再根管治療中、むず痒さ・痛痒さの原因は?またクラウンとコア選択は?
相談者:
さかなさかなさん (36歳:女性)
投稿日時:2011-03-17 00:06:43
参考:過去のご相談
*根を残してマグネット義歯の予定。しかし仮の義歯での痛みがとれない
こんばんは。
右上4番の再根幹治療についての質問です。
約10年前に、神経を取ってセラミックのクラウンをしたのですが、むず痒さや痛痒さが出てきたため、麻酔をして歯茎とクラウンの隙間の掃除をしていただきました。
それでも症状が改善されないため、クラウンと土台をはずして根っこの常態を見てみることになりました。
今は土台をはずして仮歯がつけてある状態です。
土台をはずした時点で、痒さの原因を聞いてみたのですが、根っこの掃除や消毒をしてみないことにはわからないとのことでした。
歯自体は、虫歯でもなさそうで、土台を作り直して治療したら問題なく使えるとのことでした。
この場合、原因はどのようなことが考えられるでしょうか?
また、今までは金属の土台を入れていたのですが、ファイバーコアとオールセラミックのクラウンを進められています。
ファイバーコア+ハイブリッドセラミックのクラウンより、やはり耐久性は違ってくるでしょうか?
値段が3倍近く変わってくるので、悩んでいますが、やはり長持ちさせることを考えると、オールセラミックでしょうか?
よろしくお願いいたします。
*根を残してマグネット義歯の予定。しかし仮の義歯での痛みがとれない
こんばんは。
右上4番の再根幹治療についての質問です。
約10年前に、神経を取ってセラミックのクラウンをしたのですが、むず痒さや痛痒さが出てきたため、麻酔をして歯茎とクラウンの隙間の掃除をしていただきました。
それでも症状が改善されないため、クラウンと土台をはずして根っこの常態を見てみることになりました。
今は土台をはずして仮歯がつけてある状態です。
土台をはずした時点で、痒さの原因を聞いてみたのですが、根っこの掃除や消毒をしてみないことにはわからないとのことでした。
歯自体は、虫歯でもなさそうで、土台を作り直して治療したら問題なく使えるとのことでした。
この場合、原因はどのようなことが考えられるでしょうか?
また、今までは金属の土台を入れていたのですが、ファイバーコアとオールセラミックのクラウンを進められています。
ファイバーコア+ハイブリッドセラミックのクラウンより、やはり耐久性は違ってくるでしょうか?
値段が3倍近く変わってくるので、悩んでいますが、やはり長持ちさせることを考えると、オールセラミックでしょうか?
よろしくお願いいたします。
回答1
ひぐち歯科クリニック(大阪府茨木市)の樋口です。
回答日時:2011-03-17 01:49:55
こんにちは。
痒みは痛みの軽いものと考えられますが、痛みの原因として考えられることを挙げてみます。
根管内や根尖周囲の感染・炎症
歯根の亀裂や破折
歯並びや噛み合わせの変化による咬合性外傷
歯ぎしりや食いしばりからくる歯に加わる無理な力
感覚障害
心理・社会的な要因からくる症状
ハイブリッドセラミックのクラウンよりもオールセラミックのクラウンの方が高くて耐久性もよいことは間違いないです。
費用と性能を比較してどちらがよいか判断することになります。
判断に際し検討しなければいけない要因が多々あり、一概にどちらがよいとはいえません。
担当の先生とよく相談されることが望ましいと思います。
痒みは痛みの軽いものと考えられますが、痛みの原因として考えられることを挙げてみます。
根管内や根尖周囲の感染・炎症
歯根の亀裂や破折
歯並びや噛み合わせの変化による咬合性外傷
歯ぎしりや食いしばりからくる歯に加わる無理な力
感覚障害
心理・社会的な要因からくる症状
ハイブリッドセラミックのクラウンよりもオールセラミックのクラウンの方が高くて耐久性もよいことは間違いないです。
費用と性能を比較してどちらがよいか判断することになります。
判断に際し検討しなければいけない要因が多々あり、一概にどちらがよいとはいえません。
担当の先生とよく相談されることが望ましいと思います。
回答2
山田歯科医院(兵庫県姫路市)の山田です。
回答日時:2011-03-17 07:54:59
さかなさかな さまおはようございます。
10年ほど前に抜髄根管充填をした歯に違和感が出てきて再治療となったようですね、実際に診察したわけではないので断定的なことは言えませんが、おそらく感染根管という状態ではないかと推測します。
もしそれで間違いがないなら感染根管治療がきれいに出来ればよくなると思います、先ず感染根管治療がうまくいくかどうかが予後を決定付けるでしょう。
うまくいったらその時点で補綴方法を決めるのがいいと思います、根管治療はいわば歯髄を失った歯の基礎となる処置になります、これが不十分であればその後の治療はどんな方法で行ったとしても無意味だと思います。
先ずは根管治療を確実に成功させることが一番重要だと思います、参考になれば幸いです。
抜髄根管充填
http://www.yamadashika.jp/infection02.html
感染根管治療
http://www.yamadashika.jp/infection.html
10年ほど前に抜髄根管充填をした歯に違和感が出てきて再治療となったようですね、実際に診察したわけではないので断定的なことは言えませんが、おそらく感染根管という状態ではないかと推測します。
もしそれで間違いがないなら感染根管治療がきれいに出来ればよくなると思います、先ず感染根管治療がうまくいくかどうかが予後を決定付けるでしょう。
うまくいったらその時点で補綴方法を決めるのがいいと思います、根管治療はいわば歯髄を失った歯の基礎となる処置になります、これが不十分であればその後の治療はどんな方法で行ったとしても無意味だと思います。
先ずは根管治療を確実に成功させることが一番重要だと思います、参考になれば幸いです。
抜髄根管充填
http://www.yamadashika.jp/infection02.html
感染根管治療
http://www.yamadashika.jp/infection.html
回答3
当サイト登録医としてふさわしくないと判断したため、ご退会頂きました。(不正請求による保険医登録取り消し、H26.12.10)
回答日時:2011-03-17 08:45:08
>この場合、原因はどのようなことが考えられるでしょうか?
実際に拝見してませんのでわかりませんが、先生が言われる様に歯の根の病気があるのかも知れません。
もう一つは外からも掃除しているので、クラウンの不適合等により歯茎が炎症していたのかも知れませんね。
>また、今までは金属の土台を入れていたのですが、ファイバーコアとオールセラミックのクラウンを進められています。
>ファイバーコア+ハイブリッドセラミックのクラウンより、やはり耐久性は違ってくるでしょうか?
個人的には、適合状態は変わらないので単に耐久性と言われると虫歯になりやすさに関しましては同じかと思いますが、それは日頃のメンテナンス状態にもよるからですが構造上、固いか柔らかいか、劣化しにくいか、色の問題、噛み合わせの問題、咬耗性などなど考えますとオールセラミックが有利な事が多いと思ってます。
>値段が3倍近く変わってくるので、悩んでいますが、やはり長持ちさせることを考えると、オールセラミックでしょうか?
プラークコントロールも重要です。
実際に拝見してませんのでわかりませんが、先生が言われる様に歯の根の病気があるのかも知れません。
もう一つは外からも掃除しているので、クラウンの不適合等により歯茎が炎症していたのかも知れませんね。
>また、今までは金属の土台を入れていたのですが、ファイバーコアとオールセラミックのクラウンを進められています。
>ファイバーコア+ハイブリッドセラミックのクラウンより、やはり耐久性は違ってくるでしょうか?
個人的には、適合状態は変わらないので単に耐久性と言われると虫歯になりやすさに関しましては同じかと思いますが、それは日頃のメンテナンス状態にもよるからですが構造上、固いか柔らかいか、劣化しにくいか、色の問題、噛み合わせの問題、咬耗性などなど考えますとオールセラミックが有利な事が多いと思ってます。
>値段が3倍近く変わってくるので、悩んでいますが、やはり長持ちさせることを考えると、オールセラミックでしょうか?
プラークコントロールも重要です。
回答4
渋谷歯科タナカ(東京都渋谷区)の田中です。
回答日時:2011-03-17 10:29:35
こんにちは、さかなさかなさん!
>この場合、原因はどのようなことが考えられるでしょうか?
かぶせ物や材料ではなく、根の方に原因があるかもしれません。
根の治療は、見えない部分を盲目的に行いますので、非常にテクニカルセンシィティブな部分がありますので、根の治療を行う事により、痛みが緩和されるかもしれません。
>また、今までは金属の土台を入れていたのですが、ファイバーコアとオールセラミックのクラウンを進められています。
>ファイバーコア+ハイブリッドセラミックのクラウンより、やはり耐久性は違ってくるでしょうか?
ファイバーコアは、しなりがありますので耐久性は高いと思われます。
ハイブリッドとオールセラミックは、着色に関しては、オールセラミックの方が、しにくいと思います。
かみ合わせにより、患者様にあうあわないがありますので、良く担当の先生とご相談して決めてみてください。
>この場合、原因はどのようなことが考えられるでしょうか?
かぶせ物や材料ではなく、根の方に原因があるかもしれません。
根の治療は、見えない部分を盲目的に行いますので、非常にテクニカルセンシィティブな部分がありますので、根の治療を行う事により、痛みが緩和されるかもしれません。
>また、今までは金属の土台を入れていたのですが、ファイバーコアとオールセラミックのクラウンを進められています。
>ファイバーコア+ハイブリッドセラミックのクラウンより、やはり耐久性は違ってくるでしょうか?
ファイバーコアは、しなりがありますので耐久性は高いと思われます。
ハイブリッドとオールセラミックは、着色に関しては、オールセラミックの方が、しにくいと思います。
かみ合わせにより、患者様にあうあわないがありますので、良く担当の先生とご相談して決めてみてください。
相談者からの返信
相談者:
さかなさかなさん
返信日時:2011-03-23 23:08:16
先生方
丁寧なご説明、ありがとうございます。
本日、根の本格的な治療をしてきました。
リーマーやファイルを使って根の奥まで掃除をしていただいたのですが、途中で突き刺すような痛みがし、その後ずっと痛みが続いています。
以前の治療では、根の途中までしか掃除がされていなかったので(違う歯医者さんで治療していただいたものです)、今回は根の奥まで治療をしたそうです。
奥まで器具を届かす際、痛みは出てくるものだけど、翌日にはおさまるでしょうと痛み止めを処方されました。
治療中に、「今痛いですか?」とか、「神経にさわる感じですか?」等聞かれましたが、突き刺す痛みがあってからずっと痛くてよくわからないと答えました。
帰宅後に痛み止めを飲んだのですが、2時間ほど痛みがましになった後、また痛み始めて、痛みがおさまる気配がありません。
今までむず痒い、痛痒い程度の違和感だったものが、治療後こんなに痛むようになるものでしょうか?
不安になってきています。
丁寧なご説明、ありがとうございます。
本日、根の本格的な治療をしてきました。
リーマーやファイルを使って根の奥まで掃除をしていただいたのですが、途中で突き刺すような痛みがし、その後ずっと痛みが続いています。
以前の治療では、根の途中までしか掃除がされていなかったので(違う歯医者さんで治療していただいたものです)、今回は根の奥まで治療をしたそうです。
奥まで器具を届かす際、痛みは出てくるものだけど、翌日にはおさまるでしょうと痛み止めを処方されました。
治療中に、「今痛いですか?」とか、「神経にさわる感じですか?」等聞かれましたが、突き刺す痛みがあってからずっと痛くてよくわからないと答えました。
帰宅後に痛み止めを飲んだのですが、2時間ほど痛みがましになった後、また痛み始めて、痛みがおさまる気配がありません。
今までむず痒い、痛痒い程度の違和感だったものが、治療後こんなに痛むようになるものでしょうか?
不安になってきています。
回答5
京都駅前デンタルクリニック(京都府京都市)の金平です。
回答日時:2011-03-23 23:37:51
担当の先生がおっしゃっておられたように、歯根の先の病気の部分の処置をしたからだと思われます。
歯根の再治療をすることによって、一時的な炎症が起こったりすることはありますし、感染している病巣の部分をさわると、寝てる子を起こすような感じでそれまでは症状のなかったのにお痛みが出る場合もあります。
いずれも一時的なもので症状が落ち着けば問題がない場合がほとんどですが、病巣の部分の最近が原因での場合は抗生物質などお薬を服用された方がいい場合もありますので、心配であれば担当の先生にご相談してみてください。
今のお痛みが必ずしも処置に問題があるとか病気が悪くなったからという訳ではありませんので、しばらく様子を見られてはいかがでしょうか。
歯根の再治療をすることによって、一時的な炎症が起こったりすることはありますし、感染している病巣の部分をさわると、寝てる子を起こすような感じでそれまでは症状のなかったのにお痛みが出る場合もあります。
いずれも一時的なもので症状が落ち着けば問題がない場合がほとんどですが、病巣の部分の最近が原因での場合は抗生物質などお薬を服用された方がいい場合もありますので、心配であれば担当の先生にご相談してみてください。
今のお痛みが必ずしも処置に問題があるとか病気が悪くなったからという訳ではありませんので、しばらく様子を見られてはいかがでしょうか。
タイトル | 再根管治療中、むず痒さ・痛痒さの原因は?またクラウンとコア選択は? |
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質問者 | さかなさかなさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 36歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
根管治療の治療法 メタルコア(金属の土台) ファイバーコア(プラスチックとファイバーの芯の土台) ハイブリッドセラミッククラウン オールセラミック(陶器の被せ物) お勧めの土台(コア) 根の病気(根尖病変・根尖病巣) |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。