根管治療後、充填剤が上顎洞に達している。今後の治療の問題点は?

相談者: katoさん (30歳:女性)
投稿日時:2011-04-24 01:58:13
こんにちは。

5〜6年前に他院で右上顎の6番の根管治療を行いましたが、根尖炎症をきたし、先日から治療中です。

もともとの他院で行った根管治療が不良で、「薬剤が上顎洞につきぬけている」ようです。(このいいかたが正しいかどうかわかりませんが、レントゲン写真を見せてもらうと、根尖から出た棒状の白いものが上顎洞に入っています)

このせいもあり、今後炎症がおさまったら抜歯するほうがよいと言われており、このことには納得しています。

心配なのは、充填剤が上顎洞につきぬけている状態での抜歯は、通常通りできるのかどうか(難しい抜歯にあたるのかどうか)、その後の治療に問題をきたすことはないか、ということです。

素人考えですが、抜歯中に歯の根元が折れることもあるくらいであれば、抜歯中に突き抜けた充填剤が折れたりして、上顎洞内に迷入することはないのでしょうか?

また、抜歯後はインプラントを今のところ考えているのですが、土台となる骨に穴があいて貫通しているのであればインプラントは成功しづらいのでしょうか?
そのために、ブリッジを選択したほうがよいこともあるのでしょうか。

ちなみに、かかりつけの医師は、骨吸収もあるためCTをとってみないとわからないが、骨移植をしないといけないかもしれないし、インプラントできるかわからない、というニュアンスのことを言われていました。

現在のかかりつけの医師は説明も理解できるように丁寧にしてくださり、信頼もしていますので、これまでの自分の口腔内ケアを反省し、しっかり治療していくつもりです。

いろいろと不安なのですが、診察中に聞けることにも限りがあります。

また歯科治療には自費診療保険診療の選択の問題もあるので、自分でもいろいろ勉強しないといけないとと思うのですが、インターネットで検索しても思うような情報がヒットせず、相談させて頂こうと思いました。

よろしくお願いします。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2011-04-24 07:02:53
根管充填剤上顎洞に突き抜けた通路は、右上六番の根尖孔だと思います。

抜歯中に起こる可能性がある偶発症は、割れた歯根の一部が上顎洞に落ち込む事です。

根尖炎症がある場合、上顎洞炎にもなっている事も十分考えられます。
上顎洞に落ち込む事ぐらい上顎洞に近いとすれば、上顎洞炎があると、インプラントがやり難くなりそうです。
まず上顎洞炎の治療も必要かもしれません。

回答 回答2
  • 回答者
当サイト登録医としてふさわしくないと判断したため、ご退会頂きました。(不正請求による保険医登録取り消し、H26.12.10)
回答日時:2011-04-24 20:13:25
実際には、3次元的にCTで根充剤の位置を確認するのが治療するよりも先だと思っています。
その位置関係により、抜歯時にもイメージがつきやすいと思います。

>また、抜歯後はインプラントを今のところ考えているのですが、土台となる骨に穴があいて貫通しているのであればインプラントは成功しづらいのでしょうか?
>そのために、ブリッジを選択したほうがよいこともあるのでしょうか。

実際、感染しているのであれば、感染源であるものも除去は完全に行ってからインプラントの計画されたほうが、安全性は高いと思います。

回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2011-04-25 09:42:14
そうですね。

僕も服部先生が書かれているように、CTを撮って確認してから、処置に入るでしょうか。


それよりも、抜歯以前にキッチリと根管治療は行っておきたいですね。

似たようなケースで上顎洞根充剤が迷入していたケースでも、根管治療をしっかり行った事で自覚症状が消え、CTで見ても上顎洞粘膜の肥厚も認められなかったケースがあります。
(おそらく根充剤は被包化されたのだと推察しますが)

何か症状が出れば抜歯になると思いますが、症状が無ければこのままにする予定です。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: katoさん
返信日時:2011-04-26 21:34:18
柴田先生、服部先生、タイヨウ先生
ご返信ありがとうございます。

けっこう抜歯が難しそうなのですね。
抜歯する際には、担当の先生と相談してみます。
まずは感染の治療から、しっかりやっていきたいと思います。



タイトル 根管治療後、充填剤が上顎洞に達している。今後の治療の問題点は?
質問者 katoさん
地域 非公開
年齢 30歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 抜歯:6番(第一大臼歯)
根管治療に関するトラブル
根の病気・異常その他
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
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