根管治療、歯茎を剥いで手術するしかない?(アメリカ)

相談者: YMCaliforniaさん (44歳:女性)
投稿日時:2011-06-24 10:38:17
アメリカに来て6年、初めて歯科医に行きました。
理由は日本で17年前に入れた、差し歯の状態が不安になったからです。

ですが、冷たい物を飲んだり、熱いものを食べたりしている時に動く感じが不快ですけれど、その後歯茎マッサージをしたら、動かなくなりました。

本日2件の歯科訪問でも、所見は特に問題ないと言われました。

そのうちの1件では、レントゲンをとってあったので、それをみて、クラウンなどの詰め物治療もしたほうがいいが、前歯3本の差し歯(インプラントではなくて、骨を残して神経をとって被せ物をした歯)の神経ののびた先がインフェクション炎症)しているとのこと。

けれど1年くらいたって経過をみて、それ以上広がらなければ緊急ではないと言われました。

その歯科医では、ジェネラル(総合)とルートカナルの専門医にみてもらいましたが、同じ意見でした。

私が腰が引けた理由は、その治療方法で、歯茎をはいで神経周辺をきれいにする手術と聞いて、怖くなりました。

私は日本で17の時に鼻の手術をしています。
両方だったので、歯茎の上あごあたりから切って手術したのですが、2回のうち一回はショック状態で過換気症候群になり、手術を取りやめて、全身麻酔で行いました。

そして、意識が戻りづらく、つらい思いをしました。
とういか、戻らなくて大変でした。
その記憶がよみがえったので、怖くなりました。

現在急を要さないようですが、ルートカナルで、歯茎を剥がずに治療する方法は無いのでしょうか?

夫が、先生に

「注射で炎症を防げないのか?」

と質問したのですが、開けてみないとどうなっているのかわからないということでした。

が、ほかの詰め物はともかく、そして差し歯がいよいよとれたときもですが、歯茎を剥ぐのが適当なのかどうか、適当であっても正直いやです。

先生ご自身がアメリカに移民でやってきた後、14歳で奥歯について2本、同じ手術をしたそうです。

が、日本でそれほど大きな手術を差し歯以外にしたことが無い私には、よくわかりません。

また、インプラントは、ルートカナルよりも多少安いとも言われたのですが、インプラントへの不満はネットにあふれています。

年をとった人はともかく、まだ歯の柱だけでも残っている間は私はそれをつかって、セラミック被せものでやっていきたいです。

それをそのまま利用すると、ルートカナルになるそうで、インプラントよりも高いそうで、だったら日本帰国かな?と思っています。

6年歯医者に行かず、日本にいたときよりも虫歯はできにくかったようです。

日本では、3−4年に一回はどこかが悪くなって詰め物などをしていました。

スナック菓子などや甘いものを外で食べる機会が、減ったからだとおもいます。

歯磨きの回数は一日で減ったにも関わらずです。  


回答 回答1
  • 回答者
細見歯科医院の細見です。
回答日時:2011-06-24 10:55:34
>Rote canal 根幹治療歯茎を剥ぐ

歯根端切除術の事でしょうか。


>神経ののびた先がインフェクション炎症)しているとのこと。

根尖病変の事でしょうね、根管が感染して根尖に病変が出来ている状態だと思います。

基本は補綴物等を全部はずして、通法通りの感染根管治療がファーストチョイスですが、いきなり歯根端切除の説明から入ったのは、通法通りの治療が出来ない理由が有るのかもしれません。


>注射で炎症を防げないのか?

感染根管は感染根管治療でしか治りません(後は抜歯)、歯根端切除は感染根管治療の変法とお考えください。


アメリカなどでは根管治療が高額で(実は日本が安すぎるのですが)、インプラントの方が安いと云う話はよく聞きます。
個人的には、御自身の歯が残るならそちらを選択したいですね。

回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2011-06-24 11:25:00
海外での歯科トラブルは大変かと思います。


歯茎をはいで神経周辺をきれいにする手術

おそらく「歯根端切除術」の事だと思います。

参考⇒歯根端切除術


通常は細見先生が書かれているようにクラウン、コアを外し、根管治療を行うのが普通です。

しかし、すでに「太くて長いコア」が装着されていたり、「セラミックスクラウン」が装着されている場合、クラウン、コアを外す事が困難で、通常のアプローチが出来ない事があります。

その場合は、現地のエンドドンティストのおっしゃられているように「歯根端切除術」を行う場合があります。


アメリカ保険制度、訴訟大国であると言う状況から日本に比べ、安易にインプラントが行われるケースもあるようです。
(最近は日本でも、安易なインプラントが増えてきておりますが…)

安易に行われたインプラントに対し、インターネット上で不満があふれかえっているのでしょう。

僕なら

 1 再根管治療にチャレンジする
 2 それでもダメなら歯根端切除術を行う
 3 本当にダメなら抜歯→インプラント

と言う提案をさせていただくでしょうか。


実際に拝見していない以上、あくまでも一般論です。

参考にされてください。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: YMCaliforniaさん
返信日時:2011-06-25 01:11:41
細見、タイヨウ 両先生、早速のご回答ありがとうございました。
どのようなものなのか、わかり少し安心した気はします。

値段のこともですが、個人的に手術を何度か受けてきた身であり、アメリカでもやってきた翌年に一度ポリープ手術をしました。

日本では、鼻の手術を口からの切開と、穴からのポリープ切除を含めて12歳から4回受けています。
できれば、手術を避けたい気持ちが強いです。

口から切開の時に、2度の麻酔のうち、一度パニックになったので手術とりやめとなりました。

全身麻酔で行って、今度は戻ってきにくかったので、当時の看護婦さんが、「甘えないで自分で呼吸しなさい」(当時17歳)とベッド際で言っているのは覚えていますが、麻酔をかけられたほうは、とても眠かったし、呼吸しているかいないか自覚はゼロでした。

4回目の鼻のポリープ除去は引っ越したこともあり、別の病院で受けましたが、その際にその事を良く説明しました。
全身麻酔でしたが、きちんと戻ってきました。

麻酔をかけられているほうの感覚は、とても変ですね。

麻酔をうたれて、マスクをかけられた後の時間的な記憶すらありません。

突然に目が覚めると数時間経っているわけです。
まるで、ミステリー話しのミッシングタイムみたいです。

通常睡眠は眠っている間の時間経過感覚があるのですが、麻酔の場合はありません。

手術をどうしてもということになったら、麻酔についてきちんと説明しないとなりません。

どうもありがとうございました。 



タイトル 根管治療、歯茎を剥いで手術するしかない?(アメリカ)
質問者 YMCaliforniaさん
地域 非公開
年齢 44歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 根管治療の治療法
歯根端切除術
麻酔その他
アメリカ(米国)
根の病気(根尖病変・根尖病巣)
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
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  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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