根の治療中をしておさまっていた痛みが、また再発したのはなぜ?
相談者:
シティさん (36歳:女性)
投稿日時:2011-10-19 22:14:21
⇒参考:他のご相談
「歯科医院を変えたい。失礼を最小限にするする方法を教えて下さい」他
王先生の回答とても参考になり、よく考える事にしました
何点か質問させて頂き、判断材料にさせて頂きたいと思い再度投稿させていただきました
根の治療は時間がかかるということも、わかりましたが不安になったので質問させて頂きたいと思いました
今は、左上の歯の後ろから2番目の歯の根の治療を今年の7月頃から治療しています。
今の歯医者さんに行き始めたのは、違う歯医者さんで右下の後ろから3番目の歯を他で1年半治療していて、最初は抜くと言われていたのですが、根の治療をしながら行くたびに歯を半分残すとか歯茎を何センチか切らなくてはいけないとか内容が変わっていくの説明をもとめたら、信頼関係が得られていないようなので次回から院長先生に診てもらってくださいと言われてしまったので歯医者さんをかえました。
1件目の先生に根の治療しながら、抜くと言われ1年半抜かずだんだん話が変わってきて、半分歯を残すということになり、通っていたのですが、そのうち歯茎を切って。。。とか治療内容が変わっていくので、説明を求めたら信頼関係がえられないと私はやれないので、院長先生に診てもらってくださいと言われてしまい歯医者を変えました
今の歯医者さんになって、その歯は1/4かけてしまってヒビがはいっていたので残せないということで抜きました
そして、歯茎が治癒する間に他のちょっとした虫歯の治療をしていました。
ある日、左上の後から2番目が少し痛くなったので根の治療がはじまりました
通常は、針のようなものでさして消毒をして白い粘土のようなものをつめて終わりですが、痛みが何度かひどくなったときレーザーをやったりもしました
治療中の歯の後ろの歯までが痛くなったときは、圧がかかっていたくなっていると言われ粘土の詰め物の代わりに綿を入れたりもしました
その治療を繰り返して、9月頃痛みがなくなってきて1週間に1回だった治療も2週間に1回になり、両方の歯で食事もできるようになっていました
・・・が1週間くらいまえに(6日ごろ)治療をしていた時、ある個所だけ(今まで治療していない場所に針のようなものをいれていました)治療中にチクチクと痛みがあり、それから痛みが出てしまって14日に救急で診てもらってクラリスとロキソニンをもらいましたが、日曜日には後ろ歯までまた痛くなり、17日今日また救急で診てもらったら、多分圧がかかっていたいのかもしれないというう事で、針みたいなもので治療し(今までの中で一番痛かったです)、そのご消毒をし粘土のようなものではなく、綿をつめました
そして、先生が今後の様子を見ながらですが、今後あまり触らないように間隔をあけて治療していきましょうと言われました
今も鈍痛のような痛みはあります
質問
1.圧がかかっていたくなることはあるのでしょうか
2.痛みがおさまっていたのに、痛くなったのは先生が治療していない箇所を治療したからなのでしょうか
他に何か理由があるのでしょうか
3.今後触らないように、間隔をあけて治療しましょうと言われたのですが、そのような治療方法はあるのでしょうか
治らずとも、痛みをなくしてそのまま銀歯をされてしまうのではないかと不安になっしまいます。
回答よろしくお願いします
「歯科医院を変えたい。失礼を最小限にするする方法を教えて下さい」他
王先生の回答とても参考になり、よく考える事にしました
何点か質問させて頂き、判断材料にさせて頂きたいと思い再度投稿させていただきました
根の治療は時間がかかるということも、わかりましたが不安になったので質問させて頂きたいと思いました
今は、左上の歯の後ろから2番目の歯の根の治療を今年の7月頃から治療しています。
今の歯医者さんに行き始めたのは、違う歯医者さんで右下の後ろから3番目の歯を他で1年半治療していて、最初は抜くと言われていたのですが、根の治療をしながら行くたびに歯を半分残すとか歯茎を何センチか切らなくてはいけないとか内容が変わっていくの説明をもとめたら、信頼関係が得られていないようなので次回から院長先生に診てもらってくださいと言われてしまったので歯医者さんをかえました。
1件目の先生に根の治療しながら、抜くと言われ1年半抜かずだんだん話が変わってきて、半分歯を残すということになり、通っていたのですが、そのうち歯茎を切って。。。とか治療内容が変わっていくので、説明を求めたら信頼関係がえられないと私はやれないので、院長先生に診てもらってくださいと言われてしまい歯医者を変えました
今の歯医者さんになって、その歯は1/4かけてしまってヒビがはいっていたので残せないということで抜きました
そして、歯茎が治癒する間に他のちょっとした虫歯の治療をしていました。
ある日、左上の後から2番目が少し痛くなったので根の治療がはじまりました
通常は、針のようなものでさして消毒をして白い粘土のようなものをつめて終わりですが、痛みが何度かひどくなったときレーザーをやったりもしました
治療中の歯の後ろの歯までが痛くなったときは、圧がかかっていたくなっていると言われ粘土の詰め物の代わりに綿を入れたりもしました
その治療を繰り返して、9月頃痛みがなくなってきて1週間に1回だった治療も2週間に1回になり、両方の歯で食事もできるようになっていました
・・・が1週間くらいまえに(6日ごろ)治療をしていた時、ある個所だけ(今まで治療していない場所に針のようなものをいれていました)治療中にチクチクと痛みがあり、それから痛みが出てしまって14日に救急で診てもらってクラリスとロキソニンをもらいましたが、日曜日には後ろ歯までまた痛くなり、17日今日また救急で診てもらったら、多分圧がかかっていたいのかもしれないというう事で、針みたいなもので治療し(今までの中で一番痛かったです)、そのご消毒をし粘土のようなものではなく、綿をつめました
そして、先生が今後の様子を見ながらですが、今後あまり触らないように間隔をあけて治療していきましょうと言われました
今も鈍痛のような痛みはあります
質問
1.圧がかかっていたくなることはあるのでしょうか
2.痛みがおさまっていたのに、痛くなったのは先生が治療していない箇所を治療したからなのでしょうか
他に何か理由があるのでしょうか
3.今後触らないように、間隔をあけて治療しましょうと言われたのですが、そのような治療方法はあるのでしょうか
治らずとも、痛みをなくしてそのまま銀歯をされてしまうのではないかと不安になっしまいます。
回答よろしくお願いします
回答1
誠安・瑞石牙医診所(台湾)の王です。
回答日時:2011-10-23 13:15:26
シティさん
こんにちは。
ここ一週間は昨日の学会のプレゼンの準備で忙しくしておりましたので、こちらへ赴く時間がありませんでした。
お返事が大変遅くなりまして申し訳ございませんでした。
さて、お初めに投稿なさった内容も全て拝見させていただきましたが、正直な感想を申し上げますと・・・・・
一度、根管治療を専門となされている先生か、大学病院の「保存科」若しくは「歯内治療科」「根管治療科」にご相談されたほうが良いかもしれませんね。
>ある日、左上の後から2番目が少し痛くなったので根の治療がはじまりました。
>治療中の歯の後ろの歯までが痛くなったときは、圧がかかっていたくなっていると言われ粘土の詰め物の代わりに綿を入れたりもしました。
>日曜日には後ろ歯までまた痛くなり、17日今日また救急で診てもらったら、多分圧がかかっていたいのかもしれないというう事で、針みたいなもので治療し(今までの中で一番痛かったです)、そのご消毒をし粘土のようなものではなく、綿をつめました。
シティさんの治療過程と経緯なのですが、今まで、お痛みがあるたびに担当の先生は根管を開放していたようですね。
開放処置(日本風に言うとJ-Open、海外的には Keep open))を施したのは、担当の先生にしてみれば、それなりの理由があったと思います。
つまり、急性炎症があって、状態を緩和させるための暫定的な処置としてやられたのだと思います。
ただ、こういう風に何回も行っていくと、目前の腫れやお痛みはある程度引くかと思いますが、「これから消毒をする根管をわざわざまた汚染している」のと同じことをしているわけですから、個人的には良くないと思っています。
日本では慣習的に行われていますので、あまり疑問に感じられない風潮がありますが、個人的にはやらない方法です。
「後で消毒するし・・・また、消毒すれば良いし」と言われている先生もおられますが、根管の中は枝分かれしていて、器具が完全には届きません。
根管治療で使用される薬剤にしても対抗出来る菌種が決っていますから、何が入ったか分からない、何種類入ったかわからなくなるようにするのは、治療の難易性をあげさせるばかりか、予後を不安定にさせ、悪くさせます。
考え方の違いで先生ごとに治療法が色々あり、何ともコメントしにくい部分がありますが、個人的には賛同出来ない方法であるとは言えます。
さて、ご質問についてですが、
>1.圧がかかっていたくなることはあるのでしょうか。
ございます。
根の先の部分(根尖と云います)から滲出液や排膿が見られる場合は、それらによって内圧が上昇し、根を支えている歯根膜を圧迫して激痛に陥ることがあります。
ですから、こういった場合には、確かに開放せざるを得ませんが、個人的には、ラバーダムを掛け、私の管理下で排膿がある程度停止するまで医院内で観察するようにしております。
排膿が治まりましたら、必ず消毒洗浄して仮蓋をしてからお帰りいただいております。
開放させたまま、お帰りいただくことはございません。
>2.痛みがおさまっていたのに、痛くなったのは先生が治療していない箇所を治療したからなのでしょうか
>他に何か理由があるのでしょうか。
実際の状況は担当の先生しか分からないので、直接な原因をここでお答えするのは不可能ですが、根管治療の回数ばかり増加して、一向に症状が良くならない場合は、次のことを疑い、再チェックしなければなりません。(←術者側がですよ^^;)
1 未処置の根管が存在していないか?
今回の歯ですが、「左上の後ろから二番目」としか記述されていないので、左第一大臼歯なのか、第二大臼歯なのか定かではありませんが、仮に親不知である第三大臼歯が抜歯済みだとして、上顎第一大臼歯だとしますと、
この歯の近心頬側(前寄りの頬がわ)の根管は非常に複雑な形態を持っていることがあります。
この近心頬側根管は扁平で細く、後ろ側(遠心方向)に弯曲していて、約60%の発現率で2根管性を持っています。
簡単に言い換えますと、一つの根の中に神経の管が二つ、またそれ以上ある、という意味です。
今まで、個人的に治療したこの部位の歯で最高5根管ありましたし、文献には6根管というのも報告されています。
第二大臼歯の発現率は少し下がりますが、同じように近心頬側根管に2根管性を持っています。
そして、それらは網状根管になっている場合が多いのです。
根管を見過ごしてしまうと、症状が改善されないこともありますから、未処置根管があった可能性があるのかもしれません。
2 穿孔(根に開いた穴、病理的に、人為的に開けた穴)、破折(亀裂)が生じていないか?
こればかりは、担当医にしか分からないことですが・・・・・
元々こういった問題を抱えていた難治性の高い歯だった場合もありますし、治療過程で偶発的に生じてしまった問題だという場合もあります。
ここでは何の資料もないので、これらの原因によるものなのか分かりませんが、可能性としてはあるかも、としか言えません。
3 根管拡大、形成は十分してあるのか?
逆に、必要以上の拡大や消毒薬を必要以上に使い過ぎて、根の先を刺激し過ぎてはいないのか?
専門的な事をここでお書きしても意味ありませんので、簡単にご説明致しますと、根の管をある程度の太さに修正しませんと、消毒洗浄するときに使う洗浄液が先の隅々の方まで行き渡りませんし、また、弯曲した部分に器具が到達出来るように、そして最終的に根管を充填するための器作りのために、根管を形成しなければなりません。
やり過ぎても良くないですし、不十分でも良くありません。
この部分は術者側の技量にコントロールされておりますから、患者さんが専門的に段取りを把握し、完全に理解していたとしても、担当医がやらなければ何の意味もありません。
4 無菌治療を心掛けているか?
根管治療の目的は何だと思われますか。
答えは、根管内の感染源の除去と予防なのです。
ですから、治療過程でどこまで厳密に根管内に細菌、微生物が侵入しない様に治療するかが重要になります。
ただ、この無菌化治療を行うためには細心の工夫と労力が要りますし、コストも掛かります。
ラバーダムの有無、あってたとしても、ラバーダムのかけ方、かけた後の消毒、漏洩を防ぐための隔壁処置など、仮蓋のかけ方、洗浄液、薬剤の選択と使用頻度、使用器具の滅菌、充填材料の消毒etc・・・・細かく書いていきますと、まだまだあります。
これらを徹底するには、保険治療の場合は、殆ど赤字覚悟の治療になるかと言えますね。
>3.今後触らないように、間隔をあけて治療しましょうと言われたのですが、そのような治療方法はあるのでしょうか。
担当の先生が何の目的で間隔を開けさせているのか、こちらでは分かりかねませんので、何と言えないのですが、薬剤をお入れして、ある程度期間を置くことはあります。
今回がそうなのかは分かりません。
まさか、まだ、開放されたままではないのですよね?
>治らずとも、痛みをなくしてそのまま銀歯をされてしまうのではないかと不安になっしまいます。
健康な根(土台)があってこその銀歯です。
症状が消えておられなかったり、ご不安ならば、まず直接担当医にご相談なさってみて下さい。
もし、適切なご説明が得られない、またはご不安がお強いのであれば、セカンドオピニオンとして専門医のご意見を求められても良いと思います。
ただ、先生選びは慎重にして下さいね。
こうして一般的な事しかアドハイス出来ず、直接的に何もお手伝い出来ませんが、一日も早く歯のお痛みと問題から開放されることを心よりお祈り致します。
これからも短期間的にご不安な日々が続くかろうかと思いますが、疑問に思うことをこうして積極的にお調べになられて、ご相談されているだけでも、着実的に解決に向かっておられると思いますので、お気を落とさずに、頑張って下さいね。
では、お大事になされて下さい。^^
こんにちは。
ここ一週間は昨日の学会のプレゼンの準備で忙しくしておりましたので、こちらへ赴く時間がありませんでした。
お返事が大変遅くなりまして申し訳ございませんでした。
さて、お初めに投稿なさった内容も全て拝見させていただきましたが、正直な感想を申し上げますと・・・・・
一度、根管治療を専門となされている先生か、大学病院の「保存科」若しくは「歯内治療科」「根管治療科」にご相談されたほうが良いかもしれませんね。
>ある日、左上の後から2番目が少し痛くなったので根の治療がはじまりました。
>治療中の歯の後ろの歯までが痛くなったときは、圧がかかっていたくなっていると言われ粘土の詰め物の代わりに綿を入れたりもしました。
>日曜日には後ろ歯までまた痛くなり、17日今日また救急で診てもらったら、多分圧がかかっていたいのかもしれないというう事で、針みたいなもので治療し(今までの中で一番痛かったです)、そのご消毒をし粘土のようなものではなく、綿をつめました。
シティさんの治療過程と経緯なのですが、今まで、お痛みがあるたびに担当の先生は根管を開放していたようですね。
開放処置(日本風に言うとJ-Open、海外的には Keep open))を施したのは、担当の先生にしてみれば、それなりの理由があったと思います。
つまり、急性炎症があって、状態を緩和させるための暫定的な処置としてやられたのだと思います。
ただ、こういう風に何回も行っていくと、目前の腫れやお痛みはある程度引くかと思いますが、「これから消毒をする根管をわざわざまた汚染している」のと同じことをしているわけですから、個人的には良くないと思っています。
日本では慣習的に行われていますので、あまり疑問に感じられない風潮がありますが、個人的にはやらない方法です。
「後で消毒するし・・・また、消毒すれば良いし」と言われている先生もおられますが、根管の中は枝分かれしていて、器具が完全には届きません。
根管治療で使用される薬剤にしても対抗出来る菌種が決っていますから、何が入ったか分からない、何種類入ったかわからなくなるようにするのは、治療の難易性をあげさせるばかりか、予後を不安定にさせ、悪くさせます。
考え方の違いで先生ごとに治療法が色々あり、何ともコメントしにくい部分がありますが、個人的には賛同出来ない方法であるとは言えます。
さて、ご質問についてですが、
>1.圧がかかっていたくなることはあるのでしょうか。
ございます。
根の先の部分(根尖と云います)から滲出液や排膿が見られる場合は、それらによって内圧が上昇し、根を支えている歯根膜を圧迫して激痛に陥ることがあります。
ですから、こういった場合には、確かに開放せざるを得ませんが、個人的には、ラバーダムを掛け、私の管理下で排膿がある程度停止するまで医院内で観察するようにしております。
排膿が治まりましたら、必ず消毒洗浄して仮蓋をしてからお帰りいただいております。
開放させたまま、お帰りいただくことはございません。
>2.痛みがおさまっていたのに、痛くなったのは先生が治療していない箇所を治療したからなのでしょうか
>他に何か理由があるのでしょうか。
実際の状況は担当の先生しか分からないので、直接な原因をここでお答えするのは不可能ですが、根管治療の回数ばかり増加して、一向に症状が良くならない場合は、次のことを疑い、再チェックしなければなりません。(←術者側がですよ^^;)
1 未処置の根管が存在していないか?
今回の歯ですが、「左上の後ろから二番目」としか記述されていないので、左第一大臼歯なのか、第二大臼歯なのか定かではありませんが、仮に親不知である第三大臼歯が抜歯済みだとして、上顎第一大臼歯だとしますと、
この歯の近心頬側(前寄りの頬がわ)の根管は非常に複雑な形態を持っていることがあります。
この近心頬側根管は扁平で細く、後ろ側(遠心方向)に弯曲していて、約60%の発現率で2根管性を持っています。
簡単に言い換えますと、一つの根の中に神経の管が二つ、またそれ以上ある、という意味です。
今まで、個人的に治療したこの部位の歯で最高5根管ありましたし、文献には6根管というのも報告されています。
第二大臼歯の発現率は少し下がりますが、同じように近心頬側根管に2根管性を持っています。
そして、それらは網状根管になっている場合が多いのです。
根管を見過ごしてしまうと、症状が改善されないこともありますから、未処置根管があった可能性があるのかもしれません。
2 穿孔(根に開いた穴、病理的に、人為的に開けた穴)、破折(亀裂)が生じていないか?
こればかりは、担当医にしか分からないことですが・・・・・
元々こういった問題を抱えていた難治性の高い歯だった場合もありますし、治療過程で偶発的に生じてしまった問題だという場合もあります。
ここでは何の資料もないので、これらの原因によるものなのか分かりませんが、可能性としてはあるかも、としか言えません。
3 根管拡大、形成は十分してあるのか?
逆に、必要以上の拡大や消毒薬を必要以上に使い過ぎて、根の先を刺激し過ぎてはいないのか?
専門的な事をここでお書きしても意味ありませんので、簡単にご説明致しますと、根の管をある程度の太さに修正しませんと、消毒洗浄するときに使う洗浄液が先の隅々の方まで行き渡りませんし、また、弯曲した部分に器具が到達出来るように、そして最終的に根管を充填するための器作りのために、根管を形成しなければなりません。
やり過ぎても良くないですし、不十分でも良くありません。
この部分は術者側の技量にコントロールされておりますから、患者さんが専門的に段取りを把握し、完全に理解していたとしても、担当医がやらなければ何の意味もありません。
4 無菌治療を心掛けているか?
根管治療の目的は何だと思われますか。
答えは、根管内の感染源の除去と予防なのです。
ですから、治療過程でどこまで厳密に根管内に細菌、微生物が侵入しない様に治療するかが重要になります。
ただ、この無菌化治療を行うためには細心の工夫と労力が要りますし、コストも掛かります。
ラバーダムの有無、あってたとしても、ラバーダムのかけ方、かけた後の消毒、漏洩を防ぐための隔壁処置など、仮蓋のかけ方、洗浄液、薬剤の選択と使用頻度、使用器具の滅菌、充填材料の消毒etc・・・・細かく書いていきますと、まだまだあります。
これらを徹底するには、保険治療の場合は、殆ど赤字覚悟の治療になるかと言えますね。
>3.今後触らないように、間隔をあけて治療しましょうと言われたのですが、そのような治療方法はあるのでしょうか。
担当の先生が何の目的で間隔を開けさせているのか、こちらでは分かりかねませんので、何と言えないのですが、薬剤をお入れして、ある程度期間を置くことはあります。
今回がそうなのかは分かりません。
まさか、まだ、開放されたままではないのですよね?
>治らずとも、痛みをなくしてそのまま銀歯をされてしまうのではないかと不安になっしまいます。
健康な根(土台)があってこその銀歯です。
症状が消えておられなかったり、ご不安ならば、まず直接担当医にご相談なさってみて下さい。
もし、適切なご説明が得られない、またはご不安がお強いのであれば、セカンドオピニオンとして専門医のご意見を求められても良いと思います。
ただ、先生選びは慎重にして下さいね。
こうして一般的な事しかアドハイス出来ず、直接的に何もお手伝い出来ませんが、一日も早く歯のお痛みと問題から開放されることを心よりお祈り致します。
これからも短期間的にご不安な日々が続くかろうかと思いますが、疑問に思うことをこうして積極的にお調べになられて、ご相談されているだけでも、着実的に解決に向かっておられると思いますので、お気を落とさずに、頑張って下さいね。
では、お大事になされて下さい。^^
回答2
湯浅です。
回答日時:2011-10-23 16:53:57
王先生の、丁寧な回答に、全面的に賛成と言うか、私も勉強になりました。
>間隔をあけて治療しましょうと言われた
根の治療で、その根が開放されたままではないという前提での回答です。
しかも、診察をしてないので、一般論です。
一般的に、現状ならば、間隔をあけた方が良いと思います。
しかも、その間隔は、1か月以上です(根の治療中なので2週間と言いたいところですが、1か月のが良いと思いますが、これは、否定される先生も多いかもしれませんね)。
その時に、ポイントがあります。その1か月間、歯のことを忘れた生活をすることです。ともかく、歯のことを忘れて、生活を楽しむことでしょう。
それができなくて、毎日、歯のことで不安ならば、それこそ、家族の協力も得ながら、歯のことを忘れて、生活を楽しめるように、全力を尽くすことが良いと思います。
もちろん、この1か月は、この歯チャンネルは、みないことです。
これが、良くなるきっかけになることが多いと一般的には言えると思います(エビデンスがなく私の経験からの私見ですが)。
>間隔をあけて治療しましょうと言われた
根の治療で、その根が開放されたままではないという前提での回答です。
しかも、診察をしてないので、一般論です。
一般的に、現状ならば、間隔をあけた方が良いと思います。
しかも、その間隔は、1か月以上です(根の治療中なので2週間と言いたいところですが、1か月のが良いと思いますが、これは、否定される先生も多いかもしれませんね)。
その時に、ポイントがあります。その1か月間、歯のことを忘れた生活をすることです。ともかく、歯のことを忘れて、生活を楽しむことでしょう。
それができなくて、毎日、歯のことで不安ならば、それこそ、家族の協力も得ながら、歯のことを忘れて、生活を楽しめるように、全力を尽くすことが良いと思います。
もちろん、この1か月は、この歯チャンネルは、みないことです。
これが、良くなるきっかけになることが多いと一般的には言えると思います(エビデンスがなく私の経験からの私見ですが)。
タイトル | 根の治療中をしておさまっていた痛みが、また再発したのはなぜ? |
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質問者 | シティさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 36歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
神経の無い(神経を取った)歯の痛み むし歯 治療中の痛み 根管治療の失敗・再治療 根管治療中の痛み 根管開放(J-OPEN) |
回答者 |
|
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。