白濁が虫歯だと言われ削られたが、普通は削らないのでは…

相談者: Rheaさん (31歳:女性)
投稿日時:2011-06-05 17:16:13
はじめまして。
宜しくお願い致します。


先日、歯と歯の間の隣接面虫歯の治療を受けました。

その際、削る前に二枚写真を見せられたのですが、一枚は噛み合わせ部分が白濁していてこれが虫歯なので削ります、と説明されました。

(もう一枚は歯がどういう状況なのかははっきりとは確認出来ませんでした)


ところが、治療後、ネットなどで調べた所、白濁というのは初期虫歯で普通は削らない、となっていました。



普通、歯科では白濁部分を虫歯だからと削るものなのでしょうか?

何でも削りたがる(虫歯にしたがる)タイプの良くない歯医者さんに当たってしまったのだろうかと不安になっております。


治療後、治療する前より冷たい物、熱い物が急に酷くしみるようになった為、他の歯科に行って診てもらったところ、神経近くまで削られたせいだろうと言われた事もあり、削られすぎたという不信があり気になっております。
(特に深い虫歯という訳でもなかったので…)


お手数をお掛け致しますが、宜しくお願い致します。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2011-06-05 17:26:43
隣接面からなった虫歯の中には、咬合面から見ても頬側あるいは舌側から見ても白濁すらないものもあります。
レントゲンでも判別しにくい物もあります。

この場合私は少し削って白濁部分が出てきたところを一度見て頂き、もう少し削り進めてはっきりと着色していて虫歯と確認できる状態で、もう一度確認して頂くよう心がけているつもりです。


Rheaさんの場合もこういうステップがあれば納得できたのではと思います。
そういう意味で残念ですね。



しみることに関しては何とも答えかねますね。
もともと虫歯が深かった可能性も否定できないので。

回答 回答2
  • 回答者
湯浅です。
回答日時:2011-06-05 19:21:05
かみ合わせ部分の白濁ですと、溝のところから、中に広がることが多いので、普通は、削ります。


削らないのは、かみ合わせの面でなく、頬に向いた面がほとんどです。

しかも、虫歯の予防の説明を聞く(本来ならば自費かも)、歯ブラシがしっかり届くとか、硬さがあるとか、そもそも、定期的に歯科で経過を見る(処置もなにもないけど、料金が発生)ことに同意していただいたとか、きわめて厳しい条件に一致した時になります。

ネットで書いてあるように、白いだけの虫歯は、なるべく削りません、という程度ですと、確実に虫歯は進行します。



また、柴田先生のように、何度も見せながら進める歯科医院は、特別です(良い意味で)。
「普通」を言われるのなら、見せることもないかもしれません。

わざわざ写真にとって説明したのですから、普通よりちょっと丁寧な歯科医院ということになります。

回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2011-06-05 20:32:06
こんにちは、過去にも同じような質問沢山ありますが歯と歯のすき間の虫歯って意外に大きい場合って多いんですよ。


>神経近くまで削られたせいだろうと

実際術前にレントゲンを撮っていれば分ると思いますが、たぶん大きな虫歯があったのではないかなと推測されます。


一見健康そうな歯でも虫歯の場合は多々あります。
http://www.youtube.com/watch?v=LmHeI6T2JEE


患者さんからしたら、黒く見えないと虫歯ではないと思われますが、実際虫歯は分らない場所に多々出来ますから、診断は非常に難しいものになります。

あまりにも不信で仕方がなければ、術前のレントゲンを見ればもしばだったかどうか分りますよ。


私も湯浅先生がおっしゃるように、最初にそれだけの説明があれば普通より丁寧な歯科医院だと思いますよ。

おだいじに
 

回答 回答4
  • 回答者
湯浅です。
回答日時:2011-06-05 21:00:15
追加です。

最新というか、僕が信じている治療方針で言うならば、カリエスは、活動性と非活動性に分類。

しかも、活動性が非活動性になるように、歯ブラシフッ素や歯ブラシがとどきやすい環境作り(削ることもある)、などの介入治療を行い(たぶん、自費になります)、それでも活動性カリエスならば、一般に言われる削って詰めるなどの治療が行われます。

もちろん、溝のところや燐接面で歯ブラシなどできない環境のところの場合、非活動性にならないことのが多いでしょう。


白濁でも活動性ならば(白濁ですと、意外と多い)、当然、非活動性のための介入治療や、削って詰めるなどの治療が必要です。


「白濁というのは初期虫歯で普通は削らない」とは、日本のネットで多く書かれている、中途半端な記事です。

回答 回答5
  • 回答者
回答日時:2011-06-06 10:05:00
諸先生方の書かれている事に同意です。


当サイトで最も多いのは

 「何の説明も無く削られた」

です。


少なくとも

>削る前に二枚写真を見せられたのですが、一枚は噛み合わせ部分が白濁していてこれが虫歯なので削ります、と説明されました。

と言うご説明があったわけですから、僕は「キチンと説明してくれる歯医者さん」と言う印象を受けました。
(説明した事と理解された事にギャップがあるかもしれませんが…)


また、白濁に関しても「削る必要があるかどうか」の判断は非常に難しいものです。


トップページ右上の「歯科相談を検索
に「虫歯 判断 難しい 違う」と入力
約 2,900 件ヒット

その中の一つ…

虫歯かどうかの判断は先生によって違うのですか?

参考にされてください。

回答 回答6
  • 回答者
回答日時:2011-06-06 18:50:06
御相談内容拝見したしまた。


さて、エナメル質の白濁ですが、大きく分けると2つの考えがあります。

1)明らかにレントゲン像で、虫歯と判断される場合
→虫歯の処置が必要

2)そうでない場合
→エナメル質がチッピングをおこしている。
原因は咬合にあると思われます。

その場合は咬合調整を行いながら、MIペーストを塗布します。
約1カ月〜3カ月様子を見ます。
僕自身はほとんどの場合、2)で解決している症例がほとんどです。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: Rheaさん
返信日時:2011-06-09 00:35:36
柴田先生、湯浅先生、井野先生、タイヨウ先生、金谷先生、お忙しい所、丁寧なご回答を頂き有難うございました。


歯科のホームページでも白濁は削らない、と書いてあったのでそうなのかと思っておりましたが、場合によっては削るケースもあるのですね。

レントゲンに関しては最初に来院した際に撮りましたが、治療したのは半年ほど後でその時には撮りませんでしたので、先生はレントゲンでは判別されず目視で削ると判断をされました。



私の場合は結局どちらだったのかは分かりませんが、削ってしまったものは元に戻らないので、削る必要があったのだろうと思っておく方が気が楽になるかもしれないと思っております。

しみる件についても深い虫歯だとは言われなかったので不明なままですが、徐々に改善していくかとりあえず経過を見て行きたいと考えております。



先生方に相談に乗って頂いたおかげで気持ちが楽になりました。
お忙しい中、本当にどうも有難うございました。



タイトル 白濁が虫歯だと言われ削られたが、普通は削らないのでは…
質問者 Rheaさん
地域 非公開
年齢 31歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 虫歯治療
歯医者への不信感
歯医者への不満・グチ
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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