顎関節症。なぜ簡単に噛み合わせが動くのでしょうか?
相談者:
natsunowakuseiさん (51歳:女性)
投稿日時:2010-11-12 00:27:27
突然右の顎関節が痛くなり、右の奥歯がかみ合わなくなってしまいました。
時々そのような症状は起こっていたのですが、あくびがきっかけとなって治ったり、一晩寝れば治っていたので放っておいたのですが、今回は1週間たっても治らなかったので口腔外科に行きました。
開口訓練をして、口は開くようになったのですが、右の奥歯の噛み合わせは治りませんでした。
スプリントを作りましたが効果はなく、痛みがなくなったので治療は終了しました。
そのような状態で2か月ほど経ちましたが、また何かのきっかけで、今度は逆に右の奥歯が強く噛み合わさりすぎるようになり、左の奥歯がかみ合わなくなりました。
なぜこんなに簡単に噛み合わせが動くのでしょうか?
時々そのような症状は起こっていたのですが、あくびがきっかけとなって治ったり、一晩寝れば治っていたので放っておいたのですが、今回は1週間たっても治らなかったので口腔外科に行きました。
開口訓練をして、口は開くようになったのですが、右の奥歯の噛み合わせは治りませんでした。
スプリントを作りましたが効果はなく、痛みがなくなったので治療は終了しました。
そのような状態で2か月ほど経ちましたが、また何かのきっかけで、今度は逆に右の奥歯が強く噛み合わさりすぎるようになり、左の奥歯がかみ合わなくなりました。
なぜこんなに簡単に噛み合わせが動くのでしょうか?
回答1
歯科医師の松山です。
回答日時:2010-11-12 08:45:13
顎の関節には、緩衝のためと思われる関節円盤という組織が、下顎の関節頭と側頭骨関節窩との間に介在していて、これがづれて(ほとんどが前方)、下顎の位置が偏位してしまうのが想像出来ます。
かみ締める癖があったり、奥歯の咬み合わせが低い可能性があります。
かみ締める癖があったり、奥歯の咬み合わせが低い可能性があります。
回答2
藤森歯科クリニック(兵庫県西宮市)の藤森です。
回答日時:2010-11-12 11:07:42
今後もしかしたら、咬み合わせたときに当たる歯を削ると楽になる様な気がする場合があろうかと思います。
しかしながら、極力それは避けられたほうが良いと考えています。
>また何かのきっかけで、今度は逆に右の奥歯が強く噛み合わさりすぎるようになり、左の奥歯がかみ合わなくなりました。
その「何かのきっかけ」を教えてください。
しかしながら、極力それは避けられたほうが良いと考えています。
>また何かのきっかけで、今度は逆に右の奥歯が強く噛み合わさりすぎるようになり、左の奥歯がかみ合わなくなりました。
その「何かのきっかけ」を教えてください。
相談者からの返信
相談者:
natsunowakuseiさん
返信日時:2010-11-12 11:22:46
松山先生
藤森先生
ご回答ありがとうございます。
今回見ていただいた口腔外科では、痛みが治まったので治療終了しましたが、変わってしまった噛み合わせを調整する場合には、大学病院のホテツ科というところで歯を削る方法もあると言われました。
しかし、もともと合っていた噛み合わせが、何かの拍子にずれただけですので、削ってしまうことに抵抗があり、それは希望しませんでした。
「何かのきっかけ」とは、直近のものはあくびですが、以前は頬杖や、肘枕で横になっていた時、硬いものを食べた時、歯科でずっと口をあいていた時などです。
もともと右がかみ合わなくなったのに、逆に右が強く噛み合わさりすぎるという現象が、不思議でなりません。
何か関節に異常があるのでしょうか?
藤森先生
ご回答ありがとうございます。
今回見ていただいた口腔外科では、痛みが治まったので治療終了しましたが、変わってしまった噛み合わせを調整する場合には、大学病院のホテツ科というところで歯を削る方法もあると言われました。
しかし、もともと合っていた噛み合わせが、何かの拍子にずれただけですので、削ってしまうことに抵抗があり、それは希望しませんでした。
「何かのきっかけ」とは、直近のものはあくびですが、以前は頬杖や、肘枕で横になっていた時、硬いものを食べた時、歯科でずっと口をあいていた時などです。
もともと右がかみ合わなくなったのに、逆に右が強く噛み合わさりすぎるという現象が、不思議でなりません。
何か関節に異常があるのでしょうか?
回答3
藤森歯科クリニック(兵庫県西宮市)の藤森です。
回答日時:2010-11-12 13:20:05
どうしても直接診ている訳ではなく限界はありますが・・、
・natsunowakuseiさんを横から見た体型を教えてください。
(幼児体型、胸とお尻がでているetc.)
左右で少し異なれば、それも教えてください。
・過去(ずっと以前も含めて)に交通事故・転倒などで強く身体(お尻・腰・背中・首など)を打ち付けた既往はないでしょうか?
或いは、出産された際などに体調の変化はなかったでしょうか?
・頬杖・肘枕のほか、脚を深く組んで座る・女子座り(お姉さん座り)・ショルダーバッグの使用・自転車の使用・特殊な(?)睡眠姿勢etc.生活習慣はないですか?
・いつも、どちらかの足のみに重心がかかっていないですか?もし、そうでしたらどちらですか?又、腰・膝・首に何か違和感はないですか?
また、顎関節症は国内の厳密に定められた病名ですので、「顎の具合が悪い」ということで回答させていただきます。
それと、取りあえず、歯科医院(特に上の歯の治療)と美容院は、暫く控えていただいた方が無難だと思います。
・natsunowakuseiさんを横から見た体型を教えてください。
(幼児体型、胸とお尻がでているetc.)
左右で少し異なれば、それも教えてください。
・過去(ずっと以前も含めて)に交通事故・転倒などで強く身体(お尻・腰・背中・首など)を打ち付けた既往はないでしょうか?
或いは、出産された際などに体調の変化はなかったでしょうか?
・頬杖・肘枕のほか、脚を深く組んで座る・女子座り(お姉さん座り)・ショルダーバッグの使用・自転車の使用・特殊な(?)睡眠姿勢etc.生活習慣はないですか?
・いつも、どちらかの足のみに重心がかかっていないですか?もし、そうでしたらどちらですか?又、腰・膝・首に何か違和感はないですか?
また、顎関節症は国内の厳密に定められた病名ですので、「顎の具合が悪い」ということで回答させていただきます。
それと、取りあえず、歯科医院(特に上の歯の治療)と美容院は、暫く控えていただいた方が無難だと思います。
相談者からの返信
相談者:
natsunowakuseiさん
返信日時:2010-11-13 11:07:30
藤森先生
>・natsunowakuseiさんを横から見た体型を教えてください。
>(幼児体型、胸とお尻がでているetc.)
>左右で少し異なれば、それも教えてください。
横から見ると、胸が出ています。
左右の骨盤の高さが違います。
(右が上がっていて、右足が少し短いような気がします)
>・過去(ずっと以前も含めて)に交通事故・転倒などで強く身体(お尻・腰・背中・首など)を打ち付けた既往はないでしょうか?
>或いは、出産された際などに体調の変化はなかったでしょうか?
交通事故などによる怪我はありませんが、巨大児を出産しています。
骨盤の歪みは、その時以降のことかもしれません。
>・頬杖・肘枕のほか、脚を深く組んで座る・女子座り(お姉さん座り)・ショルダーバッグの使用・自転車の使用・特殊な(?)睡眠姿勢etc.生活習慣はないですか?
足を組む習慣はあります。
左右両方でするようにしていますが、どちらかが組みにくいということがあります。
バッグはいつも右肩にしかかけません。
睡眠はうつぶせ寝で、右のほほを下にしていることが多いかもしれません。
>・いつも、どちらかの足のみに重心がかかっていないですか?
>もし、そうでしたらどちらですか?
>又、腰・膝・首に何か違和感はないですか?
左右バランスよくしていようと心掛けてはいますが、気が付くと右足に重心を置いているかもしれません。
腰等に違和感はありませんが、首と肩はいつも凝っています。
>それと、取りあえず、歯科医院(特に上の歯の治療)と美容院は、暫く控えていただいた方が無難だと思います。
承知いたしました。
ありがとうございます。
後だしで申し訳ありませんが、思い出したことを付け加えます。
レントゲン写真で、右顎の関節が薄いと言われました。
それと、介護をしておりますので、かなり腕の力を使っています。
>・natsunowakuseiさんを横から見た体型を教えてください。
>(幼児体型、胸とお尻がでているetc.)
>左右で少し異なれば、それも教えてください。
横から見ると、胸が出ています。
左右の骨盤の高さが違います。
(右が上がっていて、右足が少し短いような気がします)
>・過去(ずっと以前も含めて)に交通事故・転倒などで強く身体(お尻・腰・背中・首など)を打ち付けた既往はないでしょうか?
>或いは、出産された際などに体調の変化はなかったでしょうか?
交通事故などによる怪我はありませんが、巨大児を出産しています。
骨盤の歪みは、その時以降のことかもしれません。
>・頬杖・肘枕のほか、脚を深く組んで座る・女子座り(お姉さん座り)・ショルダーバッグの使用・自転車の使用・特殊な(?)睡眠姿勢etc.生活習慣はないですか?
足を組む習慣はあります。
左右両方でするようにしていますが、どちらかが組みにくいということがあります。
バッグはいつも右肩にしかかけません。
睡眠はうつぶせ寝で、右のほほを下にしていることが多いかもしれません。
>・いつも、どちらかの足のみに重心がかかっていないですか?
>もし、そうでしたらどちらですか?
>又、腰・膝・首に何か違和感はないですか?
左右バランスよくしていようと心掛けてはいますが、気が付くと右足に重心を置いているかもしれません。
腰等に違和感はありませんが、首と肩はいつも凝っています。
>それと、取りあえず、歯科医院(特に上の歯の治療)と美容院は、暫く控えていただいた方が無難だと思います。
承知いたしました。
ありがとうございます。
後だしで申し訳ありませんが、思い出したことを付け加えます。
レントゲン写真で、右顎の関節が薄いと言われました。
それと、介護をしておりますので、かなり腕の力を使っています。
回答4
藤森歯科クリニック(兵庫県西宮市)の藤森です。
回答日時:2010-11-13 12:13:23
以下、私の非常に個人的な意見ですが・・、
おそらくは、骨盤の変位を補うような形態へと身体全体が変位していって、頚椎・顎関節に及んだものと考えます。
仮に強制的に顎を以前の位置に戻そうとすると、途中のどこかの場所の歪がより大きなものになるかもしれません。
技術・経験ある柔道整復師などに出会えると有効な場合があります。(個々の技術の差が非常に大きいので気をつけて選んでください)
ただ、完治はなかなか難しいと思います。
もし、歩行指導もして貰えるようでしたら、それはプラスになるはずです。
脚を組む習慣については、片方の膝が正中線を越えて反対側に進入しないようにされたら良いと思います。(もし、あるとすれば左膝が右側に来るのでしょうか?)
階段を駆け下りないようにご注意ください。
すごく危険です。
ショルダーバッグでなく、リュックサックを薦めます。
(私もそうしています。たまたま患者さんに街で出会うと「自分でもされているのですね?」と笑われます)
確かに介護関係の方に多いですね。
紙屋克子先生のビデオなど参考にされ、ご自身の負担にならないようなやり方を習得なさってください。(腕というか、まず自分の腰に負担のないように)
状況を理解する歯科医師とも出会えると良いですね。
参考程度に・・。
おそらくは、骨盤の変位を補うような形態へと身体全体が変位していって、頚椎・顎関節に及んだものと考えます。
仮に強制的に顎を以前の位置に戻そうとすると、途中のどこかの場所の歪がより大きなものになるかもしれません。
技術・経験ある柔道整復師などに出会えると有効な場合があります。(個々の技術の差が非常に大きいので気をつけて選んでください)
ただ、完治はなかなか難しいと思います。
もし、歩行指導もして貰えるようでしたら、それはプラスになるはずです。
脚を組む習慣については、片方の膝が正中線を越えて反対側に進入しないようにされたら良いと思います。(もし、あるとすれば左膝が右側に来るのでしょうか?)
階段を駆け下りないようにご注意ください。
すごく危険です。
ショルダーバッグでなく、リュックサックを薦めます。
(私もそうしています。たまたま患者さんに街で出会うと「自分でもされているのですね?」と笑われます)
確かに介護関係の方に多いですね。
紙屋克子先生のビデオなど参考にされ、ご自身の負担にならないようなやり方を習得なさってください。(腕というか、まず自分の腰に負担のないように)
状況を理解する歯科医師とも出会えると良いですね。
参考程度に・・。
相談者からの返信
相談者:
natsunowakuseiさん
返信日時:2010-11-16 21:19:03
藤森先生
このたびは色々とありがとうございました。
私も顎関節は、顎だけの問題ではないのではないかと思っていました。
普段の姿勢や癖に気を付けるとともに、カイロや整体に通ってみようと思っています。
松山先生もありがとうございました。
今後とも宜しくお願いいたします。
このたびは色々とありがとうございました。
私も顎関節は、顎だけの問題ではないのではないかと思っていました。
普段の姿勢や癖に気を付けるとともに、カイロや整体に通ってみようと思っています。
松山先生もありがとうございました。
今後とも宜しくお願いいたします。
タイトル | 顎関節症。なぜ簡単に噛み合わせが動くのでしょうか? |
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質問者 | natsunowakuseiさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 51歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
噛み合わせに関するトラブル 顎関節症 |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。