右上６～８番抜歯、インプラントと部分入れ歯の併用は可能？

相談者：テトラさん (40歳：女性)

投稿日時：2011-10-11 16:56:52

こんにちは。

現在、右上８番と７番はすでに抜歯しており、６番は半分だけ抜いていて、半分が残っています。
右下８番もありません。

そこにブリッジをしていたのですが、取れてしまい歯医者に行ったところ、６番も虫歯がひどく、次回抜かざるおえないとの事でした。

このまま歯が無い状態は良くないので、入れ歯がインプラントしか方法はないと言われました。

他にも右下、左下ともに６番と７番がブリッジがしており、左下は１度はずれてつけ直しております。

これらの下の歯も近いうちには同じような状況になるのではと不安です。

部分入れ歯にはまだ抵抗があるのですが、複数のインプラントは経済的に厳しいです。

今回の右上はインプラントにして、今後下の歯がまたこの様な状況になってしまったら、下の歯は部分入れ歯にする等、インプラントと部分入れ歯を両方使用する事はどうなのでしょうか？

部分入れ歯があるのであれば、１本インプラントをしたところであまり装着感などは変わらないのでしょうか。

また、部分入れ歯をすると、金属をはめる歯がぐらついてきて、抜歯→入れ歯が増える、と総入れ歯の道へと進んでいくようで不安です。

また、レントゲンを撮ったところ、鼻と口をつないでる管（？）が抜歯する歯の部分だけ下に下がっているので、抜歯をしたら飲んだ物が鼻から出るかもしれないと言われました。

口腔外科の処置をするから大丈夫とも言われました。
本当にそんな状況になってしまうのでしょうか？

自分の歯をこの様なひどい状況にしてしまい、恥ずかしいです。

子供の頃から歯の質が悪いと言われ、歯間ブラシを使ったり歯磨きには色々と気を使ってきたつもりでした。

しかし、虫歯になる→治療するを繰り返し、現在はこのような結果になってしまいました。

どんどん弱っていく歯に、今後どうなってしまうのかとても不安です。

インプラントと部分入れ歯の選択。
インプラントと部分入れ歯以外の方法。
インプラントと部分入れ歯の併用。
部分入れ歯の金具による、隣の歯への負担から入れ歯が増える、鼻と口をつないでいる管（？）の事など。

先生方に教えて頂けたら嬉しいです。
よろしくお願い致します。

　

回答1

細見歯科医院の細見です。

回答日時：2011-10-11 17:07:45

＞今回の右上はインプラントにして、今後下の歯がまたこの様な状況になってしまったら、下の歯は部分入れ歯にする等、インプラントと部分入れ歯を両方使用する事はどうなのでしょうか？

全く問題ありません。

＞部分入れ歯があるのであれば、１本インプラントをしたところであまり装着感などは変わらないのでしょうか。

個人で違うと思いますが、片方だけでもかなり違うと思いますよ。

＞部分入れ歯をすると、金属をはめる歯がぐらついてきて、抜歯→入れ歯が増える、と総入れ歯の道へと進んでいくようで不安です。

入れ歯を入れて終わりではなく、調整を繰り返しメンテナンスすればそんな事はありません。

＞レントゲンを撮ったところ、鼻と口をつないでる管（？）が抜歯する歯の部分だけ下に下がっているので、抜歯をしたら飲んだ物が鼻から出るかもしれないと言われました。

＞口腔外科の処置をするから大丈夫とも言われました。
＞本当にそんな状況になってしまうのでしょうか？

上顎洞底が下がってきているんですね、慎重に抜歯すれば問題ないですよ、口腔外科でやれば安心ですね。

回答2

ノアデンタルクリニック・ホワイトエッセンス(岐阜市)の渡辺です。

回答日時：2011-10-11 17:50:12

こんにちは。

先々のことも考えると、思いやられますね。

まず個人的な感想としては、予防の計画をしっかりとたてて、それを実践していくことが出来ると一番いいと思います。

今まで歯を多く失った様に、今後も同じかそれ以上のペースで失ってしまうとすると、恐ろしくコストもかかりますし、辛いと思います。

何故今まで歯を失わないといけなかったのか？それをしっかりと考えて、対策を練ってくれる医院でお世話になれるといいですね。

・・ただ日本の場合は保険制度自体が予防ではなく治療のことばかり考えたシステムですし、「治療計画」ならぬ「予防計画」をたててもらうというのは、簡単なことではありませんが。。

私が今後のことを担当する訳ではないので、各論ではなく概念的なことを書いておくと、

重要な順に、

・原因除去（徹底したプラークコントロールやフッ化物の利用、口腔衛生状態の改善）
・歯周治療

ここまでは必ず必要だと思いますよ。
これが出来なければ今後も確実に他の歯を失い続けることになるはずですし、インプラントも「禁忌」です。

で、その後、

・予算の範囲内でインプラントを。
（効果的に、他の歯の寿命を延ばしてくれそうだったり、将来の治療をシンプルにしてくれそうな部位、安全に埋入出来る部位を選んで）

と、判断することになると思います。

部分入れ歯には、

＞金属をはめる歯がぐらついてきて、抜歯→入れ歯が増える、と総入れ歯の道へと進んでいく

と言う様な「傾向」は残念ながらあります。
ただこれは文献的な話ですから、入れ歯の達人が見つかれば違う結果は出るかも知れません。

参考⇒歯の破折の見極めと、部分入れ歯がなぜ良くないのかについて

部分入れ歯でもインプラントでもない第3の選択歯としては「放置」とか「短縮歯列　 SDA」という考え方になるのですが、これは見極めが非常に難しいです。（と言うか一般的でない）

参考⇒インプラント VS ブリッジ VS 短縮歯列咬合（SDA）

あともしもインプラントを全部ではなくて部分的に使う場合、効果的なのは、

・上顎よりも下顎に（上はいい入れ歯が作りやすい）
・左右バランスよく（将来ブリッジやインプラント上義歯に使えるかも？）
・出来れば歯周病治療に力を入れていて、ずっとお世話になれそうな先生のところで。

あたりでしょうか。
どちらかと言えば、と言う程度ですので、こだわり過ぎる必要もないと思います。

因みに私の場合の最近の考えとしては、もしどうしても奥歯に埋入したい場合、最小の1本ではなくて、できれば2本以上で治療計画をたてます。
インプラントが折れたり脱落したりする事故が怖いので。。

では今回の場合は？？と言うと、一度拝見してみて、もっと色々ご希望を聞きださないと治療計画の提案は難しいです。

どの歯を生涯守れそうか？また怪しい歯は？
現在の咬み合わせは？
ご予算は？

などですね。

因みに

＞子供の頃から歯の質が悪いと言われ、

というのが本当の原因ではないはずです。

何か出来ることが、色々あるのではないかな・・と思いますよ。

ネット相談だけでは埒もあきませんから、何軒かで実際に相談出来るといいかも知れませんね。

主治医の先生とも、先を見据えた相談をしてみて下さい。

お大事にどうぞ。

相談者からの返信

相談者：テトラさん

返信日時：2011-10-16 12:05:20

細見先生、渡辺先生、ご回答ありがとうございました。

先日予定通り右上６番を抜歯してまいりました。

先生と相談し、インプラントの場合２本は必要との事なので、今回は保険の効く部分入れ歯を作る事にしました。

心配していた上顎洞底が下がってきていた所も、麻酔の時には鼻に抜けるような感じがして不安でしたが、抜歯後はほぼ通常の状態になり安心致しました。

しかし、鼻の奥に少しの違和感はあるので、念のため次回先生に相談してみようと思います。

今後の歯の状態は不安ですが、今ある歯を守るには歯間ブラシを使って汚れ取るように言われたので、日々の手入れをしっかりとしていきたいと思います。

また何かありましたら、よろしくお願いします。

ありがとうございました。

タイトル	右上６～８番抜歯、インプラントと部分入れ歯の併用は可能？
質問者	テトラさん
地域	非公開
年齢	40歳
性別	女性
職業	非公開
カテゴリ	抜歯：６番(第一大臼歯) 抜歯：７番(第二大臼歯) 抜歯：８番(第三大臼歯、親知らず) インプラント治療法部分入れ歯　その他
回答者	細見先生渡辺　徹也先生

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