アルミナとジルコニアの違いがよく判りません
相談者:
マロン33さん (33歳:女性)
投稿日時:2011-02-20 22:39:20
参考:過去のご相談
*支台が歯茎と同じ高さになってしまい、支台形成後に強い痛み
お忙しいところ、恐縮ですが、右上6番の被せものについてご相談させていただきたいので、よろしくお願いします。
対抗歯の右下6番は、インプラントでクラウン部分はハーモニー(ハイブリットセラミック)という状況です。
あと、多少の睡眠時の歯ぎしりがあります。
現在、プロセラクラウンをと考えているのですが、アルミナとジルコニアのコーピングの違いがよく分かりません。
私としては、審美よりも、下記を優先させたいのですが、金歯には抵抗があります。
1.二次カリエスの発生を防ぎたい。
2.マージンの適合が良いものにしたい。
3.歯の切削量を少なくしたい。
4.再根幹治療が必要になった時に、歯を傷めずにクラウンを撤去したい。
5.アレルギーの危険を回避したい。
それから、マージンはプロセラの場合、歯茎の上か下かどちらが良いのでしょうか?
アドバイスよろしくお願いいたします。
*支台が歯茎と同じ高さになってしまい、支台形成後に強い痛み
お忙しいところ、恐縮ですが、右上6番の被せものについてご相談させていただきたいので、よろしくお願いします。
対抗歯の右下6番は、インプラントでクラウン部分はハーモニー(ハイブリットセラミック)という状況です。
あと、多少の睡眠時の歯ぎしりがあります。
現在、プロセラクラウンをと考えているのですが、アルミナとジルコニアのコーピングの違いがよく分かりません。
私としては、審美よりも、下記を優先させたいのですが、金歯には抵抗があります。
1.二次カリエスの発生を防ぎたい。
2.マージンの適合が良いものにしたい。
3.歯の切削量を少なくしたい。
4.再根幹治療が必要になった時に、歯を傷めずにクラウンを撤去したい。
5.アレルギーの危険を回避したい。
それから、マージンはプロセラの場合、歯茎の上か下かどちらが良いのでしょうか?
アドバイスよろしくお願いいたします。
回答1
E Eデンタル(愛知県豊橋市)の井野です。
回答日時:2011-02-20 23:20:50
こんにちは、
>現在、プロセラクラウンをと考えているのですが、アルミナとジルコニアのコーピングの違いがよく分かりません。
アルミナは人工サファイア
ジルコニアは人工ダイア
みたいな違いですね。
私は強度の面から最近アルミナ使っていないですね。
>1.二次カリエスの発生を防ぎたい。
>2.マージンの適合が良いものにしたい。
先生、技工士さんの腕次第ですね^^;
>3.歯の切削量を少なくしたい。
セラミック系の被せ物の削除量は大きくなってしまいます。
>4.再根幹治療が必要になった時に、歯を傷めずにクラウンを撤去したい。
これも再治療する先生の腕次第ですね。
ジルコニア、アルミナで差はないので安心してください。
>5.アレルギーの危険を回避したい。
であればノンメタルのセラミック系修復がいいですね。
歯チャンネル内を「アルミナ ジルコニア」で検索
・http://www.google.co.jp/search?q=%83A%83%8B%83%7E%83i%81@%83W%83%8B%83R%83j%83A&hl=ja&as_sitesearch=www2.ha-channel-88.com&ie=Shift_JIS&oe=Shift_JIS
>それから、マージンはプロセラの場合、歯茎の上か下かどちらが良いのでしょうか?
どっちでもいいと思いますよ。
縁上で形成すれば多少適合の精度が上がりやすくなりますし、縁下に形成すれば審美性が上がります。
私は、縁下・縁上 ケースbyケースで分けていますね。
おだいじに
>現在、プロセラクラウンをと考えているのですが、アルミナとジルコニアのコーピングの違いがよく分かりません。
アルミナは人工サファイア
ジルコニアは人工ダイア
みたいな違いですね。
私は強度の面から最近アルミナ使っていないですね。
>1.二次カリエスの発生を防ぎたい。
>2.マージンの適合が良いものにしたい。
先生、技工士さんの腕次第ですね^^;
>3.歯の切削量を少なくしたい。
セラミック系の被せ物の削除量は大きくなってしまいます。
>4.再根幹治療が必要になった時に、歯を傷めずにクラウンを撤去したい。
これも再治療する先生の腕次第ですね。
ジルコニア、アルミナで差はないので安心してください。
>5.アレルギーの危険を回避したい。
であればノンメタルのセラミック系修復がいいですね。
歯チャンネル内を「アルミナ ジルコニア」で検索
・http://www.google.co.jp/search?q=%83A%83%8B%83%7E%83i%81@%83W%83%8B%83R%83j%83A&hl=ja&as_sitesearch=www2.ha-channel-88.com&ie=Shift_JIS&oe=Shift_JIS
>それから、マージンはプロセラの場合、歯茎の上か下かどちらが良いのでしょうか?
どっちでもいいと思いますよ。
縁上で形成すれば多少適合の精度が上がりやすくなりますし、縁下に形成すれば審美性が上がります。
私は、縁下・縁上 ケースbyケースで分けていますね。
おだいじに
相談者からの返信
相談者:
マロン33さん
返信日時:2011-02-21 00:48:54
井野先生
ご回答ありがとうございます(^^)
先生の病院のHP見させていただきましたが、治療へのこだわりは、素晴らしいですね。
先生のような方に、治療していただけていれば、下の歯のインプラントは、回避できたかもしれない。。
と、終わった事をグチっても仕方がないので、現在の質問に戻りますが。
先生は最近はアルミナは、強度の面から使用されていないとの事ですが、私の場合、かみ合う下の歯がインプラントで、歯ぎしりもあるので、ジルコニアは、とても硬いイメージがあり、インプラントの土台の骨に刺激が強いかとも、素人的に思ったのですが、このような場合でも、ジルコニアの方が良いでしょうか?
アルミナは、やはり奥歯には、弱いのでしょうか?
先生も書かれているとおり、一番大事なのは、担当の先生と技工士さんだというのは、私も思うのですが、患者側としては、その力量の判断は難しいので、せめてクラウンの種類の一般的な情報だけでも知りたいと思いまして。
ちなみに、プロセラにこだわらない場合、このような状態の右上6番で、一番、二次カリエスの防御、適合性、再治療のやりやすさ(ジルコニアがもっとも撤去が難しいような記述が過去にあったので)等、歯を残す事を最重要視した時に、おススメのクラウンがありましたら、教えていただきたいです。
それから、マージンについてですが、ご回答を見ると、奥歯なので、審美にこだわらなければ、緑上の方が良さそうな感じですが、2次カリエスについては、歯茎内に入っていた方が、安全なような気(素人考えですが)もするのですが、先生なら私のような状況だと、どちらが、おススメだと思いますか?
お忙しいところ、お手数ですが、お時間のある時に、ご回答お願い致します。
ご回答ありがとうございます(^^)
先生の病院のHP見させていただきましたが、治療へのこだわりは、素晴らしいですね。
先生のような方に、治療していただけていれば、下の歯のインプラントは、回避できたかもしれない。。
と、終わった事をグチっても仕方がないので、現在の質問に戻りますが。
先生は最近はアルミナは、強度の面から使用されていないとの事ですが、私の場合、かみ合う下の歯がインプラントで、歯ぎしりもあるので、ジルコニアは、とても硬いイメージがあり、インプラントの土台の骨に刺激が強いかとも、素人的に思ったのですが、このような場合でも、ジルコニアの方が良いでしょうか?
アルミナは、やはり奥歯には、弱いのでしょうか?
先生も書かれているとおり、一番大事なのは、担当の先生と技工士さんだというのは、私も思うのですが、患者側としては、その力量の判断は難しいので、せめてクラウンの種類の一般的な情報だけでも知りたいと思いまして。
ちなみに、プロセラにこだわらない場合、このような状態の右上6番で、一番、二次カリエスの防御、適合性、再治療のやりやすさ(ジルコニアがもっとも撤去が難しいような記述が過去にあったので)等、歯を残す事を最重要視した時に、おススメのクラウンがありましたら、教えていただきたいです。
それから、マージンについてですが、ご回答を見ると、奥歯なので、審美にこだわらなければ、緑上の方が良さそうな感じですが、2次カリエスについては、歯茎内に入っていた方が、安全なような気(素人考えですが)もするのですが、先生なら私のような状況だと、どちらが、おススメだと思いますか?
お忙しいところ、お手数ですが、お時間のある時に、ご回答お願い致します。
回答2
E Eデンタル(愛知県豊橋市)の井野です。
回答日時:2011-02-21 09:16:03
こんにちは、
>ジルコニアは、とても硬いイメージがあり、インプラントの土台の骨に刺激が強いかとも、素人的に思ったのですが、このような場合でも、ジルコニアの方が良いでしょうか?
ん〜、毎回みなさんこう思われるのですが^^;
ジルコニアと言っても全てジルコニアで作る訳ではなく、2層構造で、
中のフレーム部分がジルコニア
外の色・形を決める部分がセラミック
なので噛みあう歯と当るのはアルミナを選ぼうがジルコニアを選ぼうが、ほぼ同じセラミックになるのでここは考えなくていいですよ。
*http://eedental.fine.to/eeblog/2010/03/post-68.html
こんな感じで真っ白な部分が削った歯に接するジルコニアです。
その上のクリーム色の部分がセラミックです。
>アルミナは、やはり奥歯には、弱いのでしょうか?
個人的な意見ですが、アルミナは消えていく材料に思います^^;
>右上6番で、一番、二次カリエスの防御、適合性、再治療のやりやすさ(ジルコニアがもっとも撤去が難しいような記述が過去にあったので)等、歯を残す事を最重要視した時に、おススメのクラウンがありましたら、教えていただきたいです。
見てみないと何とも言えませんが、私は大臼歯にはあまりジルコニア持ってきていませんね。
金属を使いますが、メタルボンドを持ってきています。
理由は、ジルコニアの強度は数値、データー上強いのですが、いかんせまだまだ臨床実績が短すぎることより、不可のかかる部分にはまだ持ってきたくないというのが私の考えです。
>先生なら私のような状況だと、どちらが、おススメだと思いますか?
迷った場合には担当の先生にこの質問をされた方がいいですよ^^
過去にも書いていますが、先生によって考え方は様々です。
ここで私が書いたことと180度変わったことを先生が思われているかもしれません。
ただその時は見ていない私より、担当の先生の意見の方が正しい場合が殆どです。
ですから、診ている担当の先生に、
「このケース、もし先生ご自身ならどちらを選ばれますか!?」
で決められた方がいいと思いますよ。
私の歯科医院も被せ物の選択肢の話は一応しますが、迷っていたら
「もしこの歯が私なら○○を選ぶよ」
と説明しています。
ご自身の条件、希望を話して後は先生に選んで貰った方が私はいいと思います。
おだいじに
>ジルコニアは、とても硬いイメージがあり、インプラントの土台の骨に刺激が強いかとも、素人的に思ったのですが、このような場合でも、ジルコニアの方が良いでしょうか?
ん〜、毎回みなさんこう思われるのですが^^;
ジルコニアと言っても全てジルコニアで作る訳ではなく、2層構造で、
中のフレーム部分がジルコニア
外の色・形を決める部分がセラミック
なので噛みあう歯と当るのはアルミナを選ぼうがジルコニアを選ぼうが、ほぼ同じセラミックになるのでここは考えなくていいですよ。
*http://eedental.fine.to/eeblog/2010/03/post-68.html
こんな感じで真っ白な部分が削った歯に接するジルコニアです。
その上のクリーム色の部分がセラミックです。
>アルミナは、やはり奥歯には、弱いのでしょうか?
個人的な意見ですが、アルミナは消えていく材料に思います^^;
>右上6番で、一番、二次カリエスの防御、適合性、再治療のやりやすさ(ジルコニアがもっとも撤去が難しいような記述が過去にあったので)等、歯を残す事を最重要視した時に、おススメのクラウンがありましたら、教えていただきたいです。
見てみないと何とも言えませんが、私は大臼歯にはあまりジルコニア持ってきていませんね。
金属を使いますが、メタルボンドを持ってきています。
理由は、ジルコニアの強度は数値、データー上強いのですが、いかんせまだまだ臨床実績が短すぎることより、不可のかかる部分にはまだ持ってきたくないというのが私の考えです。
>先生なら私のような状況だと、どちらが、おススメだと思いますか?
迷った場合には担当の先生にこの質問をされた方がいいですよ^^
過去にも書いていますが、先生によって考え方は様々です。
ここで私が書いたことと180度変わったことを先生が思われているかもしれません。
ただその時は見ていない私より、担当の先生の意見の方が正しい場合が殆どです。
ですから、診ている担当の先生に、
「このケース、もし先生ご自身ならどちらを選ばれますか!?」
で決められた方がいいと思いますよ。
私の歯科医院も被せ物の選択肢の話は一応しますが、迷っていたら
「もしこの歯が私なら○○を選ぶよ」
と説明しています。
ご自身の条件、希望を話して後は先生に選んで貰った方が私はいいと思います。
おだいじに
相談者からの返信
相談者:
マロン33さん
返信日時:2011-02-23 00:30:48
回答3
当サイト登録医としてふさわしくないと判断したため、ご退会頂きました。(不正請求による保険医登録取り消し、H26.12.10)
回答日時:2011-02-23 09:00:58
個人的にはアルミナプロセラとジルコニアの違い
ジルコニアには透過性もありますが、ルミナコーピングに比べると透過性が少ないので元の歯の色、部位に応じて使い分けています。
アルミナは審美性も高く、元の歯の色の状態がよい場合前歯には必ずアルミナを使っています。
歯をマスキングすることが必要ないため透明感を出しやすい事が理由です。
またジルコニアは臼歯部、元の歯の色が悪くマスキングが必要な場合は使いますが、最近は多用してません。
ヨーロッパでは17%くらいの破折、チップが報告された経緯もあるからです。
また5年経つと極度にコーピング自体の強度が半分以下に落ちる文献も出ています。
また、ジルコニアとその上に盛られるポーセレンが接着はしていないため、その為にチップがあるのではないかと報告があります。
もちろん完全な接着操作がが出来ていれば危険性も減る面もあるかと思います。
>1.二次カリエスの発生を防ぎたい。
きちんとした印象、適合、接着であればどちらも変わりないと思います。
>2.マージンの適合が良いものにしたい。
どちらもCAD/CAMなので印象しだいだと思います。
>3.歯の切削量を少なくしたい。
形成量は変わりないと思います。
>4.再根幹治療が必要になった時に、歯を傷めずにクラウンを撤去したい。
どちらも接着されていれば変わりないと思います。
>4.アレルギーの危険を回避したい。
金属はないので危険性は少ないと思います。
>それから、マージンはプロセラの場合、歯茎の上か下かどちらが良いのでしょうか?
基本的には歯肉縁下だと思います。
歯によって場所によってジルコニア、アルミナと変えています。
ジルコニアも勿論使っています。
ジルコニアには透過性もありますが、ルミナコーピングに比べると透過性が少ないので元の歯の色、部位に応じて使い分けています。
アルミナは審美性も高く、元の歯の色の状態がよい場合前歯には必ずアルミナを使っています。
歯をマスキングすることが必要ないため透明感を出しやすい事が理由です。
またジルコニアは臼歯部、元の歯の色が悪くマスキングが必要な場合は使いますが、最近は多用してません。
ヨーロッパでは17%くらいの破折、チップが報告された経緯もあるからです。
また5年経つと極度にコーピング自体の強度が半分以下に落ちる文献も出ています。
また、ジルコニアとその上に盛られるポーセレンが接着はしていないため、その為にチップがあるのではないかと報告があります。
もちろん完全な接着操作がが出来ていれば危険性も減る面もあるかと思います。
>1.二次カリエスの発生を防ぎたい。
きちんとした印象、適合、接着であればどちらも変わりないと思います。
>2.マージンの適合が良いものにしたい。
どちらもCAD/CAMなので印象しだいだと思います。
>3.歯の切削量を少なくしたい。
形成量は変わりないと思います。
>4.再根幹治療が必要になった時に、歯を傷めずにクラウンを撤去したい。
どちらも接着されていれば変わりないと思います。
>4.アレルギーの危険を回避したい。
金属はないので危険性は少ないと思います。
>それから、マージンはプロセラの場合、歯茎の上か下かどちらが良いのでしょうか?
基本的には歯肉縁下だと思います。
歯によって場所によってジルコニア、アルミナと変えています。
ジルコニアも勿論使っています。
回答4
E Eデンタル(愛知県豊橋市)の井野です。
回答日時:2011-02-23 11:00:58
>アルミナは審美性も高く、元の歯の色の状態がよい場合前歯には必ずアルミナを使っています。
確かにジルコニアは歯ぐきよりが白っぽくなりますね。
>どちらもCAD/CAMなので印象しだいだと思います。
CAD/CAM以外のブロックから手彫りで削り出す方法も出てきているみたいですよ。
マロン33さん。
服部先生のように高い審美性を求められている先生は先生で非常に学識深い御考えをお持ちです。
先生毎に考えは違ってきてしまう部分はありますので、担当の先生がお勧めするものを選ばれてください。
たぶん、歯周の先生は先生で縁上マージンがいいと言うと思いますし^^;
(正解ってないですからね^^;)
おだいじに
確かにジルコニアは歯ぐきよりが白っぽくなりますね。
>どちらもCAD/CAMなので印象しだいだと思います。
CAD/CAM以外のブロックから手彫りで削り出す方法も出てきているみたいですよ。
マロン33さん。
服部先生のように高い審美性を求められている先生は先生で非常に学識深い御考えをお持ちです。
先生毎に考えは違ってきてしまう部分はありますので、担当の先生がお勧めするものを選ばれてください。
たぶん、歯周の先生は先生で縁上マージンがいいと言うと思いますし^^;
(正解ってないですからね^^;)
おだいじに
タイトル | アルミナとジルコニアの違いがよく判りません |
---|---|
質問者 | マロン33さん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 33歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
材料・機材関連 ジルコニアクラウン お勧めのクラウン(被せ物・差し歯) |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。