奥歯の噛み合せが悪く顎関節症も。どのような治療法が良いのか?
相談者:
いるるかさん (29歳:女性)
投稿日時:2010-08-28 19:08:09
回答1
尾崎歯科医院(札幌市西区)の尾崎です。
回答日時:2010-08-28 22:23:36
矯正治療でも多少の改善は出来るでしょうが、治療期間が長く必要な為に顎関節症が心配です。
また被せもので噛み合わせを直しても一時的には良くなるかもしれませんが、歯は圧下したり廷出したり、移動しますので、将来また症状が出るかもしれません。
ですから、出来るだけ不可逆的な処置を避け、いつでも調整する事が出来る、噛み合わせにコンポジットをつける方法で治療するのが良いのではないでしょうか。
ただこの方法は欠点として永久的な方法ではない為、定期的にチェックと補正が必要かもしれません。
歯はいったん削ってしまってからでは決して元通りにすることは出来ません。
また被せもので噛み合わせを直しても一時的には良くなるかもしれませんが、歯は圧下したり廷出したり、移動しますので、将来また症状が出るかもしれません。
ですから、出来るだけ不可逆的な処置を避け、いつでも調整する事が出来る、噛み合わせにコンポジットをつける方法で治療するのが良いのではないでしょうか。
ただこの方法は欠点として永久的な方法ではない為、定期的にチェックと補正が必要かもしれません。
歯はいったん削ってしまってからでは決して元通りにすることは出来ません。
回答2
ふかみ歯科・矯正科クリニック(奈良県大和高田市)の深見です。
回答日時:2010-08-29 00:24:06
いるるか さんこんばんは
若いですから、できるだけ歯を削らずに済む治療法の選択をお勧めします。
顎関節症に関しては、顎関節症の理解のある矯正歯科を受診されれば問題ないと思いますので、一度調べてもらったらどうでしょうか?
若いですから、できるだけ歯を削らずに済む治療法の選択をお勧めします。
顎関節症に関しては、顎関節症の理解のある矯正歯科を受診されれば問題ないと思いますので、一度調べてもらったらどうでしょうか?
回答3
歯科医師の松山です。
回答日時:2010-08-29 10:21:29
>歯医者さんでは奥歯の高さが低くなっているため
私はまずプラスチックを盛りつけて、咬みああせが整ったら、クラウン、アンレー、インレー等で修復しています。
修復治療のためには、クラウン、アンレー、インレーの順で切削量は大きくなる可能性はありますので、なるべくそうならないようには、意識しています。
私はまずプラスチックを盛りつけて、咬みああせが整ったら、クラウン、アンレー、インレー等で修復しています。
修復治療のためには、クラウン、アンレー、インレーの順で切削量は大きくなる可能性はありますので、なるべくそうならないようには、意識しています。
回答4
藤森歯科クリニック(兵庫県西宮市)の藤森です。
回答日時:2010-08-29 10:38:44
歯科医師によって意見の分かれるところでしょうか?
>また、被せもので噛み合わせを直しても、一時的には良くなるかもしれませんが、歯は圧下したり挺出したり、移動しますので、将来また症状が出るかもしれません。
尾崎先生に賛成一票!
矯正治療で顎関節症の症状が緩和された報告も聞きますが、いるるかさんのケースがこれに当てはまるかどうかは判断出来ません。
意図して矯正治療によって治すのは非常に経験・技術が必要だと思います。
(たまたま良くなった、というのと違って)
>また、被せもので噛み合わせを直しても、一時的には良くなるかもしれませんが、歯は圧下したり挺出したり、移動しますので、将来また症状が出るかもしれません。
尾崎先生に賛成一票!
矯正治療で顎関節症の症状が緩和された報告も聞きますが、いるるかさんのケースがこれに当てはまるかどうかは判断出来ません。
意図して矯正治療によって治すのは非常に経験・技術が必要だと思います。
(たまたま良くなった、というのと違って)
回答5
歯医者/歯科情報の歯チャンネル運営者の田尾です。
回答日時:2010-08-29 11:05:05
矯正専門医の先生の中には、
「顎関節症を治すために矯正を勉強したけど、長年勉強してきてわかったことは、『矯正で顎関節症を治すことはできない』ということだった」
とおっしゃられている先生もいます。
よっぽど噛み合わせに大きな問題があれば別ですが、一般的には噛み合わせと顎関節症の関連性は低いと考えられていますので、歯を削ったり矯正をしたりすることは慎重に考える必要があると思います。
こちらも参考にどうぞ。
⇒参考:かみ合わせ・咬合の、歯科界における考え方について
⇒参考:顎関節症でかみ合わせ(咬合)治療を行うことについて
「顎関節症を治すために矯正を勉強したけど、長年勉強してきてわかったことは、『矯正で顎関節症を治すことはできない』ということだった」
とおっしゃられている先生もいます。
よっぽど噛み合わせに大きな問題があれば別ですが、一般的には噛み合わせと顎関節症の関連性は低いと考えられていますので、歯を削ったり矯正をしたりすることは慎重に考える必要があると思います。
こちらも参考にどうぞ。
⇒参考:かみ合わせ・咬合の、歯科界における考え方について
⇒参考:顎関節症でかみ合わせ(咬合)治療を行うことについて
相談者からの返信
相談者:
いるるかさん
返信日時:2010-08-29 20:17:15
尾崎先生、深見先生、松山先生、藤森先生、田尾先生
さまざまなご意見ありがとうございます。
意見の分かれるところで迷いますね。
でも歯を削ると後戻りできなかったり、矯正をするにしても慎重にしなければと思いました。
また矯正専門医の先生の中には顎関節症と噛み合わせの関係は薄いとおっしゃる先生もおられるのですね。
田尾先生が添付して下さった
>⇒参考:かみ合わせ・咬合の、歯科界における考え方について
>⇒参考:顎関節症でかみ合わせ(咬合)治療を行うことについて
も読ませて頂きました。
私の奥歯の噛み合わせの状態を詳しく書いていなかったので書きます。
ギュっと奥歯で噛むと隙間が空いている箇所があり数点でしか噛めません。
片奥歯が横に寄っている、且つ、前方に傾いていて少し交叉咬合のようです。
舌を噛むことがたまにあります。
矯正専門医の先生に交叉咬合を指摘されたことがあります。
奥歯は山と谷が対になっていると聞きますが、ずれていて、食べ物が噛みづらいです。
顎関節症の症状を除外しても、噛みにくいので最小限で治療したい気持ちで一杯ですが治す範疇なのか分かりません。
これまで矯正専門医の先生に相談に行ったことがあるのですが、悪い噛み合わせなので治すべきとおっしゃる先生、現状維持でとおっしゃる先生がおられました。
矯正をされない噛み合わせ治療をしている先生は質問内容の通り削って被せをするとのことです。
あまり噛み合わせ治療をされていない先生は(失礼ですが)将来的には噛み合わせ治療が必要とおっしゃっていました。
●この噛み合わせだと、
尾崎先生のおっしゃるコンポジットを付けて治すか、顎関節は心配だが矯正で治すか、または現状維持か、どれが適していると思われるでしょうか?
再度ご意見下さると嬉しく思います。
よろしくお願いします。
さまざまなご意見ありがとうございます。
意見の分かれるところで迷いますね。
でも歯を削ると後戻りできなかったり、矯正をするにしても慎重にしなければと思いました。
また矯正専門医の先生の中には顎関節症と噛み合わせの関係は薄いとおっしゃる先生もおられるのですね。
田尾先生が添付して下さった
>⇒参考:かみ合わせ・咬合の、歯科界における考え方について
>⇒参考:顎関節症でかみ合わせ(咬合)治療を行うことについて
も読ませて頂きました。
私の奥歯の噛み合わせの状態を詳しく書いていなかったので書きます。
ギュっと奥歯で噛むと隙間が空いている箇所があり数点でしか噛めません。
片奥歯が横に寄っている、且つ、前方に傾いていて少し交叉咬合のようです。
舌を噛むことがたまにあります。
矯正専門医の先生に交叉咬合を指摘されたことがあります。
奥歯は山と谷が対になっていると聞きますが、ずれていて、食べ物が噛みづらいです。
顎関節症の症状を除外しても、噛みにくいので最小限で治療したい気持ちで一杯ですが治す範疇なのか分かりません。
これまで矯正専門医の先生に相談に行ったことがあるのですが、悪い噛み合わせなので治すべきとおっしゃる先生、現状維持でとおっしゃる先生がおられました。
矯正をされない噛み合わせ治療をしている先生は質問内容の通り削って被せをするとのことです。
あまり噛み合わせ治療をされていない先生は(失礼ですが)将来的には噛み合わせ治療が必要とおっしゃっていました。
●この噛み合わせだと、
尾崎先生のおっしゃるコンポジットを付けて治すか、顎関節は心配だが矯正で治すか、または現状維持か、どれが適していると思われるでしょうか?
再度ご意見下さると嬉しく思います。
よろしくお願いします。
回答6
尾崎歯科医院(札幌市西区)の尾崎です。
回答日時:2010-09-02 18:41:01
>この噛み合わせだと、
尾崎先生のおっしゃるコンポジットを付けて治すか、顎関節は心配だが矯正で治すか、または現状維持か、どれが適していると思われるでしょうか?
>再度ご意見下さると嬉しく思います。
>よろしくお願いします。
どの程度の咬合状態なのか、ここでは知ることが出来ませんので、どの方法が最適化は残念ながら判断できません。
現在かかっている先生と良く相談してください。
その際出来るだけ可逆的に、もし不調な時は元の状態に戻すことが出来る方法をお願いするようにしてください。
また
>ギュっと奥歯で噛むと隙間が空いている箇所があり数点でしか噛めません。
>片奥歯が横に寄っている、且つ、前方に傾いていて少し交叉咬合のようです。
>舌を噛むことがたまにあります。
矯正専門医の先生に交叉咬合を指摘されたことがあります。
>奥歯は山と谷が対になっていると聞きますが、ずれていて、食べ物が噛みづらいです。
のような希望をちゃんと主治医に伝えてください。
尾崎先生のおっしゃるコンポジットを付けて治すか、顎関節は心配だが矯正で治すか、または現状維持か、どれが適していると思われるでしょうか?
>再度ご意見下さると嬉しく思います。
>よろしくお願いします。
どの程度の咬合状態なのか、ここでは知ることが出来ませんので、どの方法が最適化は残念ながら判断できません。
現在かかっている先生と良く相談してください。
その際出来るだけ可逆的に、もし不調な時は元の状態に戻すことが出来る方法をお願いするようにしてください。
また
>ギュっと奥歯で噛むと隙間が空いている箇所があり数点でしか噛めません。
>片奥歯が横に寄っている、且つ、前方に傾いていて少し交叉咬合のようです。
>舌を噛むことがたまにあります。
矯正専門医の先生に交叉咬合を指摘されたことがあります。
>奥歯は山と谷が対になっていると聞きますが、ずれていて、食べ物が噛みづらいです。
のような希望をちゃんと主治医に伝えてください。
回答7
高田歯科 (神戸 三ノ宮・須磨)のタカタです。
回答日時:2010-09-03 09:37:56
噛み合わせは、病的な問題があれば調整すれば良いでしょうが、噛み合わせの悪い人なんて世の中の大半でしょうから、それを全て治す必要もないでしょう。
むしろ、正常咬合の人なんて、1000〜2000人に一人ですから、逆に、マイノリティです。
顎がシャクレている人や、横に歪んでいる人、とか、すんごい出っ歯な人とか、いろいろいますが、皆さん、生活できています。
仮に調整するとしても、部分的な調整でしょうし、どちらかと言うと、削って調整するよりは、盛り足して調整するほうが現在の主流の考え方ではないでしょうか?
むしろ、正常咬合の人なんて、1000〜2000人に一人ですから、逆に、マイノリティです。
顎がシャクレている人や、横に歪んでいる人、とか、すんごい出っ歯な人とか、いろいろいますが、皆さん、生活できています。
仮に調整するとしても、部分的な調整でしょうし、どちらかと言うと、削って調整するよりは、盛り足して調整するほうが現在の主流の考え方ではないでしょうか?
相談者からの返信
相談者:
いるるかさん
返信日時:2010-09-03 22:56:26
〇尾崎先生
>出来るだけ可逆的に、もし不調な時は元の状態に戻すことが出来る方法をお願いするようにしてください。
主治医とよく相談し不調な時には元に戻せるような健康を損ねない処置をしてもらおうと思います。
希望を頑張って伝えてみます。
ありがとうございました。
〇タカタ先生
削って被せ物をするより盛り足して調整するほうが主流なのですね。
ありがとうございました。
>出来るだけ可逆的に、もし不調な時は元の状態に戻すことが出来る方法をお願いするようにしてください。
主治医とよく相談し不調な時には元に戻せるような健康を損ねない処置をしてもらおうと思います。
希望を頑張って伝えてみます。
ありがとうございました。
〇タカタ先生
削って被せ物をするより盛り足して調整するほうが主流なのですね。
ありがとうございました。
タイトル | 奥歯の噛み合せが悪く顎関節症も。どのような治療法が良いのか? |
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質問者 | いるるかさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 29歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
噛み合わせ(咬合)治療 顎関節症 |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。