[写真あり] 歯や顎に痛み。検査報告書から悪性腫瘍の可能性は?
相談者:
ダスメスカさん (34歳:男性)
投稿日時:2010-07-12 12:37:41
医師からの検査報告書を転載します。
右下7歯根外側に18×10mm大の境界明瞭な硬化縁を有する。
楕円形骨病変を認め、辺緑部が透亮性・中心部が硬化性です。
歯根との連続性はありますが、歯根周囲を取り囲む局在ではないため、歯原性と非歯原性の識別は困難です。
MRI-T2強調像では著明な低信号を示し、T1強調像では辺緑部に淡い高信号域を認めます。
上記所見からは骨化/石灰化または繊維化を含む病変を疑います。
根尖性セメント質異形成、繊維性骨異形成、骨化腫瘍性病変の可能性は十分にあります。
同部から尾側の骨梁が減少していますが、骨髄脂肪が保たれているため、骨髄炎の所見ではありません。
痛みなどに伴う骨萎縮が疑われます。
右顎下、右上内深頸領域にリンパ節が目立ちますが、サイズや形態から、反応性腫大と思われます。
以上です。
現在の自分の状況は、とにかく痛いです。
腫瘍の辺りや、歯茎の腫れ、顎のしびれなどボルタレンを使用しても多少和らぐ程度です。
担当医がいうには、不思議な症状だといいます。
つじつまが合わない事があり、病名がはっきりしないといいます。
摘出手術も痛みや腫れが治まってからといいますが、日に日に痛みの度合いは増している気がします。
痛みを感じてから3週間ほど経ちます。
これって悪性腫瘍の可能性が高いのでしょうか?
不安でしょうがありません。
右下7歯根外側に18×10mm大の境界明瞭な硬化縁を有する。
楕円形骨病変を認め、辺緑部が透亮性・中心部が硬化性です。
歯根との連続性はありますが、歯根周囲を取り囲む局在ではないため、歯原性と非歯原性の識別は困難です。
MRI-T2強調像では著明な低信号を示し、T1強調像では辺緑部に淡い高信号域を認めます。
上記所見からは骨化/石灰化または繊維化を含む病変を疑います。
根尖性セメント質異形成、繊維性骨異形成、骨化腫瘍性病変の可能性は十分にあります。
同部から尾側の骨梁が減少していますが、骨髄脂肪が保たれているため、骨髄炎の所見ではありません。
痛みなどに伴う骨萎縮が疑われます。
右顎下、右上内深頸領域にリンパ節が目立ちますが、サイズや形態から、反応性腫大と思われます。
以上です。
現在の自分の状況は、とにかく痛いです。
腫瘍の辺りや、歯茎の腫れ、顎のしびれなどボルタレンを使用しても多少和らぐ程度です。
担当医がいうには、不思議な症状だといいます。
つじつまが合わない事があり、病名がはっきりしないといいます。
摘出手術も痛みや腫れが治まってからといいますが、日に日に痛みの度合いは増している気がします。
痛みを感じてから3週間ほど経ちます。
これって悪性腫瘍の可能性が高いのでしょうか?
不安でしょうがありません。
回答1
長崎大学大学院包括的腫瘍学講座の中本です。
回答日時:2010-07-12 12:45:55
ダスメスカさん、こんにちは。
ご不安なことと思います。
>これって悪性腫瘍の可能性が高いのでしょうか?
病理報告書を拝見する限り、良性腫瘍ないし腫瘍類似疾患である可能性が高いように思えます。
少なくとも、病理報告書からは悪性をうかがわせる情報は特に多く書かれていません。
ご不安な点は担当の先生にもよくご相談されてください。
お大事にどうぞ。
ご不安なことと思います。
>これって悪性腫瘍の可能性が高いのでしょうか?
病理報告書を拝見する限り、良性腫瘍ないし腫瘍類似疾患である可能性が高いように思えます。
少なくとも、病理報告書からは悪性をうかがわせる情報は特に多く書かれていません。
ご不安な点は担当の先生にもよくご相談されてください。
お大事にどうぞ。
回答2
桜桃歯科(岐阜県各務原市)の上田です。
回答日時:2010-07-12 12:47:31
境界明瞭というのは悪性じゃない腫瘍の特徴の一つです。
悪性が疑われるなら今のお医者さんはもっとあわてて、オペとかすぐに予定すると思いますよ。
悪性が疑われるなら今のお医者さんはもっとあわてて、オペとかすぐに予定すると思いますよ。
回答3
はただデンタルクリニック(渋谷区本町)の畑田です。
回答日時:2010-07-12 14:00:58
ダスメスカさん、こんにちは
これは何の検査報告書でしょう?
今回の検査というのは、MRIあるいはレントゲン所見からの報告書のように見えますがいかがでしょう。
診断を確定させるためには「病理組織検査」あるいは「生検」を行わなければなりません。
これは組織を一部採取してそれを顕微鏡で観察して診断します。
従って画像診断のみでは診断を確定させることは困難です。
ただ、この報告書を見る限り悪性腫瘍の疑いのあるような所見はないようです。
いずれにせよ痛みがあるのであればその痛みを軽減するための治療が必要に思います。
おつらいと思いますが、今一度担当の先生とよくご相談ください。
お大事にしてください。
これは何の検査報告書でしょう?
今回の検査というのは、MRIあるいはレントゲン所見からの報告書のように見えますがいかがでしょう。
診断を確定させるためには「病理組織検査」あるいは「生検」を行わなければなりません。
これは組織を一部採取してそれを顕微鏡で観察して診断します。
従って画像診断のみでは診断を確定させることは困難です。
ただ、この報告書を見る限り悪性腫瘍の疑いのあるような所見はないようです。
いずれにせよ痛みがあるのであればその痛みを軽減するための治療が必要に思います。
おつらいと思いますが、今一度担当の先生とよくご相談ください。
お大事にしてください。
回答4
長崎大学大学院包括的腫瘍学講座の中本です。
回答日時:2010-07-12 14:11:01
畑田先生のご回答で気付いて、改めてダスメスカさんの、
>医師からの検査報告書
を拝見しましたが、確かに『病理報告書』というより画像検査の報告書のように見受けられますね。
先の私の回答では『病理報告書』だと思い込んで回答してしまいました。すみません。
いずれにしても、今後の方針について担当の先生とよくご相談される必要があると思います。
>医師からの検査報告書
を拝見しましたが、確かに『病理報告書』というより画像検査の報告書のように見受けられますね。
先の私の回答では『病理報告書』だと思い込んで回答してしまいました。すみません。
いずれにしても、今後の方針について担当の先生とよくご相談される必要があると思います。
相談者からの返信
相談者:
ダスメスカさん
返信日時:2010-07-12 15:00:09
各先生方、ご返信ありがとうございます。
悪性腫瘍の可能性は低いとのご意見でちょっと安心しております。
検査報告書の内容はレントゲン、CT、MRIによるものです。
写真を一枚UPしておきます。
報告書と一緒にもらったものです。
最初は操作が分からずUPできなかったので、よろしければ見てください。
画像1
悪性腫瘍の可能性は低いとのご意見でちょっと安心しております。
検査報告書の内容はレントゲン、CT、MRIによるものです。
写真を一枚UPしておきます。
報告書と一緒にもらったものです。
最初は操作が分からずUPできなかったので、よろしければ見てください。
画像1
回答5
まつうら歯科クリニック(盛岡市青山)の松浦です。
回答日時:2010-07-12 19:24:18
ダスメスカさん、こんばんは。
まつうら歯科クリニックの松浦です。
強い痛みで大変お辛いことでしょう。
個人的には、骨内の病変はCTの方が多くの情報が得られると思っています。
CTやパノラマエックス線写真もあればよりいいのですが、MRI画像を見る限り、境界明瞭で外側への骨破壊も見られず、悪性腫瘍の可能性はほとんどないものと思われます。
報告書にあるように、骨化や石灰化、線維化を伴う良性病変の可能性が高いでしょう。
顎のしびれもあるようですので、病変により下顎管が圧迫されていることも考えられます。
そうであれば、病理組織検査もかね減量する処置を行うことで、痛みが緩和されることもありそうです。
必ずしも、痛みや腫れが引いてからでなければ処置できないとは限りません。
いずれにせよ、主治医とよく相談のうえ治療方針を決定することをお勧めします。
早く痛みから解放されることを祈っております。
まつうら歯科クリニックの松浦です。
強い痛みで大変お辛いことでしょう。
個人的には、骨内の病変はCTの方が多くの情報が得られると思っています。
CTやパノラマエックス線写真もあればよりいいのですが、MRI画像を見る限り、境界明瞭で外側への骨破壊も見られず、悪性腫瘍の可能性はほとんどないものと思われます。
報告書にあるように、骨化や石灰化、線維化を伴う良性病変の可能性が高いでしょう。
顎のしびれもあるようですので、病変により下顎管が圧迫されていることも考えられます。
そうであれば、病理組織検査もかね減量する処置を行うことで、痛みが緩和されることもありそうです。
必ずしも、痛みや腫れが引いてからでなければ処置できないとは限りません。
いずれにせよ、主治医とよく相談のうえ治療方針を決定することをお勧めします。
早く痛みから解放されることを祈っております。
タイトル | [写真あり] 歯や顎に痛み。検査報告書から悪性腫瘍の可能性は? |
---|---|
質問者 | ダスメスカさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 34歳 |
性別 | 男性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
歯茎の痛み その他 歯茎(歯ぐき)の痛み 口腔外科関連 その他(写真あり) |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。