右前歯2本が欠損。義歯ではなくブリッジは可能ですか?

相談者: ミスター・ホワイトさん (55歳:男性)
投稿日時:2010-10-30 10:42:04
参考:過去のご相談
診察の全明細、外れた銀歯を接着しただけで4000円も請求?


こんにちは。
お世話様です。

実は、前歯(上)が、2本連続で”欠損状態”となり、入れ歯が避けられない状況になりつつあります。

その場合、噛みにくさ・外観の悪さ、などの理由から、その実施を躊躇しているのが実態です。

申し訳ありませんが、以下、相談に乗って頂けませんでしょうか?


<これまでの経緯>

?20年以上前
上側 右:1・2番 左:1・2番  4本を差し歯にした。

?1996年頃 
上側 右:1番が根っこ部分で折損
そのため、 
上側 右:1・2番 左:1・2番 4本をブリッジ

ところが、

?2005年頃、今度は、右:2番が根っこ部分で折損
時々、鈍痛を発生しながら、今日に至る。



<質問(ご相談)>

先生からは、頃合を見て、右:1・2番を入れ歯(義歯)にするしかない、との診察を頂き、これは致し方ない、と自分でも納得してはいますが、他方で、何とか、前歯の入れ歯は避けたい、という思いが強いのも事実です。

下名としては、以下のような処置を希望するのですが、可能性につき、ご教示頂けませんでしょうか?



*希望する処置

右:1・2・3番、左:1・2番 合計5本のブリッジ

つまり、右:1・2番の欠損を、左:1・2番 及び 右3番で支持する、というやり方。(もし、耐久性に問題あるなら、右4番を加える?)

                   

以 上


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2010-10-30 11:06:11
ブリッジの設計はいろいろあると思いますが、処置自体は可能だと思います。

ただし、考えなければならないのは、「何故その2本だけがダメになったのか?」です。

この問題を解決されなければ、新たなブリッジを作製しても、何年後かにまた歯が割れて・・・・・

ということになる可能性が非常に高いと思います。

回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2010-10-30 18:14:13
保険上は、右:1・2・3番、左:1番 合計4本のブリッジで大丈夫ではあります。

ただ中山先生が書かれたように、なぜ割れたかは大事な要素です。

歯根が薄くなり弱かったのか、歯ぎしり等があるのか、かなりの力仕事をされているのかなどです。

ただ10年に1本の歯根破折ですよね。
多いのかなあ?ちょっと判断しずらいですね、お口の中を拝見してませんので。

あとインプラントという方法もあります。

回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2010-10-31 00:59:09
ブリッジの処置としては、可能だと思います。

しかし、中山先生がおっしゃるとうり破折が原因であれば、何が原因なのかを出来るだけ把握してから処置を選択する必要があると思われます。

特に長いブリッジの場合は、たわみがありますので、咬みあわせが安定していないとどこかの歯がゆるんでしまう事が多いような感じがします。

特に歯ぎしりなどは良くない要因になりやすいです。
ナイトガードなどの装着が必要かもしれません。

インプラントなどは、他の歯に力を及ぼさないので選択の候補でもあると思います。

お答えになれば幸いです。

回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2010-10-31 04:44:00
おはようございます。

諸先生方が回答のように、設計自体は可能だと思います。

ただし、かみ合わせ、歯の根の長さ、歯周病の有無など諸条件によって適応かどうかは変わってくると思います。

ご自身の現状をかかりつけの先生に診てもらい、再度相談されると良いと思います。


また、入れ歯も現在色々ありますので、もう一度それぞれの利点欠点を考えてから決めてもよいと思います。

以上参考になさってください。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ミスター・ホワイトさん
返信日時:2010-11-06 21:39:08
沢山の先生から、アドヴァイスを頂戴し感謝いたしております。

幸いにして、「ブリッジ化により入れ歯を回避」することが決して不可能ではないということが把握出来て、正直嬉しい気持ちがしております。

そこでまず最初に、実際に、右:1・2・3番、左:1番 合計4本をブリッジ化する場合の治療法について、2点教えて頂けますか?

?左1番・・・神経が残っていても、抜髄する必要がある、という理解で正しいでしょうか?

?左2番・・・単独の差し歯で(他と切り離して)生かす、という理解で正しいでしょうか?


次に、根本的な問題ですが、ご意見を総合すると、このようなブリッジはあまり現実的な選択ではないと結論付けられそうに思えるのですが、下名のようなケース、一般の患者さんにはどのように処方されるのでしょうか?

やはり入れ歯が一般的なのでしょうか?
ご教示お願いできると幸いです。

ちなみに下名の場合、かなり早い時期から、C3状態の歯が多かったことが、この年齢(55歳)になって、ボツボツ破損が生じる結果となっていることは間違いなく、確かに今後も破損はあり得なくない、と感じております。

以上、大変お手数をお掛け致します。
回答 回答5
  • 回答者
回答日時:2010-11-10 08:45:24
おはようございます。


>?左1番・・・神経が残っていても、抜髄する必要がある、という理解で正しいでしょうか?

現在冠が被っていて歯の神経が残っているのなら、あえて抜髄をする事はないと思います。

ただ、ブリッジにする歯の平衡性が保たれない場合、さらに切削を余儀なくされます。
そういった場合抜髄が必要になるかもしれません。

修復物の中には切削量が多い物があります。
そういった場合でも時間がかかりますが(仮歯の時間を長くして第二象牙質の形成を待つため)、無抜髄でも可能な事があります。
ですが、冠の下で二次的なむし歯が進行している場合抜髄をした方が良いこともあります。


>?左2番・・・単独の差し歯で(他と切り離して)生かす、という理解で正しいでしょうか?

ブリッジなので、すべて繋げた状態になります。
今のブリッジを外して、もう一度再形成して型を取り直し作ることになります。


>ご意見を総合すると、このようなブリッジはあまり現実的な選択ではないと結論付けられそうに思えるのですが、下名のようなケース、一般の患者さんにはどのように処方されるのでしょうか?

個人的には、健全歯を切削して冠を入れる事には躊躇しますので、入れ歯を考える事が多いでしょうか。
ただ患者さんの年齢もありますのでそこには悩みます。

回答 回答6
  • 回答者
回答日時:2010-11-10 08:55:27
おはようございます


抜髄に関しては、担当医の判断でありこの場で判断はできません。

大丈夫と判断し、歯を削ってみたら抜髄になってしまうこともあります。


このタイプのブリッジが現実的かどうかは、この部位だけで判断できません。
理論的には可能です。
私の症例では、沢山あるケースではないですが年間にいくつかあります。

但し、他の先生がお書きのように原因の解明が行われ、歯周の状態が良く、奥歯での咬み合わせが確立できないと、ブリッジの保存が困難になります。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ミスター・ホワイトさん
返信日時:2010-11-15 21:23:13
諸先生からご指導頂きましたお陰で、凡その状況は把握することが出来ました。

本当に有難うございました。
タイミングを見て、本格的な治療に入りたいと思います。



タイトル 右前歯2本が欠損。義歯ではなくブリッジは可能ですか?
質問者 ミスター・ホワイトさん
地域 非公開
年齢 55歳
性別 男性
職業 非公開
カテゴリ 抜歯:1番(中切歯)
抜歯:2番(側切歯)
ブリッジ治療法
回答者




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