下顎にできた直径4cmののう胞の手術について

相談者: saitaさん (47歳:女性)
投稿日時:2010-09-03 21:27:51
ここ1年半程、3〜4ヶ月毎に定期健診に通っています。
ずっと左下歯茎に違和感があり、受診の度に訴えるのですが

歯肉は異常ありません」

といわれていました。


今年2月に20年前に治療した歯(左下5番目)の冠が取れ、根管治療の上、冠を被せ直しました。

レントゲン写真は、初診時の21年1月に撮ったきりです。


8月のお盆中に左下口唇がしびれた感じで、顎を触ると硬くて押すと痛いしこりを見つけました。

お盆開けすぐに受診しましたが、レントゲンは撮らず、

「歯の治療は完璧。歯肉炎もない」

と云われ、抗生剤2日分の処方と1ヵ月後の予約となりました。
2日後に腫れとしびれが酷くなり、口腔外科を紹介してもらうべく再診しました。


紹介先の口腔外科ではCTで直径4cmの のう胞が見つかり、すでに外側の顎骨から出ているので、歯を3〜4本抜いて、上から摘出郭清術が必要と云われました。

抜いた後はブリッジは無理なので、入れ歯インプラントとも云われています。
またインプラントをする可能性があるのなら、腰骨から骨髄を取って顎に入れておく必要があると云われました。


#1 顎骨を突き破ってるのでしたら、歯を抜かずに横からの手術は難しいのでしょうか?

#2 矯正審美歯科を標榜していてもレントゲン写真から、のう胞は見つけにくいのでしょうか?

#3 パントモといわれるレントゲン写真の向かって右側に写っているのは私の右顎でしょうか? 左顎でしょうか?


回答 回答1
  • 回答者
長崎大学大学院包括的腫瘍学講座の中本です。
回答日時:2010-09-04 00:51:08
saitaさん、こんにちは。

嚢胞が疑われる症状の治療、ご心配なことと思います。

■>#1 顎骨を突き破ってるのでしたら、歯を抜かずに横からの手術は難しいのでしょうか?

嚢胞と疑われる症状が歯の周囲まで及んでいることが考えられ、その場合、歯を保存して横からのアプローチは難しいです。

顎の骨の中に生じる疾患の多くの場合、前後方向(唇側と舌側)のみならず、上下方向(歯がある側と顎骨の下側)にも進展するケースが多いです。


■>#2 矯正審美歯科を標榜していてもレントゲン写真からのう胞は見つけにくいのでしょうか?

症状の部位・進行度によっては撮影する方法如何で、病変の映り方は変わります。


■>#3 パントモといわれるレントゲン写真の向かって右側に写っているのは私の右顎でしょうか? 左顎でしょうか?

左側になります。


今後の治療方針については、担当の先生ともよく話し合われて決定されてください。

お大事なされてくださいね。

回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2010-09-04 12:41:27
saita さん、こんにちは

>#1 顎骨を突き破ってるのでしたら、歯を抜かずに横からの手術は難しいのでしょうか?

部位にもよります。
歯の根を含んでいるようにのう胞が存在している場合は抜歯をしないと難しいでしょう。

また歯が原因ののう胞であれば原因歯は抜歯することになります。



>#2 矯正審美歯科を標榜していてもレントゲン写真からのう胞は見つけにくいのでしょうか?

撮影しているレントゲンの種類にもよります。
また写り方によっては障害陰影などでわかりにくい場合もあります。



>#3 パントモといわれるレントゲン写真の向かって右側に写っているのは私の右顎でしょうか? 左顎でしょうか?

中本先生が回答されているように左側ですね


その疾患がどのようなものかによって治療方針は変わってきます。

詳細は担当の先生によく相談してください。


お大事にしてください。

回答 回答3
  • 回答者
歯科医師の松山です。
回答日時:2010-09-04 14:09:49
開窓療法は全く望めない状態でしょうか。

開窓療法について説明はなかったのですか。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: saitaさん
返信日時:2010-09-08 17:59:28
こんなに早く、3人もの先生方からお返事をいただけるなんて。
本当に、ありがとうございます。

なるべく歯を抜かないで治療する先生に診てもらっていましたが、今回の紹介先の先生には

「1本を惜しんで、こんなことになった」

と云われてしまい…定期健診を受けていたのになぁ〜と悲しくなりました。


下顎の横からの手術については、紹介先の口腔外科の先生に尋ねたところ

「左下456根尖部にのう胞様病変を認め、僕には無理。
僕が無理だから、多分、大阪の他の先生でも無理だろう」

と云われております。


レントゲンの左右を確認させていただいたのは、紹介先の口腔外科先生が

「紹介元から借りてきたフィルムは要らないよ。
ウチで撮ったフィルムに診てもらいたいところがよく分かるように付箋しとくから、元の先生によく診てもらっといて」

と預かり、紹介元の医院に渡す前に、2つを比べて、??と思ったからです。

そう、紹介元の医院のレントゲンでは私の左顎がフィルムの向かって左に写っています。


手術は予約が一杯で、10月の頭になりました。
この口唇のしびれと痛みを抱えた不快なまま、手術までの1ヶ月を過ごし、また無事に手術が終わっても、その後の治療を考えると今は憂鬱な気持ちに押し潰されそうです。

ご回答いただき、本当にありがとうございました。



タイトル 下顎にできた直径4cmののう胞の手術について
質問者 saitaさん
地域 非公開
年齢 47歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 口腔外科関連
根の病気(根尖病変・根尖病巣)
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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