根の深くまでの虫歯。土台を立てても不具合が出るという事の理由は?

相談者: うごうごさん (31歳:男性)
投稿日時:2012-03-20 01:19:34
⇒参考:過去のご相談
「HAインプラントとチタンインプラント」



左下6番は神経を抜いており、クラウンになっていましたが、最近食べかすがよく詰まり、家族から口臭も指摘されたため診察していただいたところ土台の下が虫歯になっており、現在は土台を外している状態です。

痛みや腫れなど自覚症状は全くありません。

2つある根のうち7番側がかなり深いところまで虫歯が進んでいること、根と根の間の部分が薄くなっていることから、残せるかどうか微妙であると言われました。

最終的な判断は1週間後の歯茎の回復状況等を踏まえて判断するということになっていますが、今後の方針として下記の3点を提案されています。

@抜歯してインプラント
A抜歯してクラウン
B1根だけ抜歯して7番とクラウン

エクストルージョンは根が短いので難しいとのことです。

クラウンは前後の歯を削ることになるので避けたいです。

いずれはインプラントでもよいとは思っていますが、インプラントの技術が日進月歩の現在、可能な限り自分の歯を残し、完全に寿命になってしまった時には、最新のインプラント治療を受けたいと思っています。

そこで質問です。

根の深いところまで削ってしまうと土台を立てても不具合が出るだろうとのことなのですが、理由はなんでしょうか。

生体親和性の高い土台を立てても不具合を回避できないのでしょうか。

上記@AB以外に考えられる治療方法についてアドバイスをいただけないでしょうか。

よろしくお願いします。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2012-03-20 01:35:23
こんにちは。

深い虫歯があって残せる歯質が少ない場合には土台が外れたり、歯根が破折したりする可能性があります。
やはり歯を抜かないといけない可能性が高そうですね。

治療選択肢の一つとして親知らずを移植する場合があります。

回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2012-03-20 13:03:37
樋口先生も、書かれていますが、残っている根の状態(歯質の薄さ・土台の深さ)によります。

≫≫ 根の深いところまで削ってしまうと土台を立てても不具合が出るだろう……

※ 根破折・脱離が、理由です。
  あえて言うのでしたら、“ファイバーポストコア”を用いで、歯質と、硬度・弾性があるものを、用いるといいかもしれないですネ。

回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2012-03-22 09:55:53
インプラントの技術が日進月歩の現在、可能な限り自分の歯を残し、完全に寿命になってしまった時には、最新のインプラント治療を受けたいと思っています。


お気持ちは良く解ります。

しかし、歯というのは「機能してナンボ」です。

今現在、左で良く咬めていない状態だとすると、必然的にお食事は右を使っている事でしょう。

そうすると、右の歯の負担が増えたり、顎関節に無理を生じたりして、痛みが出たり、右の歯の悪くなったりしてしまいます。

なので「待つ事によるデメリット」というのも考える必要があると思います。


また、日進月歩とは言え、日本は医療において薬事と言うシバリがある以上、「後進国」と言わざるを得ません。

「今、日本で最先端」と言われている技術も諸外国では2〜3年前にすでに当たり前のように使われているものです。

つまり、海外での歯科事情に詳しい先生であれば2〜3年後に日本に導入される技術は現時点で解っている事になります。


残念ながら現時点において、海外のインプラントに関しては画期的なトピックスは無く、「早く薬事を通らないかなぁ…」と心待ちにしている技術はありません。
つまり、2〜3年後でも現時点とあまり変わらない事が予想されます。


だとしたら「待ちのデメリット」よりも「現時点でのベスト」を考えて治療に臨まれた方が良いような気がします。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: うごうごさん
返信日時:2012-03-26 18:27:21
大変参考になりました。
ありがとうございました。



タイトル 根の深くまでの虫歯。土台を立てても不具合が出るという事の理由は?
質問者 うごうごさん
地域 非公開
年齢 31歳
性別 男性
職業 非公開
カテゴリ 虫歯治療
支台築造その他
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
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