奥歯と奥歯の間の根元の虫歯予防について

相談者: はるっちさん (40歳:女性)
投稿日時:2011-02-17 14:54:14
こんにちは。
2年前に出産し、育児をしている主婦です。

小さい頃から虫歯が多く、長年治療をしているので、人一倍、歯には気を使っているつもりなのですが、1年もたたないうちに虫歯になってしまいます。

最近は奥歯と奥歯の間の根元の虫歯になりやすく、出産してから3箇所も治療しました。

1箇所は神経を抜きました。
後はなんとか神経を抜かずにすみましたが、かなりぎりぎりのところで、1箇所はときどきびびっとしみることがあり、先生にはひどくなれば神経抜きましょうといわれています。

朝昼晩、歯磨き、寝る前は加えてフロス歯間ブラシデンタルリンス、をしています。
間食も控えております。

食器を洗うとき、でこぼこしたところは黒い汚れがつくように、歯並びが悪いので唾液がうまく回ってないのかもしれませんが、このままへたな磨き方だと、すべて奥歯の神経をとり、銀歯だらけの歯になりそうです。

口腔洗浄器でも買い、さらに洗浄しようと思っているのですが、奥歯の根元の汚れの洗浄のいいアイデアがありましたら教えてください。


回答 回答1
  • 回答者
当サイト登録医としてふさわしくないと判断したため、ご退会頂きました。(不正請求による保険医登録取り消し、H26.12.10)
回答日時:2011-02-17 16:01:23
いいアイデアはないですがスタンダードに。
家庭でのセルフケアは完璧ですね。

歯科医院での、プロフェッションルケアは受けてられるでしょうか?
今まで苦労されたのもご察しいたします。

奥歯の根元に関しましては、歯ブラシの角度あたり方にも工夫が必要かと思います。

頬の粘膜があるため、歯ブラシの角度がナナメに入りやすかったり、ブラシが咬合面に当たってしまったりしやすいところです。
歯ブラシが歯に垂直に当たる様にして頂くとよいと思います。

歯並びが悪いとかだと、角度つけて磨かなくてはいけないですから難しいですね。

水流系の洗浄機では、プラークになってしまうとプラークは落ちませんので、歯ブラシの使い方フロス等が適切かと思います。

回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2011-02-17 16:34:28
こんにちは。


かなり気を使われているにも関わらず、虫歯が出来てしまうのですね。

歯ブラシフロス歯間ブラシの歯面への当て方や、動かし方にもう少し工夫がいるのかもしれませんね。

その辺のところはかかりつけの歯科医院の先生か、歯科衛生士さんに相談されたことはあるでしょうか?

また、服部先生がおっしゃるように、プロによる歯のクリーニング等は受けておられるでしょうか?

私も口腔洗浄機にはあまり期待しない方がいい気がします。


一度、かかりつけの歯科医院で相談して下さい。

回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2011-02-17 17:29:10
そうですね。

僕もお二人の先生方の書かれているように、「プロフェッショナルケアは受けられているのでしょうか?」と言う所が気になります。

セルフケアはもちろん重要ですし、文面からすると、かなりのレベルで行われている事が想像されます。

しかしながら、セルフケアのみで100点を目指すと言うのにはやや無理があります。

僕のイメージとしては「セルフケア80%、プロケア20%」くらいが無理なく、無駄なく、そしてかなり理想的な口腔内環境を作り出す体制なのではないかと考えております。

プロケアを受ける事で、セルフケアのチェックにもなりますしね。

回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2011-02-17 17:40:22
こんにちは。

奥歯と奥歯の間の根元の虫歯はなかなか厄介ですね。
ここに虫歯ができる方は、後々にも同じようなところに虫歯ができてくる可能性が高いように思います。


現在の状況でまず気になるのは、歯間ブラシが適切に使われているか。
一般的に奥歯と奥歯の間の根元は、くぼみがあるために、プラークが取り除きにくいことが多いのです。

くぼみの中に毛先があたるように、歯間ブラシのサイズの選択や、動かし方を確認する必要があります。
(これは患者さん自身ではわからないことが多いので、プロのアドバイスが必要でしょう)


もう一つがフッ化物の使用状況です。

フッ化物を使われているか、使われているならフッ化物が肝心な奥歯と奥歯の間の根元に行き届くような使用方法をしているのか、さらに、そのフッ化物がある一定時間そこにとどまっているのかなどが重要です。





いずれにしても一度プロのアドバイスを受けられた方がよいでしょう。

その上で、プロのケアもプラスされたらよいと思います。

回答 回答5
  • 回答者
回答日時:2011-02-17 17:59:58
こんにちは。

プロフェッショナルケアは重要そうですね。

ただどうしても、どれだけ頑張ってもむし歯(や歯周病)が防ぎきれない人たちと言うのが一定数いることが分かっています。

でもはるっちさんがそういうグループに入ってしまうのかどうかは分かりませんが、年齢や部位、本数等考えると、たぶんそこまでではなさそうな気がなんとなくはしますけど・・。

あくまでなんとなくですけどね。



むし歯予防については、全抜歯、絶食、砂糖一切抜き、とか除けば必殺技がありませんので、悪そうなことを出来るだけ減らして、良さそうなことを出来るだけ増やして行くことになります。

ですので、プロフェッショナルケアも有効だと思いますが、例えば2ヶ月に一度、口をあけて掃除してもらうだけでは予防効果は期待出来ません。

プロフェッショナルケアの際に、食生活のことやセルフケアの方法についてチェックしてアドバイスを貰える様な、そういうケアを受けられれば何かいいことがありそうですね。



いくつか気になった点を・・



奥歯と奥歯の間の根元の虫歯になりやすく

とありますが、何か詰め物がしてある歯でしたか?
無傷の天然歯でしたか?
それによっても少し解釈が変わりますよね。
(前者であれば、治療の精度の問題かも知れません)

あとこういうタイプの方の場合、飲食物の取り方に問題があることも少なくないです。

間食は取ってないけど、紅茶に砂糖を入れて毎日チビチビ飲んでます、とか、色々なパターンがあります。

あるいは常用薬の副作用で、唾液の流量が減っているとか、というのも危ないです。



>朝昼晩、歯磨き、寝る前は加えてフロス歯間ブラシデンタルリンス、をしています。
口腔洗浄器でも買い、さらに洗浄しようと思っている

フッ素のことは勉強されました?

歯磨きのときにフッ素入り歯磨剤を使用されているかも知れませんが、その後フロスや歯間ブラシ、デンタルリンス、さらには口腔洗浄器?で丁寧にフッ素を洗い流してしまったとしたら、効果が全くなくなってしまいますよね。

フッ素は、出来るだけ長時間、お口の中に溶けている様に工夫することがポイントですよ。
歯磨き後のうがいさえも控えめにした方が良い位です。

参考⇒虫歯予防に対するフッ素の効果的な使用法とは?

あと因みに、根面のむし歯を作りやすい部位には、フロスはなかなか届きませんので、歯間ブラシの方が有効そうです。



根元のむし歯(根面カリエス)は、一番防ぎにくいむし歯と言えます。

多くの方は歯周病や、乱暴な歯周治療によって40代ぐらいから歯肉が下がり、根面が露出してきます。

そうすると同時に根面カリエスとの戦いが始まるのですが、今の所特別効果的と言われる方法は見つかっていないと思います。

また悪いことに根面のむし歯治療は接着不良を起こしやすかったり適合不良を起こしやすかったりするので、治療をしても何年かすると同じ場所から再発することも多いです。

ですので我流で色々試したり、闇雲に道具を増やすよりは、プロフェッショナルケア(&色々な指導・管理)をしっかりしてくれそうなパートナー探しを頑張ってみて、この医院だったら!と思えるかかりつけを見つけることが、何を買うよりも効果的だと思いますよ。

もちろん、今のかかりつけの先生、あるいは衛生士さんが信頼出来そうな感じであればそれで良いと思います。

ここで得た情報なども参考に、色々話をする様にしてみて下さいね。

予防は無理しすぎず楽しく、頑張りましょう。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: はるっちさん
返信日時:2011-02-18 00:17:42
お忙しい中、たくさんの先生方にご回答いただきありがとうございます。
とてもうれしかったです。

今のかかりつけの歯医者さんは長年通っているところなので、質問もある程度聞けるのですが、新しく歯科医院を見つけるのはかなり勇気がいりますし、いままでたくさんの歯科医院に行きましたが、説明もないまま削られるといった悲しい経験もたくさんしてきました。

このようなサイトを見つけたので、これからも信頼できる歯科医院探しができたらいいなと思います。

ほとんどの先生方にプロフェッショナルケアをすることをお勧めいただきましたが、クリーニングは年に何回も虫歯治療に通っているため、そのつどしてもらっています。

その際は「キチンと磨けてますね」とほめられるのですが、

「なぜ虫歯になるのでしょう。
出産のせいでカルシウムがなくなっているからですか?」

とたずねると

「それは関係ないです、磨き方だと思います」

とはっきり言われました。


服部先生、池原先生、口腔洗浄機についてのアドバイスもありがとうございました。

小牧先生、渡辺先生、フッ素の使用についてはとても勉強になりました。
渡辺先生には、痛いところをつかれたような気がします。
自ら甘いものは食べないようにしているのですが、向こうからやってくる場合(いただきもの)は、キライではないのでついつい食べてしまいます。

子供には歯科医院に行く度、フッ素塗布してもらうのですが、参考の掲示板の文面をみるまで、そんなに効果のあるものだとは全く知りませんでした。

そして10年以上愛用していた私の歯磨き粉には、全くフッ素入りではありませんでした。(すごく高価なのに)

私の奥歯はすべて治療済の歯でいずれ何年かたてばさらに悪化し、神経を抜き、抜歯しなければならないと思っていたのですが、このような貴重な意見をお聞きすることができ、すこし希望がもてました。

今日からフッ素入りの歯磨き粉と歯間ブラシで、奥歯の間にしみこませるようにやってみたいと思います。

本当にありがとうございました。

 
 
回答 回答6
  • 回答者
回答日時:2011-02-18 09:59:51
>「なぜ虫歯になるのでしょう。
>出産のせいでカルシウムがなくなっているからですか?」

担当の先生も言っておられますが、「出産」と「カルシウムが無くなる」は因果関係が無いと思います。


お母さんたちの間での「子供を産んだらカルシウムを取られて歯がボロボロになった」と言う噂話は良く聞きます。

確かに「出産」と「歯が悪くなった」には因果関係があると思います。


理由

妊娠中、悪阻などで歯磨きができない
間食が増える人もいる
→ 口腔内環境の悪化

胃酸により酸蝕がおきる
→ 虫歯になりやすい

女性ホルモン(エストロゲン)により歯周病菌が活発になる
→ 歯周病の進行

などが考えられます。


小牧先生やノア先生も書かれているように、虫歯予防で唯一エビデンスがあるのはフッ化物の応用ですから、そのあたりもしっかり指導してもらえると良いと思います。

注)
僕が言っているプロケアは、クリーニングだけじゃないですからね。
ノア先生も書かれているように、「色々な指導・管理」も重要です。

回答 回答7
  • 回答者
回答日時:2011-02-18 13:22:21
出産すると鉄欠乏いなり貧血になりやすくなります。

むし歯とは関わりがありませんが・・・・。

老婆心ながらお伝えいたします。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: はるっちさん
返信日時:2011-02-20 16:35:32
タイヨウ先生、田部先生、ご回答ありがとうございます。

出産って歯に影響あるんですね。
勉強になりました。

プロケアをしっかりしてもらえる歯科医院をさがしたいと思います。

ありがとうございました。



タイトル 奥歯と奥歯の間の根元の虫歯予防について
質問者 はるっちさん
地域 非公開
年齢 40歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 虫歯予防
フッ素
歯磨きに関する疑問
予防関連
回答者




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