歯根部の透亮像は歯根のう胞ではないか?
相談者:
カッサンさん (47歳:男性)
投稿日時:2011-01-11 18:11:09
初めて投稿させて頂きます。
平成22年夏頃から虫歯の治療を受けていましたが、初期のレントゲン検査で、症状のない左上2番の歯根部に約5mmの透亮像を指摘されました。
この部分は約35年前に虫歯の治療時に神経を抜き、白色の被せ物になっていました。
(幼少時のため詳しい経過は不明です。)
レントゲンでは本来神経の治療をした場合は、その部分にレントゲンで白く写る薬物を注入されているはずだが、同部にそれがないため、十分な治療を受けていないのではないか?
従って、膿瘍形成の可能性を指摘されましたが、痛みや腫脹は全く無く、インターネットで調べた結果、「歯根のう胞ではないか」などとかってに考えています。
説明を受けた時点では、
「被せ物を外し、土台を外し、中から膿の排出が無いか確認する必要がある。」
「7-8回位洗浄をして経過を見る必要があるので、週1回で3ヶ月位かかる。」
「最終的には新たに薬物を注入した上で、土台からの治療になる。」
とのことでした。
膿瘍なら上記の治療計画で進むのでしょうが、歯根のう胞なら抜歯が必要になるでしょうか?
歯根のう胞の可能性についての説明はありませんでした。
症状が無いため、しばらく様子を見てもと言いつつ、症状が出ると治療に時間がかかし、難しくなると言われています。
現状で上記のように被せ物を外し、治療に進むべきか、定期的にレントゲンなどで様子を見るべきか(ただし、様子を見ていて透亮像が無くなるとは思いがたいですが・・・)と迷っています。
よろしくお願い致します。
平成22年夏頃から虫歯の治療を受けていましたが、初期のレントゲン検査で、症状のない左上2番の歯根部に約5mmの透亮像を指摘されました。
この部分は約35年前に虫歯の治療時に神経を抜き、白色の被せ物になっていました。
(幼少時のため詳しい経過は不明です。)
レントゲンでは本来神経の治療をした場合は、その部分にレントゲンで白く写る薬物を注入されているはずだが、同部にそれがないため、十分な治療を受けていないのではないか?
従って、膿瘍形成の可能性を指摘されましたが、痛みや腫脹は全く無く、インターネットで調べた結果、「歯根のう胞ではないか」などとかってに考えています。
説明を受けた時点では、
「被せ物を外し、土台を外し、中から膿の排出が無いか確認する必要がある。」
「7-8回位洗浄をして経過を見る必要があるので、週1回で3ヶ月位かかる。」
「最終的には新たに薬物を注入した上で、土台からの治療になる。」
とのことでした。
膿瘍なら上記の治療計画で進むのでしょうが、歯根のう胞なら抜歯が必要になるでしょうか?
歯根のう胞の可能性についての説明はありませんでした。
症状が無いため、しばらく様子を見てもと言いつつ、症状が出ると治療に時間がかかし、難しくなると言われています。
現状で上記のように被せ物を外し、治療に進むべきか、定期的にレントゲンなどで様子を見るべきか(ただし、様子を見ていて透亮像が無くなるとは思いがたいですが・・・)と迷っています。
よろしくお願い致します。
回答1
脇田歯科(愛知県一宮市)の脇田です
回答日時:2011-01-11 18:29:22
歯根のう胞の可能性があると思います。
これに対し、歯根のう胞であったとしても、7-8回位まで洗浄が必要かどうかはわかりかねますが、説明をうけられた内容の保存的治療をまず試みることになる可能性が高いです。
その後、歯根のう胞摘出術も必要になる場合が、時にあります。
透過像が慢性病巣であるとしたら健康上好ましくないですから、積極的に治療することを検討なさる必要があると思います。
個人的な見解ですが、参考にしていただければ幸いです。
これに対し、歯根のう胞であったとしても、7-8回位まで洗浄が必要かどうかはわかりかねますが、説明をうけられた内容の保存的治療をまず試みることになる可能性が高いです。
その後、歯根のう胞摘出術も必要になる場合が、時にあります。
透過像が慢性病巣であるとしたら健康上好ましくないですから、積極的に治療することを検討なさる必要があると思います。
個人的な見解ですが、参考にしていただければ幸いです。
回答2
国際ビル歯科(千代田区丸ノ内)のさがらです。
回答日時:2011-01-11 18:55:10
ご相談ありがとうございます。
脇田先生に賛成です。
どんな病気かの確定診断はレントゲンだけではできません。
膿が出るかどうかでも判断できません。
しかし、
>透過像が慢性病巣であるとしたら健康上好ましくないですから、
健康を目指すならば、治療計画を立てることはできれば必要とおもいます。
今すぐ治療するかどうかはご自由に決められます。
治療の必要性は、痛いとか腫れるとかだけで決める方法と、病気とは将来大事なものを失うリスクを抱えているから、健康のために痛くなくても治療するという考えに分かれます。
当然治療にともなる新たなデメリットやリスクもあります。
全ての選択肢と将来の見通しを説明していただいて決断されると良いでしょう。
脇田先生に賛成です。
どんな病気かの確定診断はレントゲンだけではできません。
膿が出るかどうかでも判断できません。
しかし、
>透過像が慢性病巣であるとしたら健康上好ましくないですから、
健康を目指すならば、治療計画を立てることはできれば必要とおもいます。
今すぐ治療するかどうかはご自由に決められます。
治療の必要性は、痛いとか腫れるとかだけで決める方法と、病気とは将来大事なものを失うリスクを抱えているから、健康のために痛くなくても治療するという考えに分かれます。
当然治療にともなる新たなデメリットやリスクもあります。
全ての選択肢と将来の見通しを説明していただいて決断されると良いでしょう。
回答3
はただデンタルクリニック(渋谷区本町)の畑田です。
回答日時:2011-01-11 19:11:18
カッサン さん、こんにちは
>歯根のう胞なら抜歯が必要になるでしょうか?
少し難しい話になりますが「歯根嚢胞」というのはその部分の組織を採取して、病理組織学的に診断される病名です。
根端性歯周組織炎と歯根肉芽腫と歯根嚢胞はX線的には同様の像を示します。
すなわちレントゲンだけではその診断は不可能です。
ただ、歯根嚢胞の疑いが強いということはいえるとは思います。
また、歯根嚢胞の治療方針ですが、一般的には摘出が行われます。
ただ、歯牙を残して摘出する場合には歯根端切除手術が必要となります。
ただ歯根嚢胞の大きさや病巣の範囲によっては抜歯が必要になることもあります。
現在透過像が見つかったことで治療を開始するタイミングなのかもしれません。
参考になれば幸いです。
>歯根のう胞なら抜歯が必要になるでしょうか?
少し難しい話になりますが「歯根嚢胞」というのはその部分の組織を採取して、病理組織学的に診断される病名です。
根端性歯周組織炎と歯根肉芽腫と歯根嚢胞はX線的には同様の像を示します。
すなわちレントゲンだけではその診断は不可能です。
ただ、歯根嚢胞の疑いが強いということはいえるとは思います。
また、歯根嚢胞の治療方針ですが、一般的には摘出が行われます。
ただ、歯牙を残して摘出する場合には歯根端切除手術が必要となります。
ただ歯根嚢胞の大きさや病巣の範囲によっては抜歯が必要になることもあります。
現在透過像が見つかったことで治療を開始するタイミングなのかもしれません。
参考になれば幸いです。
相談者からの返信
相談者:
カッサンさん
返信日時:2011-01-12 09:03:48
タイトル | 歯根部の透亮像は歯根のう胞ではないか? |
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質問者 | カッサンさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 47歳 |
性別 | 男性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
根管治療の治療法 口腔外科関連 根の病気(根尖病変・根尖病巣) |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。