[写真あり] 歯の根元に細菌による炎症の治療法 (ドイツ)
相談者:
マリエンさん (34歳:男性)
投稿日時:2011-02-25 06:35:40
回答1
山田歯科医院(兵庫県姫路市)の山田です。
回答日時:2011-02-25 07:25:16
マリエンさまおはようございます。
レントゲン写真拝見いたしました、画像から伺えることは感染根管の可能性が極めて高いと思います。
もしそのような状況なら感染根管治療をすれば治る可能性が高いと思います。
>1.2本抜いてインプラントにする。
個人的には全く考えません。
>2.被せてあるのを一度外して、中を掃除して再度被せる。
私なら先ずこのように治療するでしょう。
>3.2本抜いて歯を矯正して、抜いた部分を埋める。
この写真から判断するとおそらく不可能だと思います。
>4.歯茎を切開して、膿だけ出す。
治らないと思います。
参考になれば幸いです。
感染根管治療
・http://yamadashika.jp/infection.html
根管治療
・http://yamadashika.jugem.jp/?cid=30
レントゲン写真拝見いたしました、画像から伺えることは感染根管の可能性が極めて高いと思います。
もしそのような状況なら感染根管治療をすれば治る可能性が高いと思います。
>1.2本抜いてインプラントにする。
個人的には全く考えません。
>2.被せてあるのを一度外して、中を掃除して再度被せる。
私なら先ずこのように治療するでしょう。
>3.2本抜いて歯を矯正して、抜いた部分を埋める。
この写真から判断するとおそらく不可能だと思います。
>4.歯茎を切開して、膿だけ出す。
治らないと思います。
参考になれば幸いです。
感染根管治療
・http://yamadashika.jp/infection.html
根管治療
・http://yamadashika.jugem.jp/?cid=30
回答2
回答3
泉川歯科医院(茨城県笠間市)の泉川です
回答日時:2011-02-25 08:55:56
マリエンさんこんにちは!
そうですね、各先生方の言われている通り、感染根管治療で十分に回復するのではないかと思われますが。
ただ問題は、被せてあるクラウンや根管内の金属と思われるポストの除去が担当する先生によってどう判断されるかですかね。
(結構除去が面倒です)
ご参考まで。
そうですね、各先生方の言われている通り、感染根管治療で十分に回復するのではないかと思われますが。
ただ問題は、被せてあるクラウンや根管内の金属と思われるポストの除去が担当する先生によってどう判断されるかですかね。
(結構除去が面倒です)
ご参考まで。
回答4
回答日時:2011-02-25 09:25:58
こんにちは。
担当される先生が何が得意か、というのも重要な因子になるかと思います。
諸先生方もおっしゃる通り、私ももしも担当するとしたら感染根管治療を選択したくなるところではありますが、担当されているドイツの先生が(日本人の思う)普通に治療をされるのかが分かりません。
例えば国の文化で、ツギハギ状態の歯よりも精巧な工業製品の方に信頼を置くとかで、一般的にはインプラントを選択される方が圧倒的に多く、感染根管治療は年に数本しかやらないけどインプラントなら百本以上やっている・・ということも、あるのかないのか・・想像もつかないですからね。
もしも根管治療を選択するのなら専門医を紹介するよ、という話ならそれなりに信頼出来るかとも思いますし、色々なデータを見て考えても心情的にも、ご自信の歯が残せるのならその方がいいと思います。
それよりも話が戻りますが、今現在は何も自覚症状はないのですよね?
自覚症状が何もないと仮定すれば、2年は様子を見て、黒い影が大きくなったり症状が出たりしなかったら、帰国して信頼出来る先生(出来ればその歯の神経を抜いた先生ではない先生)がいらっしゃればその先生に相談なさるのが安心かも知れませんね。
影がある(≒細菌感染があって炎症が起きている)のはおそらく事実ですが、=今すぐ要治療ということでもないですよ。
基本様子見のつもりであれば、膿だけ出すことには何の意味もなく(細菌がいるのは歯の中なので)リスクにさえなりますし、歯列矯正で2本分のスペースを2年で埋めるという発想は一般的に考えれば危険だと思います。
インプラントにしても、今後一番長く生活するであろう地域でオペをされるのが理想的ではあると考えます。
あくまでひとつの意見ですが、お大事になさってください。
担当される先生が何が得意か、というのも重要な因子になるかと思います。
諸先生方もおっしゃる通り、私ももしも担当するとしたら感染根管治療を選択したくなるところではありますが、担当されているドイツの先生が(日本人の思う)普通に治療をされるのかが分かりません。
例えば国の文化で、ツギハギ状態の歯よりも精巧な工業製品の方に信頼を置くとかで、一般的にはインプラントを選択される方が圧倒的に多く、感染根管治療は年に数本しかやらないけどインプラントなら百本以上やっている・・ということも、あるのかないのか・・想像もつかないですからね。
もしも根管治療を選択するのなら専門医を紹介するよ、という話ならそれなりに信頼出来るかとも思いますし、色々なデータを見て考えても心情的にも、ご自信の歯が残せるのならその方がいいと思います。
それよりも話が戻りますが、今現在は何も自覚症状はないのですよね?
自覚症状が何もないと仮定すれば、2年は様子を見て、黒い影が大きくなったり症状が出たりしなかったら、帰国して信頼出来る先生(出来ればその歯の神経を抜いた先生ではない先生)がいらっしゃればその先生に相談なさるのが安心かも知れませんね。
影がある(≒細菌感染があって炎症が起きている)のはおそらく事実ですが、=今すぐ要治療ということでもないですよ。
基本様子見のつもりであれば、膿だけ出すことには何の意味もなく(細菌がいるのは歯の中なので)リスクにさえなりますし、歯列矯正で2本分のスペースを2年で埋めるという発想は一般的に考えれば危険だと思います。
インプラントにしても、今後一番長く生活するであろう地域でオペをされるのが理想的ではあると考えます。
あくまでひとつの意見ですが、お大事になさってください。
回答5
誠安・瑞石牙医診所(台湾)の王です。
回答日時:2011-02-25 11:02:19
マリエンさん
こんにちは。同じ海外からコメント致します。
添付されましたレントゲン画像の情報しかないのですが、感染根管による根尖部位の炎症の可能性が非常に高いと思われます。
>それに対し、ドイツの先生に以下の治療方法を授かりました。
>1.2本抜いてインプラントにする。
>2.被せてあるのを一度外して、中を掃除して再度被せる。
>3.2本抜いて歯を矯正して、抜いた部分を埋める。
>4.歯茎を切開して、膿だけ出す。
海外でもこの様な症例の場合は、まず2番の治療法(再根管治療)を取られる先生が圧倒的に多いはずですが、歯の中に長くて太い金属の土台が入っているような場合に限り、4番の治療法を取ることもあります。
ただこの場合も、ただ膿を出すだけではなく、根元の処置も一緒にやられることが多いかと思います。
(根尖端切除術 only、若しくは逆根管充填を加えたもの)
マリエンさんの二本の歯にはそれぞれ、4番が鋳造型の金属ポスト、5番が既製品の金属スクリューポストが入っているように見られます。
長さと太さ的には除去が困難で不可能な症例には入りませんが、除去自体がリスク(歯にヒビが入るなど)と時間を伴う処置なので、その処置自体を嫌う先生もいます。
4番の方法は外科的根管治療法のひとつです。
歯肉に腫れ・膿がある時に取られる応急処置法でもありますが、このような外科療法は、通常の根管治療では治せなかった場合に歯を保存するために有用な、いわば奥の手、最終手段なので、慎重に用いたほうが良いと言えます。
再根管治療が不可能で、外科的アプローチを用いらなければならない場合でも、切開排膿根→根尖掻爬根→根尖切除→逆根管充填・・・・どの段階までやられるかによって再発率・予後も違ってきます。
記述欄の「膿を出す」がどの段階までを指しているのか、?だと思います。
個人的には2番をお勧め致しますが、ただ、マリエンさんがドイツでやって下さる先生を見つけられるかどうかです。
再根管治療を得意とされる先生はドイツにも多くいらっしゃると思いますので、異国で情報が入手し難いとは思いますが、もう一度お調べになって見て下さいね。
1番は再根管治療後の予知性と予後が悪い、または歯根破折で温存が不可能な場合に提案されることが多いと言えます。
3番法を提案される先生は少数派だと思いますが、この場合は全口腔を巻き込んだ治療になる場合が殆どです。
現時点で、それだけの必然性があるのかどうかを考えるべきだと思います。
>上記の方法、もしくは他に方法あったら、アドバイスお願いします。
>膿だけ出して、帰国の2年後に日本に帰ってからじっくり治すという案もありますか?
「膿だけ」を出すのは応急処置の対処法です。
問題を先送りするようなことでしょうか。
根本的な解決には繋がりませんので、どこかの時点で根本的な治療を施さなければならないというのはずっと付き纏ってくると思います。
国内に帰られてから本格的な再根管治療を開始なさるのも良いとは思いますが、この手の再治療には「時間」がとても掛かるため、一時帰国のような短い滞在期間で終えられるかどうかも考慮しなければならない点だと思います。
再根管治療・感染根管治療は、初めの第一回の根管治療と比べて、難易度が高い、リスクが高い、患者さんの不安も高いという三高続きプラス時間が掛かりますので、日本国内で治療を受けられる場合でも、勿論海外で治療を受けられる場合でも、先生選びがとても重要になってくると言えます。
次の次の次というような再再再根管治療(まぁ、ないことはないですが、ここまで来ますと殆どが抜歯です・・・)が起きないように、今回の再治療できちんと完治出来るように、慎重に丁寧に治療して下さる先生を見つけられることが大事なのではないかと思います。
参考になさって下さい。
お大事に。
あっ、トロトロと書いておりましたら、渡辺先生のコメントが入りましたね^^
こんにちは。同じ海外からコメント致します。
添付されましたレントゲン画像の情報しかないのですが、感染根管による根尖部位の炎症の可能性が非常に高いと思われます。
>それに対し、ドイツの先生に以下の治療方法を授かりました。
>1.2本抜いてインプラントにする。
>2.被せてあるのを一度外して、中を掃除して再度被せる。
>3.2本抜いて歯を矯正して、抜いた部分を埋める。
>4.歯茎を切開して、膿だけ出す。
海外でもこの様な症例の場合は、まず2番の治療法(再根管治療)を取られる先生が圧倒的に多いはずですが、歯の中に長くて太い金属の土台が入っているような場合に限り、4番の治療法を取ることもあります。
ただこの場合も、ただ膿を出すだけではなく、根元の処置も一緒にやられることが多いかと思います。
(根尖端切除術 only、若しくは逆根管充填を加えたもの)
マリエンさんの二本の歯にはそれぞれ、4番が鋳造型の金属ポスト、5番が既製品の金属スクリューポストが入っているように見られます。
長さと太さ的には除去が困難で不可能な症例には入りませんが、除去自体がリスク(歯にヒビが入るなど)と時間を伴う処置なので、その処置自体を嫌う先生もいます。
4番の方法は外科的根管治療法のひとつです。
歯肉に腫れ・膿がある時に取られる応急処置法でもありますが、このような外科療法は、通常の根管治療では治せなかった場合に歯を保存するために有用な、いわば奥の手、最終手段なので、慎重に用いたほうが良いと言えます。
再根管治療が不可能で、外科的アプローチを用いらなければならない場合でも、切開排膿根→根尖掻爬根→根尖切除→逆根管充填・・・・どの段階までやられるかによって再発率・予後も違ってきます。
記述欄の「膿を出す」がどの段階までを指しているのか、?だと思います。
個人的には2番をお勧め致しますが、ただ、マリエンさんがドイツでやって下さる先生を見つけられるかどうかです。
再根管治療を得意とされる先生はドイツにも多くいらっしゃると思いますので、異国で情報が入手し難いとは思いますが、もう一度お調べになって見て下さいね。
1番は再根管治療後の予知性と予後が悪い、または歯根破折で温存が不可能な場合に提案されることが多いと言えます。
3番法を提案される先生は少数派だと思いますが、この場合は全口腔を巻き込んだ治療になる場合が殆どです。
現時点で、それだけの必然性があるのかどうかを考えるべきだと思います。
>上記の方法、もしくは他に方法あったら、アドバイスお願いします。
>膿だけ出して、帰国の2年後に日本に帰ってからじっくり治すという案もありますか?
「膿だけ」を出すのは応急処置の対処法です。
問題を先送りするようなことでしょうか。
根本的な解決には繋がりませんので、どこかの時点で根本的な治療を施さなければならないというのはずっと付き纏ってくると思います。
国内に帰られてから本格的な再根管治療を開始なさるのも良いとは思いますが、この手の再治療には「時間」がとても掛かるため、一時帰国のような短い滞在期間で終えられるかどうかも考慮しなければならない点だと思います。
再根管治療・感染根管治療は、初めの第一回の根管治療と比べて、難易度が高い、リスクが高い、患者さんの不安も高いという三高続きプラス時間が掛かりますので、日本国内で治療を受けられる場合でも、勿論海外で治療を受けられる場合でも、先生選びがとても重要になってくると言えます。
次の次の次というような再再再根管治療(まぁ、ないことはないですが、ここまで来ますと殆どが抜歯です・・・)が起きないように、今回の再治療できちんと完治出来るように、慎重に丁寧に治療して下さる先生を見つけられることが大事なのではないかと思います。
参考になさって下さい。
お大事に。
あっ、トロトロと書いておりましたら、渡辺先生のコメントが入りましたね^^
相談者からの返信
相談者:
マリエンさん
返信日時:2011-02-26 06:50:12
各先生方アドバイスありがとうございます。
自覚症状ですが、先週は噛んでも痛かったのですが、今は、患部を触らなければ痛くありません。
触ると若干歯茎がブヨブヨし痛みを伴います。
一応抗生物質をもらい処方しています。
私自身も感染根管治療を希望しようとドイツで紹介されたその道の専門家を訪ねたのですが、再根管治療の場合は治る確率が50%ぐらい、またはヒビが入っていた場合は抜歯となると言われました。
そのために高額な治療費を支払うなら、インプラントなどで直したほうがお金もかからず最終的に良いとの見解です。
担当した専門の先生は直観的ではあるが、再発する可能性が高いとも言ってました。
でも先生方も意見を参考にし、再根管治療の方向で進めたいと思います。
自覚症状ですが、先週は噛んでも痛かったのですが、今は、患部を触らなければ痛くありません。
触ると若干歯茎がブヨブヨし痛みを伴います。
一応抗生物質をもらい処方しています。
私自身も感染根管治療を希望しようとドイツで紹介されたその道の専門家を訪ねたのですが、再根管治療の場合は治る確率が50%ぐらい、またはヒビが入っていた場合は抜歯となると言われました。
そのために高額な治療費を支払うなら、インプラントなどで直したほうがお金もかからず最終的に良いとの見解です。
担当した専門の先生は直観的ではあるが、再発する可能性が高いとも言ってました。
でも先生方も意見を参考にし、再根管治療の方向で進めたいと思います。
タイトル | [写真あり] 歯の根元に細菌による炎症の治療法 (ドイツ) |
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質問者 | マリエンさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 34歳 |
性別 | 男性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
根管治療の治療法 根管治療の失敗・再治療 その他(写真あり) ドイツ 根の病気(根尖病変・根尖病巣) |
回答者 |
|
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。