のう胞&上顎洞炎でも、抜歯後の再植は可能ですか?
相談者:
misoさん (40歳:女性)
投稿日時:2012-04-22 04:26:51
慢性の上顎洞炎があり歯性と判断されました。
口腔外科では、左上七番抜歯とのう胞除去、上顎洞根治手術と言われました。
また、抜歯後の上顎洞交通による穴がふさがらない場合は、そのための処置が必要とのこと。
それに並行し、友人の紹介でみてもらった歯医者さんでは、いったん抜歯してのう胞部分の内容物を取り出した後、7番の歯は再植できるし、それで上顎洞炎も改善する、再植すれば上顎洞交通の穴もふさがります、といわれています。
口腔外科の先生は指導医・専門医でありえらい方なのですが、あまり話もできず、痛みの訴えなど親身にはきいてもらえないため不安があり、気持ちは歯医者さんの方に向いています。
また上顎洞交通の穴が心配です。
歯医者さんの提案に賭けてみて(再植の方)、それでだめなら抜歯・・という方向でと考えています・・
そこで質問です。
・口腔外科で根治手術要と判断された上顎洞炎があるにもかかわらず、歯を再植しても大丈夫なのか。
(抜歯で上顎洞と交通していれば、洞の洗浄ができるが、再植すると洗浄できないだろうし・・)
こちらのサイトでは、ほとんどの方が抜歯されているようなので・・
・再植などしていろいろといじった後にやはり失敗・・となると、上顎洞炎などの状態が悪化してしまいますか?
・のう胞は取り方(組織が残ったり)により、再発などの心配があるのですか?
・上顎洞炎というのは、やはり根治術がベストなのでしょうか?
(私の場合は、CTでは真ん中ほどに少し空洞があるくらいで真っ白。
パノラマ写真ではさほど白くはうつりません。
頬の痛みなどは全くないです。)
長いこと悩んでいますし、はやいところ腹を決めて・・と思っております。
どうかアドバイスをよろしくお願いいたします。
口腔外科では、左上七番抜歯とのう胞除去、上顎洞根治手術と言われました。
また、抜歯後の上顎洞交通による穴がふさがらない場合は、そのための処置が必要とのこと。
それに並行し、友人の紹介でみてもらった歯医者さんでは、いったん抜歯してのう胞部分の内容物を取り出した後、7番の歯は再植できるし、それで上顎洞炎も改善する、再植すれば上顎洞交通の穴もふさがります、といわれています。
口腔外科の先生は指導医・専門医でありえらい方なのですが、あまり話もできず、痛みの訴えなど親身にはきいてもらえないため不安があり、気持ちは歯医者さんの方に向いています。
また上顎洞交通の穴が心配です。
歯医者さんの提案に賭けてみて(再植の方)、それでだめなら抜歯・・という方向でと考えています・・
そこで質問です。
・口腔外科で根治手術要と判断された上顎洞炎があるにもかかわらず、歯を再植しても大丈夫なのか。
(抜歯で上顎洞と交通していれば、洞の洗浄ができるが、再植すると洗浄できないだろうし・・)
こちらのサイトでは、ほとんどの方が抜歯されているようなので・・
・再植などしていろいろといじった後にやはり失敗・・となると、上顎洞炎などの状態が悪化してしまいますか?
・のう胞は取り方(組織が残ったり)により、再発などの心配があるのですか?
・上顎洞炎というのは、やはり根治術がベストなのでしょうか?
(私の場合は、CTでは真ん中ほどに少し空洞があるくらいで真っ白。
パノラマ写真ではさほど白くはうつりません。
頬の痛みなどは全くないです。)
長いこと悩んでいますし、はやいところ腹を決めて・・と思っております。
どうかアドバイスをよろしくお願いいたします。
回答1
湯浅です。
回答日時:2012-04-22 06:47:07
この問題は、いろいろな考えがあって、なかなか難しいです。
手技的にできることであっても、考え方が違うと、そもそも違う方法を取り入れることはありませんし・・・。
しかも診察もしてない状況で、アドバイスは、困難です。
(1)歯を再植しても大丈夫なのか。
交通がしっかりあるときに移植で穴をふさぐのを、聞いたことがありません。
その方法を、その先生が得意で、成功率が高いのなら、素晴らしい方法ではあります。
一般的には、上顎洞炎も治り、交通がほとんどないようなところまで治ればよいような気もしますが(抜歯と同時の移植でないので自費)、7番なら、交通がなくなれば移植せずに、そのまま欠損でも良い。
(2)のう胞は取り方により、再発
ごくわずか残ったというのなら、ほぼ再発はありません。
ほとんどまるっと残したのなら、再発でなく、のう胞がそのまま残っていると表現します。
(3)私だったら
これは、診察もしてないのでまったくの雰囲気で書いているだけですので参考にならないかもしれません。
これらにかんしては、だったら○○は?とかの、再度の質問をされてもお答えできないので、後は、主治医の先生と話してくださいということで書きます。
また、これ以上詳しく書くのは、専門書を読んで勉強された方にはかけても、そうでない方に書くのは、かえって誤解を生むので行いません。
7番が根管治療で治らないかの再確認(たぶん、無理とのことで手術になったと思いますが、しつこく確認)
7番抜歯し、同部を開窓して、そこから、毎日自分で水で洗浄する
同時に、耳鼻咽喉科で、鼻の通りをよくする処置をしてもらう
それで、のう胞が小さくなって、上顎洞炎が改善していけば、1年ぐらい続けてみて再度判断(耳鼻科は2週間ぐらいで終了)
残念ながら、どちらも変わらなければ、のう胞摘出術を行って、あくまでも、口腔内から上顎洞を洗浄する
それでも上顎洞炎が治らず、しかも症状が強いならば、根治術を行う
嚢胞はなおったのに、上顎洞炎だけ治らず症状があれば、耳鼻咽喉科と口腔外科と本人の3つの立場から、再度検討、症状がなければ、耳鼻咽喉科の先生の判断が優先される
という感じでしょうか。
後は、主治医の先生とじっくり話してください。
口腔外科の先生には、話だけでよいと言って、予約を取ってみてください。
忙しいと言われるのなら、2回ぐらいに分けて説明を聞いても良いので、くれぐれも、向こうが想定している診察時間を超えて、やつぎばやに質問しないようにした方が、良いです。
参考にしてください。
手技的にできることであっても、考え方が違うと、そもそも違う方法を取り入れることはありませんし・・・。
しかも診察もしてない状況で、アドバイスは、困難です。
(1)歯を再植しても大丈夫なのか。
交通がしっかりあるときに移植で穴をふさぐのを、聞いたことがありません。
その方法を、その先生が得意で、成功率が高いのなら、素晴らしい方法ではあります。
一般的には、上顎洞炎も治り、交通がほとんどないようなところまで治ればよいような気もしますが(抜歯と同時の移植でないので自費)、7番なら、交通がなくなれば移植せずに、そのまま欠損でも良い。
(2)のう胞は取り方により、再発
ごくわずか残ったというのなら、ほぼ再発はありません。
ほとんどまるっと残したのなら、再発でなく、のう胞がそのまま残っていると表現します。
(3)私だったら
これは、診察もしてないのでまったくの雰囲気で書いているだけですので参考にならないかもしれません。
これらにかんしては、だったら○○は?とかの、再度の質問をされてもお答えできないので、後は、主治医の先生と話してくださいということで書きます。
また、これ以上詳しく書くのは、専門書を読んで勉強された方にはかけても、そうでない方に書くのは、かえって誤解を生むので行いません。
7番が根管治療で治らないかの再確認(たぶん、無理とのことで手術になったと思いますが、しつこく確認)
7番抜歯し、同部を開窓して、そこから、毎日自分で水で洗浄する
同時に、耳鼻咽喉科で、鼻の通りをよくする処置をしてもらう
それで、のう胞が小さくなって、上顎洞炎が改善していけば、1年ぐらい続けてみて再度判断(耳鼻科は2週間ぐらいで終了)
残念ながら、どちらも変わらなければ、のう胞摘出術を行って、あくまでも、口腔内から上顎洞を洗浄する
それでも上顎洞炎が治らず、しかも症状が強いならば、根治術を行う
嚢胞はなおったのに、上顎洞炎だけ治らず症状があれば、耳鼻咽喉科と口腔外科と本人の3つの立場から、再度検討、症状がなければ、耳鼻咽喉科の先生の判断が優先される
という感じでしょうか。
後は、主治医の先生とじっくり話してください。
口腔外科の先生には、話だけでよいと言って、予約を取ってみてください。
忙しいと言われるのなら、2回ぐらいに分けて説明を聞いても良いので、くれぐれも、向こうが想定している診察時間を超えて、やつぎばやに質問しないようにした方が、良いです。
参考にしてください。
相談者からの返信
相談者:
misoさん
返信日時:2012-04-22 10:57:33
早速の回答をありがとうございます。
何か月も悩んでる状況で・・とても参考になりました。
(先生がこれ以上詳しくコメントできない、と書かれたのは承知の上で少し書かせていただくこと、ご承知ください。)
上七番の歯の根を取り巻くように大きいのう胞があります。
上顎洞との境は薄い骨がありますが、CTでみると一部骨が溶けており、そこから炎症が広がっているであろうと推測できるようです。
薄い骨がかろうじてあるコトが悩みどころ・・と、口腔外科の先生はおっしゃっていました。のう胞が大きいので、7番はダメだろうとも。(これは歯根膜がダメとの意味ですか?)
私としては、ダメ元で、抜歯→のう胞の内容物排出→再植をチャレンジし(歯医者さんの提案)、ダメなら、抜歯&のう胞摘出(口腔外科の提案)・・という考えであることを、口腔外科の先生に聞いていただくと同時に、このように遠回りすることのデメリットをお聞きしたいと思います。
あわせて湯浅先生のご提案についてのご意見も・・
湯浅先生のおっしゃる通り、説明(相談)だけの予約をお願いすることにします。
6番の歯の根にも小さなのう胞がありますし、その手前の歯も差し歯の根本がおれて炎症がある・・といった状態なのです。
なので、7番は残せる可能性があるなら、そこにかけたいのです・・
本当にありがとうございます。
心細い時間が続いていますが、治療方針が決まるまでもう少し頑張ってみます。
何か月も悩んでる状況で・・とても参考になりました。
(先生がこれ以上詳しくコメントできない、と書かれたのは承知の上で少し書かせていただくこと、ご承知ください。)
上七番の歯の根を取り巻くように大きいのう胞があります。
上顎洞との境は薄い骨がありますが、CTでみると一部骨が溶けており、そこから炎症が広がっているであろうと推測できるようです。
薄い骨がかろうじてあるコトが悩みどころ・・と、口腔外科の先生はおっしゃっていました。のう胞が大きいので、7番はダメだろうとも。(これは歯根膜がダメとの意味ですか?)
私としては、ダメ元で、抜歯→のう胞の内容物排出→再植をチャレンジし(歯医者さんの提案)、ダメなら、抜歯&のう胞摘出(口腔外科の提案)・・という考えであることを、口腔外科の先生に聞いていただくと同時に、このように遠回りすることのデメリットをお聞きしたいと思います。
あわせて湯浅先生のご提案についてのご意見も・・
湯浅先生のおっしゃる通り、説明(相談)だけの予約をお願いすることにします。
6番の歯の根にも小さなのう胞がありますし、その手前の歯も差し歯の根本がおれて炎症がある・・といった状態なのです。
なので、7番は残せる可能性があるなら、そこにかけたいのです・・
本当にありがとうございます。
心細い時間が続いていますが、治療方針が決まるまでもう少し頑張ってみます。
タイトル | のう胞&上顎洞炎でも、抜歯後の再植は可能ですか? |
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質問者 | misoさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 40歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
抜歯:7番(第二大臼歯) 上顎洞炎(蓄膿症) 根の病気(根尖病変・根尖病巣) 再植(再植術、再植法) |
回答者 |
|
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。