侵襲性歯周炎は遺伝なのか、治るのか教えてください
相談者:
リイアさん (28歳:女性)
投稿日時:2010-06-27 23:22:47
こんばんわ、
私は28歳です。
・子供が3人、(長男5・長女3・次女1才)
・禁煙暦有り(長男を妊娠したときに辞めて今はタバコは吸ってはいません)
先週の土曜日に右下6番の銀歯をかぶせている歯が痛くなり飛び込みで歯医者に行きました。
(この歯は長女を妊娠したときに若干グラついていました)
、『遺伝』『家族内感染』ということも言われいまいち歯周病という言葉にピンとこなかったのでここ数日ネット検索しました。
その中で『侵襲性歯周炎(若年性歯周炎)』という言葉を見つけ、書かれている言葉が言われた言葉と一致しました。
とても不安です。
子供3人にうつしてしまってはいないか・・・
(私が歯周病といわれてから子供たちのハミガキ仕上げを念入りにいているのですが長男長女ともに上の奥歯から少し出血が確認できます)
説明文の中になかった
『細菌検査の結果』
とは検査をし、どういった場合がこの病気だと診断されるのでしょうか?
また画像はあるのでしょうか??
治るのでしょうか?
金曜日に歯周ポケットを計ってもらい小さいところは3〜4ミリ、最大では6ミリと聞こえました。
この日は10枚ほどレントゲンを取り、写真を見て先生が
・下のグラついている歯は抜く。
・下の他の歯は治療で治りそう。
・上の歯は左右奥歯2本、3年は持たないであろう。
こういわれました。
次回細菌検査をすることになりました。
3番目を妊娠したころから歯に物が挟まるのが気になりだしました。
妊娠・出産回数と歯周病とは関係があるのですか?
母も歯周病を持っているようです。
親の遺伝がやはり最大なのでしょうか????
お分かりになる方、詳しく教えてください。
私は28歳です。
・子供が3人、(長男5・長女3・次女1才)
・禁煙暦有り(長男を妊娠したときに辞めて今はタバコは吸ってはいません)
先週の土曜日に右下6番の銀歯をかぶせている歯が痛くなり飛び込みで歯医者に行きました。
(この歯は長女を妊娠したときに若干グラついていました)
、『遺伝』『家族内感染』ということも言われいまいち歯周病という言葉にピンとこなかったのでここ数日ネット検索しました。
その中で『侵襲性歯周炎(若年性歯周炎)』という言葉を見つけ、書かれている言葉が言われた言葉と一致しました。
とても不安です。
子供3人にうつしてしまってはいないか・・・
(私が歯周病といわれてから子供たちのハミガキ仕上げを念入りにいているのですが長男長女ともに上の奥歯から少し出血が確認できます)
説明文の中になかった
『細菌検査の結果』
とは検査をし、どういった場合がこの病気だと診断されるのでしょうか?
また画像はあるのでしょうか??
治るのでしょうか?
金曜日に歯周ポケットを計ってもらい小さいところは3〜4ミリ、最大では6ミリと聞こえました。
この日は10枚ほどレントゲンを取り、写真を見て先生が
・下のグラついている歯は抜く。
・下の他の歯は治療で治りそう。
・上の歯は左右奥歯2本、3年は持たないであろう。
こういわれました。
次回細菌検査をすることになりました。
3番目を妊娠したころから歯に物が挟まるのが気になりだしました。
妊娠・出産回数と歯周病とは関係があるのですか?
母も歯周病を持っているようです。
親の遺伝がやはり最大なのでしょうか????
お分かりになる方、詳しく教えてください。
回答1
回答日時:2010-06-28 00:14:34
こんばんは。
大変気になる状態ですね。
ですが、今の年齢で診断がついているのはむしろ幸運の様な気がしますよ。
止まらない病気という訳でもありませんので、担当の先生や衛生士さんと協力しながら、頑張って下さいね。
『遺伝』『家族内感染』と言う言葉に驚かれているかと思いますが、実際のところ、そこまで神経質にはならなくても良い様に、個人的には思います。
病態がよく掴めない様なものは大体『遺伝』のせいにされがちですが、侵襲性歯周炎にしても普通の歯周炎にしても、必ず遺伝?すると言うものではありません。
お子さんの半分は他の遺伝子なのですし、悪性腫瘍の様な重篤な病気でもありませんから、きちんと対策していけば良いというだけのことですよ。
歯周炎は生活習慣が大いに関係していますので、今から口腔衛生管理に関心を持って接してあげて下さい。
『家族内感染』についても色々データがありますが、どうでしょうかおおよそ20%程度とか、それぐらいと考えて良いと思いますよ。
それでも可能性がゼロと言う訳でもありませんので、念のため、今後は口移しで食べ物をあげたりなどは控えめにされれば良いでしょうが、今まで行った分や、今後も少々のことは気にする必要はないでしょうね。
人間は元々多数多種のあらゆる菌の中で生まれ育っていくものですから、簡単に感染等は起こりませんので、そんなに神経質になることはないです。
>(私が歯周病といわれてから子供たちのハミガキ仕上げを念入りにいているのですが長男長女ともに上の奥歯から少し出血が確認できます)
↑これに関しては単なる歯肉炎ですから、心配ありませんよ。
ハブラシの当て方の指導などをしっかりと受けて、毎日しっかり歯磨きをしてあげれば出血は止まるはずです。
子供の歯でも自分の歯でも、磨けているつもりで磨けてないことがほとんどですから、専門家のチェックやアドバイスは時折受ける様にして下さいね。
>『細菌検査の結果』
>とは検査をし、どういった場合がこの病気だと診断されるのでしょうか?
歯周ポケットの中のプラークを細い器具で採取して、培養して検査します。
歯周炎を起こしている歯周ポケットの中からは多くの菌が検出されるのですが、侵襲性歯周炎の場合は普通の慢性歯周炎の場合と較べて、A.a.菌(Actinobacillus actinomycetemcomitans)の量が多いなどとよく言われます。
ただ果たしてこれが、病気の「原因」と言えるのかは不明で、遺伝的?に、身体の免疫力の問題だとか、可能性はいくつか疑われています。
ただ、どういう菌が多いかが特定出来ればそれに効く抗生剤・抗菌剤を補助的に使うことなどは出来ますので、細菌検査や抗菌療法は決定打にまではならないしても、ある程度は有効だと考えられます。
(メインは、プラークコントロールの徹底+歯石の除去or抜歯ですので誤解なく)
>金曜日に歯周ポケットを計ってもらい小さいところは3〜4ミリ、最大では6ミリと聞こえました。
最大が6ミリでしたら、早く見つかって良かったですね^^
>妊娠・出産回数と歯周病とは関係があるのですか?
確かに妊娠中・出産後しばらくは女性ホルモンが増えたり免疫力が低下する関係上、歯周病にはあまり好ましい環境ではありません。
でも、お子さんの命と較べれば些細な話だと思いますが。。
>母も歯周病を持っているようです。
>親の遺伝がやはり最大なのでしょうか????
ですので、数字で言って、(正確ではないですが)感覚的に20%程度の関わりではないでしょうか。
原因については学術的にも不明な点が多いのですが、治療法はほぼ確立しています。
出来るだけ専門医的な歯周治療を受けて、今後の管理についてのアドバイスを貰い、予防管理を頑張られて下さい。
もともと成人の8割は歯周病と言われます。
普通の歯周病の方よりも、ちょっと早くからちょっとしっかりめに頑張らなくてはならない”だけ”ですので、落ち込まずに取り組んで下さいね。
具体的には、例えば普通の人なら半年に1回メインテナンスに行くとしたらそれを2〜3ヶ月に1回にするとか、20%程度の磨き残しがOKだとしたら、リイアさんは10%以内になるまで歯磨きをするとか、それだけのことです。
主治医&衛生士だけは、出来るだけレベルの高そうな人を選ぶ様にして下さいね。
参考:侵襲性歯周炎かも?(歯周病治療が得意な歯科医院の見分け方)
ご不安だと思いますが、前向きに頑張って下さいね。
お大事にどうぞ。
大変気になる状態ですね。
ですが、今の年齢で診断がついているのはむしろ幸運の様な気がしますよ。
止まらない病気という訳でもありませんので、担当の先生や衛生士さんと協力しながら、頑張って下さいね。
『遺伝』『家族内感染』と言う言葉に驚かれているかと思いますが、実際のところ、そこまで神経質にはならなくても良い様に、個人的には思います。
病態がよく掴めない様なものは大体『遺伝』のせいにされがちですが、侵襲性歯周炎にしても普通の歯周炎にしても、必ず遺伝?すると言うものではありません。
お子さんの半分は他の遺伝子なのですし、悪性腫瘍の様な重篤な病気でもありませんから、きちんと対策していけば良いというだけのことですよ。
歯周炎は生活習慣が大いに関係していますので、今から口腔衛生管理に関心を持って接してあげて下さい。
『家族内感染』についても色々データがありますが、どうでしょうかおおよそ20%程度とか、それぐらいと考えて良いと思いますよ。
それでも可能性がゼロと言う訳でもありませんので、念のため、今後は口移しで食べ物をあげたりなどは控えめにされれば良いでしょうが、今まで行った分や、今後も少々のことは気にする必要はないでしょうね。
人間は元々多数多種のあらゆる菌の中で生まれ育っていくものですから、簡単に感染等は起こりませんので、そんなに神経質になることはないです。
>(私が歯周病といわれてから子供たちのハミガキ仕上げを念入りにいているのですが長男長女ともに上の奥歯から少し出血が確認できます)
↑これに関しては単なる歯肉炎ですから、心配ありませんよ。
ハブラシの当て方の指導などをしっかりと受けて、毎日しっかり歯磨きをしてあげれば出血は止まるはずです。
子供の歯でも自分の歯でも、磨けているつもりで磨けてないことがほとんどですから、専門家のチェックやアドバイスは時折受ける様にして下さいね。
>『細菌検査の結果』
>とは検査をし、どういった場合がこの病気だと診断されるのでしょうか?
歯周ポケットの中のプラークを細い器具で採取して、培養して検査します。
歯周炎を起こしている歯周ポケットの中からは多くの菌が検出されるのですが、侵襲性歯周炎の場合は普通の慢性歯周炎の場合と較べて、A.a.菌(Actinobacillus actinomycetemcomitans)の量が多いなどとよく言われます。
ただ果たしてこれが、病気の「原因」と言えるのかは不明で、遺伝的?に、身体の免疫力の問題だとか、可能性はいくつか疑われています。
ただ、どういう菌が多いかが特定出来ればそれに効く抗生剤・抗菌剤を補助的に使うことなどは出来ますので、細菌検査や抗菌療法は決定打にまではならないしても、ある程度は有効だと考えられます。
(メインは、プラークコントロールの徹底+歯石の除去or抜歯ですので誤解なく)
>金曜日に歯周ポケットを計ってもらい小さいところは3〜4ミリ、最大では6ミリと聞こえました。
最大が6ミリでしたら、早く見つかって良かったですね^^
>妊娠・出産回数と歯周病とは関係があるのですか?
確かに妊娠中・出産後しばらくは女性ホルモンが増えたり免疫力が低下する関係上、歯周病にはあまり好ましい環境ではありません。
でも、お子さんの命と較べれば些細な話だと思いますが。。
>母も歯周病を持っているようです。
>親の遺伝がやはり最大なのでしょうか????
ですので、数字で言って、(正確ではないですが)感覚的に20%程度の関わりではないでしょうか。
原因については学術的にも不明な点が多いのですが、治療法はほぼ確立しています。
出来るだけ専門医的な歯周治療を受けて、今後の管理についてのアドバイスを貰い、予防管理を頑張られて下さい。
もともと成人の8割は歯周病と言われます。
普通の歯周病の方よりも、ちょっと早くからちょっとしっかりめに頑張らなくてはならない”だけ”ですので、落ち込まずに取り組んで下さいね。
具体的には、例えば普通の人なら半年に1回メインテナンスに行くとしたらそれを2〜3ヶ月に1回にするとか、20%程度の磨き残しがOKだとしたら、リイアさんは10%以内になるまで歯磨きをするとか、それだけのことです。
主治医&衛生士だけは、出来るだけレベルの高そうな人を選ぶ様にして下さいね。
参考:侵襲性歯周炎かも?(歯周病治療が得意な歯科医院の見分け方)
ご不安だと思いますが、前向きに頑張って下さいね。
お大事にどうぞ。
相談者からの返信
相談者:
リイアさん
返信日時:2010-06-28 00:46:55
渡辺 徹也先生、早々のご返答誠にありがとうございました。
返答を読ませていただき少し安心し、今夜は寝れそうです。
何度HPを読んでも不安になっていました。
担当してくれた先生にしっかり聞けばよいのでしょうが、いざ診察に行き先生を前にすると不安と焦りからか聞きたいことが飛んでしまっています。
今まで、『歯』というものを安易に考えすぎていました。
『ちゃんと磨いてる』
なんて思っていたのだってまったく磨けていなかったとは・・・。
悲しくなります。
こんな私の思いをさせないように子供たちにはしっかり仕上げ磨きをしなくては、正しい磨き方を一緒に学ばなくてはと思いました。
まだ、侵襲性歯周炎・歯周病治療は始まったばかりですが日常では自分に出来ることを第一に、そして先生の手を借りて治療していきます。
コップや箸も今までは同じもので食べさせていたりしましたが辞めることにしました。
確定はしていないにしても診断された以上、後悔はしたくはないので。
子供の歯肉炎については本当に安心できました。
子供たちは機会があれば近いうちに歯医者さんでなんともなくても検診してもらおうかと思っています。
返答がとても早く安心・感謝しています。
これからは治療をがんばります。
本当にありがとうございました。
返答を読ませていただき少し安心し、今夜は寝れそうです。
何度HPを読んでも不安になっていました。
担当してくれた先生にしっかり聞けばよいのでしょうが、いざ診察に行き先生を前にすると不安と焦りからか聞きたいことが飛んでしまっています。
今まで、『歯』というものを安易に考えすぎていました。
『ちゃんと磨いてる』
なんて思っていたのだってまったく磨けていなかったとは・・・。
悲しくなります。
こんな私の思いをさせないように子供たちにはしっかり仕上げ磨きをしなくては、正しい磨き方を一緒に学ばなくてはと思いました。
まだ、侵襲性歯周炎・歯周病治療は始まったばかりですが日常では自分に出来ることを第一に、そして先生の手を借りて治療していきます。
コップや箸も今までは同じもので食べさせていたりしましたが辞めることにしました。
確定はしていないにしても診断された以上、後悔はしたくはないので。
子供の歯肉炎については本当に安心できました。
子供たちは機会があれば近いうちに歯医者さんでなんともなくても検診してもらおうかと思っています。
返答がとても早く安心・感謝しています。
これからは治療をがんばります。
本当にありがとうございました。
タイトル | 侵襲性歯周炎は遺伝なのか、治るのか教えてください |
---|---|
質問者 | リイアさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 28歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
その他(その他) 侵襲性歯周炎(若年性の歯周病) |
回答者 |
|
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。