アメリカと日本の虫歯治療の違いについて

相談者: aobaさん (30歳:女性)
投稿日時:2010-05-11 17:00:08
参考:過去のご相談
差し歯の交換と歯茎裏が少し腫れること (アメリカ)



アメリカで虫歯治療を経験し、とても気になったので質問させてください。


日本では虫歯を治療する場合、削って必ず型をとり、次回につめる/被せると思うのですが、アメリカでは型をとらず当日に完了します。
(白い詰め物の場合も銀歯の場合もそうでした)

これはアメリカ方式が手を抜いている(?)ということでしょうか?それとも使用する素材に差があって日本が遅れているということでしょうか?


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2010-05-11 17:08:06
アメリカでは、「アマルガム」という材料が歴史的によく使われています。

多分、その治療ですね。


ただし、最近は、アマルガム自体に問題があるかもしれないと、日本ではほとんど使われなくなっていますし、アメリカでも急速にアマルガムからコンポジットへ修復材料が変化してきていると聴きます。



>これはアメリカ方式が手を抜いている(?)ということでしょうか?
>それとも使用する素材に差があって日本が遅れているということでしょうか?

→一言で到底語ることが出来ない様々な問題があります。
それは日本式にもアメリカ式にもです。

回答 回答2
  • 回答者
藤森歯科クリニック(兵庫県西宮市)の藤森です。
回答日時:2010-05-11 18:43:33
大国であるアメリカの田舎の歯科医院では、技工所との距離も半端じゃなく、出来る限り医院内だけで済む治療法を築きあげてきたといった歴史経過もあるそうです。

回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2010-05-11 19:02:56
aobaさん

今までに経験のない治療は不安ですよね。


中山先生の書いている通りだと思うのですが、簡単に言うと「材料が違うので方法も日数も変わってくる」だけです。手を抜いているわけではありません。

日本でも白い詰物(コンポジットレジン充填)だと1日ですし、銀色の詰物でもアマルガム充填なら1日(厳密には2日)で完了します。
日本ではアマルガム充填をする歯科医が殆どいないのでaobaさんが今まで経験していないだけです。



中山先生が
>一言で到底語ることが出来ない様々な問題があります。
>それは日本式にもアメリカ式にもです。

と書かれてますが、言い出すと結論の出ない激しい議論が予想されますので私も書きません。


治療をされた先生の技術が確かなら問題ないと思います。



ご参考まで・・・

回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2010-05-11 19:12:13
先生方がおっしゃられる通りなんですが、

日本では嫌がられる「銀歯

これって相当高度な技術でそう簡単に出来るものではないのですよ。
(海外で鋳造技術の治療を受ければ確実にレジンより治療費は高くなります)


むしろ、削った後にレジンを丸めて詰める方がよっぽどラクです。

国によって、制度によっても医療形態は大きく異なります。
海外の医療に触れた人しか分らないことですね^^;
  

回答 回答5
  • 回答者
回答日時:2010-05-11 21:47:46
>日本では虫歯を治療する場合、削って必ず型をとり、次回につめる/被せると思うのですが、アメリカでは型をとらず当日に完了します。


(aobaさんが知っている)日本のむし歯の治療法は、削って必ず型をとる治療法のようですが、aobaさんが知らないだけで他にも治療法はあります。

また(aobaさんが知っている)アメリカの治療法は型をとらず当日に完了する方法だったようですが、aobaさんが知らないだけで(aobaさんが知っている日本のむし歯の治療法と同じで)削って必ず型をとる治療法も行なわれています。



日本の歯科医師一人とアメリカの歯科医師一人に聞けば簡単に確認がとれますよ。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: aobaさん
返信日時:2010-05-16 04:20:20
中山先生

お返事頂きましてありがとうございます。


アメリカでは日本で使用されている銀歯に問題がある(身体に悪い)と言われていますが(以前治療した際はその理由で銀歯ではなく白い詰物/クラウンを薦められました)、アメリカで使用されている材料にも問題があるのですね。。

「一言で到底語ることが出来ない様々な問題がある」とのこと多少ながら理解できたような気がします。




藤森先生

お返事頂きましてありがとうございます。

本当に仰る通りですね。
なるほどと思いました。

一日で終わる治療になれているせいか、アメリカ人の方は一日で終わらないと逆に不満があるようです。
でもどちらがいいかとうのはやはり一概には結論づけることができない問題がありそうですね。




杉原先生

お返事頂きましてありがとうございます。
杉原先生が詳しくご説明頂いたおかげでとてもよく理解することができました。


井野先生

お返事頂きましてありがとうございます。

私もアメリカに来て初めて実感致しました!
私は沢山銀の詰物/銀歯が入っているのですが、こちらで歯医者さんに見せたところ「Wow」といってかなり感嘆されました。
技術的にとてもすばらしいとのことで、一体どこでやったのかと何度も聞かれました。

それまで銀歯を褒められたことはありませんでしたし、アメリカの方法のほうがすすでいると思っていたのですが、2人の先生が勉強のためにもう少し見せてという感じで、しばらく見ているほどでとてもびっくりしたのを覚えています。


アメリカに来て依頼、銀が見えて恥ずかしい思いをしていたのですが、日本の治療制度に感謝しないといけませんね。
とても勉強になりました。




森川先生

お返事頂きましてありがとうございます。
今回質問させて頂いたおかげでとてもよく理解できたと思います。


お時間をお取り頂き誠にありがとうございました。



タイトル アメリカと日本の虫歯治療の違いについて
質問者 aobaさん
地域 非公開
年齢 30歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 虫歯治療
補綴関連
その他(その他)
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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