セラミックの左上1番の根に割れ。抜歯しかないのか?またその後は?
相談者:
ぱりっしゅさん (40歳:女性)
投稿日時:2011-09-19 12:28:27
こんにちは。
治療について悩んでいます、ご相談させて下さい。
現在、上(前歯)1番、2番、合計4本セラミック差し歯です。
昨日の定期健診で、左上1番1本の差し歯の土台(自分の歯を削った部分)が歯茎の中で横に割れていて、レントゲンで見るとその周りに黒い陰が見えていると診断されました。
歯茎表面は、膿による水泡が1つ出来ています。
痛みはありません。
鼻の横を歯茎に向かって上から押すと、違和感があります。
今後の治療について、2つの選択肢しかないと診断されました。
@悪い歯1番1本を抜歯し、インプラントにして、1本だけ治療してセラミックを被せる。
A悪い歯1番1本を抜歯し、両側2本のセラミックも取り外し、ブリッジにする。
以上の2つです。
今回の相談は、実際に治療となり、セラミックを外した時に、もしかしたら、その残っている土台の部分を使って土台を作り直し、根の治療(膿出し)をきちんとして、今回悪くなった1本だけ、セラミックを被せて治療完了するという方法は残されていないのかということです。
やはり、抜歯、インプラントに、ものすごい抵抗と不安があります。
またブリッジについても、結局、隣の歯もダメにして、歯にいいことがないと、悪い評判しか聞きません。
先生からは、今現在痛みがないなら、じっくり考えて、ただ、半年以上の治療になるから、きちんと決断しないといけないと言われました。
痛みがない
から、治療開始まで、まだ猶予があるようにとれましたが、やはりこのまま放置することなく、すぐ決断・治療をした方がいいんですよね?
また、以前に治療した時、奥歯のセラミック1本14万だったので、今回前歯となると、予算的にも、ブリッジ、インプラント共、費用面でもかなり不安です。
そして、インプラントとなると実績、専門性が重要だと思うのですが、そうすると専門としている医院に変えた方がよいのではないのかとも思います。
一番ベストな選択、方法とは何なのでしょうか?
先生たちのお考えをお聞かせ頂けたらと思います。
どうぞよろしくお願いいたします。
治療について悩んでいます、ご相談させて下さい。
現在、上(前歯)1番、2番、合計4本セラミック差し歯です。
昨日の定期健診で、左上1番1本の差し歯の土台(自分の歯を削った部分)が歯茎の中で横に割れていて、レントゲンで見るとその周りに黒い陰が見えていると診断されました。
歯茎表面は、膿による水泡が1つ出来ています。
痛みはありません。
鼻の横を歯茎に向かって上から押すと、違和感があります。
今後の治療について、2つの選択肢しかないと診断されました。
@悪い歯1番1本を抜歯し、インプラントにして、1本だけ治療してセラミックを被せる。
A悪い歯1番1本を抜歯し、両側2本のセラミックも取り外し、ブリッジにする。
以上の2つです。
今回の相談は、実際に治療となり、セラミックを外した時に、もしかしたら、その残っている土台の部分を使って土台を作り直し、根の治療(膿出し)をきちんとして、今回悪くなった1本だけ、セラミックを被せて治療完了するという方法は残されていないのかということです。
やはり、抜歯、インプラントに、ものすごい抵抗と不安があります。
またブリッジについても、結局、隣の歯もダメにして、歯にいいことがないと、悪い評判しか聞きません。
先生からは、今現在痛みがないなら、じっくり考えて、ただ、半年以上の治療になるから、きちんと決断しないといけないと言われました。
痛みがない
から、治療開始まで、まだ猶予があるようにとれましたが、やはりこのまま放置することなく、すぐ決断・治療をした方がいいんですよね?
また、以前に治療した時、奥歯のセラミック1本14万だったので、今回前歯となると、予算的にも、ブリッジ、インプラント共、費用面でもかなり不安です。
そして、インプラントとなると実績、専門性が重要だと思うのですが、そうすると専門としている医院に変えた方がよいのではないのかとも思います。
一番ベストな選択、方法とは何なのでしょうか?
先生たちのお考えをお聞かせ頂けたらと思います。
どうぞよろしくお願いいたします。
回答1
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2011-09-19 14:40:17
歯根破折されたということですので、お気の毒ですが、一般的に抜歯の対象になります。
放置すると、炎症が広がり、骨が溶けてしまうからです。
骨がなくなると、インプラントやブリッジを綺麗な仕上がりにしようとすると更に複雑な治療を追加する必要が出てきます。
ただ、今回、圧痛点が部位的に鼻の横ということですから、歯根端切除術の応用が可能かもしれません。
セカンドオピニオンとして口腔外科を一度受診されてみてもいいかもしれません。
費用については、ブリッジの場合、硬質レジン前装冠で作製すれば、保険が適用でき、最も安くできます。
ただ、奥歯に14万出してセラミックにされているのですから、そういう選択はないかもしれませんね。
そうすると、自費でのブリッジまたは、インプラントとなり、かなり高額になりますが、審美的には御満足いただけると思います。
放置すると、炎症が広がり、骨が溶けてしまうからです。
骨がなくなると、インプラントやブリッジを綺麗な仕上がりにしようとすると更に複雑な治療を追加する必要が出てきます。
ただ、今回、圧痛点が部位的に鼻の横ということですから、歯根端切除術の応用が可能かもしれません。
セカンドオピニオンとして口腔外科を一度受診されてみてもいいかもしれません。
費用については、ブリッジの場合、硬質レジン前装冠で作製すれば、保険が適用でき、最も安くできます。
ただ、奥歯に14万出してセラミックにされているのですから、そういう選択はないかもしれませんね。
そうすると、自費でのブリッジまたは、インプラントとなり、かなり高額になりますが、審美的には御満足いただけると思います。
回答2
水野歯科医院(岐阜県土岐市)の水野です。
回答日時:2011-09-19 15:08:03
船橋先生が仰られているように歯根破折は基本抜歯適応です。
骨吸収による陰も出来ており、フィステルの形成もある為著しい感染が疑われます。
可及的に治療開始時期を早めに設定した方が良さそうですね。
抜歯後は歯肉の回復に少なくとも1〜2ヶ月、骨の回復に4〜6ヶ月は要しますので数ヶ月は最終補綴をなににするかを考える猶予はあると思います。
前歯抜歯後は仮歯をつけてくれるのが普通なので、見た目はそれほど心配しなくても大丈夫です。
まずは抜歯を行い、これ以上余分な感染とそれに伴う骨吸収を出来るだけ少なくする事が大切だと思います。
その後担当医と相談したりセカンドオピニオンを受けてもいいと思います。
骨吸収による陰も出来ており、フィステルの形成もある為著しい感染が疑われます。
可及的に治療開始時期を早めに設定した方が良さそうですね。
抜歯後は歯肉の回復に少なくとも1〜2ヶ月、骨の回復に4〜6ヶ月は要しますので数ヶ月は最終補綴をなににするかを考える猶予はあると思います。
前歯抜歯後は仮歯をつけてくれるのが普通なので、見た目はそれほど心配しなくても大丈夫です。
まずは抜歯を行い、これ以上余分な感染とそれに伴う骨吸収を出来るだけ少なくする事が大切だと思います。
その後担当医と相談したりセカンドオピニオンを受けてもいいと思います。
相談者からの返信
相談者:
ぱりっしゅさん
返信日時:2011-09-19 18:48:52
相談者からの返信
相談者:
ぱりっしゅさん
返信日時:2011-09-19 19:03:33
水野先生
早急なご回答ありがとうございます。
やはり抜歯ですね・・。
抜歯後、回復までの期間があることを詳細に教えて頂きありがとうございました。
「余分な感染」「骨吸収」を抑えるべく、できるだけ早く治療に取り掛かるようにします。
船橋先生にもお伝えしましたが、検診、ケアは注意深く行ってきたので、膿が溜まっている、中で折れているという診断は、驚きと、精神的に相当こたえました。
仕事柄、忙しく、根気強く半年間も治療に通えるかが不安だったこともあり、他に方法がないか探しておりました。
費用の事から始まり、期間のこと、治療計画等、担当医に話しづらかったので、先生の具体的な回答は本当に助かりました。
ありがとうございました。
早急なご回答ありがとうございます。
やはり抜歯ですね・・。
抜歯後、回復までの期間があることを詳細に教えて頂きありがとうございました。
「余分な感染」「骨吸収」を抑えるべく、できるだけ早く治療に取り掛かるようにします。
船橋先生にもお伝えしましたが、検診、ケアは注意深く行ってきたので、膿が溜まっている、中で折れているという診断は、驚きと、精神的に相当こたえました。
仕事柄、忙しく、根気強く半年間も治療に通えるかが不安だったこともあり、他に方法がないか探しておりました。
費用の事から始まり、期間のこと、治療計画等、担当医に話しづらかったので、先生の具体的な回答は本当に助かりました。
ありがとうございました。
タイトル | セラミックの左上1番の根に割れ。抜歯しかないのか?またその後は? |
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質問者 | ぱりっしゅさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 40歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
歯のひび割れ、破折で抜く予定 抜歯:1番(中切歯) インプラントその他 ブリッジその他 根の病気(根尖病変・根尖病巣) 歯根破折 |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。