咬み合わせを診る時、寝た姿勢のままでよいのでしょうか?
相談者:
IZUMIさん (35歳:女性)
投稿日時:2011-07-25 20:40:07
参考:過去のご相談
※仮歯が外れたが、体調不良で歯科に行けない
他
こんばんは。
お世話になります。
よろしくお願いします。
例えば、奥歯の虫歯治療等で削って詰め物をした後、咬み合わせが合うように細かい微調整をしますよね。
薄い紙?のような物を挟んで、それを噛んで、入れた詰め物を先生が少し削って形を整えたりします。
それだけに限らず、仮歯を合わす時等にもそのようなステップがあります。
そこでふと思ったのですが…
寝てる時と起きてる時の咬み合わせって違いますよね?
寝た姿勢のまま判断して意味があるのでしょうか。
また、それは良い歯科医さんと言えるのでしょうか。
いつも私は、先生からこれで咬み合わせ良いですか?と聞かれると「そうですねぇ…」と曖昧な返事になってしまいます。
ピタっと違和感なく合った事はないし、寝たままというのがあってこれで判断していいのか?と思うからです。
でもその為に、いちいち診療イスを起こしてたら大変な気もしますし…
どこの歯科医院さんもそうなら仕方ないなぁと思うのですが。
皆さんどうされてますか?
どう思いますか?
※仮歯が外れたが、体調不良で歯科に行けない
他
こんばんは。
お世話になります。
よろしくお願いします。
例えば、奥歯の虫歯治療等で削って詰め物をした後、咬み合わせが合うように細かい微調整をしますよね。
薄い紙?のような物を挟んで、それを噛んで、入れた詰め物を先生が少し削って形を整えたりします。
それだけに限らず、仮歯を合わす時等にもそのようなステップがあります。
そこでふと思ったのですが…
寝てる時と起きてる時の咬み合わせって違いますよね?
寝た姿勢のまま判断して意味があるのでしょうか。
また、それは良い歯科医さんと言えるのでしょうか。
いつも私は、先生からこれで咬み合わせ良いですか?と聞かれると「そうですねぇ…」と曖昧な返事になってしまいます。
ピタっと違和感なく合った事はないし、寝たままというのがあってこれで判断していいのか?と思うからです。
でもその為に、いちいち診療イスを起こしてたら大変な気もしますし…
どこの歯科医院さんもそうなら仕方ないなぁと思うのですが。
皆さんどうされてますか?
どう思いますか?
回答1
細見歯科医院の細見です。
回答日時:2011-07-25 21:29:49
そうですね、咬合調整は座位で行うように教科書には書いてあります。
しかし今の診療スタイルは、ほとんどが患者様が寝た状態で治療します。
仰る様に毎回起こして治療するのは大変ですね、私は寝かせた状態で咬合調整をして、最後に起こして確認してそこで異常があれば座位で再調整します。
しかし今の診療スタイルは、ほとんどが患者様が寝た状態で治療します。
仰る様に毎回起こして治療するのは大変ですね、私は寝かせた状態で咬合調整をして、最後に起こして確認してそこで異常があれば座位で再調整します。
回答2
森永歯科医院(千葉県安房郡鋸南町)の森永です。
回答日時:2011-07-25 21:38:37
こんばんは。
私も概ね細見先生と一緒です。
座位と仰臥位で顎位(かみ合わせる位置)のずれは、全ての人にあると考えていますが、個人差が大きいです。
座位でないと適切に調整できない人もいますね。
患者さんと治療内容によって対応を分けています。
ですから、座位による調整をしないからといって、全てが不適切な治療とは考えません。
ケースバイケースと思います。
私も概ね細見先生と一緒です。
座位と仰臥位で顎位(かみ合わせる位置)のずれは、全ての人にあると考えていますが、個人差が大きいです。
座位でないと適切に調整できない人もいますね。
患者さんと治療内容によって対応を分けています。
ですから、座位による調整をしないからといって、全てが不適切な治療とは考えません。
ケースバイケースと思います。
回答3
東京医科歯科大学顎関節治療部(文京区湯島)の西山です。
回答日時:2011-07-25 21:42:11
西山です。
理屈的には座位ということになると思います。
ただ、噛み合わせが安定していて、治療する歯が少ない場合や、詰める治療の場合は水平位で調整しても問題ないことが多いです。
エビデンスはありませんが。
ちなみに、噛み合わせが不安定な人では、私は座位で確認、調整を行います。
理屈的には座位ということになると思います。
ただ、噛み合わせが安定していて、治療する歯が少ない場合や、詰める治療の場合は水平位で調整しても問題ないことが多いです。
エビデンスはありませんが。
ちなみに、噛み合わせが不安定な人では、私は座位で確認、調整を行います。
回答4
ネクスト・デンタル(荒川区西日暮里)の櫻井です。
回答日時:2011-07-25 21:50:49
諸先生方と同意見です。
「教科書的には椅子を起こして咬み合わせを診なさい」
とされていますが、確かに現実的には
「いちいち起こすのは大変」
でもあります。
西山先生も書かれておりますが、
「噛み合わせが安定していて、治療する歯が少ない場合や、詰める治療の場合は水平位で調整しても問題ないことが多い」
と、僕も感じております。
なので、僕も「ケースバイケース」ですね。
ただ、IZUMI さん自身が
>ピタっと違和感なく合った事はないし、寝たままというのがあってこれで判断していいのか?と思う
のであれば、一度、咬み合わせの調整時に「椅子を起こしてもらってもいいですか?」と聞いてみてください。
嫌な顔をする歯科医師はいないと思いますよ。
(よほど時間に追われている先生で無ければ)
IZUMI さんの、納得が行く治療を受けられる事が良い事だと思います。
「教科書的には椅子を起こして咬み合わせを診なさい」
とされていますが、確かに現実的には
「いちいち起こすのは大変」
でもあります。
西山先生も書かれておりますが、
「噛み合わせが安定していて、治療する歯が少ない場合や、詰める治療の場合は水平位で調整しても問題ないことが多い」
と、僕も感じております。
なので、僕も「ケースバイケース」ですね。
ただ、IZUMI さん自身が
>ピタっと違和感なく合った事はないし、寝たままというのがあってこれで判断していいのか?と思う
のであれば、一度、咬み合わせの調整時に「椅子を起こしてもらってもいいですか?」と聞いてみてください。
嫌な顔をする歯科医師はいないと思いますよ。
(よほど時間に追われている先生で無ければ)
IZUMI さんの、納得が行く治療を受けられる事が良い事だと思います。
相談者からの返信
相談者:
IZUMIさん
返信日時:2011-07-30 04:04:48
4人の先生方、丁寧な回答ありがとうございました!
返事が遅くなり、申し訳ありませんでした。
とても参考になりました。
理想は座位で合わせる事でしょうけど…
現実的には、なかなかそうもいきませんよね。
西山先生が仰るように、私は咬み合わせが安定してない方なので、今度そのような治療をする時は、担当医に「起こしてみて下さい」と言ってみます。
返事が遅くなり、申し訳ありませんでした。
とても参考になりました。
理想は座位で合わせる事でしょうけど…
現実的には、なかなかそうもいきませんよね。
西山先生が仰るように、私は咬み合わせが安定してない方なので、今度そのような治療をする時は、担当医に「起こしてみて下さい」と言ってみます。
回答5
みずさわ歯科医院(千葉県鎌ヶ谷市)の水澤です。
回答日時:2011-07-30 08:44:45
諸先生方のご回答に同意します。
毎回では、大変でしょうが、最終の仕上げの前なら『起きた状態で、咬んでみてもよいですか?』などとお伝えすれば何の問題もないでしょうね。
きっと担当の先生も、気分を害したりはしないでしょう。
お大事になさってください。
毎回では、大変でしょうが、最終の仕上げの前なら『起きた状態で、咬んでみてもよいですか?』などとお伝えすれば何の問題もないでしょうね。
きっと担当の先生も、気分を害したりはしないでしょう。
お大事になさってください。
回答6
藤森歯科クリニック(兵庫県西宮市)の藤森です。
回答日時:2011-07-30 09:13:07
もし、最初に座位で調節したとしても、寝た状態での調節も必要になると思います。
また睡眠中の噛み方は少し違ったものとなるかもしれません。
金属(インレー、クラウン)なら、推測しやすいのですが・・。
某有名な先生は、手で下顎を誘導して睡眠中の噛み合わせを調べるそうです。(凄いですね!!!)
また睡眠中の噛み方は少し違ったものとなるかもしれません。
金属(インレー、クラウン)なら、推測しやすいのですが・・。
某有名な先生は、手で下顎を誘導して睡眠中の噛み合わせを調べるそうです。(凄いですね!!!)
回答7
美江寺歯科医院(岐阜県瑞穂市)の小牧です。
回答日時:2011-07-31 00:07:25
IZUMI さん、今晩は。
>理想は座位で合わせる事でしょうけど…
私の個人的意見で、少数派だと思いますが、必ずしもその様には思いません。
理論的に考えると、食事などで起きている時(坐位)の歯の接触時間は1日24時間中、15〜20分といわれてます。
しかも咬む力は、最大に力の2分のTから3分のTといわれています。
方や、寝ている時の噛み締め時間は、個人差が大きいようですが、昼間の倍から数倍になると思います。
しかも、力は最大限な近いの力を発揮するようです。
歯ぎしりなどをする方の歯の削れ方は、かなり大きいです。
食事だけでそこまで削れる人はほとんどいないと思います。
また顎の関節などに問題を起こす方も、多くの場合食事より夜の噛み締めのほうが大きいといわれています。
これらのことを考えれば、寝た状態での噛み合わせがいかに重要かを示唆しているように思うのですが。
>理想は座位で合わせる事でしょうけど…
私の個人的意見で、少数派だと思いますが、必ずしもその様には思いません。
理論的に考えると、食事などで起きている時(坐位)の歯の接触時間は1日24時間中、15〜20分といわれてます。
しかも咬む力は、最大に力の2分のTから3分のTといわれています。
方や、寝ている時の噛み締め時間は、個人差が大きいようですが、昼間の倍から数倍になると思います。
しかも、力は最大限な近いの力を発揮するようです。
歯ぎしりなどをする方の歯の削れ方は、かなり大きいです。
食事だけでそこまで削れる人はほとんどいないと思います。
また顎の関節などに問題を起こす方も、多くの場合食事より夜の噛み締めのほうが大きいといわれています。
これらのことを考えれば、寝た状態での噛み合わせがいかに重要かを示唆しているように思うのですが。
回答8
相談者からの返信
相談者:
IZUMIさん
返信日時:2011-08-06 19:26:52
また新たに回答を下さった先生方、ありがとうございました。
小牧先生の意見、とても興味深く、初めて聞いた見解なのでびっくりしました。
座位でも寝た姿勢でも丁寧に確認した方が良さそうですね。
しかし、両方ともしっくりくる事ってあるのでしょう?
もししっくりこない場合、どちらを重視したら良いのでしょうか?
小牧先生の意見からすると、寝た姿勢という事になります。
なんだかわからなくなってきました。
小牧先生の意見、とても興味深く、初めて聞いた見解なのでびっくりしました。
座位でも寝た姿勢でも丁寧に確認した方が良さそうですね。
しかし、両方ともしっくりくる事ってあるのでしょう?
もししっくりこない場合、どちらを重視したら良いのでしょうか?
小牧先生の意見からすると、寝た姿勢という事になります。
なんだかわからなくなってきました。
回答9
国際ビル歯科(千代田区丸ノ内)のさがらです。
回答日時:2011-08-06 19:51:33
ご相談ありがとうございます。
基本的には先生方の回答通りです。
寝ている時も起きている時も調和は大切です。
ただ、治療内容によっては寝ている時の調整だけで十分なことは少なくありません。
寝ている時の首の角度は重要です。
>しかし、両方ともしっくりくる事ってあるのでしょう?
普通はこれを目指します。
それが一つの基準でもあるからです。
>もししっくりこない場合、どちらを重視したら良いのでしょうか?
この場合は先生方の回答にもありましたように、その場合は少々普通とは違います。
どちらも基準とならない可能性もありますから、どちらを選ぶかという場合ではなくなります。
そこまで治したい場合は、しっくりする基準を探す必要がある場合もあります。
ただとても難しい治療になりますから、大学病院などで専門家に診察していただくことをお勧めいたします。
ふだん、特に困らなければその必要はありません。
本当に必要な場合に始めれば良いでしょう。
基本的には先生方の回答通りです。
寝ている時も起きている時も調和は大切です。
ただ、治療内容によっては寝ている時の調整だけで十分なことは少なくありません。
寝ている時の首の角度は重要です。
>しかし、両方ともしっくりくる事ってあるのでしょう?
普通はこれを目指します。
それが一つの基準でもあるからです。
>もししっくりこない場合、どちらを重視したら良いのでしょうか?
この場合は先生方の回答にもありましたように、その場合は少々普通とは違います。
どちらも基準とならない可能性もありますから、どちらを選ぶかという場合ではなくなります。
そこまで治したい場合は、しっくりする基準を探す必要がある場合もあります。
ただとても難しい治療になりますから、大学病院などで専門家に診察していただくことをお勧めいたします。
ふだん、特に困らなければその必要はありません。
本当に必要な場合に始めれば良いでしょう。
タイトル | 咬み合わせを診る時、寝た姿勢のままでよいのでしょうか? |
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質問者 | IZUMIさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 35歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
噛み合わせ(咬合)その他 その他(その他) |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。