クラウンを再治療後に根尖病変、治療中に細菌が入り込んだのでは?
相談者:
NAKAZさん (38歳:女性)
投稿日時:2010-04-29 01:34:44
10数年以上前、右下7番の歯の神経を抜き、根管治療を受け、クラウンを被せていました。
2009年11月に、新たな歯科医院で、その歯の虫歯治療(クラウンをとり、新たなクラウンを被せる)を受けました。
根、土台の治療はやっていません(以前のまま)が、土台を削ったりはしたのかもしれません。
2010年4月、急にその歯が痛みだし、その医院でレントゲンをとり、根のあたりに黒い影を確認しました。
2009年11月時点でのレントゲンでは、まったくそうした影は確認できませんでした。
10数年も何も症状がなく、以前の根管治療の失敗とは思えないのです。
そのため、今回虫歯治療を行った際に、細菌が入り込んだのかもしれないと疑っているのですが、このように急に歯根のう胞になりえるのでしょうか?
2009年11月に、新たな歯科医院で、その歯の虫歯治療(クラウンをとり、新たなクラウンを被せる)を受けました。
根、土台の治療はやっていません(以前のまま)が、土台を削ったりはしたのかもしれません。
2010年4月、急にその歯が痛みだし、その医院でレントゲンをとり、根のあたりに黒い影を確認しました。
2009年11月時点でのレントゲンでは、まったくそうした影は確認できませんでした。
10数年も何も症状がなく、以前の根管治療の失敗とは思えないのです。
そのため、今回虫歯治療を行った際に、細菌が入り込んだのかもしれないと疑っているのですが、このように急に歯根のう胞になりえるのでしょうか?
回答1
山田歯科医院(兵庫県姫路市)の山田です。
回答日時:2010-04-29 02:01:32
NAKAZさまこんばんわ。
むし歯の治療時に細菌感染を来たし、根尖病変が出来たのではないかと疑っていらっしゃるのですね。
2009年のレントゲンを、実際に拝見してはいないので断定は致しかねますが、根管充填が正確に出来ていたのなら、むし歯の治療で新たに根尖病変が出来てしまうようなことは、考えられないように思います。
可能性としては2009年のレントゲンの現像処理がよくなかって写っていなかったのか、歯根破折やセメント質剥離などの新たな病変が出来た可能性も考えられます。
そのようなことがなければ、10年以上前の根管処置が不十分だった可能性が高いように思います。
>このように急に歯根のう胞になりえるのでしょうか?
可能性としてはないわけではありませんが・・・。
参考になれば幸いです。
歯根嚢胞 http://yamadashika.jugem.jp/?cid=89
歯根破折 http://www.yamadashika.jp/infection.html#a02
セメント質剥離 http://yamadashika.jugem.jp/?cid=152
むし歯の治療時に細菌感染を来たし、根尖病変が出来たのではないかと疑っていらっしゃるのですね。
2009年のレントゲンを、実際に拝見してはいないので断定は致しかねますが、根管充填が正確に出来ていたのなら、むし歯の治療で新たに根尖病変が出来てしまうようなことは、考えられないように思います。
可能性としては2009年のレントゲンの現像処理がよくなかって写っていなかったのか、歯根破折やセメント質剥離などの新たな病変が出来た可能性も考えられます。
そのようなことがなければ、10年以上前の根管処置が不十分だった可能性が高いように思います。
>このように急に歯根のう胞になりえるのでしょうか?
可能性としてはないわけではありませんが・・・。
参考になれば幸いです。
歯根嚢胞 http://yamadashika.jugem.jp/?cid=89
歯根破折 http://www.yamadashika.jp/infection.html#a02
セメント質剥離 http://yamadashika.jugem.jp/?cid=152
回答2
国際ビル歯科(千代田区丸ノ内)のさがらです。
回答日時:2010-04-29 10:20:29
ご相談ありがとうございます。
>10数年も何も症状がなく、以前の根管治療の失敗とは思えないのです。
>そのため、今回虫歯治療を行った際に、細菌が入り込んだのかもしれないと疑っているのですが、このように急に歯根のう胞になりえるのでしょうか?
山田先生と同じで、「可能性としてはないわけではありません。」
でも、それが歯根のう胞かかどうかもお話だけでは判断できませんし、歯周病や歯牙破折など別の病気も考えられますから、今回の影響がない可能性もあり得ます。
>2010年4月、急にその歯が痛みだし、その医院でレントゲンをとり、根のあたりに黒い影を確認しました。
>2009年11月時点でのレントゲンでは、まったくそうした影は確認できませんでした。
山田先生の説明にもありましたが、我々専門家でも一枚のレントゲンでは病気の有無さえ判断ができないこともあります。
以前の治療に何か原因が潜んでいたのかもしれません。
あるいは若い時の10数年は、症状を抑えてくれていたのかもしれません。
>虫歯治療(クラウンをとり、新たなクラウンを被せる)を受けました。
これだけでも歯の中に異常な力がかかったり、噛み合わせはまず変わってしまい、以前とは違う刺激が歯にかかることがあります。
その場合は、「細菌が入り込んだ・・・」ことがなくても、根が痛くなることもあります。
このように歯の治療とは複雑です。
きっかけは今回の歯の治療であっても、原因はいろいろ考えられます。
いずれにしろ、もう痛くなってしまったことは治療が必要です。
原因を確かめて治していけるように、ご担当の先生が一番良く診断できる立場にいるはずですから、まずよくご相談されることをおすすめいたします。
>10数年も何も症状がなく、以前の根管治療の失敗とは思えないのです。
>そのため、今回虫歯治療を行った際に、細菌が入り込んだのかもしれないと疑っているのですが、このように急に歯根のう胞になりえるのでしょうか?
山田先生と同じで、「可能性としてはないわけではありません。」
でも、それが歯根のう胞かかどうかもお話だけでは判断できませんし、歯周病や歯牙破折など別の病気も考えられますから、今回の影響がない可能性もあり得ます。
>2010年4月、急にその歯が痛みだし、その医院でレントゲンをとり、根のあたりに黒い影を確認しました。
>2009年11月時点でのレントゲンでは、まったくそうした影は確認できませんでした。
山田先生の説明にもありましたが、我々専門家でも一枚のレントゲンでは病気の有無さえ判断ができないこともあります。
以前の治療に何か原因が潜んでいたのかもしれません。
あるいは若い時の10数年は、症状を抑えてくれていたのかもしれません。
>虫歯治療(クラウンをとり、新たなクラウンを被せる)を受けました。
これだけでも歯の中に異常な力がかかったり、噛み合わせはまず変わってしまい、以前とは違う刺激が歯にかかることがあります。
その場合は、「細菌が入り込んだ・・・」ことがなくても、根が痛くなることもあります。
このように歯の治療とは複雑です。
きっかけは今回の歯の治療であっても、原因はいろいろ考えられます。
いずれにしろ、もう痛くなってしまったことは治療が必要です。
原因を確かめて治していけるように、ご担当の先生が一番良く診断できる立場にいるはずですから、まずよくご相談されることをおすすめいたします。
回答3
あるが歯科医院(長野県佐久市)の有賀です。
回答日時:2010-04-30 01:36:21
はじめまして
有賀です。
早速御返事致します。
>2010年4月、急にその歯が痛みだし、その医院でレントゲンをとり、根のあたりに黒い影を確認しました。
>2009年11月時点でのレントゲンでは、まったくそうした影は確認できませんでした。
>10数年も何も症状がなく、以前の根管治療の失敗とは思えないのです。そのため、今回虫歯治療を行った際に、細菌が入り込んだのかもしれないと疑っているのですが、このように急に歯根のう胞になりえるのでしょうか?
半年あまりで歯根嚢胞になる確率は低いと思います。
歯根嚢胞は本来年単位での発症します。
おそらく破折、もしくは噛み合わせの変化により痛みが出ていると思います。
すでに影が出ているのは、何らかの原因によって炎症が起きたと思われます。
有賀です。
早速御返事致します。
>2010年4月、急にその歯が痛みだし、その医院でレントゲンをとり、根のあたりに黒い影を確認しました。
>2009年11月時点でのレントゲンでは、まったくそうした影は確認できませんでした。
>10数年も何も症状がなく、以前の根管治療の失敗とは思えないのです。そのため、今回虫歯治療を行った際に、細菌が入り込んだのかもしれないと疑っているのですが、このように急に歯根のう胞になりえるのでしょうか?
半年あまりで歯根嚢胞になる確率は低いと思います。
歯根嚢胞は本来年単位での発症します。
おそらく破折、もしくは噛み合わせの変化により痛みが出ていると思います。
すでに影が出ているのは、何らかの原因によって炎症が起きたと思われます。
回答4
高田歯科 (神戸 三ノ宮・須磨)のタカタです。
回答日時:2010-04-30 10:25:56
「あり得ないということはあり得ない」です。
なので、いかなる可能性も否定は出来ません。
現状、問題がある以上、そしてそれをそれ以前のレントゲンなどで確認出来ない以上、仕方ないと考えてください。
急激に悪くなっていることから当然、破折も疑いながら慎重に診てもらいましょう
なので、いかなる可能性も否定は出来ません。
現状、問題がある以上、そしてそれをそれ以前のレントゲンなどで確認出来ない以上、仕方ないと考えてください。
急激に悪くなっていることから当然、破折も疑いながら慎重に診てもらいましょう
相談者からの返信
相談者:
NAKAZさん
返信日時:2010-05-06 20:12:10
山田先生、さがら先生、有賀先生、高田先生
お忙しいところ、ご回答いただきましてありがとうございました。
該当する歯は現在も治療中ですが、完治は難しい(再発する)と言われていますが、二度とこの痛みは味わいたくないので、これからも定期的に健診を受け、歯を大切にしていきます。
NAKAZ
お忙しいところ、ご回答いただきましてありがとうございました。
該当する歯は現在も治療中ですが、完治は難しい(再発する)と言われていますが、二度とこの痛みは味わいたくないので、これからも定期的に健診を受け、歯を大切にしていきます。
NAKAZ
タイトル | クラウンを再治療後に根尖病変、治療中に細菌が入り込んだのでは? |
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質問者 | NAKAZさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 38歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
歯科治療後の歯の痛み クラウンの作り直し・再治療 クラウン(差し歯・被せ)のトラブル 歯医者への不信感 根の病気(根尖病変・根尖病巣) |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。