[写真あり] ブリッジと色を合わせるために隣歯をベニアかクラウンに (米国)

相談者: chichikuさん (47歳:女性)
投稿日時:2011-03-21 11:55:09
現在 ニューヨークにすんでおります。

25年前に 日本で 左2と4の歯がはえてこなかったため左上1番から5番右上1番を6本ブリッジにして 保ってきました。

使用感では 今も問題はないのですが 外観が 歯茎と歯の間に 少し下の金属の 黒ずみがみえます。



そこで 歯医者さんに相談に行きましたら この左の6本のブリッジにくわえて 反対側の右の2と3番をVENEERという 表面にエナメルを貼るものと 右4と5番を クラウンにしてそろえたほうが 見た目がよいといわれました。

たしかに現在も 右の1のブリッジの歯と右2番の自分の歯では 色も材質感も違ってみえますが 現在 右2−5番はまだ健康な異常のない歯なので あえて VENEERとクラウンにしてしまうと 歯を削るので 弱くなって わざわざ もったいことをするのではないかと 迷っています。


日本の歯医者さんのご意見をお聞かせください。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2011-03-21 12:28:41
ブリッジはやり直すのでしょうか?

それならば右上2-5番に合わせて形態と色などの質感を調和させられれば、わざわざ削る必要はないかもしれません。


chichikuさんが右上だけきれいにしたいのなら、ベニアクラウンも方法の一つです。

回答 回答2
  • 回答者
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回答日時:2011-03-21 12:35:17
審美的に色が合わない等治したいなどあるのであれば充分に行う価値はあると思います。

ラミネートべニアをその2本に入れることにより、歯のバランスがよくなる可能性もあったり色は全体で合わせやすいと個人的には思います。


>あえて VENEERとクラウンにしてしまうと 歯を削るので 弱くなって わざわざ もったいことをするのではないかと 迷っています。

多くの場合、ラミネートべニアを削る場合エナメル質内で形成が終わることが多いため、論文では接着されたラミネートべニアは削る前のエナメル質と同等のたわみで歯の全体の強度も増しているという報告もあります。

日常臨床では完全なエナメル質内だけで形成を終えることは少ないかもしれません。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: chichikuさん
返信日時:2011-03-21 13:06:44
海外にいても 日本の先生にこんなに 早くお返事いただけるのは
感激!です。


柴田先生へ

お返事ありがとうございます。

ブリッジは やり直します。
その上で 続きの右2−5番をラミネートベニアクラウンにするべきかどうかを迷っているのです。



服部先生へ

お返事ありがとうございます。


いただいた文面の

「日常臨床では完全なエナメル質内だけで形成を終えることは少ないかもしれません。」

私の日本語理解が悪いので 簡単に説明していただけないでしょうか?

日本では あまり ラミネートベニアは使われないということでしょうか?
また ラミネートベニアとクラウンは 削ることになるので 歯が弱くなることは ないでしょうか?
回答 回答3
  • 回答者
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回答日時:2011-03-21 14:45:13
私見では、歯の向きの大幅な変更がない限りラミネートべニアではエナメル質の厚みの中で削って型を取ると思います。
だいたい削るといっても0.3〜0.7mmくらいだと思います。

しかし、歯の中でも真中や歯ぐきの周りでは厚みも異なりますので完全にエナメル質だけというのは難しいかもしれません。

個人的にはラミネートべニアも行いますが、先生の考え方ではないでしょうか。


ラミネートべニアに関しましてはエナメル質内の形成であり歯への接着がうまくいっていれば歯と同等の『たわみ』、歯以上の『強度』になると研究されています。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: chichikuさん
返信日時:2011-03-21 15:30:27
服部先生
再度 お返事を ありがとうございました。


ベニアに対しては 歯以上の 強度になるのは わかりましたが そのとなりの 4と5番は クラウンにするのですが これらも 削ることになるので 歯が弱くなることは ないでしょうか?

削ってまで ベニア クラウンにするのは たしかに 左のブリッジと右ベニア クラウンは 見た目は審美的にはそろうでしょうが それによって 今後のリスクを負うことになるのでしょうか? 
回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2011-03-21 15:57:07
ブリッジは やり直します

ブリッジをやり直すのであれば、この段階で色調をそろえることは可能なので、わざわざラミネートべニアの処置をする必要があるのか疑問です。

もともと、ラミネートを行う歯に審美的な問題がありそれを解決するために行うのであれば理解できます。



>ラミネートべニアに関しましてはエナメル質内の形成であり、歯への接着がうまくいっていれば歯と同等の『たわみ』、歯以上の『強度』になると研究されています。

私の勉強不足かもしれませんがこれについては、疑問に思います。

回答 回答5
  • 回答者
回答日時:2011-03-21 19:01:47
桜田先生の
>もともと、ラミネートを行う歯に審美的な問題がありそれを解決するために行うのであれば理解できます。

例えば2番が矮小歯であるとか歯牙の色がまだらであるとかを言われていると思います。
あと右上2番だけが反対咬合であるとかの場合です。


やはりどんな治療も戻せませんしリスクは絶対生じるとおもいます。
ベニアによって強度が増してもカリエスのリスクはあがると思います。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: chichikuさん
返信日時:2011-03-21 20:05:35
桜田先生 柴田先生

どうもありがとうございます。


柴田先生へ

いただいたお返事の

「やはりどんな治療も戻せませんしリスクは絶対生じるとおもいます。ベニアによって強度が増してもカリエスのリスクはあがると思います。」

すると 右奥の4と5番のクラウンの場合も ベニアと同じく 健康な歯にリスクを与え カリエス(虫歯とりかいしてよろしいでしょうか?)の可能性をひきおこすのでしょうか?


ブリッジをまず なるべく 右のまだ まともな歯にあわせてつくってもらって
回答 回答6
  • 回答者
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回答日時:2011-03-21 20:07:51
>私の勉強不足かもしれませんがこれについては、疑問に思います。

勉強不足だと思います。

有名なマニエの論文に、天然歯とポーセレンラミネート修復された歯の各種条件による強度比較検討の結果、でこの結果によればポーセレンシェルを接着された歯は、ポーセレンシェルを接着されない天然歯と比較してほとんどそ遜色ない強度が得られるという報告があります。

またこの内容はコンポジットレジン修復の上べニア修復された状態でも同等の結果が得られています。

Magne P,Douglas WH:Cumulative effect of successive restorative procedures on anterior crown flexeture ;Intact versus veneered incisors.Quint Int,31(1):5-18,2000

また、Andreasenらは羊の歯を用いて、便宜的に破折させた切歯にポーセレンシェルを接着した場合の破折強度を天然歯と比較した場合、双方に有意差はなかったと報告してます。

Andreasen FM,Dagaad JJ,Munksgaad EC:Reinfocement of bonded crown fractured incisors wiht pocelain venner.Endo Dent Traumatol,7:78-83,1991

回答 回答7
  • 回答者
回答日時:2011-03-21 23:00:34
こんばんは。

色々意見は出てますが、私だったらニューヨークでベニアは嫌ですね。

日本人のエナメル質は非常に薄っぺらなので、服部先生が少し書かれた様に、エナメル質内での形成はかなり難しいです。

手先が器用と言われる日本人の歯科医師を持ってしても、0.3〜0.7mmくらいと言う削り方、更には自然な色出しは至難の業ですね。


日本の都心部で、その世界では有名な日本人審美歯科医にやってもらうのならともかく、ニューヨークでは怖いです。

もちろん、アジア人のベニアの経験に長けていて、客観的に見て十分な実績がある先生なら別ですが、そのあたりが不明でしたら個人的にはちょっと・・といったところです。




それと服部先生のおっしゃるMagne、Andreasenの論文ですが、

・エナメル質に接着
・抜いた歯牙での実験

と言う点が落とし穴ではないでしょうか?


上述しました様に日本人の前歯でエナメル質に理想的に接着させるというのが難しい点

抜いた歯での実験系ですので、理想的(非現実的)な環境で接着させている点
(※実際の臨床では、削った後にベニアが完成するまでの間、削った面が汚染します。
また完全に乾燥させた状態での接着操作が出来ないので、接着剤の能力が極端に落ちる危険があります)

は、考慮しなくてはいけませんね。



いずれにしても、歯の削り方、ベニアの作り方、接着のさせ方のどれもが非常に高いレベルで行われる確証が得られない限りは、自分だったら嫌ですね。



ただこの話を逆の見方をすると、「右2−5番も一緒に作り物にしないと、自然な感じにならないよ」と言う担当の先生からの警告なのかも??知れません。

可能なら、右2−5番の色に合わせた左5−右1を作って貰うのが無難だとは思うのですが、欧米人の歯の色と日本人の歯の色もまた微妙に系統が違ったりもします。

更にはアメリカの場合、歯科技工士って日本の様に国家資格ではなくて誰でも出来るので、出来れば過去の症例(出来ればアジア人の前歯1本のケースとか)写真を見せて貰えると安心出来そうですね。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: chichikuさん
返信日時:2011-03-22 00:56:30
色々なご意見 ありがとうございます。

まさに 渡辺先生のおっしゃるとおり「右2−5番も一緒に作り物にしないと、自然な感じにならないよ」と言う担当の先生から 進められたのです。



下記の写真が 右1と左1−5番が 現在の25年前からしているブリッジです。
少し 右2と3番に比べて 歯色が黄色いのが おわかりになりますでしょうか?

これと 歯と歯茎の間に黒い金属が見えてきたので 変えようと思いました。



ところで ベニアの隣の奥の4と5番はクラウンを進められていますが 健康な歯をわざわざ削ってやる必要は あると思われますか?
これも 虫歯やそのほかのリスクが生じてくるのでしょうか?

それと 今思い切って 治しても また数年後に次回は 10本をとりかえ直すことになるかと思うと金銭的にも 大丈夫かしらと 迷ってしまいます。


前回の6本のブリッジは 25年保っていましたが あと何年くらい 保てるものなのでしょうか?  

画像1画像1 画像2画像2
回答 回答8
  • 回答者
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回答日時:2011-03-22 08:47:22
「それと服部先生のおっしゃるMagne、Andreasenの論文ですが、

エナメル質に接着
・抜いた歯牙での実験

と言う点が落とし穴ではないでしょうか?

上述しました様に日本人の前歯でエナメル質に理想的に接着させるというのが難しい点

抜いた歯での実験系ですので、理想的(非現実的)な環境で接着させている点
(※実際の臨床では、削った後にベニアが完成するまでの間、削った面が汚染します。
また完全に乾燥させた状態での接着操作が出来ないので、接着剤の能力が極端に落ちる危険があります)

は、考慮しなくてはいけませんね。」


このような論文は実際に歯の削除されることが想定されるため、抜去歯牙や他の歯を用いないと成立しないと思います。

いろいろな条件は勿論異なるとは思いますが、このような論文などで多くの方が臨床で使われている訳ですから現時点では、信じて選択するのは問題は少ないと思います。
他の論文、研究は意味がない事を示してしまいます。




>ところで ベニアの隣の奥の4と5番はクラウンを進められていますが 健康な歯をわざわざ削ってやる必要は あると思われますか?
>これも 虫歯やそのほかのリスクが生じてくるのでしょうか?

chichiku さん次第かと思います。
虫歯等はその隣の歯と同じ環境な訳ですから、しっかりとプラークコントロールを行えば他の歯も同様のリスクを抱えている訳です。
あとは、見た目の問題かと思います。



>前回の6本のブリッジは 25年保っていましたが あと何年くらい 保てるものなのでしょうか?  

カリエス歯周病等からしっかり歯を守る事をお考えになって今まで25年も保ったのですから、今以上のプラークコントロールでケアされればご心配されるような事は少ないと思います。

回答 回答9
  • 回答者
回答日時:2011-03-22 09:48:22
写真を見て第一印象は1番の長さが長くて切端の傾斜が強く思いました。

中の歯が生活歯だと難しい場合があるかもしれませんが、もう少し小さな歯だと2番とのバランスが取れる様な気がします。


ただ咬合によっては小さくできない事もあります。
これはネットでは無理な話ですから。



ブリッジを外す前にシミュレーションできれば安心ではないでしょうか?
保険のCRなどを使い全く削らずに出来る方法もあります。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: chichikuさん
返信日時:2011-03-22 14:47:30
服部先生や柴田先生 何度も ありがとうございました。



ところで 柴田先生に質問ですが。

ブリッジを外す前にシミュレーションできれば安心ではないでしょうか?

ということは 今の古いブリッジを削って 短くしてみてみるということでしょうか?



保険のCRなどを使い全く削らずに出来る方法もあります。

保険のCRとは なんでしょうか?
回答 回答10
  • 回答者
回答日時:2011-03-22 19:47:15
>>ブリッジを外す前にシミュレーションできれば安心ではないでしょうか?
>ということは 今の古いブリッジを削って 短くしてみてみるということでしょうか?


歯型を採って模型上で削ったりワックスで形態修正したりしてシュミレーションを行う事が多いです。



保険のCRとは なんでしょうか?

あ、アメリカだと「保険の」と言うのは無いですね。

一般に「コンポジットレジン(CR)」「ダイレクトボンディングレストレーション」などと呼ばれています。


回答 回答11
  • 回答者
回答日時:2011-03-22 22:23:55
別に保険でも保険外のCRでもいいんですが(保険の方が安いのでそう書いただけです)接着操作を全くせずに今ある歯牙ブリッジの上にCRをおいて、ある程度形態を回復して光を当てて固めるだけです。

そうするとどこが足りないかを把握する手助けになります。


1番の長い方も削らずに口腔内でする方法もありますが、その歯科医院で材料が無いのに方法だけ提示しても仕方がないかなと思っています。

回答 回答12
  • 回答者
回答日時:2011-03-22 23:49:39
だいぶ話がそれてしまいますが、

>このような論文などで多くの方が臨床で使われている訳ですから現時点では、信じて選択するのは問題は少ないと思います。

と言う説明なら、みんながやってるからいいと言う話になるので、論文の話は持ち出さない方がいいですね。

論文は結果ではなく、実験系と実際の臨床を照らし合わせるところが最も重要ですので、この件に関しては問題は大きいと考えられます。


服部先生やお仲間の先生方がベニアをされる分にはきれいで長持ちしていることはよく存じ上げていますが、一般的には燦々たるものの様ですので。

参考⇒ ラミネートベニヤがすぐに壊れてしまったのですが、医療ミスでは?

参考⇒美容歯科で貼ったラミネートベニアが割れて剥がれましたが、返金は可能?

参考⇒上前歯4本にラミネートベニアを装着したが、歯が曲がっている&しみる

参考⇒〔写真あり〕前歯の隙間をラミネートベニアで治したが後悔している

(他にもたくさん)



ラミネートベニアの場合はインレークラウンとまったく違って接着力だけで維持させますので、先述した様に

エナメル質ではなくて象牙質
・新鮮面ではなくて汚染面
・乾燥下ではなく準湿潤下

と言う3つの要因が、どれも接着強度を極端に落とす危険があります。

接着以外にも色々問題があって非常に難しいのですが、これらを緻密にコントロール出来る様なよほど信頼出来る先生にでないと・・と言うのがこの件に対する私の見解です。



>ところで ベニアの隣の奥の4と5番はクラウンを進められていますが 健康な歯をわざわざ削ってやる必要は あると思われますか?

ご指摘の通りで、ベニアがそんなにいいものだったら何番だってベニアでした方がいい訳です。

実際は色々問題があるので、上の前歯以外では心配なのでベニアはされない先生がほとんどですね。




それと画像を拝見して、右上の2番3番に関しては私はとても綺麗だと思いますよ。

単純な話で、この天然歯に合う様な綺麗な右1-左5を作れそうな先生に作って貰う、というのが一番良いと思います。
(※実際に診査してみたら右上2番3番もかみ合わせを変えた方が良さそうだとか、この際全体的に真っ白けにしたいとか、特殊な事情があれば話は別です)

柴田先生のご回答は意味がよく分かりません??

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: chichikuさん
返信日時:2011-03-23 14:14:24
いろいろなご意見を 本当に ありがとうございました。


右の2,3番の天然歯にあわせて綺麗な右1-左5の 6本のブリッジをまずつくってみて それで 気にいらなければ 右もベニアクラウンに直すということで やってみようと思います。


ボランテイアで ここまで いろいろなご意見が聞けることにとても 感謝しております。


話は ずれてしまいますが 震災後の日本の状況の中で このような親切をおくっていただけるのは やはり 日本は誇れる国だと思いました。



タイトル [写真あり] ブリッジと色を合わせるために隣歯をベニアかクラウンに (米国)
質問者 chichikuさん
地域 非公開
年齢 47歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ ブリッジその他
審美歯科治療(人工の歯)
ラミネートベニア
その他(写真あり)
アメリカ(米国)
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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