3歳までに虫歯菌があるともうなくならない?虫歯予防に悩んでいる

相談者: きょん2さん (34歳:女性)
投稿日時:2011-05-16 11:15:24
参考:過去のご相談
3歳、乳歯Dを神経の治療したが永久歯が生えるまでの問題は?


ご相談させていただきます。

3歳の娘についてです。


いろいろネットなどで情報をみると、3歳までに虫歯菌が歯に住みつきそれ以降はそれ以上は住み着かないとありますが。


そうすると3歳までに虫歯になると、それ以降は虫歯菌は減っていかないということなのでしょうか?

歯ブラシなどをしていくと虫歯になりにくい環境はつくれるものでしょうか?


おかしや歯ブラシなども気をつけていますが、治療し、そのあと予防のチェックをしにいくと、また初期虫歯が見つかってしまいました。


歯医者さんに質問すると、いろいろな要素で虫歯はなりますからといわれました。

どうしていいのかわかりません。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2011-05-16 12:23:36
初めてのお子様なのでしょうか?

きっと、すごく一生懸命子育てされているのだと思います。

大変ですよね。。



さて、虫歯菌に関してですが、たしかに1歳半〜3歳に感染を起こさなければ、虫歯になる確率は低くなるとは言われています。

しかしながら、その期間に感染を全くさせないと言うことは実質不可能に近いと思います。


また、最近日本はあんまりにも抗菌が叫ばれすぎてしまって、感染にあんまりにも弱くなっていると聞きます。

ですから、そこまで気にしなくても良いと思います。



まずは、かかりつけの先生にご相談されて、なるべく虫歯にならない方法を模索していけば、全然大丈夫ですよ!!きっと!!

あんまりにも虫歯にさせないということを前提にしすぎると、糖分摂取を極端にさせなかったりして、それが、子供の精神衛生上よくないと言う話も聞いたことがあります。

1,規則正しい食生活の実行(飲食回収・シュガーコントロール)
2,フッ素キシリトールの励行
3,定期健診
4,プラークコントロール

これを守れば、虫歯からは十分に守れると僕は思っています。


過去を悔やんでも、タイムスリップして元に戻ることは出来ないですから、未来をみて、進んでいきましょう!!

それだけ、お母さんの意識が高ければ大丈夫ですよ!!

回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2011-05-16 12:41:24
こんにちは

私も中山先生と同じ意見です。

1〜4を実行していれば歯は守れるのではないかと思います。
初期むし歯の状態でも進行が止まっていれば大きな問題にはなりませんので、悩むことはないと思います。

回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2011-05-16 13:28:28
きょん2さん、こんにちは。

お二人の先生とは少し違った見解です。


虫歯という病気はほとんどが予防可能です。

いくつかの研究から、全体の1〜2割の人は何もしなくても虫歯にならない、1〜2割の人は一般的な予防処置を行っても虫歯になってしまう、残りの人たちは予防しなければ虫歯になるが一般的な予防を行えば虫歯は防げることがわかっています。

予防先進国と言われるスウェーデンでも、全体の虫歯は減って来ているのに、1割程度の人には集中して虫歯が発生しているという状況です。



お子さんが3歳で虫歯になってしまったということから、もしかしたら、一般的な予防を行っても虫歯になってしまうハイグループの一人かもしれません。


予防法には病気のなりやすさに関係なく全体に対して予防を行うポピュレーションアプローチと言う方法と、病気になりやすい人だけを抽出して徹底した予防を行うハイリスクアプローチと言う方法があります。


ポピュレーションアプローチは少ない費用で多くの人を助けることができるのですが、一部ハイリスクの人たちはその恩恵を受けることができません。


もしハイリスクグループの一員ならば、一般的な予防方法ではなく、個々の状況に合わせた予防が必要に思います。

お子さんの条項にあった予防法を見つけるには慎重な診査と、経過観察が必要ですので、予防に詳しい先生にかかられる方がよいと思います。


予防を正しく理解している歯科医が少ないという日本の現状では、適切な歯科医院を見つけることは困難が伴いますが、地域に数軒は詳しい先生がお見えになると思いますので、根気よく探してみてください。

回答 回答4
  • 回答者
藤森歯科クリニック(兵庫県西宮市)の藤森です。
回答日時:2011-05-16 13:54:10
小牧SD先生へ

私の方からも、質問させていただきます。


・きょん2さんのお子様がハイリスクグループに属するのか、或いは通常の予防プログラムのみで効果のあるグループになるのかの判断はどうすれば良いのでしょうか?




・ハイリスクグループの子は、他の子と主にどの様な違いがあるのでしょうか?先天的なものでしょうか?
質問されたように口腔内常在細菌の差異でしょうか?


宜しくお願いします。

回答 回答5
  • 回答者
回答日時:2011-05-16 14:11:25
>・きょん2さんのお子様がハイリスクグループに属するのか、或いは通常の予防プログラムのみで効果のあるグループになるのかの判断はどうすれば良いのでしょうか?

現時点ではまだはっきり言い切れません、予測の範囲です。

経過観察が必要に思います。
まずはハイリスクグループと疑って、診査し予防計画を立て、経過観察を行い、サイドの判定が必要だと思います。




>・ハイリスクグループの子は、他の子と主にどの様な違いがあるのでしょうか?先天的なものでしょうか?
>質問されたように口腔内常在細菌の差異でしょうか?


わかりません。
ただ、複合因子なので一つの因子だけを大げさにとらえるのは正確な判断の妨げになると思います。



ミュータンス菌にしてもわかってないことが多すぎます。
それなのにすべてがわかっているかのように、ミュータンス菌だけを悪者扱いするのもどうかと思います。

ミュータンス属の中にもいろいろな菌がいて、代表的なストレプトコッカスミュータンスよりももっと悪さをする菌がいるようですし、ストレプトコッカスミュータンスの中でも変異株によって虫歯を作る能力に違いがあります。


また、細菌同士の共生拮抗関係でも虫歯のなりやすさに差が出るのではないかと思っています(私見)。


また、虫歯菌を定着させないような方法や、虫歯菌を除菌するような方法は、多くの研究がなされましたが現在までに一般臨床に応用できるような、有効な方法は一つもありません。

最近では、おそらく不可能だろうということで、ほとんど研究すらされなくなって来てしまっています。


頻繁に細菌数を調べてみて、常在菌をなんとかしようと言う方法は、虫歯予防の観点からはあまり意味をなさないように思います。

回答 回答6
  • 回答者
回答日時:2011-05-16 14:40:20
僕からも質問です。

ハイリスクグループだとして

1,規則正しい食生活の実行(飲食回収・シュガーコントロール)
2,フッ素キシリトールの励行
3,定期健診
4,プラークコントロール

この4つの頻度等は変えるにしても、これ以上どういうアプローチがあるのでしょうか??

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: きょん2さん
返信日時:2011-05-16 14:54:12
先生方いろいろご意見ありがとうございます。

うちの子は初期虫歯だけではなくもう上の奥の歯を一本神経の治療。あと反対の奥もかなり治療できる年齢になるまでに進行止めの治療をしてもらっていましたがとまらず、結局治療しました。

こちらは神経の治療かといわれていましたが、なんとか神経までいっていなかったため免れました。


やっと治療が終わったかと思い、シーランとをお願いすると掃除をしているときに初期虫歯を発見。

もうなんだか毎日虫歯のことだけで心配でたまりません。


明日も保育園で遠足がありますが、お菓子持参と書いてありますがお菓子をもっていかせるのがいやなぐらいです。


ハイリスクグループだとしてどうしたらいいのでしょうか。
回答 回答7
  • 回答者
回答日時:2011-05-16 15:02:50
きょん2様

僕は上記4つをしっかりすれば、かなり虫歯は減らせると考えます、

しかしながら現在の歯科医院で管理してもらっていて、かつ、本当にちゃんとお子様の生活環境等に気を遣っていて、今の現状だとしたら、一度、予防の得意な先生にセカンドオピニオンを求めても良いかもしれません。


ちなみに、上記4つはどの程度で行っているのですか??

回答 回答8
  • 回答者
藤森歯科クリニック(兵庫県西宮市)の藤森です。
回答日時:2011-05-16 15:14:42
小牧SD先生、更なる回答ご苦労様です。

特にこの領域に詳しい小牧SD先生、大野先生、或いは、渡辺先生あたりがコンセンサスを早めに回答されると、後の回答者も実際の経験などを回答しやすくなるように思います。


中山先生が述べられた通常プログラムの頻度を上げること以外にも何かあるのでしょうか?

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: きょん2さん
返信日時:2011-05-16 16:47:00
ありがとうございます。

1,規則正しい食生活の実行(飲食回収・シュガーコントロール)
2,フッ素キシリトールの励行
3,定期健診
4,プラークコントロール


今現在は
1.規則正しい食生活の実行

今娘は保育所に通っており、平日は朝ごはんをたべ、保育所で昼ごはん、おやつを食べ、家に帰って夕食をたべる。

休日は朝昼夜と三食(すこし時間はばらばら)食べ、おやつはなるべく与えていない。
ジュースを飲むときは、牛乳か100%のジュース。

平日も飲み物はお茶と牛乳。



2.フッ素・キシリトール

フッ素は定期的に歯科でやってもらい、夜の歯磨きのときに市販のフッ素を使う。
キシリトールは外出のおやつ。



3.定期健診

去年の夏ぐらいから虫歯検診し、それからはずっと治療や進行止めをぬってもらうために通う。



4,プラークコントロール

歯ブラシのことでしょうか?
歯ブラシは朝晩は仕上げ磨きを5〜10分ぐらいしています。
それと歯間フロスをしています。

出かけてるときなど何か食べるとお茶や水で「くちゅくちゅごっくん」をしています。



こんな感じでやっていますが、どうでしょうか?
去年の夏ぐらいから虫歯検診で力を入れていますが、一年ぐらいでは環境は変わらないものなのでしょうか?


ご飯の料理に使う砂糖なども考えたほうがよいのでしょうか?

あまり噛むことがうまくないためくちゃくちゃと音をたてています。
そのため私がうるさく言うので少し娘はストレスになってしまっています、

悪循環で行き詰っています。。。
回答 回答9
  • 回答者
藤森歯科クリニック(兵庫県西宮市)の藤森です。
回答日時:2011-05-16 17:23:32
あと、口呼吸はどれ程のリスクになるのでしょうか?

只、あまり子どもさんへのストレスにならない範囲で対応されたら良いと思います。
鼻呼吸がしずらい場合もありますので・・。

回答 回答10
  • 回答者
回答日時:2011-05-16 17:26:27
私の私見として、最も大切なことは専門的な知識のある先生のもとで診査/指導/管理されることだと思っています。


4つの項目に関しては、(定期検診をのぞいて)より強化することになるでしょう。

しかし、ハイリスクの患者さん(まだ、お子さんがハイリスクと決まったわけではありませんが)に具体的な数値を示さずに、ただ行えばよいでは不十分だと思います。

強化するにあたって、専門家の支持のないまま行えば、何の問題を起こす可能性もあります。
また、過度になりすぎて無駄な労力を使うことも考えられます。


例えば、3歳では食事制限の仕方によっては全身の発育に悪い影響を与えるかもしれません。
フッ化物の慢性中毒も考えられます。
キシリトールで下痢を起こすかもしれません。
歯磨きがちゃんとできているかは、親御さんではわかりません。


さらに

>娘はストレスになってしまっています、
>悪循環で行き詰っています。。。

こんなことも起こるわけです。


ですから敢えて、何を行えばよいのか具体的な方法は提示しませんでした。


私が考えるには、もしハイリスクなら、専門の知識を持った歯科医でもコントロールすることは難しいのに、お母様がネットで調べて自分の判断でできる範囲ではありません。

今お母様がお子様のためにできることは、現在の主治医が予防の知識が十分にあり信頼できるなら、ネットでの知識に頼らず、主治医の指示に従うこと。

もし、現在の主治医が信用できないのなら新たに主治医を捜すことでしょう。



ついでに、私は定期検診は必要なく、メインテナンスが必要だと思っています。

回答 回答11
  • 回答者
回答日時:2011-05-16 17:36:18
定期健診という言葉が微妙だったのかもしれません。

が、定期健診の意味は、「プロが管理する」という点に他ならないという意味で僕は書かせていただきました。

もちろん、メインテナンスという意味合いも含めです。


いずれにせよ、小牧先生の考えと僕の考えに、細かい感性の問題はあるかもしれませんが、大筋は変わらないかな??

っと勝手に判断し、安心しました

回答 回答12
  • 回答者
回答日時:2011-05-16 17:42:22
中山先生

その通りですね。
表現の違いとどこに重点をおくかの些細な違いだと思います。




タイトル 3歳までに虫歯菌があるともうなくならない?虫歯予防に悩んでいる
質問者 きょん2さん
地域 非公開
年齢 34歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 虫歯予防
子供の虫歯予防
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
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