6番は根だけで7番も歯周病でグラグラ。インプラントにするには費用が…

相談者: よしこちゃんさん (42歳:女性)
投稿日時:2011-12-03 14:11:03
⇒参考:過去のご相談
「前歯を治療する前に左右上6番が欠けてしまい、治療の順番を悩みます」



いつもお世話になっています。

以前、右6番が根っこを残した感じで欠けてしまいました。
元々治療してあった歯で神経もなく、下の歯をインプラントにしてあったので、硬さで負けてしまったのでは?と言われました。

前歯を治療していたので、そちらは後でという事になっていたのですが、忙しくて数ヶ月放置してしまい、久しぶりに歯科に行った所、殆ど根っこしかない上、歯周病が進んでいるので、抜歯しましょうと言う事になり、抜きました。

そこでご相談なのですが、隣の右7番も歯周病が進んでいて、ぐら付きもあるので、抜いた方がいいと言われました。

抜いた後は、インプラントか部分入れ歯という事らしいですが、不動産購入の頭金を払ったばかりで、大金を用意できません。

そうなると入れ歯かなと思うのですが、フックを掛ける歯に負担がかかり、いずれその歯も・・・という事なら、ローンを組んででも、インプラントにする方がいいのかと悩んでいます。
前歯も6番と7番の処置が決定してから計画しましょうという事になってしまいました。

どんな方法がベストでしょうか?

歯は大切にするべきだと痛感しております。
よろしくお願いします。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2011-12-03 14:30:36
前歯も6番と7番の処置が決定してから計画しましょう

以前の回答者の先生も書いていましたが

「治療の順番は基本は臼歯部が先です、臼歯部での咬合が確立していなければ前歯部の咬合は不安定です。」

ということについては、ご理解いただいていますでしょうか。


6番と7番のインプラントだけでなく、前歯も含めた全体の治療費について、いくつかのパターンを、お掛かりの先生にご呈示していただいたらいかがでしょう。

よしこちゃんさんが、経済的なことを優先されるのか、インプラントに魅力があるのか、あるいは、一度義歯にして後日やり替えをされるのか、それぞれメリットorデメリットについて説明をしていただいた中で、最終的には、ご自身で決めていただくことになろうかと思います。


>忙しくて数ヶ月放置してしまい

コレは、いただけませんね。

回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2011-12-03 15:08:01
ご相談ありがとうございます。

原則は、小林先生、細見先生の回答どおりです。

「治療の順番は基本は臼歯部が先です、臼歯部での咬合が確立していなければ前歯部の咬合は不安定です。」


しかし、もし前歯を急ぐ必要があれば、順番を変えることはできます。
その場合のデメリットは、後で前歯をまた治療し治さなくてはならないことも出てきます。

それから、歯が無くなった原因の歯周病むし歯のくりかえしに、予防診療で歯止めをかけておくことも大事です。
奥歯がないと他の歯が早く失われてしまうからです。

もし前歯の治療に、貴重な資金をたくさん使うのであれば、ここは考えどころです。
前歯も一時的に入れ歯にしておくという計画もあるかもしれません。

ご担当の先生とよくご相談することをお勧めいたします。

回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2011-12-03 15:28:33
経済的な理由があるとなかなか治療に踏み切るのも大変だと思います。
どっちがいいか?
については、医学的な見地以外にも社会的な背景などを加味しなければいけません。

私は、自分の口だったら義歯よりもインプラントを考えるかもしれませんが、患者さんはそれぞれ違います。
担当医の先生と良く相談し、どーしても疑問があるならセカンドオピニオンやサードオピニオンを求めてみるのもいいかもしれません

回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2011-12-03 17:56:13
はじめまして。

よしこちゃん さん、色々と、大変でしたね。
また、諸事情、お気持ち、お察しします。

(細見先生)小林先生、さがら先生、タカタ先生の回答を前提に(回答に同じ意見です)、お話をさせて下さい。


@ 理想は、7番抜歯で、インプラントです。

A 経済的問題があれば、無理に自費治療はしないのが、安全です。
住宅ローンも組んで、歯科ローンも組むのは、よくないです。
なにかあった時に、『ローン地獄』になっては、よくないです。
住宅購入では、色々と、思わぬ出費が出ることもあります。

B 『奥歯』の咬みあわせをしっかりと守りましょう。
まずは、『部分入れ歯』にして、余裕ができたら、住宅関係が落ち着いたら、インプラント治療を検討されるのは、いかがでしょうか?

C これ以上、残っている歯や歯肉が悪くならないように、『予防歯科』にウエイトを置いたり、『歯周病』の治療をされるのも大切であると思います。


ご参考までに。
(あくまでも、カワサキの一意見です)

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: よしこちゃんさん
返信日時:2011-12-04 18:01:12
先生方、ありがとうございます。

経済的な理由からは、部分入れ歯という所なのですが、他の歯の負担と、使う上でストレスがあるだろうと思う部分で、躊躇しています。

6番は抜歯しましたが、7番は多少グラ付きながらもまだあるので、6番を先にインプラントにして、余裕が出来た頃に7番を抜歯後にインプラントにするというのは不可能なのでしょうか?

どちらにしろ、先生に全体的な計画と金額を説明して頂こうと思います。
回答 回答5
  • 回答者
回答日時:2011-12-04 18:44:38
7番について、歯周病の治療を徹底的に行い、力のコントロールをして快復するかを確認するという選択肢はないのでしょうか?
それとも、これらの治療が無理な状態ということなのでしょうか?

もし、7番も抜歯となった時ですが、条件にもよりますがすぐに補綴処置(入れ歯インプラントなど)をせずに経過観察を行うというのも方針としてはゼロではないと思います。
ただこれについては実際に診察をしている先生に相談しないと断定できませんが。

回答 回答6
  • 回答者
回答日時:2011-12-05 14:27:13
よしこちゃん さん、こんにちは

実際に拝見していないので無責任な回答になるかもしれませんが、

>6番を先にインプラントにして、余裕が出来た頃に7番を抜歯後にインプラントにするというのは不可能なのでしょうか?

7番がそれまで持てばということになりますが・・・

この案でも可能だと私は思います。

両方とも抜歯して義歯にするという案もありますが、初めて義歯を入れるのであればけっこう厳しいかもしれません。

できることなら7番はなるべく延命をして6番だけでもしっかりとインプラントで歯を作ってあげることができればそれでも良いように思います。

ただ、担当の先生のお考えもあると思いますので、よく納得のいくまで相談してくださいね。

参考になれば幸いです。

回答 回答7
  • 回答者
回答日時:2011-12-05 15:48:21
こんにちは。

インプラントについては重要な原則があって、

歯周病患者はインプラントをしてはいけません】

軽視される医院も実際にはあるのですが、あとで苦労するのは患者さんです。
インプラントも歯周病と同じ病態に罹患しますので、イメージ的には「インプラントには歯周病菌がうつることがある」とご理解下さい。



ですからもしも、

>7番は多少グラ付きながらもまだあるので

・・の原因が、歯周病だったとしたら現在よしこちゃんさんはインプラントをしてはいけませんよ。

もちろん徹底した歯周治療後、あるいは問題のある歯の抜歯後のインプラントは大丈夫です。



すみません、少し気になったもので。

回答 回答8
  • 回答者
藤森歯科クリニック(兵庫県西宮市)の藤森です。
回答日時:2011-12-05 16:16:18
インプラントには歯周病菌がうつることがある

虫歯、もしくは外傷によって歯を失ったケースこそが、本当のインプラントの適応かもしれないです。
仮に、その歯は歯周病でなくなるのでなくても、7番の状態からすると微妙ですね。

回答 回答9
  • 回答者
回答日時:2011-12-05 17:20:22
ご質問ありがとうございます。

私も、6番だけのインプラントを先にすることは反対意見です。
7番に歯周病があるならば、他全体でもそうですが、歯周病治療が最優先です。

次の理由として、6番部分はどなたも骨が少なくなりやすいために、骨造成などが必要になることがあります。

その場合も隣の奥歯に歯周病があれば危険です。
また安登で番が失われて、しかも骨の造成が必要になると、6番に既に手術をしてしまった安登では非常に困難になります。


もともと、歯を失うと言うことは大事件です。
さらにそこに歯を入れるということは、大治療です。

本来ならば、大事件に向き合うときには、これ以上ひどくならないように計画するべきです。

決して今までのように、悪いところを、そこだけ治療する、という墓穴を広げるようなことをしないほうが良いと思います。

お気づきのように、部分ではなく全体を根本的に解決する計画を検討することをお勧めいたします。

回答 回答10
  • 回答者
飯田歯科(堺市南区)の飯田です。
回答日時:2011-12-06 00:26:01
こんばんは。
諸先生のおっしゃるように歯周病の治療が先でしょうね。

その後で、費用に余裕があれば・・
7番の歯周病が完全に安定すれば、6番にインプラント
7番の歯周病の状態が安定しないのであれば、7番抜歯して6番のみインプラントも良いかもしれません。

前歯は余裕がなければ保険で我慢しても、咬み合わせに重要な奥歯の確保を優先して頂きたいのが私の考えです。

もちろん、骨の状態などいろいろな条件で選択肢は変化すると思いますので担当の先生とご相談くださいね。

参考になりましたら幸いです。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: よしこちゃんさん
返信日時:2011-12-06 00:44:02
先生方、丁寧にありがとうございます。
とても勉強になります。

歯周病の人はインプラントはダメなんですか。
知りませんでした。

7番の歯周病の程度にもよるのでしょうが、私的にはグラグラしている気はしないのですが、先生はグラグラしていて歯周病が進行しているとおっしゃって、「抜く」以外の選択が無いような言い方なので、歯周病の治療という選択があるのか聞きづらい感じがしています。

経済的な事もありますが、あの怖い思いをまた・・・という気持ちもあるので、もう少し先生に話を聞いてみます。

ありがとうございました。
回答 回答11
  • 回答者
回答日時:2011-12-06 00:48:34
口腔内全体のことを考えると、歯周病が根本問題としてあるのではないでしょうか?

でしたら、その治療が最優先だと思います。

インプラントとの絡みに関してですが、歯周病治療の患者さんにインプラントを有効に使えると、天然歯の咬合負担を軽減化出来、天然歯の温存、歯周病の治療、メインテナンス上有利になることがあります。

なので、私自身は歯周病の患者さんに積極的にインプラントを勧めております。

但し、歯周病をコントロールする事に患者さんがご協力いただけることが大前提です。

今回の場合では、どう言う状態なのか詳細を存じ上げないので、間違っているのかも知れませんが、条件が許せば、6番のインプラントと7番の歯周病治療を並行して行うかもしれません。
その事によって、もしかしたら7番の延命、温存も狙えるかも、と考えたりします。

しかし、、現状の業界内の一般的考え方からはかなり外れているのかもしれません。

でも、そう言う治療を組み立てて上げないと救って差し上げられない患者さんがいるのも、私自身が直面している現実問題なのです。

今後の長い目で考えると、間違いなくインプラント関連の歯周病はかなり大きな問題となると分かっています。

なので、必ず歯周病治療を先に始めることを強くお勧めします。

あくまでも私見を述べましたこと、お断りして置きます。

お大事に。




タイトル 6番は根だけで7番も歯周病でグラグラ。インプラントにするには費用が…
質問者 よしこちゃんさん
地域 非公開
年齢 42歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 歯周病で抜けた・抜く予定
歯のひび割れ、破折で抜く予定
抜歯:6番(第一大臼歯)
抜歯:7番(第二大臼歯)
抜歯:複数の歯(臼歯部)
インプラントその他
部分入れ歯 その他
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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