いねーばさん
返信日時:2009-12-25 16:49:34
>森川先生

お忙しい中ご返答いただき感謝いたします。



ラバーダム使用=9割の成功率と思っていたため、それにすがる思いで今の歯科を受診したのですが実際の使用状況を見て愕然としました。

考えてみたらラバーダムを使っても技術を伴ってなければ何の意味も持たないのですね。
私はそれまで治療に使用した綿の状態や器具の清潔さなども含め成功率が変わるのだと思ってました。

滅菌<<<担当医師の技術なのですね。

これで迷いなく年明けに歯内療法認定医の元へいけます。


(完全に蓋をされてしまったのでまた開けなければいけませんが中に入れたお薬のことなどを含め、次の歯科で先生に何か躊躇されるようなことなどありますか?
例え今、膿が表面から出ていても、一度閉じたものは、むやみに開けず様子を見たほうがいいなど…)



また、現在の担当医師も根管からの排膿がまったくないことに同意しております。

それでも私の質問内容(穴を開けた場所はあっているのか?)は失礼に値すると思い聞けずに今日まできました。
でもそうではなく根の先まで消毒できていないという見解が妥当なのですね。

でも根のお掃除中に何度綿を入れても膿がつかなければもっと奥に入れるなどしないのですか?
膿が出てくる出口より上にもう一つ膨らみがあるのですが(唇と歯茎の境い目の部分)そこを押せば膿が表面から出る状態なので、膿が入っているのは確かなのですが…。


そしていつも気になるのは、根管治療から帰ってくると必ずその日の夜からしばらくは膿が表面から出てきます。

昨日もそうなのですが、行く前はふくらみを押しても特に出ませんでした。
治療後はなぜか軽く触れただけでも表面から膿が出てきます。

薬を入れた効果?みたいな物なのでしょうか?
それともただ単に偶然的なものでしょうか?
回答 回答5
  • 回答者
回答日時:2009-12-25 21:30:25
>次の歯科で先生に何か躊躇されるようなことなどありますか?

4歳の自閉症児と聞いてまったく動じない先生は少ないと思います。前の歯科医院では何の問題もなくても、歯科医院が変われば態度が豹変することもよくありますので。

治療内容自体に関してはとくに気になることはないと思います。


>薬を入れた効果?みたいな物なのでしょうか?
>それともただ単に偶然的なものでしょうか?

毎回そうなのであれば、少なくとも偶然ではないと思います。

ラバーダムをかけたり、リーマーで機械的清掃を行なったりする刺激で反応が起こっているのかもしれません。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: いねーばさん
返信日時:2009-12-25 22:23:19
>森川先生


何度もご丁寧に返信いただきありがとうございます。
肝心なのは器具や道具、方法でもなく歯科医師個人の経験や能力であるということがプロから聞けたことが一番勉強になりました。


根管治療はまずラバーダムマイクロスコープを使っている歯科を探せと歯チャンネルのコンテンツに記載されていたため、私はそれにばかり頭がいってしまい肝心なことを忘れていました。


年明けに行く予定の歯内療法認定医の歯科で先生に抜歯と言われても、再治療と言われても通える範囲内でこれ以上のプロはいないかと思いますので、プロの判断と治療法にお任せしようと思っています。


本当にありがとうございました!



タイトル [写真あり] 4歳、歯茎の骨突起と乳歯の根管治療時の綿に膿が付着せず
質問者 いねーばさん
地域 非公開
年齢 4歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 根管治療の治療法
根管治療に関するトラブル
小児歯科治療
その他(写真あり)
乳歯の抜髄、根管治療
回答者




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