「歯は右に向かって悪くなる」という仮説を読みましたが、これは本当?

相談者: さりあさん (33歳:女性)
投稿日時:2010-06-02 22:25:45
参考:過去のご相談
⇒参考:前回の相談「ブリッジ部分の歯茎の腫れ続く、どのような治療法があるのか知りたい」


この説明は正しいですか?

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一般的な歯科常識が実は間違っています。
すべての患者さんの「主訴の本態」は、“右に向って?“前方に向って?頸椎に合わせようと、顎や歯に変化力を加えていく人体共通の対応の結果です。
歯は髪の毛1本(直径1/20ミリ)はさまっても、分かります。
骨に植わっている根っこの表面に、薄い繊維の膜(厚さ1/3ミリ)があるおかげで感じれるのです。
膜の厚さが1/3ミリということは、相手の歯との咬み合せで1ミリ押されれば、変化を受けていくということです。
だから、ムシ歯じゃないのに痛かったりするのは堪えるからなのですが、歯周病やムシ歯の歯は、この膜の厚みが咬み合せの過剰負担によって、肥大しています。
膜が“しまり?を失ったから、歯ブラシの届かない深部へバクテリア(大きさ約1/1000ミリ)が浸入するのです。
そして、咬み合せの負担を受けていくその方向が“右へ?“前へ?なのです。
通常、歯科では顔や鼻に対して診ないので、歯だけを斜めに診てし
まいます。
患者さん全員の真の原因は噛み合わせです。
ほとんどの人が右に向かって悪くなります。
ムシ歯・歯周病のできる場所も、インプラント後、矯正後に悪くなるのも右側が原因です。顔の筋肉も右が太くなります。

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以上

初めて聞いた話なのですが本当の話でしょうか。
真実だとしたら、何故一般的に広まっていないのでしょうか。
あまりにも常識的過ぎるので触れないのですか。
それとも誰も支持しない偏った意見ですか。

教えて下さい。
よろしくお願いします。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2010-06-03 06:36:46
さりあさまおはようございます。

ずいぶん変な考え方のDrですね。
初耳です。

おそらく科学的根拠はないと思います。
少なくとも私の臨床経験ではそのような考え方には至りません。

回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2010-06-03 11:51:46
僕も山田先生の書かれた

「少なくとも私の臨床経験ではそのような考え方には至りません。 」

ですね。


そのようなデータがあるのであれば示して欲しいです。

なので「何がどう正しいのか、間違っているか」の判断すら出来ません。



ただ、多くの歯科医が何らかの形で「噛み合わせに由来する変調がある」と言う事は実感していると思います。

事実、咬み合わせを少しいじっただけで治る場合も少なくないからです。



しかし

>患者さん全員の真の原因は噛み合わせです。
>ほとんどの人が右に向かって悪くなります。

これは…。
個人的には無いと思いますよ。

回答 回答3
  • 回答者
藤森歯科クリニック(兵庫県西宮市)の藤森です。
回答日時:2010-06-04 16:20:11
私も、山田先生・タイヨウ先生と同じ考えです。

何故このような個性的な意見が出てきたか、を私なりに考えてみました。
(メチャクチャ私見の塊ですよ!)

四足獣から二足歩行へと移行した際の体の変化を考えてみましょう。
犬・猫etc.は左右よりも前後に長い胴体をしています。
ヒトは左右のほうが長いですよね。心臓の尖端の位置・方向を見てみましょう。ヒトは、ご存知のように左下へ向いています。
犬は後ろ・下向きです。静止した状態から、いきなりダッシュしたときにダメージが少ない構造だそうです。

一方、ヒトの心臓は右向きへの遠心力が加わるとダメージを生じます。
ランニングの際に直線から反時計まわりのコースに移行する場合が危険だそうです。

脱線しましたが、前足をヨイショっと挙げて二足歩行になったときに、「らせん状」に変化し、心臓レベルの位置では、後ろ向きが左向きに変わったとも考えられなくもないでしょう?
顎の付近まで上がると、本来四足獣時代には前後の動きだったものが、左右方向の動きに変化しうる可能性もありでしょう。
よって経年的に右(或いは左)に変位という意見もおかしくはないでしょうね。

ただ、上顎・下顎については、おそらく「らせん状変化」の影響を受けながらも、非常に独立した機序を持っています。
下顎は筋肉によって上から吊り下げられていて、重力に対して水平位を取ろうとします。
(嘘だと思われたら、下顎骨の模型を糸などで吊るしてみてください)

以前、顎関節症の患側(左・右)とその方がどんな病気になる傾向があるかを調べたら面白いのではないかと考えたことがあり、友人(大学所属)に話したら、

「そんなデーター出しても相手にされないよ!」

と鼻で笑われました。
これなどは何か出てくるのではないかと今でも少しは思っています。

回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2010-06-04 17:55:13
「前へ、右へ」って、まるで台風みたいですね。
(北へ、東へ)

南半球に住んでいたら、逆になるんでしょうか。
もしくは、右利きと左利きで変わるんでしょうか。


歯科では顔や鼻に対して診ないので、歯だけを斜めに診てしまいます。

患者さんの右側からアプローチすることが多いからでしょうか。
なんだか論点が微妙にすり替わっているので「“右へ?“前へ?」の根拠がよく分かりません。


>あまりにも常識的過ぎるので触れないのですか。

私の常識にはなかったですね (^^;)


藤森先生の回答、興味深く読ませていただきました。
こういった「深追い」は、なにか見つかりそうで好きですね。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: さりあさん
返信日時:2010-06-08 17:11:32
山田先生
タイヨウ先生
藤森先生
吉岡先生

ご回答ありがとうございました!
       (藤森先生、ご丁寧にありがとうございます)

いろいろな考え方のDr.がいらっしゃるということですね。

また今後も教えて下さい。
勉強になりました。

                      さりあ



タイトル 「歯は右に向かって悪くなる」という仮説を読みましたが、これは本当?
質問者 さりあさん
地域 非公開
年齢 33歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 噛み合わせ(咬合)その他
その他(歯科治療関連)
歯並び(歯ならび)その他
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
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