金属・ファイバーの土台の機能性

相談者: sha shaさん (29歳:女性)
投稿日時:2011-05-20 18:38:47
参考:過去のご相談
ジルコニアは最新の歯科材料なのでデメリットはまだ不明?



差し歯の土台の材料もいろいろ有りそうですので、金属とファイバーコアの機能性と区別について知りたいです。

どのような使われているでしょう。



ご返答どうぞ宜しくお願いいたします。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2011-05-20 18:42:09
ファイバーコアは100%自費診療です。
金属製の中には保険で使える材料もあります。

透過性の高い材料の場合ファイバーコアの方が有利です。

回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2011-05-20 20:41:28
ファイバーコア金属のコアの差についてですが、


●光の透過性が異なりますので、審美領域ではファイバーコアが使われるケースが多いです。

オールセラミッククラウン補綴する際にはファイバーコアが使われるケースが多いです。

メタルボンドクラウンで補綴する場合にはどちらも使われます。

●文献的にはファイバーコアを用いたほうが後々に歯が折れるのを防げるとあります。
しかし、緻密な補綴を行っている医院においてはこの文献データは反映されません。
メタルコアでも歯の破折などは殆ど起こりません。

●歴史的に長く使われているのがメタルコア・近年出てきたのがファイバーコアです。
長期的な予後についてのデータは有りません

●再治療の際に除去で苦労するのがメタルコア、除去が楽なのがファイバーコアと言われますが、事実とは言い切れません。
ファイバーコアは歯の色に近似しているためにファイバーコアの部分と歯質の境界面を見つけるのが難しいです。

●歯質の3/4面が残っていれば適応になるのがファイバーコア、歯質の2/4面以下しか残っていない場合や歯肉より上に3ミリ以上の歯質が残っていない場合に適応になるのがメタルコア。

●メタルコアは根管の形成と、型を精密に採ることができなければろくなもんが出来ません。
ファイバーコアは接着操作がいい加減だと最低の治療になります。


もっともっとありますが、書きだすと終わりません。

結論として、どっちも悪い材料ではありませんが、その先生の技量と診断力次第です。補綴は難しいのです

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: sha shaさん
返信日時:2011-05-21 09:09:40
詳しく返答いただきましてありがとうございました。

またよろしくお願いいたします。



タイトル 金属・ファイバーの土台の機能性
質問者 sha shaさん
地域 非公開
年齢 29歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ メタルコア(金属の土台)
ファイバーコア(プラスチックとファイバーの芯の土台)
支台築造その他
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
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