左上小臼歯2本のクラウンの素材選択に迷っている

相談者: バズ・ライトイヤーさん (49歳:男性)
投稿日時:2011-09-26 01:56:55
参考:過去のご相談
歯垢を落とせるという超音波の器具を当てると歯から黒い汁が出る



上顎左の第1小臼歯第2小臼歯の根の消毒治療が終了し、それぞれ硬質プラスチックの土台も出来まして、いよいよクラウンを被せることになりました。

クラウンの選択について先生から提示されたのは、

オールセラミック@126千円(以下税込)、セラミックスクラウン@105千円、硬質レジン前装冠@73.5千円、ゴールドクラウン@63千円、セミゴールドクラウン39.9千円

以上のいずれかで治療しましょう…、とのことで、どの組み合わせでもOK、強度もほぼ同じとの説明を受けました。


かかりつけの先生は、美観に拘るモチベーションがなければ、2本とも硬質レジンタイプでいいと思いますが、あなたに判断はお任せします…とのことでした。

実は上顎右の第2小臼歯が保険適用のかなり経年している銀色のクラウンなのですが、保険のクラウンは当院では対応できませんと先生からいわれています。

貧乏学生時代の治療産物なんでこれはいたしかたないのですが、写真なんかではこのクラウンが反射することが良くありますね…。



現在の私の負担能力からして、今の先生の提案はどれでもチョイスできますが、前歯なら保険も利くのに臼歯で経年とともに変色する硬質レジンが73千円もするならセラミックスのがいいかな…とも考えてます。

私は目立つ第1小臼歯をセラミックスクラウンに、第2小臼歯は質的に優れるゴールドクラウンにしようかと考えています。


しかし、反対側の保険のクラウンとゴールドクラウンのバランスとか、考えると悩ましいところです。
実際のところ強度にも差があるようですし…。


アドバイスをお願いします。



追伸 セミゴールドクラウンとはどんなものでしょうか。
サンプルでは白金のような色合いでした。
ゴールドクラウンより目立たないメリットはあるのかな?と思いましたが…。


回答 回答1
  • 回答者
細見歯科医院の細見です。
回答日時:2011-09-26 07:44:12
保険の提案が無いのは少し疑問に思いますが。


自費の提案の値段は特に高い物でも無くい一般的な値段だと思います。
(セミゴールドクラウンがどの様なものかはわかりませんが)


材質的に一番良いのはゴールドクラウンです、ただし審美的には良くない。
審美的な部分を重要視されるなら、オールセラミックス等になると思います。


御自身がどちらを重要視されるかによってお決めになれば良いと思います。

回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2011-09-26 08:18:30
ご相談ありがとうございます。

治療の選択を材料だけで判断することはあながち間違いではありません。
もしその基準で判断する場合、それぞれの善し悪しの特徴を書き出して比べるとよくわかります。


またその選択が歯に対してどういう効果があるかだけではなく、体への影響はどうなのか、気持ちの整理はどうつけるのかの基準もあり得ます。


ただ本来の治療の選択基準は、健康のためであればこれからの平均余命まで約30年間その歯を残せるかどうか、という基準が基礎にあっての材料選択が一番よい結果につながるという気はしています。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: バズ・ライトイヤーさん
返信日時:2011-09-27 00:36:31
細見先生、さがら先生、ご回答ありがとうございます。

…悩ましいところです。さがら先生の意味深長なご説明に考えさせられました。

アマルガム銀歯ゴールドクラウンが百花繚乱で混在する歯列もなかなかだなぁと。



ところで、オールセラミッククラウン(金属を一切使わないものと説明されました)と土台部分が金属のセラミッククラウン(歯の裏に来る一部に金属が見える)は、適合性や安定性の面でどう違いがあるのでしょうか。

後者は歯との接合部がパラジウム合金なのでしょうか。
だとすれば、審美性は良いが実質は保険のクラウン並みの適合性ということでしょうか。



最後は審美性を犠牲にしてゴールドクラウン×2を選択するのも長い目でみれば得策…なのかもしれませんが…
回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2011-09-27 11:31:21
>適合性や安定性の面でどう違いがあるのでしょうか

こちらに詳しく書かれておりますので参考にされてください。

差し歯大全



>後者は歯との接合部がパラジウム合金なのでしょうか。

医院さんによって違うと思いますが、保険と同じ金銀パラジウム合金ではないと思いますよ。
(通常もっと高カラットの金属を使います)



審美性は良いが実質は保険のクラウン並みの適合性ということでしょうか。

高カラットの金属を使えば、適合性はもっと良いです。

回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2011-09-27 11:52:53
どうやって、良い治療方法を選ぶか難しいところです。

担当医や担当技工士が得意とする治療法をチョイスしてもらうのがもっとも近道です。


担当医に

「あなたの身内に治療するとしたら、どの方法を選びますか?」 

と尋ねてみるのもひとつの手です。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: バズ・ライトイヤーさん
返信日時:2011-10-03 00:30:49
御礼が遅くなってしまい失礼いたしました。

昨日、主治医からもアドバイスをいただきました。

まだ決定まで時間がありますので、いろいろ組み合わせを考えて決断します。



先生方ご多用のところご意見をいただきましてありがとうございました。



タイトル 左上小臼歯2本のクラウンの素材選択に迷っている
質問者 バズ・ライトイヤーさん
地域 非公開
年齢 49歳
性別 男性
職業 非公開
カテゴリ お勧めのクラウン(被せ物・差し歯)
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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