左上4番の抜歯、骨の移植、インプラントを勧められたが残したい
相談者:
花梨さん (40歳:女性)
投稿日時:2011-06-15 22:20:17
10年くらい前に、右下7番(そのまま放置)左下6番(ブリッジ)を虫歯がひどく抜歯しています。
小さい時から虫歯が多く、神経を取って被せている歯も多いです。
被せている歯が、年数が経ってくると根元に黒いスジが見えるようになったこと、全体のメンテナンスをしようと思い、歯医者に通うようにしました。
1番目の歯医者では、レントゲン撮影をし、私の気になるところから治療していきましょうということでした。
歯がないということで、インプラント専門医にも相談に行きました。
すると、レントゲンとCT撮影をし、レントゲンでは見えにくがCTで見ると、左上4番の病巣がひどく、隣の歯まであと少しになっているので、抜歯+骨の移植+インプラントを勧められました。
一緒に右下7番、左下6番もインプラントにしましょうということでした。
また、他の神経を取っている歯にもいくつか病巣が見つかっているので、そちらは治療しましょうということでした。
自覚症状があまりないのですが、骨の移植が必要な状態とはどのような場合でしょうか。
また、抜歯は必須でしょうか。
1番目の歯医者でレントゲンを撮った際には特に何も言われなかったのですが、そのようなことがあるのでしょうか。
何とか抜歯せずに治療をしたいのですが、根管治療の専門医をどうやって探せばいいかわかりません。
よろしくお願いします。
小さい時から虫歯が多く、神経を取って被せている歯も多いです。
被せている歯が、年数が経ってくると根元に黒いスジが見えるようになったこと、全体のメンテナンスをしようと思い、歯医者に通うようにしました。
1番目の歯医者では、レントゲン撮影をし、私の気になるところから治療していきましょうということでした。
歯がないということで、インプラント専門医にも相談に行きました。
すると、レントゲンとCT撮影をし、レントゲンでは見えにくがCTで見ると、左上4番の病巣がひどく、隣の歯まであと少しになっているので、抜歯+骨の移植+インプラントを勧められました。
一緒に右下7番、左下6番もインプラントにしましょうということでした。
また、他の神経を取っている歯にもいくつか病巣が見つかっているので、そちらは治療しましょうということでした。
自覚症状があまりないのですが、骨の移植が必要な状態とはどのような場合でしょうか。
また、抜歯は必須でしょうか。
1番目の歯医者でレントゲンを撮った際には特に何も言われなかったのですが、そのようなことがあるのでしょうか。
何とか抜歯せずに治療をしたいのですが、根管治療の専門医をどうやって探せばいいかわかりません。
よろしくお願いします。
回答1
山田歯科医院(兵庫県姫路市)の山田です。
回答日時:2011-06-15 22:40:49
花梨さま、こんばんわ。
小さい頃から歯が悪くて、苦労なさっていらっしゃった様ですね。
親知らずは残っているでしょうか、もし残っているならインプラントの代わりに移植という手もあります、6番7番をすでに抜歯しているので保険診療とはいきませんが、個人的にはインプラントより優れていると考えています。
インプラントを否定するわけではありませんが、歯根膜がある自己の歯とは比べ物にはなりません、検討なさって見るのもいいように思います。
またむし歯で苦労なさっているとの事ですが、おそらく甘党だと思います、お菓子の量をむし歯の出来ない量まで減らすことをお勧めいたします。
確か2003年のWHOは砂糖の量は、摂取カロリーの1/10にするよう勧告をしています、これはおよそ一日50gくらいになります。
我々が以前から推奨しているお砂糖は、1日40gにしましょうと言っているのとほぼ同じ量になります。
つまり今まではむし歯がたくさん出来るくらい、多量のお菓子を食べていらっしゃったのだと思います。
是非お菓子は、一日一種類一個になさることをお勧めいたします。
>左上4番の病巣がひどく、隣の歯まであと少しになっているので、抜歯+骨の移植+インプラントを勧められました。
個人的には根管治療をお勧めいたします。
>抜歯は必須でしょうか。
判りかねますが、〇×インプラントセンターなるところへ行けば残せる歯も抜歯してインプラントを勧められるかもしれません、近寄らないほうが身のためだと思いますよ。
歯牙移植 http://yamadashika.jugem.jp/?cid=196
歯根嚢胞 http://yamadashika.jugem.jp/?cid=89
むし歯の出来ない砂糖の量 http://yamadashika.jp/prevent05.html
お砂糖3本分クイズ http://www.yamadashika.jp/prevent09.html
WHOの砂糖の摂取量に対する勧告 http://www.quint-j.co.jp/web/keyword/keyword.php?no=38207
小さい頃から歯が悪くて、苦労なさっていらっしゃった様ですね。
親知らずは残っているでしょうか、もし残っているならインプラントの代わりに移植という手もあります、6番7番をすでに抜歯しているので保険診療とはいきませんが、個人的にはインプラントより優れていると考えています。
インプラントを否定するわけではありませんが、歯根膜がある自己の歯とは比べ物にはなりません、検討なさって見るのもいいように思います。
またむし歯で苦労なさっているとの事ですが、おそらく甘党だと思います、お菓子の量をむし歯の出来ない量まで減らすことをお勧めいたします。
確か2003年のWHOは砂糖の量は、摂取カロリーの1/10にするよう勧告をしています、これはおよそ一日50gくらいになります。
我々が以前から推奨しているお砂糖は、1日40gにしましょうと言っているのとほぼ同じ量になります。
つまり今まではむし歯がたくさん出来るくらい、多量のお菓子を食べていらっしゃったのだと思います。
是非お菓子は、一日一種類一個になさることをお勧めいたします。
>左上4番の病巣がひどく、隣の歯まであと少しになっているので、抜歯+骨の移植+インプラントを勧められました。
個人的には根管治療をお勧めいたします。
>抜歯は必須でしょうか。
判りかねますが、〇×インプラントセンターなるところへ行けば残せる歯も抜歯してインプラントを勧められるかもしれません、近寄らないほうが身のためだと思いますよ。
歯牙移植 http://yamadashika.jugem.jp/?cid=196
歯根嚢胞 http://yamadashika.jugem.jp/?cid=89
むし歯の出来ない砂糖の量 http://yamadashika.jp/prevent05.html
お砂糖3本分クイズ http://www.yamadashika.jp/prevent09.html
WHOの砂糖の摂取量に対する勧告 http://www.quint-j.co.jp/web/keyword/keyword.php?no=38207
回答2
細見歯科医院の細見です。
回答日時:2011-06-15 22:50:04
実際の状態が解らないので、一般論としてお答えします。
まず抜歯しなければならないかどうかは、ここでは判断できませんが、抜歯の必要のある歯を無理して残すと、かえって骨が吸収して後々大変困ったことになるかもしれません。
どうしても保存を希望されるなら、転医して他の医院で相談してください(3軒くらいまでにして下さいね、でないとドクターショッピングになってますます時間がかかりかえって悪化します)
根管治療専門医は、花梨さんの御住まいの地域を入れて検索してみてはどうでしょうか。
まず抜歯しなければならないかどうかは、ここでは判断できませんが、抜歯の必要のある歯を無理して残すと、かえって骨が吸収して後々大変困ったことになるかもしれません。
どうしても保存を希望されるなら、転医して他の医院で相談してください(3軒くらいまでにして下さいね、でないとドクターショッピングになってますます時間がかかりかえって悪化します)
根管治療専門医は、花梨さんの御住まいの地域を入れて検索してみてはどうでしょうか。
回答3
ネクスト・デンタル(荒川区西日暮里)の櫻井です。
回答日時:2011-06-16 08:49:58
そうですね…。
>抜歯は必須でしょうか。
これは診断になります。
ネット上で診断はできませんので割愛させていただきます。
>左上4番の病巣がひどく、隣の歯まであと少しになっているので
僕も根管治療をトライしてみると思います。
>1番目の歯医者でレントゲンを撮った際には特に何も言われなかったのですが、そのようなことがあるのでしょうか。
ご自身でも「レントゲンでは見えにくがCTで見ると」と書かれているように、情報の取得時点でA歯科とB歯科では判断が異なる事が予想されます。
また、パノラマ写真は「大体こんな感じ」と言う程度の情報にしかなりません。
(しかし、それでも重要な情報源である事に変わりはありませんが…)
キッチリ診断しようと思ったら、デンタル撮影が必要になります。
もちろん、パノラマのみ撮影されたA歯科の先生にCTなみの読像力があれば、同じ診断になっていたかもしれませんが…。
僕なら根管治療の得意そうな歯科医に、サードオピニオンを求めるでしょうか。
>根管治療の専門医をどうやって探せばいいかわかりません。
当サイトの、マッチングシステムを活用されてはいかがでしょうか。
>抜歯は必須でしょうか。
これは診断になります。
ネット上で診断はできませんので割愛させていただきます。
>左上4番の病巣がひどく、隣の歯まであと少しになっているので
僕も根管治療をトライしてみると思います。
>1番目の歯医者でレントゲンを撮った際には特に何も言われなかったのですが、そのようなことがあるのでしょうか。
ご自身でも「レントゲンでは見えにくがCTで見ると」と書かれているように、情報の取得時点でA歯科とB歯科では判断が異なる事が予想されます。
また、パノラマ写真は「大体こんな感じ」と言う程度の情報にしかなりません。
(しかし、それでも重要な情報源である事に変わりはありませんが…)
キッチリ診断しようと思ったら、デンタル撮影が必要になります。
もちろん、パノラマのみ撮影されたA歯科の先生にCTなみの読像力があれば、同じ診断になっていたかもしれませんが…。
僕なら根管治療の得意そうな歯科医に、サードオピニオンを求めるでしょうか。
>根管治療の専門医をどうやって探せばいいかわかりません。
当サイトの、マッチングシステムを活用されてはいかがでしょうか。
回答4
国際ビル歯科(千代田区丸ノ内)のさがらです。
回答日時:2011-06-16 09:28:50
ご相談ありがとうございます。
私も一度残す計画を立ててみたいものです。
抜いてしまえば決して元通りにはならず、場合によっては、抜歯はいつでもできるからです。
先生方の回答どおり、ネットの検索をまず試してみてはいかがでしょうか。
私も一度残す計画を立ててみたいものです。
抜いてしまえば決して元通りにはならず、場合によっては、抜歯はいつでもできるからです。
先生方の回答どおり、ネットの検索をまず試してみてはいかがでしょうか。
回答5
E Eデンタル(愛知県豊橋市)の井野です。
回答日時:2011-06-16 09:30:09
>インプラント専門医にも相談に行きました
先生によって診断基準は異なってきますからね。
インプラントの先生と、歯内療法を得意とする先生では抜歯の基準も異なってきます。
インプラントの先生であれば、得意分野で勝負を付ける為に、抜歯⇒インプラントで治療を行うかもしれませんし。
逆に歯内療法を得意とする先生であれば、歯内療法で最後の治療を行うかもしれません。
>レントゲンでは見えにくがCTで見ると、左上4番の病巣がひどく、隣の歯まであと少しになっているので
これでも根管治療で治る時は治ります。
病変が大きい=抜歯には必ずしもなりません。
http://eedental.fine.to/eeblog/2011/06/post-314.html
ただ大きいものは治る見込が多少低い気もしますが・・・
歯内療法学会のHPなどを参考にされてみてはどうでしょう。
http://www.jea.gr.jp/kankei/kaiin/ninteii.html
おだいじに
先生によって診断基準は異なってきますからね。
インプラントの先生と、歯内療法を得意とする先生では抜歯の基準も異なってきます。
インプラントの先生であれば、得意分野で勝負を付ける為に、抜歯⇒インプラントで治療を行うかもしれませんし。
逆に歯内療法を得意とする先生であれば、歯内療法で最後の治療を行うかもしれません。
>レントゲンでは見えにくがCTで見ると、左上4番の病巣がひどく、隣の歯まであと少しになっているので
これでも根管治療で治る時は治ります。
病変が大きい=抜歯には必ずしもなりません。
http://eedental.fine.to/eeblog/2011/06/post-314.html
ただ大きいものは治る見込が多少低い気もしますが・・・
歯内療法学会のHPなどを参考にされてみてはどうでしょう。
http://www.jea.gr.jp/kankei/kaiin/ninteii.html
おだいじに
相談者からの返信
相談者:
花梨さん
返信日時:2011-06-20 20:31:31
回答6
ネクスト・デンタル(荒川区西日暮里)の櫻井です。
回答日時:2011-06-20 20:36:59
>何か方法はないのでしょうか。
「丁寧な根管治療」に尽きると思います。
>どうしてそのようになるのか、どのようにメンテナンスしておけば防げたのでしょうか。
残念ながら、メインテナンスで防げるものではありません。
「丁寧な根管治療」「フィットの良い上部構造」の2点にかかってくると思います。
つまり、いずれにしても「丁寧な歯科医による治療」以外に、治癒も防ぎようも無いと思います。
(それでも人間の行う事ですので100%と言う事はあり得ませんが)
「丁寧な根管治療」に尽きると思います。
>どうしてそのようになるのか、どのようにメンテナンスしておけば防げたのでしょうか。
残念ながら、メインテナンスで防げるものではありません。
「丁寧な根管治療」「フィットの良い上部構造」の2点にかかってくると思います。
つまり、いずれにしても「丁寧な歯科医による治療」以外に、治癒も防ぎようも無いと思います。
(それでも人間の行う事ですので100%と言う事はあり得ませんが)
回答7
E Eデンタル(愛知県豊橋市)の井野です。
回答日時:2011-06-20 20:46:10
>できるだけ抜歯をしない方向で治療してくださる病院をサイトで検索したり、知人に聞いたりして探しています。
ネットなどで当りをつけて、2〜3件ぐらいに絞った方がいいですからね。
何件も回っているとそれこそ、歯科難民になってしまいます。
お住まいの地区と東京などの大都市では、医療格差は存在してしまいます。
大学病院などの保存科がいいかもしれません。
>感染根幹は治癒が難しいとも聞きましたが、何か方法はないのでしょうか。
残念ならが、ないですね^^;
>感染したこと自体、今となっては仕方がないのですが、どうしてそのようになるのか、
根管治療中、治療後の細菌感染によるものと考えられています。
>どのようにメンテナンスしておけば防げたのでしょうか。
患者さんのメンテナンスでは、どうしようもないです。
しいて言うなら、定期的に歯科医院を受診してレントゲンを撮り、病変が大きくなる前に治療を開始するしかないと思います。
それと1点。
大きな病変を作って来る多くの歯は、神経の処置をした歯です。
神経が生きていれば、このようなことが起こるのは殆どありません。
ですから今後改めるポイントとしては、神経の治療にならないように、もし虫歯があれば早目にきちんと治療を受けるということになるでしょうか。
おだいじに
ネットなどで当りをつけて、2〜3件ぐらいに絞った方がいいですからね。
何件も回っているとそれこそ、歯科難民になってしまいます。
お住まいの地区と東京などの大都市では、医療格差は存在してしまいます。
大学病院などの保存科がいいかもしれません。
>感染根幹は治癒が難しいとも聞きましたが、何か方法はないのでしょうか。
残念ならが、ないですね^^;
>感染したこと自体、今となっては仕方がないのですが、どうしてそのようになるのか、
根管治療中、治療後の細菌感染によるものと考えられています。
>どのようにメンテナンスしておけば防げたのでしょうか。
患者さんのメンテナンスでは、どうしようもないです。
しいて言うなら、定期的に歯科医院を受診してレントゲンを撮り、病変が大きくなる前に治療を開始するしかないと思います。
それと1点。
大きな病変を作って来る多くの歯は、神経の処置をした歯です。
神経が生きていれば、このようなことが起こるのは殆どありません。
ですから今後改めるポイントとしては、神経の治療にならないように、もし虫歯があれば早目にきちんと治療を受けるということになるでしょうか。
おだいじに
相談者からの返信
相談者:
花梨さん
返信日時:2011-06-20 21:08:05
回答8
タイトル | 左上4番の抜歯、骨の移植、インプラントを勧められたが残したい |
---|---|
質問者 | 花梨さん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 40歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
虫歯、根の病気で抜けた・抜く予定 抜歯:4番(第一小臼歯) 抜歯:6番(第一大臼歯) 抜歯:7番(第二大臼歯) 根管治療の治療法 根の病気(根尖病変・根尖病巣) |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。