2年前に抜歯した右上5番、ブリッジかインプラントで迷っています

相談者: しろ らむさん (48歳:女性)
投稿日時:2011-01-25 07:38:58
参考:過去のご相談
30年前に被せたクラウンの歯肉が下がり象牙質が露出。やり直しの時期は?


前回、コアの材質の件で質問させていただきました。

今回は、ブリッジインプラントで迷っていますので、ご回答いただけましたらありがたいです。

実は右上5番を2年前に抜歯し、放置していました。
4番無髄歯、6番有髄歯ですが25年前にクラウンの治療済み。

5番は歯折のため抜歯になりましたが、上手く抜歯できず、歯槽骨はほとんど無く、2年前にインプラントセンターに相談に行きましたら、自家骨造骨が必要とのことでした。

ブリッジだと、4番の負担が大きくていずれ歯折になるとこわいです。

インプラントの最大の利点である、両端の歯を削らないという恩恵はうけませんが、両端の負担軽減を考えると、使う価値があるのかな?と、迷っております。

抜歯のときほっぺた側の骨も削られ、2年前相談に行った時、

「インプラントは入れられますが、見た目は長い歯になります。私はどんな症例もことわりません。」

と、いわれました。

さすがに2年もほっといたので、もう処置を決めなければと悩んでおります。

よろしくご回答お願いいたします。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2011-01-25 07:55:18
破折すると骨が無くなりやすいので、増骨は必要という診断はつけやすいと思います。

ただ二年間の放置により、四番と六番が傾斜移動して、術前に矯正が必要になる場合もありますので、お早めに受診されて下さい。

四番の根管治療の状態、残存歯質の量、歯ぎしりなどで歯根破折の可能性は変化し、個人差がかなり大きいですよ。

回答 回答2
  • 回答者
当サイト登録医としてふさわしくないと判断したため、ご退会頂きました。(不正請求による保険医登録取り消し、H26.12.10)
回答日時:2011-01-25 09:19:02
柴田先生が言われる様に、歯のないところの状態が心配ですね。

反対の歯が延びてきてたり、後ろの歯が倒れてきてたり噛み合わせを崩している可能性もありますね。



>5番は歯折のため抜歯になりましたが、上手く抜歯できず、歯槽骨はほとんど無く、2年前にインプラントセンターに相談に行きましたら、自家骨造骨が必要とのことでした。

ブリッジだと、4番の負担が大きくていずれ歯折になるとこわいです。

必ず破折する訳ではないと思います。
歯の残存量や根の状態など複雑ですね。



>インプラントの最大の利点である、両端の歯を削らないという恩恵はうけませんが、両端の負担軽減を考えると、使う価値があるのかな?と、迷っております。

力の面では有利になると思います。

両端の歯が、以前カリエスになっている事、歯を抜いたところもカリエスになった経験があること、インプラントもカリエスにはなりませんが、インプラント特有の歯周病になります。

インプラントをされると、今まで以上のメンテナンスは当然必要となると思います。



>抜歯のときほっぺた側の骨も削られ、2年前相談に行った時、
>「インプラントは入れられますが、見た目は長い歯になります。私はどんな症例もことわりません。」
>と、いわれました。

骨が少ないと、なるべく深くにインプラントを埋入しないといけない事が多く、そのため深くからインプラントが立ち上がる事、歯茎がもともと少ない事が多く、長い歯になる事もあります。

造骨、歯肉移植などにより回避できるケースもあるかと思います。

回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2011-01-25 10:29:53
確かにブリッジにすると、4番の負担は多くなり将来に不安を抱えることになりそうですが、5番にインプラントを行なうと、もしその後4番にトラブルが発生して抜歯しなくてはならなくなったときには、4番の欠損補綴の手段として、インプラントか着脱式の義歯しか無くなってしまいます。

仮にブリッジで今回補綴を行なった場合、もちろん4番が長持ちするように継続的なメンテンアンス、噛み合わせの調整等を続けて、それでももしだめになったときには更にそのときブリッジ、義歯、インプラントという選択肢が残せることになります。

可能なら現時点で5番部の骨造成だけでも行なっておけると、ブリッジで行なうにしろ、将来インプラントを行なうにしろ、有利な条件を作ることが出来そうですがどうでしょうか。

回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2011-01-25 11:06:06
>2年前にインプラントセンターに相談に行きましたら

さすがに2年前ですからね…。

もし可能であればCTだけでも撮ってもらって、現在の状況をしっかり説明してもらってはいかがでしょうか?

ご自身で骨の状態などを把握されておけば、今後の治療計画も立てやすいように思いますが…。

回答 回答5
  • 回答者
回答日時:2011-01-25 11:41:37
近い将来の予測という観点で言えば

ブリッジにした場合
インプラントにした場合

それほど差は大きくないような気がします。

5番がなぜ破折したのか??という原因をしっかり見極めないとなんとも言えませんが、4番6番とも何十年も問題なく使えていたとすれば、ブリッジでも比較的持つのではないかなぁ??と感じます。

ただし、精密な診査などをしているわけではないので、あくまでも、机上の空論ですけどね・・・・

回答 回答6
  • 回答者
回答日時:2011-01-25 14:47:41
歯槽骨が外見上ないように見えていても、歯科用CT等で綺麗に断面を見ると、実はインプラントが入る位はある事は結構良くあります。

頬側の骨を削られているとの事ですが、裏側口蓋側の骨は残っているんじゃないでしょうか?

それであればインプラントは入るでしょうし、審美性の問題、歯が長くなる、と言うものそんなに変な状態じゃなく解決するのでは、と考えられます。

造骨に関しては、1本だけ綺麗にやるのは逆に難しく、結構大変な思いをされるのでは、と心配です。

現時点で進められるのはブロック骨移植ではないかと推察しますが、そうなると別の部位とかにまで一緒に手術とかになりますから。

出来る先生なら、そこだけの部位で上手くブロックを切り出して、足りない部位に固定して、同時にインプラントまでして下さるのではないでしょうか。

こう言う風に出来れば1回の手術で解決して差し上げられ、患者さんが楽だからです。

多分、私なら歯科用CTで精査して、可能ならこう言う治し方を提案すると思います。

ここら辺の分野は百花繚乱なので、論争が沢山あります。

なので、治療を依頼するDRはよくよく吟味される事をお勧めします。

お大事に。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: しろ らむさん
返信日時:2011-01-25 16:31:45
たくさんのご回答ありがとうございました。


柴田先生、服部先生の

>ただ二年間の放置により、四番と六番が傾斜移動して、術前に矯正が必要になる場合もありますので、お早めに受診されて下さい。

2年前に行ったインプラントの先生が、4,6番がたおれないようブリッジのような仮歯をつくって下さっていましたので、先日までこれをしておりましたので、この点については大丈夫かと思います。

詳しく書かず申し訳ございません。


中山先生の

>5番がなぜ破折したのか??という原因をしっかり見極めないとなんとも言えませんが

歯折は硬いものを食べたことが原因です。
私の歯のかみ合わせは、上1,2,3が少し出ているため、下の歯とかみ合っていないと思います。
よって4,5の負担は大きいのかと思います。
(これは、歯科医に言われたのではなく 私見ですが・・)


松元先生の

>造骨に関しては、1本だけ綺麗にやるのは逆に難しく、結構大変な思いをされるのでは、と心配です。

心配というのは 具体的にどういうことでしょうか?

造骨により手術範囲が広くなり、そのことで4,6番の歯根に痛みや炎症などの影響が出るかも・・ということですか?

5番は見えないところなので、歯が長くできても全く気にしていません。

私が一番恐れているのは、4番への影響です。

造骨による手術で4番へのリスクが生じるのであれば、ブリッジがいいのかなと考えてしまいます。
自分のことなのに一人で決められず大変悩んでいます。

よろしくご回答下さい。
回答 回答7
  • 回答者
回答日時:2011-01-25 19:30:57
狭い範囲内のGBRは逆に非常に難しい場合が多い、と言う事です。

4番への影響ではありません。

ブロック移植をする選択の場合、通常下顎の奥の骨を取ってくる、と言う事をされる先生が多く、それが大変なんです、と言う意味です。

出来れば別の部位に傷を付けず、その5番の周りを探してブロックを取って来れるなら、患者さんは楽だろうとは思いますが、条件が満たせない場合は出来ないと思います。

骨を造るのは、患者さん方が期待するほど楽ではないし、そんな事しないでもインプラントは入る、と言う事が結構多いのが現実です。

4、6を守りたいなら、多少長い歯でもそのままインプラントする事を私は勧めたいです。

今以上に4、6の負担を増やしたくないからです。

ご参考になれば幸いです。

お大事に。

回答 回答8
  • 回答者
回答日時:2011-01-25 23:07:48
昔の書き込みを見ればわかりますが、以前は、私はインプラントをオススメしていました。

しかし、今は違います!

必ずしもインプラントが幸せとは限らないと考えています。

今回のケースは、レントゲン口腔内写真も見ていないので、直接的な意見は書けません。
一般論的に書きます。


歯の欠損症になったときに、その部位に対する処置としては

部分義歯
ブリッジ
●インプラント
●放置
矯正

を考えています。

部分義歯、ブリッジ、インプラントはわかると思います。

放置に関しては、その患者さんが治療に対して消極的な場合に選択します。

この方法でその方が幸せなら良いのでは?と思います。

また矯正については、欠損部の前後の歯を寄せて隙間を埋めることが出来る場合もあるので、全顎的な診査の後に矯正治療を行うこととなります。
無駄に手術や異物の移植をすることを避けることが出来ます。

いずれの方法にしても利点と欠点が在ります。

それぞれの治療方法の利点欠点をよく理解した上で、治療方法を決めることが重要です。

その際に重要なのは、”その歯科医師がどれだけの治療ができるのか?”です。

インプラントしか出来ない歯科医師には、ブリッジは出来ないですし、矯正治療しか出来ない歯科医師は、インプラントやブリッジは出来ないでしょう。

オールマイティな歯科医師もピンきりです。

貴方が何を信じるか?
また、貴方の求める幸せは何か? 

こういう点も重要です。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: しろ らむさん
返信日時:2011-01-29 11:11:51
柴田先生 尾崎先生 タイヨウ先生 松元先生
服部先生 中山先生 タカタ先生

親身になっていただき、ご丁寧なご回答を頂戴しまして ありがとうございました。

良く考えて決めたいと思います。



タイトル 2年前に抜歯した右上5番、ブリッジかインプラントで迷っています
質問者 しろ らむさん
地域 非公開
年齢 48歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 抜歯:5番(第二小臼歯)
インプラント治療法
ブリッジ治療法
回答者




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