初診でレントゲンを撮らずに虫歯の診断

相談者: totoさん (30歳:女性)
投稿日時:2011-02-16 22:44:06
先日5年ぶりに歯科を受診しました。

視診で

虫歯と、そろそろ詰め替えをしたほうがよい個所が計6本ある」

と説明を受け、一番気になっていた場所の治療を受けました。


途中でレントゲンをとらないのかな?と不思議に思ったのですが結果初日に撮影されることはありませんでした。

帰りがけに口の中の絵に虫歯の個所を記入されたものをいただき、

「治療が終わったものにマルをつけていきますね」

っと説明を受けました。
この状態で次回レントゲンを撮るという事があまり考えられないのですが…。



歯科治療にレントゲンが必ずしも必要ではないという事は、他の方の投稿を見て勉強させていただきました。
ただ、レントゲンを撮らないとわからない虫歯もあると考えれば、レントゲンを撮らずして何本です。っと断言するのはとても不思議な感じがしました。

初診でこのような対応はありますか?
この時点で医師に確認したほうがよいことはありますでしょうか?


レントゲンの投稿は多かったのですが、どこを見てもこんな初心的な質問は見つけられませんでした。
すみません。
よろしくお願いいたします。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2011-02-16 23:05:38
totoさん
こんばんは

普通、口腔内の状態は、視診とレントゲン情報とは、異なる事が良くあります。
ですから、視診で明らかに虫歯がある事がわかっていても、治療計画を立てる上で、レントゲン情報が必要となる場合が多いです。


「詰め替え」と書かれていますので、歯の上も、横も、手前も、向こう側も、詰まっている場合、詰めている物を取れば明らかにわかる場合もあります。

詰まって無い部分があるのであれば、そこは大丈夫かどうか、普通は確認します。

回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2011-02-17 00:17:36
こんばんは。

私も違和感を覚える流れですね。


当院の場合だと、初診でマイクロスコープまで使って10分近くかけて、患者さんに一カ所ずつ説明しながら、これは段差に汚れが溜まってますねとか、これは穴の空いてるむし歯ですねとか、ここは黒いけど緊急性はなさそうですとか、ここは歯磨きを特訓しても汚れが落とせない様なら考えましょうとか、これは怪しいのでまた今度レントゲンの方でも確認しましょう…とか、お話して行きます。

それでも最後に必ず、次回レントゲン写真を取ればもっと見つかるかも知れません。

それと、今は見て分かる範囲だけお話しましたけど、見ての通り肝心のところは汚れが溜まっていて隠れていたり、歯ぐきが腫れて隠れていたりしますので、汚れが隅々落とせる様になって、歯ぐきが引き締まってきたら新しいむし歯が見つかる可能性があります。

などと話します。



で、ようやくレントゲン写真を撮っても、写っているのは大体半分ぐらいで、半分ぐらいは見落としてると思います。とお話します。

更に治療が一通り終わっても、まだ見落としている様な小さいのはきっとあると思っておいて下さい、という感じで、いつまでもむし歯は何本です、とかこれでなくなりました、みたいな断言はしないです。



そもそも、指導さえすれば上手に歯磨き出来る人とそうでない人でも削るか削らないか治療方針を変えますから、レントゲンのあるなしに関わらず、初診で何本むし歯があるのでこれだけ治療が必要です、みたいに言い切るのは個人的には自然に避ける様にしています。

ただ当院の場合は不必要なまでにしつこ過ぎますが…。



その先生に何か追加で確認すると言うよりは、出来れば何人かの先生に今の状態を見てもらって、比較して納得できるかどうかで判断された方がいい様な気がしますよ。

回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2011-02-17 00:38:15
初歩的な質問をよくする柴田です。
分からないから聞くのであってセミナーなどはそのために行っていると思ってます。

そして私はあまり撮らないタイプの歯科医かもしれません。


今でこそデジタルレントゲンがあたりまえになりましたが、25年前は一枚ずつ手現像するか自動現像機に入れて5分待つ。
そして失敗してたらもう1回というとんでもない時代でした。


5年ぶりに行かれた歯科医院は全く初めてだったでしょうか?
予約で行かれたのでしょうか?
それとも飛び込みで?
歯科医院側には十分な時間があったのでしょうか?


初回からレントゲンを何枚も撮ると負担金が高くなってしまうので、初診時には撮らないこともありました。

保険医だとあまり一人の患者さんの平均の保険点数を高くすると、こわーーい所から呼び出しを受ける可能性があったりしますので、レントゲンが撮りたいんだけどちょっと控えめにしようかなんて考えたりする歯科医もいらっしゃるかもしれません。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: totoさん
返信日時:2011-02-17 09:44:24
宮下先生 渡辺先生 柴田先生返答ありがとうございました。
こういったサイトがあることとてもすばらしいと思います!


柴田先生からの質問ですが、
「5年ぶりに行かれた歯科医院は全く初めてだったでしょうか?」
・まったく初めて来院しました。

「予約で行かれたのでしょうか?それとも飛び込みで?」
・予約をとって行きました

歯科医院側には十分な時間があったのでしょうか?」
・受付時には、1人待っており、1人治療中
 診察終了時には、3人ぐらい待っていました。


とても判断が難しいですね。
回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2011-02-17 11:59:01
柴田先生のご質問も、鋭いところを突いておられる気がします。
写真の通り、さすがはマイクロスコープを2台も重ねて使用されておられます。。



保険の初診と言うのは(初診だけに限らずですが・・)コストや時間と言った制限との戦いも実はかなりあります。

参考⇒説明があまりないので、不信感がいっぱいです・・・



私は勤務医をしていた頃から、このサイトで色々なご相談に回答させて貰ってきたのですが、その経験の中で強く感じたのは、

・治療を始める前にこそ時間(とコスト)をかけるべき!

と言うことです。
今回の様なケースは、全く逆のパターンですよね?

このサイトに寄せられるご相談(トラブル)の多くは説明不足や理解不足ですから、とても個人的な意見なのですが、



・どこかワンポイントだけでもお金をかけられるとすれば、治療を始める前(初診〜診査〜治療相談)こそ慎重に、自費診療を選ぶべき!

と感じています。



ところがこれ、保険診療で治療をする前提で行うとルール違反になる可能性があります。

診断に最低限必要なレントゲン撮影料等はもちろん、治療に関する説明にかかる費用も初診料(1820円=約10分ぶん)に含まれているので、例えば保険請求できない分のレントゲン代だけ、とか、説明時間を延長する分だけ、あるいは初診そのものだけを自費にすることは規則上出来ません。



ですのでこれはかなり個人的な意見で一般的とは全く言えないのですが、歯科治療に不安を感じている様な方は、最初は自費での歯科ドック(きちんとした健診)の受診をお勧めしています。
(※実施されている医院はかなり少ないです)



一度分かる範囲だけでも徹底的に診査診断してもらって、考えられる治療方法各種のメリットデメリット、費用やかかる期間についての説明を十分に受けた上で、ご自身の価値観に合わせて自費診療でも保険診療でも選ばれる(※健診の後、同じ医療機関で保険診療を開始することはルール上問題ありません)のが、今考えられる理想に近い診療なのではないかなぁ、と、個人的には考えています。

(当院の例→http://www.noahdental.com/about2_soudan.shtml


治療方針を迷った時に自費のセカンドオピニンをお勧めすることも私はよくあるのですが、それも同じ理由ですね。

ただ、歯科医療機関側の受け入れ態勢はまだまだ整っていないというのが現実です。。



少なくとも、治療を始める前に何人かの先生の意見は聞かれた方がいいと思いますよ。

3人に聞けば、三者三様の診断と、治療方針を言われるはずです。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: totoさん
返信日時:2011-02-23 21:33:32
回答ありがとうございました。
悩みましたが、近くの歯科に受診してみることにいたします。

お世話になりました。



タイトル 初診でレントゲンを撮らずに虫歯の診断
質問者 totoさん
地域 非公開
年齢 30歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ その他(診断)
レントゲン写真
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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