歯の根に膿が溜まっているのに神経が生きていることがあるのでしょうか?
相談者:
ポルタさん (47歳:男性)
投稿日時:2011-12-27 22:27:35
左上4番の歯茎に膿の溜まったオデキが出来、今年3月〜10月まで治療を受けていました。
この歯は過去に虫歯の治療をしており、かみ合わせ面に白いものを充填しています。
神経は抜いていません。
診断では歯の根に膿が溜まっており、歯槽骨も無くなっているとのことでした。
治療は、初診時に膿を出した後は、ほぼ週1回のペースで通い、歯と歯茎の境目にゼリー状の消毒剤を塗っていました。
その間には、4月、8月の2回、歯肉を切開し掻爬を行っっています。
しかし、1回目は3週間後、2回目は5週間後にオデキが再発。
症状が変わらないまま10月に「症状が安定している」と治療終了を告げられました。
その間、根管治療はありませんでした。
先生からは
「神経は生きている」
と言われています。
歯根に膿が溜まっているのに、歯随が生きていることはあるのでしょうか?(1つ目の質問)
自分で調べてもそのような症例が見つからないため、日をおいてから再度質問してみたのですが、やはり、「神経は生きている」との返答でした。
8月の時点でも、一度、「症状が安定している」との理由で治療終了を告げられたのですが、治療継続をお願いし、2回目の掻爬を受けました。
なかなか治らないことについて、
「治療している歯は乳歯なので、歯肉との密着が弱く、そこから菌が入り易くなっている」
との説明を受けています。
(ちなみに、学生の頃に見てもらった別の歯医者さんで、この歯は双子の歯がくっついて1本になった珍しい歯だと聞きました。)
2ヶ月後の来院を指示されているのですが、根管治療をしない今までの治療の延長で、治る見込みがあるのでしょうか?(2つ目の質問)
この歯は過去に虫歯の治療をしており、かみ合わせ面に白いものを充填しています。
神経は抜いていません。
診断では歯の根に膿が溜まっており、歯槽骨も無くなっているとのことでした。
治療は、初診時に膿を出した後は、ほぼ週1回のペースで通い、歯と歯茎の境目にゼリー状の消毒剤を塗っていました。
その間には、4月、8月の2回、歯肉を切開し掻爬を行っっています。
しかし、1回目は3週間後、2回目は5週間後にオデキが再発。
症状が変わらないまま10月に「症状が安定している」と治療終了を告げられました。
その間、根管治療はありませんでした。
先生からは
「神経は生きている」
と言われています。
歯根に膿が溜まっているのに、歯随が生きていることはあるのでしょうか?(1つ目の質問)
自分で調べてもそのような症例が見つからないため、日をおいてから再度質問してみたのですが、やはり、「神経は生きている」との返答でした。
8月の時点でも、一度、「症状が安定している」との理由で治療終了を告げられたのですが、治療継続をお願いし、2回目の掻爬を受けました。
なかなか治らないことについて、
「治療している歯は乳歯なので、歯肉との密着が弱く、そこから菌が入り易くなっている」
との説明を受けています。
(ちなみに、学生の頃に見てもらった別の歯医者さんで、この歯は双子の歯がくっついて1本になった珍しい歯だと聞きました。)
2ヶ月後の来院を指示されているのですが、根管治療をしない今までの治療の延長で、治る見込みがあるのでしょうか?(2つ目の質問)
回答1
細見歯科医院の細見です。
回答日時:2011-12-27 23:20:31
>歯根に膿が溜まっているのに、歯随が生きていることはあるのでしょうか
実際診ていないので判断に困りますが、歯髄が壊疽(根管が感染していなければ)していなければ根尖病変は出来ません。
ただ主治医の治療法はフィステルが根管由来ではなく歯周病由来と判断しているのではないでしょうか。
>2ヶ月後の来院を指示されているのですが、根管治療をしない今までの治療の延長で、治る見込みがあるのでしょうか
乳歯ですか、治療は困難かもしれません。
後続永久歯が欠損しているのなら抜歯後の処置を含めて主治医と相談して下さい。
実際診ていないので判断に困りますが、歯髄が壊疽(根管が感染していなければ)していなければ根尖病変は出来ません。
ただ主治医の治療法はフィステルが根管由来ではなく歯周病由来と判断しているのではないでしょうか。
>2ヶ月後の来院を指示されているのですが、根管治療をしない今までの治療の延長で、治る見込みがあるのでしょうか
乳歯ですか、治療は困難かもしれません。
後続永久歯が欠損しているのなら抜歯後の処置を含めて主治医と相談して下さい。
回答2
川崎歯科クリニック(中野区大和町)の川崎です。
回答日時:2011-12-27 23:48:17
はじめまして。カワサキです。
細見先生と、同じ考えですが、
『歯茎に膿の溜まったオデキ』は、“根の病気”ではなく、“歯周病(歯ぐき)由来“のものである可能性があります。
質問@: ありえます。
質問A: 歯茎由来であれば、治る(持たせる)可能性はあります。
乳歯であれば、根が短い、歯ぐきから感染しやすいです。
周りの歯と固定をしたり、咬み合わせをゆるくして、負担をかけないなどの治療も、必要かも知れません。
ご参考までに。お大事に。
細見先生と、同じ考えですが、
『歯茎に膿の溜まったオデキ』は、“根の病気”ではなく、“歯周病(歯ぐき)由来“のものである可能性があります。
質問@: ありえます。
質問A: 歯茎由来であれば、治る(持たせる)可能性はあります。
乳歯であれば、根が短い、歯ぐきから感染しやすいです。
周りの歯と固定をしたり、咬み合わせをゆるくして、負担をかけないなどの治療も、必要かも知れません。
ご参考までに。お大事に。
回答3
回答4
相談者からの返信
相談者:
ポルタさん
返信日時:2012-01-02 16:08:54
お忙しい中、早々のご回答ありがとうございました。
お礼の返信が遅くなってしまい、申し訳ありません。
【細見先生】
やはり、今までの治療はプロの目から見ても、病巣は歯内ではなく、歯周にあるとの判断にたった治療なのですね。
素早いご回答ありがとうございました。
【川崎先生】
歯根に膿があっても歯髄に関与しない場合があるのですね。
細見先生からご回答いただいたように、治療内容や「神経は生きている」との説明からして、主治医の先生は病巣は歯髄では無いとの判断のようですので、初診の時に説明された、歯の根、という表現について、もっと詳しくどのあたりを指しているのか、確認してみます。
主治医の先生はいつも忙しく、常に3人くらいの患者を掛け持ちで診療しているため、簡単に説明できる言葉として、歯の根、という表現をしたのかもしれません。
また、乳歯は歯肉との密着が弱いだけでなく、歯根も短いのですね。
いろいろ勉強になりました。
ありがとうございます。
【杉原先生ならびに水澤先生】
電気歯髄診断というものがあるのですね。
今までしたことはありませんでした。
勉強になりました。
ありがとうございます。
お礼の返信が遅くなってしまい、申し訳ありません。
【細見先生】
やはり、今までの治療はプロの目から見ても、病巣は歯内ではなく、歯周にあるとの判断にたった治療なのですね。
素早いご回答ありがとうございました。
【川崎先生】
歯根に膿があっても歯髄に関与しない場合があるのですね。
細見先生からご回答いただいたように、治療内容や「神経は生きている」との説明からして、主治医の先生は病巣は歯髄では無いとの判断のようですので、初診の時に説明された、歯の根、という表現について、もっと詳しくどのあたりを指しているのか、確認してみます。
主治医の先生はいつも忙しく、常に3人くらいの患者を掛け持ちで診療しているため、簡単に説明できる言葉として、歯の根、という表現をしたのかもしれません。
また、乳歯は歯肉との密着が弱いだけでなく、歯根も短いのですね。
いろいろ勉強になりました。
ありがとうございます。
【杉原先生ならびに水澤先生】
電気歯髄診断というものがあるのですね。
今までしたことはありませんでした。
勉強になりました。
ありがとうございます。
回答5
E Eデンタル(愛知県豊橋市)の井野です。
回答日時:2012-01-02 17:58:38
こんにちは、読ませていただきましたが診断が難しい状態かもしれませんね。
>歯根に膿が溜まっているのに、歯随が生きていることはあるのでしょうか?
不思議に思われるかもしれませんが、神経が70%死んでしまい多少知覚はあるものの膿が出てくるなどのこともあります。
>電気歯髄診断というものがあるのですね。
過去のものを
・知覚過敏の歯に激痛。まだ神経は生きているか? (シンガポール)
・治療中の歯に痛み。歯髄炎を疑っているが様子見は何日くらい?
神経が死んでいるか生きているかの大まかな判断はできますが、中途半端に神経が生きている場合などは不確実な診断法になります。
(100か0かは判断できますが、70%神経が生きているなどは分かりません)
この神経部分は専門でしているのですが非常に難しい診断になることもあります。
その他の診断法として、フィステル(膿の出口)からガッタパチャーを入れたり、CT撮影して診断することもあります。
・http://eedental.fine.to/eeblog/2011/07/post-308.html
血流がポイントになるのですが、今の所診断出来きるツールがありません。。。
私としては今の先生が問題ないともう一度診断が下りれば、根の治療が得意な先生を探しセカンドオピニオンなどを求められた方がいいと思いますよ。
何度もフィステルが出来るようであれば、原因は除去されていませんのでどんどん悪くなっていくことも考えられますから注意してください。
おだいじに
>歯根に膿が溜まっているのに、歯随が生きていることはあるのでしょうか?
不思議に思われるかもしれませんが、神経が70%死んでしまい多少知覚はあるものの膿が出てくるなどのこともあります。
>電気歯髄診断というものがあるのですね。
過去のものを
・知覚過敏の歯に激痛。まだ神経は生きているか? (シンガポール)
・治療中の歯に痛み。歯髄炎を疑っているが様子見は何日くらい?
神経が死んでいるか生きているかの大まかな判断はできますが、中途半端に神経が生きている場合などは不確実な診断法になります。
(100か0かは判断できますが、70%神経が生きているなどは分かりません)
この神経部分は専門でしているのですが非常に難しい診断になることもあります。
その他の診断法として、フィステル(膿の出口)からガッタパチャーを入れたり、CT撮影して診断することもあります。
・http://eedental.fine.to/eeblog/2011/07/post-308.html
血流がポイントになるのですが、今の所診断出来きるツールがありません。。。
私としては今の先生が問題ないともう一度診断が下りれば、根の治療が得意な先生を探しセカンドオピニオンなどを求められた方がいいと思いますよ。
何度もフィステルが出来るようであれば、原因は除去されていませんのでどんどん悪くなっていくことも考えられますから注意してください。
おだいじに
相談者からの返信
相談者:
ポルタさん
返信日時:2012-01-02 21:59:13
タイトル | 歯の根に膿が溜まっているのに神経が生きていることがあるのでしょうか? |
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質問者 | ポルタさん |
地域 | 大阪 |
年齢 | 47歳 |
性別 | 男性 |
職業 | 会社員(技術系) |
カテゴリ |
根管治療の治療法 根の病気(根尖病変・根尖病巣) 歯茎の婁孔(ろうこう・フィステル) |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。