歯科医院でフッ素洗口剤を取り寄せ予定。フッ素洗口剤の比較

相談者: SH3さん (29歳:男性)
投稿日時:2012-01-23 19:20:00
参考:過去のご相談
前歯根元のレジン充填、黒い部分が残っているのは手抜きか技術の差か



お世話になっております。
前回は回答して下さり有難う御座いました。

今回はフッ素洗口剤に関しての質問です。

フッ素洗口剤を歯科医院で取り寄せて頂こうと思っております。
そこで何点かフッ素洗口剤をリストアップしました。

ミラノール顆粒11%
オラブリス洗口用顆粒11%
・バトラーF洗口液0.1%
・フッ化ナトリウム洗口液0.1%「ライオン」

上記の品に関して、何点かお伺いしたい事があるのでお答え頂けますか。

@効果に違いはあるのか(濃度は変わらないので恐らく違いは無いとは思いますが)
Aコストパフォーマンスが優れているのはどれか
B利便性などはどうか(水溶液を作る手間等)
C先生方の歯科医院ではどれを患者さんに奨めているのか
D他にフッ素洗口剤でお奨めの物があれば御教示下さい

以上です。
宜しくお願い致します。


※こちらでは、予防に力を入れておられる先生方が大半なので、常備していて当たり前の医院が多い様ですが、私の住んでいる市内の歯科医院で、フッ素洗口剤を取り扱ってる所は全くありませんでした。

又、医療用医薬品ではありますが、処方せん医薬品ではないので、調剤薬局にて歯科医院でフッ化ナトリウムの説明を受けた趣旨を伝えれば購入出来ると思ったのですが、歯科医院で取り寄せて貰うよう言われました。

「入手難易度は高め」とサイトには書かれていたんですが、思った以上に購入するのが難しいですね。


回答 回答1
  • 回答者
歯科医師の松山です。
回答日時:2012-01-23 19:25:43
フッ素は、毒性の強い物質ですよ。

上水フッ素化に反対している、グループもあります。
そのようなことを踏まえてのことならよろしいのですが。
あえて反対意見を聞きたくて、載せさせてもらいます。

回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2012-01-23 19:49:06
効果は、大きく違わないと思います。

ただ、ミラノールオラブリスのようは粉末は手間を考えてもそうですが、以前「少し濃いめに作れば効果が上がりますよね」と言われた方がいらっしゃり、危険性を考えて「それ以上濃くならないもの」として、液剤であるバトラーF洗口液0.1% を扱っております。

あとは味ですかね。

回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2012-01-23 22:01:41
当院では、ミラノールを置いてます。

水に溶かす手間とか、パッケージが子供っぽいとか夏場の管理のめんどくささとかはありますが、ランニングコストがもうタダみたいなものなので、長く使ってもらうためにはこちらかなと。

あとはバトラーだけ味見したことがあるのですが、パッケージや味も大人っぽい(?)ですので迷うところですが、躊躇するのはコストの点だけですね。

回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2012-01-23 22:32:41
ご相談ありがとうございます。

他にレノビーゴといって、テレビで広告していたのどへ吹きかけるスプレーみたいに、ピュッピュッと口に吹きかける製品は便利です。


しかし、松山先生のお話のとおり、フッ素は摂りすぎると強い毒物となります。

急性中毒こそ間違って多量に取らない限り起こりませんから心配ありませんが、永くたくさん取りすぎると害があります。
小さいお子さんへも厳重な注意が必要です。


例えばフッ素を摂りすぎると、空気中に多量に垂れ流されている環境汚染物質である鉛が体に沈着しやすくなり、排泄されにくくなってしまうことも知られています。

もし大量に摂取する場合は、体内に蓄積される鉛量を検査しておく必要もでてきます。
治療も予防も効果の判定には検査が必要です。

環境からの鉛や水銀などをデトックスすることは21世紀の重要な健康課題となり、歯科はその大きな役割を果たせますが、それを妨げないようにむし歯予防を考えましょう。


歯だけ残っても、体の病で倒れては元も子もないからです。


歯科医療は歯の予防だけではなく、健康なお口の働きで体の重大な病気の予防を目指すことができる価値を出すこともできます。


蛇足ながら東電のお粗末な思慮不足から、これからは環境汚染に、日本全国で放射線内部被曝を加えなくてはならなくなりました。



一般の方々は、お一人で工夫しても、一生間違いなく予防することは不可能です。
必ず、どこかで、なにかを、やり過ぎるかやり足りないか、間違えて歯を失い続けます。

過ぎることなく、また不足することなく、適正に計画できるのは歯科医院だけです。

必ずきちんとした予防医療を受けましょう。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: SH3さん
返信日時:2012-01-24 23:52:52
家庭用フッ素洗口剤に含まれるフッ化物の毒性に関して、私は問題ないと考えています。
フッ素の急性中毒に関して、歯チャンネルを管理さている田尾先生が書かれた記事を拝読しましたが、意図的に多量の洗口剤を摂取しない限り、中毒症状は出ないようなので、大人が使用する場合はまず起こり得ないと考えています。

尚、フッ化ナトリウムの粉末と液体に関しては、非常に経済的である事から、粉末を使用していこうと考えております。

又、過去の先生方のディスカッションを拝見し、家庭で行う際には、濃度よりも回数が重要という事なので、先生が紹介されているスプレータイプも併用していくと更に効果的という結論に達しました。

只、フッ素でのう蝕予防は、もっと以前から行うべきもので、私の年齢だと、歯周病予防のためにPMTCの方が重要になってくるみたいですね。

ご回答有難う御座いました。
回答 回答5
  • 回答者
回答日時:2012-01-25 13:24:40
SH3 さん、今日は


>只、フッ素でのう蝕予防はもっと以前から行うべきもので、私の年齢だと歯周病予防のためにPMTCの方が重要になってくるみたいですね。


主題とはちょっと離れますが、PMTCには、直接的に虫歯歯周病を予防する効果はありません。

そのことは欧米では十分理解されていますが、「PMTC=予防」と行っているのは先進国では日本ぐらいだと思います。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: SH3さん
返信日時:2012-01-25 22:43:06
小牧先生今晩は。

PMTCに関してですが、私はPMTCは歯や口腔健診と家庭でのプラークコントロールだけでは、どうしても取りきれないプラークの除去が主な目的で、「虫歯歯周病の主な原因」=「プラーク」、「プラークの除去」=「予防」と考えていたので、PMTCも予防の一環だと考えておりました。

私はPMTCは保険治療だけではまかなえない、より綿密な定期歯科メインテナンスというイメージを持っていますが、PMTCは本来どういうものだと考えればよいのでしょうか。

当初の質問からは逸れますが、家庭でのプラークコントロール、フッ素洗口、そして定期的なPMTCもと考えていたのでお答え頂ければ幸いです。



タイトル 歯科医院でフッ素洗口剤を取り寄せ予定。フッ素洗口剤の比較
質問者 SH3さん
地域 非公開
年齢 29歳
性別 男性
職業 非公開
カテゴリ 虫歯予防
フッ素
予防関連
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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