感染根管治療中。J−Openされたが保険診療の限界でしょうか?

相談者: syomiさん (32歳:女性)
投稿日時:2011-05-08 14:59:58
以前に「再根管治療中なのですが、歯肉の腫れや痛みが続いて不安」という質問をさせていただきました。
今回もその歯の感染根管治療についての質問です。
歯肉の腫れや痛みはだいぶ良くなってきました。

左上1番の感染根管治療をしていたら、右上1番に圧迫感が出て来てしまったので、左上1番に、一ヶ月くらい持つ薬をいれて、右上1番の治療に入りました。

右上1番は膿が出て来ていて、膿を取り除く処置をしています。
3週間たつと、左上1番の仮封がすり減って来て、痛みが出て来たので、その事をつたえると、左上1番と右上1番を同時に治療し始めました。

右上1番は膿が出ていますが、左上1番は膿はありません。
右上1番と左上1番に交互にリーマーを入れているのですが、細菌が移るのではないかと心配です。
そんな感じの治療を2回続けていたら、だいぶ落ち着いてきた左上1番がまた少し痛みだしてきました。
まだ左上1番は完全に治ってはいなかったので、感染した部分に触って痛みが出たのか、膿を触ったリーマーで治療したので、痛みが出たのでしょうか?

コチラのサイトではJ-openは良くないと書いてありましたが、右上1番に圧迫感と、鼻の下あたりを触ると痛みが出て来てしまったため、そのときは嫌とは言えずに右上1番をJ-openにしました。
それで圧が抜けて痛みと圧迫感はなくなりましたが、J-openにしたあとは、洗浄をすると書いてありましたが、私の通っている歯医者では、全く洗浄はしませんでした。
自分から「根の中を洗浄して下さい」と言っても良いのでしょうか?
なかなか言いづらいですが…。

毎回の治療のときも仮封を開けて、リーマーで交互に根の中を治療して、薬も入れずにそのまま仮封をするという治療方法なのですが、問題ありますか?

J-openするときに、「取れそう」ということを言ったら、「食べ物が詰まると、不快だろうから綿を詰めているだけ」と言う回答で「自分でとっても良いよ」とまで言ってきました。

左上1番が痛みだしたときに、左上1番と右上1番をJ-openにされそうになりましたが、このときは拒否して、仮封をしてもらいました。
今は、左上1番は多少の違和感があるだけで、右上1番は少し圧迫感が出て来たかなという感じです。

担当医の年代は40〜50代くらいだと思うのですが、J-openの事はどういう風に学校で習っているのでしょうか?

感染根管治療の保険診療はこの辺が限界なのでしょうか?

よろしくお願いします。


回答 回答1
  • 回答者
細見歯科医院の細見です。
回答日時:2011-05-08 15:13:31
私はJ-openも複数歯の根管治療はしませんが、その先生の診療スタイルだと思います。

J-openは学生の時に私も習いました。
担当の先生も私と同年代だから習ったと思います。


感染根管治療保険診療はこの辺が限界なのでしょうか?

根管治療は、保険では不採算部門の代表格ですが、保険治療でもsyomiさんの希望に合うような先生は探せば必ずいらっしゃると思います。

回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2011-05-08 21:08:54
私もJーOpenは学生時代に習いました。

「蓋をすると根管内、または周囲組織の圧力が上がるので開けた方が痛みが出なくていい」というのが、行う理由です。

実際以前は私自身もやってはいました。
蓋をして痛みが出た場合、開けて痛みを軽減させたりしました。
そのうち打診痛がなくなり消毒剤を変え蓋をして痛みが出なくなったら、根充という作業をしていました。

現在は極力蓋をするようにしています。
抗生剤の経口投与を併せてする事もあります。

根尖の周囲組織のダメージが大きい場合、蓋をするとやはり痛みが出る場合がありあます。
さらに一層腫れることもあります。


感染根管治療保険診療はこの辺が限界なのでしょうか?

何とも言えませんね。
細菌の力が強く体調不良なら周囲組織が腫れててしまうこともあるでしょう。
そのジレンマがあり、抜歯を選択することもあります。

回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2011-05-09 10:06:14
こんにちは、

J-openの事はどういう風に学校で習っているのでしょうか?

私は細見先生、田部先生から10年以上遅れて歯科大学に入学しました。
私の頃も学校で習いましたよ。


文章を読ませて頂くと、極々どこの歯科医院でも行っている治療の流れだと思います。


私も今反省していますが、過去このサイトに載せたこと理想的なことを書き過ぎてしまった面はあります。

すみません。

歯を治すと言っても治療のアプローチは色々あります、まず治療で優先されるのは『除痛』です。

もしこの使サイトを読まれて、その先生の意見に強く惹かれ、担当医の先生の治療に不安ばかり出てくるようでしたら、患者さんも先生も不幸になり良い信頼関係、結果は出ませんので良いと思われた先生の歯科医院に転院した方が早いと思いますよ。

ここに書いていることも一人の先生の一意見です。
またこのサイトの意見は偏りがあります。
(自分でも書いていますけどね^^;)

田部先生の回答で抗生剤の話も出ていますが、私は根管治療において殆ど処方していません。
(回答者の中でも意見は様々あるということです)

このサイトの意見は、歯科界全体の意見とは違います。
変なことを言えば、基準は各国、保険制度状況にもよって変わってきます。


ネットを見ていると色々な判断基準があります。
ただ、それを全部クリアーして治療を行っている先生はまずいませんから、ご自身が何を基準に歯科医院探しをするか考えられた方がいいと思います。

治療費がかかっても出来るだけ専門的なアプローチが受けられたいということでしたら、都内歯内療法専門医(自費治療)の先生の歯科医院を受診するものも1つだと思います。

ただ、根管治療しかしていませんから、土台+被せ物の先生を直に探す必要が出てきてしまいます。
理想の治療を受けられても半年近く仮蓋のままだと再感染するおそれもあります。


厳しい言い方になってしまいますが、一度神経を取った歯というのは誰が治療しても難しいですし、「歯が残る」という前提の治療ではありません。
先生によっては治療前に「抜歯」と診断を下すこともあります。


色々と不安でしょうが、ご自身が良い先生と思える方を見つけられたらこのサイトからは卒業して方がいいですよ。
そうしないと『歯科難民』になってきてしまいますから^^;
(結果として歯が長持ちすればいい訳で、「理想=長持ち」には必ずしもなりません)


おだいじに  

回答 回答4
  • 回答者
藤森歯科クリニック(兵庫県西宮市)の藤森です。
回答日時:2011-05-09 10:42:04
’(診療時間内に)充分膿が出尽くした’と思っていても、蓋をすると24時間後には、’もう再び膿が根管内に多量に溜まって来ている’といったケースにも過去数例遭遇したことがあります。

このような場合J-openを選択する先生の気持ちは理解出来ます。
次の来院まで日数があれば、再び腫れて痛みが出る可能性がありますから・・。

ただ、今はJ-open云々他の問題はさて置き、まず早く蓋をするため診療時間内に’根菅内を細菌が棲み難い環境に変える’ことが最も大切なことだと考えます。
(根管外は、一先ず置いといて)




>ご自身が良い先生と思える方を見つけられたらこのサイトから卒業して(た)方がいいですよ。

同意します。
例えば、その先生独自の方法で何例も上手く治療されている場合もあろうかと思います。
いかに根菅内をきれいにするかのメソッドは各自違っているはずです。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: syomiさん
返信日時:2011-05-10 00:15:42
細見先生、田部先生、井野先生、藤森先生回答ありがとうございます。

>「蓋をすると根管内、または周囲組織の圧力が上がるので開けた方が痛みが出なくていい。」

と習うということなので、圧迫感が出た右上1番にJーOpenの方法は妥当と思いました。
コチラのサイトで書かれている細菌が入ってしまうというのはどうなのでしょうか?


>極々どこの歯科医院でも行っている治療の流れ

この文章で、不安が和らぎました。
ありがとうございます。
今まで歯医者は何カ所か行きましたが、今の歯医者はやり方が結構違うので不安になってしまいました。


>まず治療で優先されるのは『除痛』

J-openしたときの右上1番は圧迫感と鼻の下あたりを触ると少し痛みがある程度で、私は日常生活には支障がなかったのですが、J-openしているときの詰めた綿が気になって気になって、何も集中出来なかったので、もうJ-openは嫌だなと思いました。

これも、痛みを取るのを優先するかどうかを、担当医と話し合えれば良いのですが、なかなか相談出来ない感じです。
短い時間で決断しないと行けないので、流されることが多いです。


>過去このサイトに載せたこと理想的なことを書き過ぎてしまった

このサイトには色々と教えていただいていますが、自費診療で行っている先生が多いので、保険診療とは使う機械とか薬とかが違うと思いますが、「この方法は私はしません」と書かれていると、この治療方法はダメなのかと思い込んでしまうので、不安になることが多いですね。(^-^;)


>希望に合うような先生

これは根気がいりますよね。
近場の歯医者はだいたい通ったのですが、予防に対してでは良いと思った歯科もあったのですが、昔治療した歯が痛くなってしまって、抜髄をしたのですがあまり上手く行かなくて、根管治療した歯は痛みが引いたのですが、感染根管治療を任せられるかと思うとどうかな〜?と思ったので、今回は別の歯科医に行ったのですが、コミュニケーションがあまり上手く行っていない気がします。

質問する時間がないので、最初に「どうですか?」と聞かれても痛いか痛くないかくらいしか言えないので…。
行ける範囲で、マイクロスコープを使用している自費診療の歯医者を見つけましたが、やはりお高いので、歯医者のHPを見ては高いな〜と思ってます。
治療は自費で、土台+被せ物は保険でと出来たらいいのに〜と思います。


>ご自身が良い先生と思える方を見つけられたらこのサイトから卒業

なかなか私に合う歯医者を見つけられません…。
抜髄してある歯が多いので、これから感染根管になってしまう歯が多いのでは?と思っているので、感染根冠治療が上手な歯医者に出会いたいです。
保険診療で…。

回答ありがとうございます。
不安がだいぶ和らぎました。



タイトル 感染根管治療中。J−Openされたが保険診療の限界でしょうか?
質問者 syomiさん
地域 非公開
年齢 32歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 根管治療の治療法
根管治療の失敗・再治療
根管開放(J-OPEN)
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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