オーバー根充になる予定。痛みが出る可能性もあると説明され不安に

相談者: elinさん (35歳:女性)
投稿日時:2010-10-14 13:08:05
いつも参考にさせていただいております。

前回ご相談させていただいた,親知らずの抜歯については大学病院にて入院し,下2本を無事抜歯しました。
現在2週間程経ちますが,回復傾向です。

⇒過去の相談「何度か痛む埋没親知らずを抜歯するタイミング」


今回は前歯根管治療についてご相談させていただきます。
以前治療した1番の前歯が痛み出し,現在再根管治療中です。

現在診ていただいている所は自由診療なので,一人一人に時間をかけ,丁寧にやっていただいていますし,先生も熱意のある方で信頼しています。

その先生が,今度根管充填するにあたって,オーバーめにお薬を入れますとおっしゃています。
今までの経験で,オーバーした方が隙間なく詰めれるので,予後が良いと言うのです。
1〜2週間,長ければ1ヶ月程痛みがあるだろうけど,お薬を飲むことで,コントロール出来るからとも言っています。

今までの相談を検索すると,先生方の意見ではややアンダーの方が良いとおっしゃる方が多いように思います。
オーバーだと再治療できないとか。

先生によって,様々な考え方があると思うのですが,痛みが出るとわかっていても,先生を信用してオーバー充填してもいいのでしょうか?
痛みが出ると言うので,ものすごく不安です。

お忙しい中申し訳ありませんが,ご回答よろしくお願いいたします。


回答 回答1
  • 回答者
細見歯科医院の細見です。
回答日時:2010-10-14 13:33:52
根管充填は本来なら過不足無く詰めるのが理想でしょうが、やはり少しアンダー目に詰めた方が良いと思います。
(実際、感染根管抜髄根管では違うのですが)

それぞれDrによって考えは違うと思いますが、やはり担当医とよく相談して下さい。

それと信頼する主治医が居るのなら歯チャンネルはあまり見ない方がいいですよ、このサイトでも色々な考えのDrが居ますので迷っちゃいますよ。

回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2010-10-14 13:46:47
こんにちは。
痛いと言われてしまいますと不安にもなってきますね。


確かにこれについては、未だそのようにする事がよい場合があるというお考えの先生も多々おります。
故に今までの経験上そのような方法をとり良い成績を得ているのであればというお考えなのではないかと想像します。

お痛みについてですが、通常の根管充填でもしばらくの間はお痛みが続く事は少なくありません。
またオーバーしてしまっているケースでも痛みが出ない場合も数多く見ています。

通常「痛い」とは言うものの、ずっと強い痛みが続くという意味では無いように思います。
咬んで歯と歯がぶつかるとひびくような鈍い痛みや違和感を感じる程度であり、多少強くても鎮痛剤でコントロール出来る程度のお痛みである事がほとんどだと思います。


ただこの場では、どの程度をもってしてオーバー根充するとおっしゃっているのか。
また、どのような理由でオーバーさせたいのかは判らないため、それの良し悪しを判断は出来ません。


今までのその担当医の経験の中でそれが結果的に良かったというのであれば、その痛みとはどんな程度のものを指しているのかをお聞きになり、「痛い」と聞いてちょっと怖いのですという事を率直にそのままお伝えした方がよいと思います。

結果的に得意ではない方法でお願いしても、逆によい結果を望めないという事につながります。


ただオーバーしないようにというのが、ごく一般的である事も確かな事ですので、まだまだご不安な点が残るくらいでしたら、他の医療機関にセカンドオピニオンとして、通法通りでの治療は望めないのかを第二の意見としてお求めになってみてもよいと思います。



オーバーの程度や根尖病巣の程度にもよりますが、まったく再根管治療が不可能というわけではありません。

しかしなるべくなら再度触れなくても済むように今回の治療で現状としては納得のゆく予後が想像できるまでもってゆきたいところですね。



お大事になさって下さい。

回答 回答3
  • 回答者
藤森歯科クリニック(兵庫県西宮市)の藤森です。
回答日時:2010-10-14 16:26:16
意図的にオーバーしようとされるのかどうかですが・・。

再根管治療の場合は、どうしても前医の作った根管形態に影響されてしまいます。先端部の本来非常に小さな穴だったものが既に大きくなっていたり、少しずれたところに穴があったり・・、様々です。
ここへ緊密な根管充填をすると、どうしても圧力のために、その穴から根管充填剤が外に溢れてしまう場合があります。
逆に、圧力が不十分なら緊密な充填とはなりえません。

万一、治療が効しなかった場合、前歯は外科的にアプローチし易いのですが、その場合にも緊密な充填であったことが活きてきます。
勿論、溢れた根充剤は除去可能です。

回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2010-10-14 17:13:08
ある論文ではオーバーに充填したものと オーバーにならずに充填したものではその予後に有為な差がないとの報告があります。
ただ、 これは、あくまで、そういう研究がある というだけで、これが絶対に貴方に当てはまるとも限りません。


●オーバーに入れると再治療は難しい

●アンダーだと、再治療は行いやすいが、根の先端から1〜2ミリ手前の位置にピタっと充填するのは難しいし、その、1〜2ミリの空洞部分で菌が繁殖する可能性がないわけではないので、再発する可能性もある

●オーバーに入れるとやがて、マクロファージという細胞が飛び出したガッタパーチャをムシャムシャ食べると言われていますが、マクロファージは食べ分けしないので、歯の根も食べられてしまうことがある。

●オーバーだと術後痛い。

◆"確実"にオーバーさせることは簡単、"確実"にアンダーに入れるのはちょっと難しい



どっちも利点欠点がてんこ盛り

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: elinさん
返信日時:2010-10-14 18:11:58
回答ありがとうございます。

今回再治療するのは2回目なので、セカンドオピニオンで、現在の歯科医院にお願いしました。

先生の説明では、アンダーだと隙間に細菌が繁殖する可能性がある為、少しオーバーにして、完全に密封するという事をおっしゃっていました。
痛みも鎮痛剤でカバーできるので、今から不安になることはないですよともおっしゃってくれています。

今回治療する前に激痛があったり、治療中も何度か痛い思いをしたので、痛みに対しての恐怖心が強くなってしまって・・・

田中先生の御回答では、ずっと強い痛みが続くことはないようなので、ちょっと安心しました。

細見先生がおっしゃるように、色々な考えの先生がいらっしゃるので、歯チャンネルを見ると、どうするのが一番いいのか悩んでしまうんですよね。

今の先生を信じて、治療に専念しようと思います。

先生方、お忙しい中、早々の回答ありがとうございました。
回答 回答5
  • 回答者
回答日時:2010-10-14 21:26:59
今の先生にオーバーせずにやってもらうというのもひとつの手ではありますよ。

万が一にですが、意図的にオーバー根充したいのなら後からでも出来ますが、確かにオーバーした根管治療はその分だけ難易度は高くなるわけですから。




タイトル オーバー根充になる予定。痛みが出る可能性もあると説明され不安に
質問者 elinさん
地域 非公開
年齢 35歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 根管治療の治療法
根管治療後の痛み
根管充填
回答者




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