[写真あり] 残存乳歯が抜けた後の対応。矯正では隙間が埋まらない?
相談者:
mayoiさん (26歳:女性)
投稿日時:2011-10-05 22:44:55
⇒参考:過去のご相談
「左右上5番先天性欠損、残存乳歯が動揺しており今後どうしたら?」
以前に永久歯欠損の乳歯の動揺について相談させていただいた者です。
私は上の左右5番が永久歯欠損で乳歯Eのままです。
先日から、上の左Eが動揺してきており、いずれ抜けると考えられるため、(右上のEもいずれ動揺すると思われる)抜けたあとの対応について検討しているところです。
インプラント、ブリッジ、義歯、矯正といった方法があると考えられますが、他に虫歯がないこと、インプラントの手術に抵抗があること、元々歯並びもそれほどよくないことから、矯正を第一に考えていました。
そこで先日、矯正歯科に初診相談に行ったのですが、前歯は前後に重なっており叢生になっているが、奥歯はきちんと噛み合っているため、上の左右Eを抜歯し矯正するとなった場合、矯正だけではEを抜歯したすき間が埋まらないため、
・すき間に歯を入れる(インプラント、ブリッジなど)
または
・下の左右5番も抜歯する
のどちらかにしなけらばならない可能性が高いと言われました。
私としては、上の左右Eを抜くのは仕方ないとして、下の健康な5番も抜歯することに非常に抵抗があります。
そこでお伺いしたいのですが、
@上の左右Eを抜歯したすき間を、6番7番を前に動かして埋めるというのは難しそうでしょうか?
Aまた、完全に埋まらなくても、ある程度すき間が埋まればよいかとも思うのですが、すき間があいていることで何かよくないことがあるのでしょうか?
食べ物カスがつまりやすいなどでしょうか?
また親知らずは4本とも残っており、右上下は横向きに生えているが歯の一部が外に出ている状態、左上下は横向きに生えており歯肉の中に埋まっている状態なのですが、一般歯科を受診した際に、右上親知らずは磨き残しが多くいずれ虫歯になりそうだから抜歯しますか?と言われ、抜歯すると答えたため、あと10日後ぐらいに抜歯することとなったのですが、
B矯正するにあたり、親知らずは残しておいた方がよいのでしょうか?
一般的には4本とも抜く方が多いようですが、例えば6、7番を前に動かす矯正をするのであれば、親知らずは残しておいた方がよいですか?
以上、長くなり申し訳ありませんが、ご意見いただけたらと思います。
よろしくお願いいたします。
画像1 画像2
「左右上5番先天性欠損、残存乳歯が動揺しており今後どうしたら?」
以前に永久歯欠損の乳歯の動揺について相談させていただいた者です。
私は上の左右5番が永久歯欠損で乳歯Eのままです。
先日から、上の左Eが動揺してきており、いずれ抜けると考えられるため、(右上のEもいずれ動揺すると思われる)抜けたあとの対応について検討しているところです。
インプラント、ブリッジ、義歯、矯正といった方法があると考えられますが、他に虫歯がないこと、インプラントの手術に抵抗があること、元々歯並びもそれほどよくないことから、矯正を第一に考えていました。
そこで先日、矯正歯科に初診相談に行ったのですが、前歯は前後に重なっており叢生になっているが、奥歯はきちんと噛み合っているため、上の左右Eを抜歯し矯正するとなった場合、矯正だけではEを抜歯したすき間が埋まらないため、
・すき間に歯を入れる(インプラント、ブリッジなど)
または
・下の左右5番も抜歯する
のどちらかにしなけらばならない可能性が高いと言われました。
私としては、上の左右Eを抜くのは仕方ないとして、下の健康な5番も抜歯することに非常に抵抗があります。
そこでお伺いしたいのですが、
@上の左右Eを抜歯したすき間を、6番7番を前に動かして埋めるというのは難しそうでしょうか?
Aまた、完全に埋まらなくても、ある程度すき間が埋まればよいかとも思うのですが、すき間があいていることで何かよくないことがあるのでしょうか?
食べ物カスがつまりやすいなどでしょうか?
また親知らずは4本とも残っており、右上下は横向きに生えているが歯の一部が外に出ている状態、左上下は横向きに生えており歯肉の中に埋まっている状態なのですが、一般歯科を受診した際に、右上親知らずは磨き残しが多くいずれ虫歯になりそうだから抜歯しますか?と言われ、抜歯すると答えたため、あと10日後ぐらいに抜歯することとなったのですが、
B矯正するにあたり、親知らずは残しておいた方がよいのでしょうか?
一般的には4本とも抜く方が多いようですが、例えば6、7番を前に動かす矯正をするのであれば、親知らずは残しておいた方がよいですか?
以上、長くなり申し訳ありませんが、ご意見いただけたらと思います。
よろしくお願いいたします。
画像1 画像2
回答1
山田歯科医院(兵庫県姫路市)の山田です。
回答日時:2011-10-06 07:10:47
mayoiさまおはようございます。
上顎左右5番が先天性欠損でEが抜けそうになっているわけですね、そしてこの際Eを抜歯して叢生の矯正治療を考えたわけですね。
写真を拝見しましたがこれだけで判断すると、私も下顎4番あるいは5番の抜歯を考えると思います。
下顎を非抜歯ですると上下の咬合関係が崩れてしまうような感じが致します。
Eの抜歯空隙については閉鎖できそうな気がするのですが如何なもんでしょうか。
親知らずの抜歯は一般的には矯正治療前に行いますが・・・・。
きれいな歯をしていますね、余り間食はしないのでしょうか。
大切にしてくださいね。
上顎左右5番が先天性欠損でEが抜けそうになっているわけですね、そしてこの際Eを抜歯して叢生の矯正治療を考えたわけですね。
写真を拝見しましたがこれだけで判断すると、私も下顎4番あるいは5番の抜歯を考えると思います。
下顎を非抜歯ですると上下の咬合関係が崩れてしまうような感じが致します。
Eの抜歯空隙については閉鎖できそうな気がするのですが如何なもんでしょうか。
親知らずの抜歯は一般的には矯正治療前に行いますが・・・・。
きれいな歯をしていますね、余り間食はしないのでしょうか。
大切にしてくださいね。
回答2
仙台東口矯正歯科(仙台市宮城野区)の堀内です。
回答日時:2011-10-06 12:33:04
>@上の左右Eを抜歯したすき間を、6番7番を前に動かして埋めるというのは難しそうでしょうか?
→ 隙間を詰めることは可能だと思います。
しかし、上の乳歯(E)のみを抜歯して、下顎が非抜歯であった場合には、山田先生がご指摘のとおり、隙間をつめた後に、上下の歯がバランスよく咬みあうように仕上げることが難しい可能性があります。
>Aまた、完全に埋まらなくても、ある程度すき間が埋まればよいかとも思うのですが、すき間があいていることで何かよくないことがあるのでしょうか?
→食べ物のかすがたまりやすいことも確かですが、大きな隙間が残されたまま矯正治療が終わると、将来的に、隙間に向かって、臨在歯が移動したり、倒れこんでいくリスクもあります。
その場合には、かみ合わせが悪化します。
>B矯正するにあたり、親知らずは残しておいた方がよいのでしょうか?
>一般的には4本とも抜く方が多いようですが、例えば6、7番を前に動かす矯正をするのであれば、親知らずは残しておいた方がよいですか?
→ @親知らずを4本抜歯してから、矯正治療を開始する
A親知らず(8番)を並べて、かみ合わせに参加させる
B矯正治療で他の歯を並べる際に親知らずを使用し、必要なくなった後に親知らずを抜歯する
など、状態に合わせて最適な対応をとります。
矯正治療を検討していて、現在痛みなどでお困りでなければ、矯正治療の方針が決まるまで、抜歯を延期しても良いかもしれません。
また、矯正治療方針は、実際に診て、軟組織の状態、レントゲン分析、歯型(模型)分析等を総合的に判断することが一般的です。
2,3件の矯正専門医院に初診相談に伺って、自分と相性が良いと感じる矯正歯科医院に精密分析を依頼されたらどうでしょうか?
また、写真2から、下の前歯がやや後方に倒れているようにも見えます。
そのような場合には、骨格的に下顎骨が大きく、前方に出ている下顎前突症の場合があります。
精密診断で下顎前突症と診断された場合には、上の乳歯だけを抜歯して、下は非抜歯で矯正治療するという治療選択もあるかもしれません。
(実際に拝見していませんので推測です)
お近くに、保険治療での外科矯正治療に対応している矯正歯科医院があれば、初診相談に行かれても良いかと感じました。
→ 隙間を詰めることは可能だと思います。
しかし、上の乳歯(E)のみを抜歯して、下顎が非抜歯であった場合には、山田先生がご指摘のとおり、隙間をつめた後に、上下の歯がバランスよく咬みあうように仕上げることが難しい可能性があります。
>Aまた、完全に埋まらなくても、ある程度すき間が埋まればよいかとも思うのですが、すき間があいていることで何かよくないことがあるのでしょうか?
→食べ物のかすがたまりやすいことも確かですが、大きな隙間が残されたまま矯正治療が終わると、将来的に、隙間に向かって、臨在歯が移動したり、倒れこんでいくリスクもあります。
その場合には、かみ合わせが悪化します。
>B矯正するにあたり、親知らずは残しておいた方がよいのでしょうか?
>一般的には4本とも抜く方が多いようですが、例えば6、7番を前に動かす矯正をするのであれば、親知らずは残しておいた方がよいですか?
→ @親知らずを4本抜歯してから、矯正治療を開始する
A親知らず(8番)を並べて、かみ合わせに参加させる
B矯正治療で他の歯を並べる際に親知らずを使用し、必要なくなった後に親知らずを抜歯する
など、状態に合わせて最適な対応をとります。
矯正治療を検討していて、現在痛みなどでお困りでなければ、矯正治療の方針が決まるまで、抜歯を延期しても良いかもしれません。
また、矯正治療方針は、実際に診て、軟組織の状態、レントゲン分析、歯型(模型)分析等を総合的に判断することが一般的です。
2,3件の矯正専門医院に初診相談に伺って、自分と相性が良いと感じる矯正歯科医院に精密分析を依頼されたらどうでしょうか?
また、写真2から、下の前歯がやや後方に倒れているようにも見えます。
そのような場合には、骨格的に下顎骨が大きく、前方に出ている下顎前突症の場合があります。
精密診断で下顎前突症と診断された場合には、上の乳歯だけを抜歯して、下は非抜歯で矯正治療するという治療選択もあるかもしれません。
(実際に拝見していませんので推測です)
お近くに、保険治療での外科矯正治療に対応している矯正歯科医院があれば、初診相談に行かれても良いかと感じました。
回答3
回答日時:2011-10-07 11:10:37
実際診せていただいておりませんので、的外れなお答えになるかもしれません。
一般的に上顎の乳歯を抜いて、6,7、(8)番をを前に移動するのは、それほど困難ではありません。
ただそのときの上下関係のつじつま合わせがうまくいくかどうかは、ケースバーケースになると思います。
もし下顎も小臼歯を抜歯する場合には、親知らずの抜歯も控えておいてください。
運がよければ上下の親知らずを誘導、配列できるかもしれません。
一度他の矯正歯科でも相談してみてください。
一般的に上顎の乳歯を抜いて、6,7、(8)番をを前に移動するのは、それほど困難ではありません。
ただそのときの上下関係のつじつま合わせがうまくいくかどうかは、ケースバーケースになると思います。
もし下顎も小臼歯を抜歯する場合には、親知らずの抜歯も控えておいてください。
運がよければ上下の親知らずを誘導、配列できるかもしれません。
一度他の矯正歯科でも相談してみてください。
相談者からの返信
相談者:
mayoiさん
返信日時:2011-10-09 00:03:16
質問者です。
山田先生、堀内先生、伊藤先生、ご回答ありがとうございます。
上の乳歯のみを抜歯して矯正すると、上下の噛み合せが崩れてしまう可能性があるのですね。
虫歯でない下の歯も抜歯するのは抵抗があり、かといって隙間にインプラントやブリッジをするのであれば、矯正する意味(私にとっての)があまりないので、とても悩んでいたのですが、将来的なことを考えると上下とも抜歯するほうで相談を進めていった方がよさそうな気がしてきました。
親知らずの抜歯も、今現在、痛みがあるわけではないので、矯正の方針が決まるまで延期しようと思っております。
とりあえずは、別の矯正歯科を1〜2件初診に行ってみてからまた考えてみようと思っております。
虫歯には気をつけていたので1本もないのですが、永久歯欠損という自分ではどうしようもない(のかはよく分かりませんが・・)歯のことでこれほど悩むとは思っておりませんでした。
この歯チャンネルでの先生方のアドバイスが本当に心強いです。
また何かご相談させていただくかと思いますがよろしくお願いいたします。
山田先生、堀内先生、伊藤先生、ご回答ありがとうございます。
上の乳歯のみを抜歯して矯正すると、上下の噛み合せが崩れてしまう可能性があるのですね。
虫歯でない下の歯も抜歯するのは抵抗があり、かといって隙間にインプラントやブリッジをするのであれば、矯正する意味(私にとっての)があまりないので、とても悩んでいたのですが、将来的なことを考えると上下とも抜歯するほうで相談を進めていった方がよさそうな気がしてきました。
親知らずの抜歯も、今現在、痛みがあるわけではないので、矯正の方針が決まるまで延期しようと思っております。
とりあえずは、別の矯正歯科を1〜2件初診に行ってみてからまた考えてみようと思っております。
虫歯には気をつけていたので1本もないのですが、永久歯欠損という自分ではどうしようもない(のかはよく分かりませんが・・)歯のことでこれほど悩むとは思っておりませんでした。
この歯チャンネルでの先生方のアドバイスが本当に心強いです。
また何かご相談させていただくかと思いますがよろしくお願いいたします。
タイトル | [写真あり] 残存乳歯が抜けた後の対応。矯正では隙間が埋まらない? |
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質問者 | mayoiさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 26歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
歯列矯正の治療法 その他(写真あり) 歯の数が足りない(先天欠損) |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。