ブリッジをかけた左下7番の再根管治療および抜歯後の処置
相談者:
yomさん (41歳:男性)
投稿日時:2010-08-02 19:20:08
治療に不安を抱いているため、質問させていただきます。
一月ほど前、左下7番(8番は無)頬側歯肉に1?大のフィステルができ、痛みも覚えたため、かかりつけ歯科でフィステルを切開し、膿を出しました。
左下4567番は5年ほど前に別の歯科でブリッジにしています(6番ポンティック、7番は根管療法済みゴールドのクラウン)。
かかりつけ医の診断では、レントゲンで確認したところ、7番根元に大きな黒い影があり、7番を残すことはほぼ困難なので、まず6番と7番のブリッジを切断して7番を抜歯、そのままでは5番に負担がかかるので、6番にインプラントをし、7番の歯槽骨が快復するようであれば、同様にインプラントを考える、とのことでした。
そこで、下記の点について、お教えいただけるでしょうか。
1 再根管治療は成功する可能性が低いとのことですが、フィステルができた今回のような場合、クラウンを開けて確認するまでもなく、抜歯するのが当然でしょうか。
2 本サイトでも、できる限り歯を残すべきだという意見と、無理に残しても仕方がないという意見の境界を見分けるのが、最も難しいように思います。
仮に可能性の低い再根管治療を7番に行ったとしても、6番を欠いている私のような場合には、再度ブリッジを作るしかなく、7番が支台歯として耐えられなければ、結局、再根管治療をする意味もないことになるのでしょうか。
3 現在、歯科治療以外にも大きな診療を抱えており、肉体的にも経済的にも、できれば当面はインプラントを行いたくありません。
担当医曰く、左上67番の挺出を避けるため、部分入れ歯を仮に入れて置くことはできる、とのことでしたが、本サイトでは、部分入れ歯も望ましくない、との記述を多く見ました。
では、ブリッジを切断して7番抜歯後、残された456を延長ブリッジの形で使用し続けることはできるでしょうか。
(延長ブリッジも同様に望ましくない、との記述も拝見しましたが……。)
以上、記述による質問のみではお答えに限界があるとは存じますが、お教え下さいますよう、何卒宜しくお願い申し上げます。
一月ほど前、左下7番(8番は無)頬側歯肉に1?大のフィステルができ、痛みも覚えたため、かかりつけ歯科でフィステルを切開し、膿を出しました。
左下4567番は5年ほど前に別の歯科でブリッジにしています(6番ポンティック、7番は根管療法済みゴールドのクラウン)。
かかりつけ医の診断では、レントゲンで確認したところ、7番根元に大きな黒い影があり、7番を残すことはほぼ困難なので、まず6番と7番のブリッジを切断して7番を抜歯、そのままでは5番に負担がかかるので、6番にインプラントをし、7番の歯槽骨が快復するようであれば、同様にインプラントを考える、とのことでした。
そこで、下記の点について、お教えいただけるでしょうか。
1 再根管治療は成功する可能性が低いとのことですが、フィステルができた今回のような場合、クラウンを開けて確認するまでもなく、抜歯するのが当然でしょうか。
2 本サイトでも、できる限り歯を残すべきだという意見と、無理に残しても仕方がないという意見の境界を見分けるのが、最も難しいように思います。
仮に可能性の低い再根管治療を7番に行ったとしても、6番を欠いている私のような場合には、再度ブリッジを作るしかなく、7番が支台歯として耐えられなければ、結局、再根管治療をする意味もないことになるのでしょうか。
3 現在、歯科治療以外にも大きな診療を抱えており、肉体的にも経済的にも、できれば当面はインプラントを行いたくありません。
担当医曰く、左上67番の挺出を避けるため、部分入れ歯を仮に入れて置くことはできる、とのことでしたが、本サイトでは、部分入れ歯も望ましくない、との記述を多く見ました。
では、ブリッジを切断して7番抜歯後、残された456を延長ブリッジの形で使用し続けることはできるでしょうか。
(延長ブリッジも同様に望ましくない、との記述も拝見しましたが……。)
以上、記述による質問のみではお答えに限界があるとは存じますが、お教え下さいますよう、何卒宜しくお願い申し上げます。
回答1
細見歯科医院の細見です。
回答日時:2010-08-02 19:41:54
>1 再根管治療は成功する可能性が低いとのことですが、フィステルができた今回のような場合、クラウンを開けて確認するまでもなく、抜歯するのが当然でしょうか。
レントゲンとか総合的に判断して抜歯と判断されたのだと思います。
フィステルが出来たから抜歯と言う訳ではないと思いますよ。
根管治療がちゃんとできればフィステルは治ります。
>2 本サイトでも、できる限り歯を残すべきだという意見と、無理に残しても仕方がないという意見の境界を見分けるのが、最も難しいように思います。
>仮に可能性の低い再根管治療を7番に行ったとしても、6番を欠いている私のような場合には、再度ブリッジを作るしかなく、7番が支台歯として耐えられなければ、結局、再根管治療をする意味もないことになるのでしょうか。
難しい問題ですが、7番がブリッジの支台歯として使えないようであれば抜歯をした方がいいです。
>3 現在、歯科治療以外にも大きな診療を抱えており、肉体的にも経済的にも、できれば当面はインプラントを行いたくありません。
>担当医曰く、左上67番の挺出を避けるため、部分入れ歯を仮に入れて置くことはできる、とのことでしたが、本サイトでは、部分入れ歯も望ましくない、との記述を多く見ました。
>では、ブリッジを切断して7番抜歯後、残された456を延長ブリッジの形で使用し続けることはできるでしょうか。
>(延長ブリッジも同様に望ましくない、との記述も拝見しましたが……。)
456を延長ブリッジの形で使用し続けるのは良くありません、残った45の負担が大きくなります。
部分入れ歯をいれるのが良いと思います、保険治療なら部分入れ歯です。
レントゲンとか総合的に判断して抜歯と判断されたのだと思います。
フィステルが出来たから抜歯と言う訳ではないと思いますよ。
根管治療がちゃんとできればフィステルは治ります。
>2 本サイトでも、できる限り歯を残すべきだという意見と、無理に残しても仕方がないという意見の境界を見分けるのが、最も難しいように思います。
>仮に可能性の低い再根管治療を7番に行ったとしても、6番を欠いている私のような場合には、再度ブリッジを作るしかなく、7番が支台歯として耐えられなければ、結局、再根管治療をする意味もないことになるのでしょうか。
難しい問題ですが、7番がブリッジの支台歯として使えないようであれば抜歯をした方がいいです。
>3 現在、歯科治療以外にも大きな診療を抱えており、肉体的にも経済的にも、できれば当面はインプラントを行いたくありません。
>担当医曰く、左上67番の挺出を避けるため、部分入れ歯を仮に入れて置くことはできる、とのことでしたが、本サイトでは、部分入れ歯も望ましくない、との記述を多く見ました。
>では、ブリッジを切断して7番抜歯後、残された456を延長ブリッジの形で使用し続けることはできるでしょうか。
>(延長ブリッジも同様に望ましくない、との記述も拝見しましたが……。)
456を延長ブリッジの形で使用し続けるのは良くありません、残った45の負担が大きくなります。
部分入れ歯をいれるのが良いと思います、保険治療なら部分入れ歯です。
回答2
藤森歯科クリニック(兵庫県西宮市)の藤森です。
回答日時:2010-08-02 19:51:39
私でしたら、一般的には根管治療やり直しを考えます。
それでアプローチ出来ない場合には意図的再稙(一度抜いて歯根の先を処置した後、再び元の位置に戻す)を試みます。
それでも、もしダメなら、どこかに余分な歯(親知らずなど)がある場合には歯牙移植を行います。
それでアプローチ出来ない場合には意図的再稙(一度抜いて歯根の先を処置した後、再び元の位置に戻す)を試みます。
それでも、もしダメなら、どこかに余分な歯(親知らずなど)がある場合には歯牙移植を行います。
回答3
ネクスト・デンタル(荒川区西日暮里)の櫻井です。
回答日時:2010-08-02 21:31:55
う〜んんん…。
確かに難しい状況なのかもしれませんね。
一般的な治療計画としては担当の先生の治療計画は妥当な気もしますが、yomさんがどこまでを望むのかによっても変わってくるのではないかと思います。
>1 再根管治療は成功する可能性が低いとのことですが、フィステルができた今回のような場合、クラウンを開けて確認するまでもなく、抜歯するのが当然でしょうか。
担当歯科医の判断で「2年持たないであろう」と予想される場合、健康保険の考え方としては「抜歯」が適切な判断となります。
従って、yomさんが抜歯を希望しないと言う事であれば、根管治療にチャレンジしてくれる歯科医を探す必要があるかと思います(自費になるかもしれませんが)。
>2 仮に可能性の低い再根管治療を7番に行ったとしても、6番を欠いている私のような場合には、再度ブリッジを作るしかなく、7番が支台歯として耐えられなければ、結局、再根管治療をする意味もないことになるのでしょうか。
単純に考えればそう言う事になると思います。
上述したように、もちろん、6番インプラント、7番は単冠であまり咬ませない…と言う事であればチャレンジする価値はあるかもしれませんが。
>3 できれば当面はインプラントを行いたくありません。
>担当医曰く、左上67番の挺出を避けるため、部分入れ歯を仮に入れて置くことはできる、とのことでしたが、本サイトでは、部分入れ歯も望ましくない、との記述を多く見ました。
例えば1〜2年の期間限定で部分入れ歯を入れておき、心理的、肉体的、経済的にインプラントに備えると言うのはアリかもしれません。
>残された456を延長ブリッジの形で使用し続けることはできるでしょうか。
細見先生も書かれておりますが、4番5番に対しての負担が大きすぎるでしょうから、あまりお勧めはしません。
延長ブリッジにしても、部分入れ歯にしても長期の使用はお勧めしません。
僕も「インプラントありきの治療計画」はよろしく無いと思いますから、可能性が少しでもあるのであれば、藤森先生の書かれたように「再根管治療」を試みると思います。
しかし、僕は保険診療を辞退しており、一般的な保険診療中心に行っている歯科医の意見では無いと言う事はご理解いただきたいと思います。
確かに難しい状況なのかもしれませんね。
一般的な治療計画としては担当の先生の治療計画は妥当な気もしますが、yomさんがどこまでを望むのかによっても変わってくるのではないかと思います。
>1 再根管治療は成功する可能性が低いとのことですが、フィステルができた今回のような場合、クラウンを開けて確認するまでもなく、抜歯するのが当然でしょうか。
担当歯科医の判断で「2年持たないであろう」と予想される場合、健康保険の考え方としては「抜歯」が適切な判断となります。
従って、yomさんが抜歯を希望しないと言う事であれば、根管治療にチャレンジしてくれる歯科医を探す必要があるかと思います(自費になるかもしれませんが)。
>2 仮に可能性の低い再根管治療を7番に行ったとしても、6番を欠いている私のような場合には、再度ブリッジを作るしかなく、7番が支台歯として耐えられなければ、結局、再根管治療をする意味もないことになるのでしょうか。
単純に考えればそう言う事になると思います。
上述したように、もちろん、6番インプラント、7番は単冠であまり咬ませない…と言う事であればチャレンジする価値はあるかもしれませんが。
>3 できれば当面はインプラントを行いたくありません。
>担当医曰く、左上67番の挺出を避けるため、部分入れ歯を仮に入れて置くことはできる、とのことでしたが、本サイトでは、部分入れ歯も望ましくない、との記述を多く見ました。
例えば1〜2年の期間限定で部分入れ歯を入れておき、心理的、肉体的、経済的にインプラントに備えると言うのはアリかもしれません。
>残された456を延長ブリッジの形で使用し続けることはできるでしょうか。
細見先生も書かれておりますが、4番5番に対しての負担が大きすぎるでしょうから、あまりお勧めはしません。
延長ブリッジにしても、部分入れ歯にしても長期の使用はお勧めしません。
僕も「インプラントありきの治療計画」はよろしく無いと思いますから、可能性が少しでもあるのであれば、藤森先生の書かれたように「再根管治療」を試みると思います。
しかし、僕は保険診療を辞退しており、一般的な保険診療中心に行っている歯科医の意見では無いと言う事はご理解いただきたいと思います。
相談者からの返信
相談者:
yomさん
返信日時:2010-08-03 19:33:26
回答4
ネクスト・デンタル(荒川区西日暮里)の櫻井です。
回答日時:2010-08-03 20:05:43
>あまり咬ませない(つまり強くは噛めない?)形でも歯を残すことに意味があるでしょうか。
>左上67番の挺出を避けるため?
そうですね。
理由は2点。
1 上顎7番の挺出を避ける
2 医学的理由はともかく、心理的に「抜きたくない」
と言う場合です。
>左上67番の挺出を避けるため?
そうですね。
理由は2点。
1 上顎7番の挺出を避ける
2 医学的理由はともかく、心理的に「抜きたくない」
と言う場合です。
相談者からの返信
相談者:
yomさん
返信日時:2010-08-03 23:20:16
タイヨウ先生、ご多忙の折に、早速のお答え、本当にありがとうございました。
よく考えて今後の治療を決定したいと思います。
ボランティアによるこうしたお答えと、掲示板の運営自体に、心より感謝申し上げます。
よく考えて今後の治療を決定したいと思います。
ボランティアによるこうしたお答えと、掲示板の運営自体に、心より感謝申し上げます。
タイトル | ブリッジをかけた左下7番の再根管治療および抜歯後の処置 |
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質問者 | yomさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 41歳 |
性別 | 男性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
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- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
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