再根管治療、歯根が一本で太いので咬合痛はなくならないと言われた
相談者:
アンデルセンさん (43歳:女性)
投稿日時:2011-10-31 16:02:58
6年前に根幹治療をした左下7番が一年前から痛み出して、ここ半年以上再根幹治療を続けています。
現在は薬を入れて、土台を入れる直前のところです。
治療中も多少の咬合痛や圧迫痛があり、このままかぶせ物をして治療を終えてしまうのが不安でしたので、薬を入れる前に大学病院付属の歯科でマイクロスコープで診てもらいました。
結果、破折などもなく中はきれいになっている、歯の根の穴が開いている(一番太いリーマーくらいの太さ?)ために、歯の下の組織の神経を圧迫して痛みが出ているものだと思われるので、痛みを取
ることが難しい、治療の限界ですと宣言されました。
歯の根の穴、というのは担当医に質問したところ、初めの根の治療で開いたというわけではなく、私の左下7番は根が一本で、神経が太かったため、神経を抜いたらそうなるものであり、治療ミスというわけではない、という説明を受けました。
前回までは痛みの波はあったものの、仮歯を入れた状態では食事もとれるし、これで終わりにしようと思っていた矢先、土台の型を取るために残った歯の形を整えます、と結構長時間ゴリゴリと削られ(磨かれ?)た後から周りの歯茎の腫れた痛みと咬合痛がまた復活し、2日後の夜中に激痛が起こりました。
ゴリゴリによる痛みはかなりのものであり、また長時間に及んだので大丈夫かなあ、と思っていたら案の定、という感じでしたが、痛みに驚いて予約日前に診てもらったところ、担当医は
「特に痛みが出る治療はしていない、今までもあった痛みの波とたまたま一致しただけでしょう。」
とのことでした。
痛みの波と言っても治療を始めてからこんな痛みは初めてで、次回は土台を入れる予定なのですが、また不安になってきました。
夜中に激痛が走ったのは、私がもともと歯ぎしりがひどく、毎晩ナイトガードをつかっているくらいなので、治療に対する不安がぶり返したせいかもと思っています。
担当医は、
「この歯に関しては、できる限りのことはしたけれど、咬合痛はたぶんとれないと思う。
痛くて我慢できなければ抜歯しかない」ということでした。
このサイトで、根の穴はふさぐこともできる、意図的再移植という術法もあると知り、自分には適応しないものかと質問させていただきました。
他の方法でも、何かよい方法があれば教えていただきたい気持ちです。
長文の上、わかりにくい説明で申し訳ありません。
よろしくお願い致します。
現在は薬を入れて、土台を入れる直前のところです。
治療中も多少の咬合痛や圧迫痛があり、このままかぶせ物をして治療を終えてしまうのが不安でしたので、薬を入れる前に大学病院付属の歯科でマイクロスコープで診てもらいました。
結果、破折などもなく中はきれいになっている、歯の根の穴が開いている(一番太いリーマーくらいの太さ?)ために、歯の下の組織の神経を圧迫して痛みが出ているものだと思われるので、痛みを取
ることが難しい、治療の限界ですと宣言されました。
歯の根の穴、というのは担当医に質問したところ、初めの根の治療で開いたというわけではなく、私の左下7番は根が一本で、神経が太かったため、神経を抜いたらそうなるものであり、治療ミスというわけではない、という説明を受けました。
前回までは痛みの波はあったものの、仮歯を入れた状態では食事もとれるし、これで終わりにしようと思っていた矢先、土台の型を取るために残った歯の形を整えます、と結構長時間ゴリゴリと削られ(磨かれ?)た後から周りの歯茎の腫れた痛みと咬合痛がまた復活し、2日後の夜中に激痛が起こりました。
ゴリゴリによる痛みはかなりのものであり、また長時間に及んだので大丈夫かなあ、と思っていたら案の定、という感じでしたが、痛みに驚いて予約日前に診てもらったところ、担当医は
「特に痛みが出る治療はしていない、今までもあった痛みの波とたまたま一致しただけでしょう。」
とのことでした。
痛みの波と言っても治療を始めてからこんな痛みは初めてで、次回は土台を入れる予定なのですが、また不安になってきました。
夜中に激痛が走ったのは、私がもともと歯ぎしりがひどく、毎晩ナイトガードをつかっているくらいなので、治療に対する不安がぶり返したせいかもと思っています。
担当医は、
「この歯に関しては、できる限りのことはしたけれど、咬合痛はたぶんとれないと思う。
痛くて我慢できなければ抜歯しかない」ということでした。
このサイトで、根の穴はふさぐこともできる、意図的再移植という術法もあると知り、自分には適応しないものかと質問させていただきました。
他の方法でも、何かよい方法があれば教えていただきたい気持ちです。
長文の上、わかりにくい説明で申し訳ありません。
よろしくお願い致します。
回答1
川崎歯科クリニック(中野区大和町)の川崎です。
回答日時:2011-11-01 21:37:38
はじめまして。カワサキです。
アンデルセンさん、大変でしてね。お気持ちお察しします。
根の治療をじっくりとして、大学病院でのマイクロスコープの診断が正しいとすれば、根の治療について、他の療法をしても、効果は期待できないでしょう。
むしろ、歯ぎしりなどの『咬みあわせ』や『歯ぐき(歯周病)』のファクターを、アプローチした方がいいかもしれません。
また、根の先(根尖)が、治るのは、場合により、半年〜2,3年かかるケースもあります。
可能であれば、半年くらい、仮歯で過ごし、徐々に根の先や骨の治りを待つのがいいと思います。
(この間に、咬みあわせや歯周病のチェックもしてもらいましょう)
あまり、いじくらずに、半年くらいのスパンで、経過観察するのがいいのではないかと、思います。
ご参考にして下さい。
早く、治るとイイですネ。
アンデルセンさん、大変でしてね。お気持ちお察しします。
根の治療をじっくりとして、大学病院でのマイクロスコープの診断が正しいとすれば、根の治療について、他の療法をしても、効果は期待できないでしょう。
むしろ、歯ぎしりなどの『咬みあわせ』や『歯ぐき(歯周病)』のファクターを、アプローチした方がいいかもしれません。
また、根の先(根尖)が、治るのは、場合により、半年〜2,3年かかるケースもあります。
可能であれば、半年くらい、仮歯で過ごし、徐々に根の先や骨の治りを待つのがいいと思います。
(この間に、咬みあわせや歯周病のチェックもしてもらいましょう)
あまり、いじくらずに、半年くらいのスパンで、経過観察するのがいいのではないかと、思います。
ご参考にして下さい。
早く、治るとイイですネ。
相談者からの返信
相談者:
アンデルセンさん
返信日時:2011-11-01 22:44:24
回答2
東京国際歯科六本木(港区六本木)の宮下です。
回答日時:2011-11-02 00:37:36
アンデルセンさん
こんばんは
「歯の根の穴が開いているために、歯の下の組織の神経を圧迫して痛みが出ている」
と説明を受けられているようですが、痛みのパターンを考えると、歯以外の原因で起こっている痛みのようでもあります。
状況がわかりにくいので、コメントしづらいですね。
特に、土台を入れるために治療を受けたことはわかるのですが、肝心の根管内に詰め物がどのタイミングで行われたのかが、書かれてありません。
「長時間削られた後から周りの歯茎の腫れた痛みと咬合痛がまた復活し、2日後の夜中に激痛が起こりました。」
特に2日後に激痛になることを考えると「歯」と関係がないように思えますし、
「ゴリゴリによる痛み」
ゴリゴリが何を意味しているのか、想像しづらいのですが、これを、根管治療中に起こった痛みだと解釈すれば、おそらく根管が太く、穴があいているところを治療されているために刺激により発生した鋭い痛みではないかと思います。
間違っていたら、ご指摘ください。
もしも、これを土台の型を取る際に形成している最中に痛みが発生したとすれば、歯に穴が開いたとも考えられます。
そして、そこから感染が起こり、腫れているのであれば、激痛が起こってもおかしくはないと。
いずれにしても、歯自体を診ておりませんので、非常に想像力を発揮してしまい、誤ったコメントをしてしまう可能性がありますので、難しいと思います。
「次回は土台を入れる予定なのですが、また不安になってきました。」
「夜中に激痛が走ったのは、私がもともと歯ぎしりがひどく、毎晩ナイトガードをつかっている、、、」
この可能性はありますね。
根管の感染がなくなれば、歯に大きな穴が開いていても、普通、咬合痛はなくなります。
「意図的再移植」
アンデルセンさんが「この歯は抜歯になっても良い」と覚悟ができていらっしゃるのであれば、この術式を行ってくれる歯科医院でやってもらうのも、1つの方法です。
その歯が折れずに抜けることが第一条件ですので、この方法をいきなり行うことはファーストチョイスにはならないと思います。
根が開いていないとか、複数ないとか、色々と条件が合っていないと、不慮の事故が起きやすいですので。
こんばんは
「歯の根の穴が開いているために、歯の下の組織の神経を圧迫して痛みが出ている」
と説明を受けられているようですが、痛みのパターンを考えると、歯以外の原因で起こっている痛みのようでもあります。
状況がわかりにくいので、コメントしづらいですね。
特に、土台を入れるために治療を受けたことはわかるのですが、肝心の根管内に詰め物がどのタイミングで行われたのかが、書かれてありません。
「長時間削られた後から周りの歯茎の腫れた痛みと咬合痛がまた復活し、2日後の夜中に激痛が起こりました。」
特に2日後に激痛になることを考えると「歯」と関係がないように思えますし、
「ゴリゴリによる痛み」
ゴリゴリが何を意味しているのか、想像しづらいのですが、これを、根管治療中に起こった痛みだと解釈すれば、おそらく根管が太く、穴があいているところを治療されているために刺激により発生した鋭い痛みではないかと思います。
間違っていたら、ご指摘ください。
もしも、これを土台の型を取る際に形成している最中に痛みが発生したとすれば、歯に穴が開いたとも考えられます。
そして、そこから感染が起こり、腫れているのであれば、激痛が起こってもおかしくはないと。
いずれにしても、歯自体を診ておりませんので、非常に想像力を発揮してしまい、誤ったコメントをしてしまう可能性がありますので、難しいと思います。
「次回は土台を入れる予定なのですが、また不安になってきました。」
「夜中に激痛が走ったのは、私がもともと歯ぎしりがひどく、毎晩ナイトガードをつかっている、、、」
この可能性はありますね。
根管の感染がなくなれば、歯に大きな穴が開いていても、普通、咬合痛はなくなります。
「意図的再移植」
アンデルセンさんが「この歯は抜歯になっても良い」と覚悟ができていらっしゃるのであれば、この術式を行ってくれる歯科医院でやってもらうのも、1つの方法です。
その歯が折れずに抜けることが第一条件ですので、この方法をいきなり行うことはファーストチョイスにはならないと思います。
根が開いていないとか、複数ないとか、色々と条件が合っていないと、不慮の事故が起きやすいですので。
相談者からの返信
相談者:
アンデルセンさん
返信日時:2011-11-02 07:48:25
宮下先生、ご丁寧な返信をありがとうございます。
説明が足りなくて申し訳ありません。
根管内の詰め物は10月21日にしました。
その治療時も後も特に大きな痛みはありませんでした。
その4日後の25日に土台の形成をして型をとりました。
土台の形成をした25日の2日後から痛みが激しくなったものです。
「ゴリゴリ」は土台の形成の際に「形を整える」という説明でされたものです。
たぶん表面を磨いた程度なのだと思いますが、圧迫痛がかなりあったという意味で「ゴリゴリの痛み」と表現しました。
根管内にはもう詰め物がしてあった(レントゲンで確認してちゃんと先のほうまでしっかり詰まっています、と説明されました)のですが、穴が開くという可能性もあるのでしょうか。
実は、最初の返信をいただいて時間がたてば痛みが良くなる可能性もある、という希望が見出せたせいか、夜中の痛みが驚くほど引きました。
やはり、歯ぎしりによる悪影響が大きそうなので、前に診てもらった大学病院で心療歯科の受診をしてみようかとも思っています。
説明が足りなくて申し訳ありません。
根管内の詰め物は10月21日にしました。
その治療時も後も特に大きな痛みはありませんでした。
その4日後の25日に土台の形成をして型をとりました。
土台の形成をした25日の2日後から痛みが激しくなったものです。
「ゴリゴリ」は土台の形成の際に「形を整える」という説明でされたものです。
たぶん表面を磨いた程度なのだと思いますが、圧迫痛がかなりあったという意味で「ゴリゴリの痛み」と表現しました。
根管内にはもう詰め物がしてあった(レントゲンで確認してちゃんと先のほうまでしっかり詰まっています、と説明されました)のですが、穴が開くという可能性もあるのでしょうか。
実は、最初の返信をいただいて時間がたてば痛みが良くなる可能性もある、という希望が見出せたせいか、夜中の痛みが驚くほど引きました。
やはり、歯ぎしりによる悪影響が大きそうなので、前に診てもらった大学病院で心療歯科の受診をしてみようかとも思っています。
回答3
藤森歯科クリニック(兵庫県西宮市)の藤森です。
回答日時:2011-11-02 12:21:41
>左下7番
>歯の根の穴が開いている
下顎7番の根菅治療は難しい場合が多いように思います。
根菅の形(断面図)は必ずしも円形とは限らず、非常に扁平な形になっていたり、根菅が内側に湾曲しているケースもあると思います。
担当の先生は一生懸命治療なさったはずですが、難易度がとても高かった可能性は充分考えられます。
>意図的再移植
もし、担当の先生、若しくは大学病院の先生にお願い出来るとしたら、この場合の有効な方法かもしれませんので、直接ご相談なさってみてください。
その歯を一旦抜歯して、裏側(根の先に近い部分)から直接アプローチした後、元通りに植えるものです。
>歯の根の穴が開いている
下顎7番の根菅治療は難しい場合が多いように思います。
根菅の形(断面図)は必ずしも円形とは限らず、非常に扁平な形になっていたり、根菅が内側に湾曲しているケースもあると思います。
担当の先生は一生懸命治療なさったはずですが、難易度がとても高かった可能性は充分考えられます。
>意図的再移植
もし、担当の先生、若しくは大学病院の先生にお願い出来るとしたら、この場合の有効な方法かもしれませんので、直接ご相談なさってみてください。
その歯を一旦抜歯して、裏側(根の先に近い部分)から直接アプローチした後、元通りに植えるものです。
相談者からの返信
相談者:
アンデルセンさん
返信日時:2011-11-02 22:40:44
藤森先生、返信ありがとうございます。
担当医はとても誠実に治療していただいていると私も感じています。
特に説明に時間を割いてくれ、いつまでも痛みを訴えているのが、心苦しいくらいなのですが・・・。
次回、意図的再移植のことも相談してみようかな、と思います。
返信を下さった先生方、ありがとうございました。
担当医はとても誠実に治療していただいていると私も感じています。
特に説明に時間を割いてくれ、いつまでも痛みを訴えているのが、心苦しいくらいなのですが・・・。
次回、意図的再移植のことも相談してみようかな、と思います。
返信を下さった先生方、ありがとうございました。
タイトル | 再根管治療、歯根が一本で太いので咬合痛はなくならないと言われた |
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質問者 | アンデルセンさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 43歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
神経の無い(神経を取った)歯の痛み 根管治療の治療法 根管治療後の痛み 根管治療に関するトラブル 根の病気・異常その他 意図的再植 |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。