歯列矯正、過剰歯もあり抜歯か非抜歯かで悩んでいます

相談者: 由良さん (22歳:女性)
投稿日時:2010-11-08 16:31:45
参考:過去のご相談
過剰歯が5本あり、矯正するには全身麻酔で1度に抜くべきですか?


矯正を考えているのですが、抜歯か非抜歯かで悩んでいます。

歯の状態は、
前歯がV字にねじれている(特に上の歯)
開咬気味である
過剰歯が5本ある(親知らず4本とは別に)
・歯のひとつひとつは、大きくはない(前歯の見た感じですが・・・)
 

先日、非抜歯矯正・矯正歯科の認定医でもあるという先生に相談をし、レントゲンなども撮って頂きました。
その先生のお話では、

・親知らずだけは抜き、奥歯の傾きを正常な位置に戻して歯並びを治す

・奥歯の傾きを正常にまっすぐにするので、口元が出るようなことはないし後戻り(再発)もしにくい

・過剰歯は、様子を見ながら治療を進めるが、おそらく抜く必要はない

小臼歯を抜かないので、期間も抜歯より短くて済む

・目に見える歯並びだけでなく、顎関節から治していく


とのことでした。

そのほかにも私からの質問で、歯を抜かずに並べて輪郭が大きくなってしまうようなことはないか聞きましたが、そのようなことはないとのことでした。

確かにかみあわせが良くなって今まで使われていなかった筋肉を使うようになれば、それで少し顔がふっくらするようなこともあるが、親知らずを抜くのでむしろすっきりするくらいだそうです。



本当に丁寧に答えて下さったのにもかかわらず失礼なのかもしれませんが、非抜歯矯正を今まで自分なりに調べてわかった「後戻りしやすい・口元がもっこりする」「日本では抜歯が主流」などというイメージがどうしてもぬぐいきれません。

できれば、過剰歯も残せる可能性があるこの非抜歯矯正を選びたいのですが、大きくお金が動くということもあり、本当に悩んでいます。

これからもう1つ別の矯正歯科さんにも伺う予定ですが、この掲示板の先生方にもできればご助力願いたいです。
よろしくお願いいたします。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2010-11-08 17:03:19
抜歯矯正治療は、確かに相談をされた矯正の先生の仰るとおりのメリットがあると思います。

非抜歯で治療する理由は、多くの場合、抜く必要がないからです。「後戻りしやすい・口元がもっこりする」といういうイメージがあるということですが、抜く必要がないのですから、適正な治療テクニックであればそのような心配は要りません。


ただ、歯の咬み合わせについては上下の対合する歯の位置はだいたい決まっています。

上下の歯の数が異なる場合は、抜歯・非抜歯のとは別の問題です。
よく確認される事をお勧めします。

回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2010-11-08 18:05:26
こんにちは。

過剰歯が5本もあるということですから、これらを抜かずに矯正が出来るというのがちょっと想像がつきにくいですね。

完全に埋伏している様な過剰歯なのでしょうか?

いずれにしましても、何が正しいか?というよりも、先生によってアプローチ方法は変わりやすいと思います。


抜歯矯正を得意としておられる先生のところに行けば非抜歯と言われる確率は高いでしょうし、メリットも多く言われると思います。

まずはご自身の希望に関わらず、色々な考え方の先生の意見を実際に聞いてみるのが良いのではないでしょうか。


ただネットでは、矯正の診断っぽいことをするのはほとんど無理ですね。
最低でも実際にお顔を見て、お口も見てみないと、コメントは難しいですよ。

お大事にして下さい。

回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2010-11-08 22:40:26
由良さまこんばんわ。

抜歯矯正か非抜歯矯正かで悩んでいらっしゃるようですね、しかし非抜歯矯正というものが別にあってそれと対立する抜歯矯正が有るというわけではありません。

不正咬合を治すに当たってどのように歯を移動させて正常咬合にもって行くかを考えるのが治療計画になるわけです。


その前提として矯正診断があります、診断の結果抜歯をして歯を動かしたほうがきれいに仕上がることが示唆されていれば抜歯することになります。

また抜歯しなくても正常咬合に治すことが出来るのなら非抜歯で治療することになるでしょう、もちろんそのボーダーラインも有るわけでそのときどのようなメカニクスを使えば非抜歯で治療できるか、またその場合仕上がりはどうなるのかを考えて患者さんの希望も考慮して抜歯あるいは非抜歯を決めることになります。


例えば抜歯でしか治せないような叢生を非抜歯で治した所で仕上がりは悲惨なことになるでしょう。

結局の所幾ら非抜歯といったところで限界は自ずと出てくるでしょう、問題は素人である患者さんに決定的な判断を下す知識と経験がないことだと思います。


個人的には何症例か抜歯症例を非抜歯で治療してその後始末の経験がありますが、歯を動かす方向が抜歯と非抜歯では反対方向になります、結局患者さんは費用も二重に支払って時間的にも長時間かかってしまって無駄なことをすることになってしまうと思います。

そのようなことにならないためにも主治医を選ぶ場合には慎重になさったほうがいいように思います。


また過剰歯が5本との事ですがおそらく下顎に有るように思うのですが、個人的には経験上過剰歯は抜歯してからのほうが矯正治療をするにはいいように思います。

腕が良くて親切なDrにめぐり合われることを祈っております。

回答 回答4
  • 回答者
伊藤矯正歯科クリニック(名古屋市中区)の伊藤です。



※2013年9月14日までは伊藤和明先生、それ以降は伊藤雅大先生がご回答されています。
回答日時:2010-11-09 09:23:06
抜歯、非抜歯はともかく、過剰歯のことが気になります。

現在どのような状況か、さらに矯正治療によって歯を移動するときに問題が生じないのか。
場合によっては歯の移動を妨げることがあったり、永久歯歯根を吸収したりすることがあります。

必要によってはCTなどでよく確認したほうがいいと思います。



非抜歯矯正とうたっている矯正歯科なら、非抜歯矯正の利点だけを取り上げる場合が多いのは当然です。
しかし現状がどうなっているのか、どこを治療目標とするのかをはっきり確認しておく必要があります。


>・親知らずだけは抜き、奥歯の傾きを正常な位置に戻して歯並びを治す
>・奥歯の傾きを正常にまっすぐにするので、口元が出るようなことはないし後戻り(再発)もしにくい

という意見には全く根拠がないと思います。



お書きになっているように非抜歯矯正は日本矯正歯科学会の主流ではありません。

もっとニュートラルな考え方が主流で、必要なければ抜歯しないし、必要ならためらわず抜歯矯正をお勧めしているはずです。

大学関係でも神奈川歯科大学以外は不用意な非抜歯矯正にたいして警鐘を唱えています。
最も多数が正義とは限りませんが。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: 由良さん
返信日時:2010-11-10 13:51:13
先生方、ご返信ありがとうございます。

過剰歯は、上顎に2本、下顎に3本が完全に埋まっているという形です。
私が相談した先生は、

「今のところ良性の腫瘍のようなもので、今からどうこうすることはない」

とおっしゃっていたのですが・・・



またその先生は、山田先生のおっしゃるような「矯正診断をしてから抜歯か非抜歯かを決める」というものではなく、「完全に最初から非抜歯」という方針のようです。

「抜歯は前歯を並べるだけなので顎関節症になりやすい」
「歯の本数を減らすと将来的に脳が萎縮する」

と言われ・・・
私から、

「では抜歯矯正はそれ自体がよくないんでしょうか」

とお聞きしたところ、

「よくないですね」

とおっしゃっていました。



ですが、ここで先生方の意見をお聞きして、もっとほかの矯正歯科さんのお話も伺ってみるべきだと強く思いました。
とにかく、今予約しているもう1つのクリニックにもよく相談してみようと思います。

 
先生方、お忙しい中貴重なお時間を割いて頂いて本当にありがとうございました。
回答 回答5
  • 回答者
回答日時:2010-11-10 14:15:11
個人的には、抜歯でも,非抜歯でも、信頼できる先生に出会ったのであれば、その先生のやり方で処置をするのが一番だと思います。


治療法だけで考えると、

「絶対、抜歯が良い。」

という先生もいれば、

「非抜歯が最高だ。」

という先生もいます。

そうなると、結局決めかねてしまうからです。


由良さまが、自分の歯を任せようと思うだけの信頼出来る先生かどうか??
が、一番大きなポイントですよ!!

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: 由良さん
返信日時:2010-11-10 17:09:04
>中山先生

ご返信ありがとうございます。

抜歯・非抜歯について色々な話を聞くと、本当に迷ってしまいます・・・
中山先生のおっしゃるとおり、どちらの方法であっても、それが信頼できる先生なのであれば安心して任せることができますね。


今度相談に行くクリニックは、すでに7年前から妹が矯正でお世話になっている先生のところです。

私が今回この掲示板で書いた非抜歯矯正の先生も、ほかの歯医者さんで紹介して頂いたところだったので十分信頼していいとは思うのですが・・・


歯は一生ものの事ですので、慎重に決めようと思います。
お忙しい中、ありがとうございました。
回答 回答6
  • 回答者
回答日時:2010-11-10 18:12:06
こんばんわ。

>、「完全に最初から非抜歯」という方針のようです。
>「抜歯は前歯を並べるだけなので顎関節症になりやすい」
>「歯の本数を減らすと将来的に脳が萎縮する」
>と言われ・・・

良識を疑います、もし本当に非抜歯で治せるとしても個人的には外のDrを当たられたほうがいいと思います。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: 由良さん
返信日時:2010-11-10 18:36:04
>山田先生

ご返信ありがとうございます。

「脳が委縮する」と聞いた時はただただ不安に駆られました。
ですがこの説明の仕方は、客観的に見れば確かに「良識を疑う」ものだったのかもしれませんね・・・


正直なところ、たとえ認定医であって腕は確かであっても、この先生を信頼できるかどうか不安です。
山田先生のご意見を聞いて、やはりほかの先生をあたったほうがいいのかな・・・と思いました。


何度も時間を割いて返信して頂いて、本当にありがとうございました。
回答 回答7
  • 回答者
藤森歯科クリニック(兵庫県西宮市)の藤森です。
回答日時:2010-11-10 18:45:28
回答6の山田先生の意見に賛成!

専門医以外の個人的意見として・・、

もし非抜歯矯正にこだわるのでしたら、少なくとも思春期成長以前からアプローチするべきだったと思います。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: 由良さん
返信日時:2010-11-11 11:32:53
>藤森先生 

ご返信ありがとうございます。

抜歯矯正は子供のうちからの方が適しているんですね。
歯を極力残したいという気持ちはありますが、無理をしてでも非抜歯・・・というわけにはやはりいかないようですね。

もう1つのクリニックで、抜歯すべきなのか・非抜歯でいけるものなのかしっかり相談してみようと思います。


お忙しい中、返信して頂いてありがとうございました。



タイトル 歯列矯正、過剰歯もあり抜歯か非抜歯かで悩んでいます
質問者 由良さん
地域 愛知
年齢 22歳
性別 女性
職業 大学生・短大生・専門学生
カテゴリ 歯列矯正の治療法
歯の数が多い(過剰歯)
回答者




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