定期健診で症状を訴えていたのに虫歯を見落とされ抜歯になり不信感

相談者: おたかさん (40歳:女性)
投稿日時:2012-05-07 23:54:50
初めて相談させていただきます。

ここ数年、半年に一度の定期健診を欠かさず受けてきました。

2,3年前から左の奥歯がしみたり、痛みがあったりしたので、検診の際に歯科衛生士さん(いつも同じ方です)に伝えていたのですが、毎回

虫歯ではないから大丈夫ですよ」

と言われ、安心していました。(何度かパノラマも撮っています)

しかし、この度激しい痛みと腫れに襲われ、歯科医師に診てもらった結果、歯の根に膿が溜まっていて止む無く抜歯になり、担当の衛生士さんに不信感を感じています。(直近の定期健診は2ヶ月前)

そこでお聞きしたいのですが、抜歯しなければならないほどの虫歯を見落とすようなことは珍しい事ではないのでしょうか?

素人考えでは、定期健診は虫歯を早期発見して、抜歯という最悪の事態を避けるためのものだと思っています。

もちろん、見落とされる事もあるとは思いますし、虫歯を作ってしまったのは自分の責任なのですが、2,3年前から症状を訴えていたので、こんなことになる前に発見して欲しかったというのが本音です。

定期健診でも、可能であれば歯科衛生士よりも歯科医師に診てもらった方が、虫歯を発見してもらえる確率が高くなるものでしょうか?

二度とこのような思いをしたくないので、今後の定期健診の受け方についてのアドバイスがありましたら教えていただきたく存じます。

よろしくお願いいたします。


回答 回答1
  • 回答者
細見歯科医院の細見です。
回答日時:2012-05-08 00:12:05
抜歯しなければならないほどの虫歯を見落とすようなことは、珍しい事ではないのでしょうか?

抜歯になるような虫歯を見落とす事はないと思いまう、ただ虫歯ではなくても抜歯になることはあります。


>こんなことになる前に発見して欲しかったというのが本音です。

たとえば根破折が有った場合、症状があったとしてもそれが実際に確認できるまでに時間がかかる事も有ります。


定期健診でも可能であれば歯科衛生士よりも歯科医師に診てもらった方が、虫歯を発見してもらえる確率が高くなるものでしょうか?

チームアプローチですから歯科医衛生士の共同作業です。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: おたかさん
返信日時:2012-05-08 06:41:12
細見先生

早速のご回答ありがとうございます。

今回のケースは、以前虫歯治療した歯が再び虫歯になってしまったもので、外側からは虫歯とはわかりにくい状態でした。

歯根破折はありませんでした。

私の場合、ずっと同じ衛生士さんで、途中で先生(あるいは他の衛生士さん)に診て頂く機会がなかったのが見落としの原因だと思いますので、今後はその辺りを臨機応変にやっていただけるようにお願いしようと思います。

ありがとうございました。
回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2012-05-08 08:31:19
ご相談ありがとうございます。

せっかくの努力が残念な結果になりましたね。


>今回のケースは、以前虫歯治療した歯が再び虫歯になってしまったもので、外側からは虫歯とはわかりにくい状態でした。


金属などで隠された内部の虫歯などは、なかなか発見が困難です。
ただ細見先生も回答されている通り、いきなり抜歯の結論が出る事は珍しいかもしれません。

また、必ずしも歯科医師が直接診なければならないとも思えません。

定期健診といっても、内容は医院ごとにまちまちです。
他にも守るべき歯が残っていると思われますから、くりかえさないように、これからの対策も大事です。

一生歯を残す目的があるかどうか、そのためのプログラムになっているかどうか、ご自身の将来の見通しはどうなのか、などをお確かめになる必要もあるかもしれません。

今回の原因から対策が立てられれば、もう安心してお続けになる事ができます。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: おたかさん
返信日時:2012-05-08 22:09:40
さがら先生

ご回答ありがとうございます。

予防歯科に力を入れているという歯科医院だったので、私自身も安心しすぎていたのかもしれません。
(ちなみに、今回抜歯した歯の他にも、抜髄寸前の歯が2本発見されました)

これからは残った歯を死守すべく、先生のおっしゃるとおり、対策を立てて行きたいと思います。

お忙しいところ、ありがとうございました。
回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2012-05-09 13:55:08
おたかさん、今日は

パノラマを撮って定期検診を受けていたということですが、定期的なレントゲンで小さな変化を見つけるには、全額のデンタル規格撮影を行わないと難しいと思います。
そのような観点からは、パノラマではあまり意味がないと思います。

しかし、規格撮影は高度なテクニックが必要なため、残念ながら日本ではデンタルの規格撮影が正しく行える医院が多くは有りません。


定期検診についても、スウェーデンのカールスタッド研究という、歯科の世界では非常に有名な論文の中に「定期検診はい身がない、大切なのはメインテナンスだ」と言うような一節が有ります。

歯を守るためには定期検診ではなく、メインテナンスが必要なのです。
しかし、残念ながらメインテナンスについても、日本では正しく理解している歯科医は少なく、メインテナンスと称して、定期検診とほとんど変わらないことを行っている歯科医院が少なくないのが現状です。


>これからは残った歯を死守すべく、先生のおっしゃるとおり、対策を立てて行きたいと思います。

おっしゃるように、ご自分で正しい知識を得て、行動されることが大切でしょう。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: おたかさん
返信日時:2012-05-09 22:59:06
小牧先生

ご回答ありがとうございます。

患者にはわからない事が多いものですね。
あまり無知でいると、自分が痛い思いをするんだと気づかされました。

これからは正しい知識を得て、自己防衛に励みます。

ありがとうございました。
回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2012-05-09 23:36:50
こんばんわ。カワサキです。

≫≫@ 抜歯しなければならないほどの虫歯を見落とすようなことは珍しい事ではないのでしょうか?

※ あまりない事だと、思います。(歯根破折は、のぞく)


≫≫A 歯科衛生士よりも歯科医師に診てもらった方が、虫歯を発見してもらえる確率が高くなるものでしょうか?

※ 痛みや違和感がある時は、歯科医師に、相談・チェックしてもらう方が、安全です。


≫≫B 今後の定期健診の受け方についてのアドバイスがありましたら教えていただきたく存じます。

※ 定期的な検診PMTCの他に、『自宅でのケア』(=日々の歯磨き)にも、力を入れるといいでしょう。そのために、『歯磨きの指導』や『お口の管理』を、定期検診の時に、チェックしてもらえるとより、いいかなと考えます。
 

ご参考までに。お大事に……

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: おたかさん
返信日時:2012-05-10 22:28:05
カワサキ先生

ご回答ありがとうございます。

これまで検診の際に「歯磨き指導」などは受けた事がなく、お粗末な検診だったんだなあと改めて感じました。
自費診療の保証の条件のおざなりな検診だったという印象です)

これからは意味ある検診になるように、自分がしっかりしていこうと思います。

ありがとうございました。



タイトル 定期健診で症状を訴えていたのに虫歯を見落とされ抜歯になり不信感
質問者 おたかさん
地域 非公開
年齢 40歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 虫歯、根の病気で抜けた・抜く予定
歯が抜けた・抜く予定 その他
歯医者への不信感
その他(診断)
根の病気(根尖病変・根尖病巣)
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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