ゴールドや白金加金でも銀や銅が含まれるのでインレー交換は無意味?

相談者: しろうとさん (33歳:男性)
投稿日時:2012-03-08 23:24:28
⇒参考:過去のご相談
「口腔内に多数の異種金属。癌や不整脈等の病気やガルバーニ電流が不安」



こんばんは
金属の材料についての質問です。

支台、クラウンインレーが金パラ等だったのでガルバーニ電流によるイオン化で金属の溶け出しが気になりK20のインレーや金合金(白金加金)にしました。

しかし合金なので卑金属である銀や銅なども含まれるみたいです
 
取り替えた意味があったのでしょうか?
口の中は同一金属が望ましいと言いますが、合金自体、既に複数の材料なので矛盾を感じます。


また調べたら、プラチナ主成分のインレーやクラウンもあるみたいですがゴールド主成分と何か違いはあるのでしょうか?

宜しくお願いします。 


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2012-03-09 00:28:57
現在症状がなければ、そのままにしておく方法もあると思います。

症状がでたら、表面のすべての金属をおなじブランドに統一すれば含まれている成分が同じになると思います。

ガルバニ電流自体感じるか感じないかは個人差がありますのであまり気にされない方がいいと思います。

回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2012-03-09 01:55:28
こんにちは。

プラチナはゴールドよりも強度が必要な場合に用いますが、臼歯部のインレーならゴールドのほどよい硬さがちょうどよいとされています。

回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2012-03-09 08:49:27
ご相談ありがとうございます。

金属の性質はいろいろ不思議です。
純粋な一種類の金属と、合金になった場合、また種々の金属が一緒に使われている場合、とでは性質が変わることがあります。

たとえば、クロームは病原性があります。
とくに6価クロームは強い発がん性を持つことで有名です。

しかし最近使用が増えているウィロボンド280という、コバルト・クローム合金は非常に安定性が良いことが証明されています。

アレルギー性も、電解性も、異種金属との組み合わせ治療でも非常に不動態として安定していることが、ISOでも日本歯科理工学会でも証明されています。

したがって、信頼できる歯科医院で選択され、長く使われている材料はあまりご心配はありません。


もちろん天然の歯に勝る材料はなく、必ず欠点を伴います。
口中穴だらけにならないように予防をしましょう。

本当の予防では、虫歯は根絶できる昔の病気です。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: しろうとさん
返信日時:2012-03-10 09:17:39
柴田先生
丁寧なご回答、ありがとうございます。
たしかに、取り替える場合は症状が出てからでも良いかも…と、感じました。


樋口先生
丁寧なご回答、ありがとうございます。
「ゴールドのほどよい硬さがちょうどよい」…このようには考えることができなかったので、勉強になりました。

さがら先生
丁寧なご回答、ありがとうございます。
材料に気を取られてばかりの自分に、気がつきました・・・おっしゃるとおり、予防にも取り組みたいと思います。



タイトル ゴールドや白金加金でも銀や銅が含まれるのでインレー交換は無意味?
質問者 しろうとさん
地域 非公開
年齢 33歳
性別 男性
職業 非公開
カテゴリ ゴールドインレー(金の詰め物)
ゴールドクラウン(金の被せ物)
補綴関連
材料・機材関連
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
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