ジルコニアでのブリッジにする際に神経を抜くべきかどうか?

相談者: fuurenさん (31歳:女性)
投稿日時:2010-06-21 22:52:21
金属アレルギーのテストで主な銀歯に使われている金属に陽性がでました。
ただ左下にブリッジがある為、銀歯をジルコニアに変える予定です。



何件かの歯医者さんへ行き、カウンセリングを受けましたが、歯医者さんによって、見解に違いがある為相談させて頂きます。

ブリッジは3・4・5番で4番が欠損している状態です。


神経を先に抜くという歯医者さんと、削っていって様子を見ながら可能であれば神経を残すと言う歯医者さんがいます。



私は出来れば神経は抜きたくないのですが、ジルコニアを入れる際は強度を持たせる為に、銀歯の時よりも更に削らなくてはいけなく、またジルコニアを入れた後にしみるといった事が無いように、先に神経を抜いた方が良いと言われました。

神経を抜くデメリットとしては、虫歯になった時に気づかず、そのまま虫歯が悪化していくという恐れがあるとの事でした。
神経を抜いたからと言って、歯自体がもろくなることはないと言われました。


後々しみる心配があるのであれば、先に取った方が良いのかと悩んでいます。

現時点で最良の方法がありましたら先生方々の見解をお聞かせ下さい

よろしくお願いします。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2010-06-21 23:03:19
こんにちは。

>削っていって様子を見ながら可能であれば神経を残すと言う歯医者さんがいます。

に、行かれた方がいいと思います。



気軽に神経を抜かれる先生って多いのですが、そういう治療の成功率は50%程度です。

参考⇒根管治療/根幹治療(歯の神経・根の治療)
参考⇒これは、いわゆる「根管治療で失敗したケース」でしょうか?


もちろんケースバイケースですが、ブリッジのために2本神経を抜けば、片方は失敗する計算ですからね。

私は極力慎重になるべきだと思います。



お大事にして下さい。

回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2010-06-21 23:19:14
私も渡辺先生と同じ意見で、慎重に考えた方が良いかと思います。


私がこのケースを扱うのであれば極力神経は残せる方向で治療をします。

しかし、歯を削った後に仮歯にして場合によってはしばらく経過(数ヶ月程度)を見る必要があるので、神経を抜く治療より時間はかかるかもしれません。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: fuurenさん
返信日時:2010-06-23 20:49:23
渡辺先生、宮川ありがとう解答ありがとうございました。

私もなるべくなら神経を取りたくはないので、取らないで処置をしてくれる病院を探しています。


ただ、今2つの病院でどちらに行くか悩んでいます。

A病院は、ジルコニアブッリジの費用は、1本10万円〜13万位。

なるべく神経を抜かずに、少しずつ削って行き、仮歯を使いながら
様子を見ていくとの診断でした。
今まで銀歯を入れていたので、削ってはいるのですが、、まだ削る必要があると、仰っていました。

補償は5年補償との事です。



B病院は、ジルコニアブッリジの費用は、1本7万円。

神経を抜かなくても、今の歯を少し削り、上の歯も少し削れば、ジルコニアに必要な、歯の上の隙間5?は確保出来るとの事でした。

仮歯をしなくても、削った所をプラスチックでカバーし、様子を見て浸みなければ、そのままジルコニアを入れるとの事。
たとえ、しみてもそのうち慣れる場合があるとの仰っていました。
もちろん、仮歯を作って対応もして頂けるとの事でした。

ジルコニアを入れて浸みる場合は、1年以内であればやり直してくれると仰って頂きました。
安く提供している事もあり、補償は1年との事。

ただ1年過ぎて何か、自分の過失以外で壊れた場合は相談に乗って頂けるとの事でした。



A病院・B病院共に先生は熱心にお話して頂けました。

ただ、最初お話だけ伺いたいと言ったのに、A病院ではレントゲンを取られ、まだやると決めていないのに、歯の型を取られました。
次回迄に仮歯を付くっておくとの事。
次回見積金額を出すと言ってました。


まだ見積も金額も聞いていない段階で、このような事があるのでしょうか?
心配になり次回の治療費を聞いた所、保険外治療の為仮歯のお金はかからないとの事でした。 
初診はレントゲン代と初診代しか支払っていません。。。

もしその病院で治療を行わないとしたら、いつ仮歯の代金を払う事になるのでしょうか? 
これから検討すると言ったのに、勝手に仮歯を作られ、保険外で仮歯はいくら位かかるのか心配です。



B病院では、話しだけの為、初診料も要らないと言われ、色々な先生に相談した上で決めて良いですよと、親切でした。

B病院の先生に、何故安いのか伺った所、ジルコニアの素材は、どの病院も変わりはないが、技術料として、各々の病院が費用決めるためうちは、利益を押さえた最低のラインでやっていると仰っていました。 


ジルコニアの素材は病院によってさほど変わりはないのでしょうか?  

この処置をする際は、銀歯のブリッジよりも、かなり歯医者さんの技術に差が出るものなのでしょうか?



安いから悪い、高いから良いというわけではないと思うのですが、
悩んでいます。 
長い文になり申し訳ありませんが、良かったら回答をお願いします。
回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2010-06-23 22:29:19
こんばんは。

念のため確認ですが、「ジルコニア」という治療法は「オールセラミック」という、金属を使わない(ノンメタル)セラミックス治療の一つの方法ということはご承知でしょうか?

オールセラミックにはジルコニア以外にも存在しますし、ノンメタルということであればタイヨウ先生のお得意のエステニアなどもあります。


一般論として、その中でもジルコニアは費用の最もかかる部類に属すると思っています。

7万円という費用はわたしには「破格の安さ」ではないかと思うのですが・・・。
メタルボンド金属アレルギーのあるfuurenさんの選択肢にはならないでしょうが)でもリーズナブルな部類ではないかと。


オールセラミックは破損を避ける厚みを確保するためなどの理由から歯冠形成(歯を削ること)には非常に神経を使います。

それはかみ合う歯との隙間はもちろん、むしろ根元などの他の部位の難易度が高いです。

私でも5倍の拡大鏡+照明を使いますし、ここの先生方はマイクロスコープを使う方も多いはずです。
当然それなりの修練と施術時間は必要になります。


型どりにしても拡大視野でみて「ほぼ完璧」という納得ができなければOKは出せません。
ダメなら躊躇なくとり直しです。

保険診療であれば何人もの患者さんを治療できる時間を一人のために使うのですから、その分が治療費に反映してくるのはやむを得ないと思います。
10〜13万円という費用はとりたてて高い方ではないように感じます。


そのような非常に繊細な治療が要求されますから、レントゲンや歯型などで事前に検討しなければ「ごくごく一般論」でしかお話ができなくなると思います。

当然治療費の説明もできないでしょう。


仮歯については医院によりまちまちですから何とも言えません。

念のため各医院で「何という治療法か(商品名があります)」を確認されてもう一度検討されても宜しいかと思います。


参考になれば良いのですが。

回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2010-06-23 23:24:50
森永先生の言われるようにジルコニアの治療は非常に難しいんです。

形成〜セットにいたるまでもの凄い神経を使います。
特にセットの際には神経すり減らします(^^;)
調整がもの凄く難しいんです。


マイクロスコープでジルコニアが歯から浮いてないかチェックしながら噛み合わせ等を調整していくので大変です。

極力その調整を減らす為に仮歯で調整したり、模型上でシュミレーションすることもあります。

セットをした後もセメントを除去するのにもマイクロスコープを使いながら丁寧にとらないといけないので、私も正直7万円という治療費がちょっと気になります。

回答 回答5
  • 回答者
回答日時:2010-06-24 04:18:44
B医院の先生も感じが良さそうですが、仮歯に対するコメントや保証期間からは個人的にはA医院のほうが期待できそうな気はします。

A医院のレントゲンや仮歯の型取りに関しても、正確な見積もりを出す際に必要となる場合が多いので、好意的に解釈すれば、患者さんの通院回数を減らすためとも取れます。


他の先生方も書かれていますが、B医院の場合はやはり7万円という料金がどうしても気になってしまいます。
これで技術も良ければ最高なので、最高の先生なのかもしれませんが…


確かに、非常に判断に迷うところだと思います。

あとは実際に直接話をして納得できるかどうかや、治療法の再確認、過去の実績・症例写真などを見せてもらったりして、最終的にfuurenさんが、

「この先生にら任せられる」

と思われたほうの先生にお願いするしかないかと思います。

回答 回答6
  • 回答者
回答日時:2010-06-24 05:00:40
fuuren さまおはようございます。

受診なさった時の対応や費用のことも含めて悩む所ですね、お察しいたします。


所で?4?のブリッジを製作する時抜髄するか歯髄を温存するかについてですが、此処はやはり歯髄を保存なさる方向で治療を進めるのが妥当な考えではないかと思います。

もちろん歯の状態を拝見したわけではないのでそれが可能かどうかについては云々できませんが、無髄歯になれば今後より多くのトラブルの種を抱え込むことになります。


一番の問題は歯根垂直破折です、一旦破折を起こしてしまえば抜歯の宣告をされることが多いと思います、結果として抜髄になってしまうかもしれませんがとりあえず残す方向で治療を進めたほうがいいように思います。

欠損形態は少し違いますが2番欠損を有髄のままでブリッジにした症例をUPしておきます。

参考になさってください。


審美修復 
http://yamadashika.jugem.jp/?eid=1105

歯根垂直破折
http://yamadashika.jugem.jp/?eid=1001
 

回答 回答7
  • 回答者
回答日時:2010-06-24 08:29:02
ご相談ありがとうございます。

おおむね先生方の回答に賛成です。
ジルコニアは繊細な治療になりますから、充分時間をかけて成功させましょう。


できれば神経はとらずに治療したい物です。
その方がいろいろと長持ちする可能性が高まります。

お口の状況がわかりませんが、ふつう削る量は5ミリも必要はないはずです。
また反対側の歯が健康ならば削りたくない気がします。

根本的な解決を考えているならば、いつも削っていくことの将来へのリスクを予防しなければなりません。
どんどんかみ合わせが低くなる危険もあります。




B医院は特殊な事情があって、その価格を設定しているのであれば、お得な価格です。
しかし、ふつうの医院であればとても心配な価格です。

しかも、特殊な経済的なゆとりがあってやすくしていただいているならば、保証期間が1年しかないこととの整合性が感じにくいともいえます。



田尾先生の説明通り、A医院の検査は理解できます。
しかし、説明と納得がないままに作業を進めたことは、これからも心配の種となりそうです。

それだけを事前にお話になってもう少し相談してみてはいかがでしょうか?

回答 回答8
  • 回答者
回答日時:2010-06-24 10:27:19
おはようございます。

ジルコニアブリッジを無抜髄で行う場合、一気に形成するのではなく時間(期間)をかけ第2象牙質をできるのを待ちながら、支台歯形成をする事があります。

その時に必要になってくるのが仮歯です。

写真が必要だったのは歯髄の大きさ、う蝕の有無の確認、などの情報を仕入れることができます。
それを基にどの程度の診療期間がかかるのか概算ができます。



私もB医院の値段には安すぎる懸念があります。たとえ院内で作ったとしてもそこまで安くはできないのではと思います。

外の技工所にだしたとしても、一本辺り3から5万円程度かかるでしょう。
ブリッジの場合隣の歯と繋ぐ部分に対してさらに技工料が追加されます。
(うちの出しているところは35,000円ほどかかります)

なので、採算が合わない気がするのですが・・・。



どの先生も書かれていますが、ジルコニアは削除量、特に対合歯との間隙が重要になります。
術者の腕の見せ所でしょう。

セット時の咬合調整も慎重にしなければなりません。


参考にしてください。




タイトル ジルコニアでのブリッジにする際に神経を抜くべきかどうか?
質問者 fuurenさん
地域 非公開
年齢 31歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 根管治療その他
クラウンの治療費・費用
クラウン(差し歯・被せ)その他
ブリッジ治療法
ブリッジその他
ジルコニアクラウン
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
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