上1番歯根端切除術1ヶ月後、鼻の根元を押すとぷよぷよした感覚

相談者: ぴかりんさん (53歳:女性)
投稿日時:2012-05-11 23:55:30
お世話になります。

左上一番のメタルボンドのかぶせものをしてある歯の根本付近歯肉表面がぽちっとふくらみ、虫歯の再発ということで治療を受けました。
かぶせものをはずすと高額になることから、歯根端切除手術を勧められました。

術後一ヶ月を過ぎまして、まだ鼻の根本付近を押すとぷよぷよした感覚があります。
何もしなければ痛みはありませんが、鼻をかんで当たって押すような状態になると変な感覚があります。

表面上は腫れたかんじではありませんが、中で炎症を起こしている可能性はありますか?
また、今後、この歯が虫歯になったら抜歯になるのでしょうか?

よろしくお願いいたします。


回答 回答1
  • 回答者
細見歯科医院の細見です。
回答日時:2012-05-12 00:01:52
歯根端切除術を受けられたのですね。


>中で炎症を起こしている可能性はありますか?

可能性としてはあると思います。



>今後、この歯が虫歯になったら抜歯になるのでしょうか?

まず虫歯云々よりも歯根端切除術が成功しているかどうかです。

歯根端切除術は最後の一手的な手法ですので上手くいかなければ抜歯になる可能性が高いです。

回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2012-05-12 05:59:18
歯根端を、切除するために根尖部の骨を除去しますので、そこを触れば当然骨がないのでぷよぷよしていてもおかしくはないと思います。

細見先生が書かれたように炎症の可能性もありますので、今後の経過観察のため歯科の継続的受診をお勧めします。

回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2012-05-12 10:49:24
そうですね。

基本的にお二人の先生方の書かれている通りだと思います。


>中で炎症を起こしている可能性はありますか?

可能性としてはあると思います。


>今後、この歯が虫歯になったら抜歯になるのでしょうか?
歯根端切除術は最後の一手的な手法ですので上手くいかなければ抜歯になる可能性が高いです。


確かに歯根端切除術は「最後の一手」ではあります。

しかし、2回目の処置が無いわけではありません。


従来からの肉眼で行われる歯根端切除の成功率は57.7%と言われておりますが、マイクロスコープを用いた歯内療法専門医による「外科的歯内療法」の場合、5〜7年での予後は91.5%と言われております。

歯根端切除術と外科的歯内療法とは何が違うのか?というと、実際に行われる処置は

歯茎を切って、膿を取り出し、根っこの先を切除して、逆根管充填を行う」

という事で、全く同じなのですが、マイクロスコープを使った歯内療法に精通した先生と外科の先生がアプローチするのとでは、洗浄や消毒、感染に対するコンセプトの違いというか、考え方に違いがあり、それが予後の違いに現れていると言っても過言ではありません。


もし、今回の処置が上手く行かず、再発してしまったとしても「いきなり抜歯」を考えるのではなく、根管治療専門医による「外科的歯内療法」も検討されても良いとは思います。



とは言うものの、細見先生が書かれているように今回の処置が上手く行ったかどうかが大切です。
従来のは根端切除術でも60%近い成功率ではありますかrあ、上手く行っている事を期待しましょう。

また、上手く行っているかどうかは半年から1年後にレントゲンやCTで確認する事になりますので、それまではあまりその歯に負担をかけないよう、いじらないようにして経過を追ってみる事が必要かと思います。

お大事にされてください。

回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2012-05-12 10:53:58
まだ1ヶ月ですからね。

もうちょっと経過観察をするべきだと思います。

万が一、問題があった場合には、比較的早期に、腫脹や、フィステルの再発が見られると思いますよ

回答 回答5
  • 回答者
回答日時:2012-05-12 11:19:45
ぴかりんさん、こんにちは。

諸先生が回答しているようにまだまだ、経過観察の時期だと思います。

3か月後、6か月後、と経過を追っていく必要があると思います。

その上で経過が良ければそれで問題はないと思いますし、何か問題が起きてきた場合には次の手を考えればよいのでは、と思います。


また、櫻井先生の

マイクロスコープを使った歯内療法に精通した先生と外科の先生がアプローチするのとでは、洗浄や消毒、感染に対するコンセプトの違いと言うか、考え方に違いがあり、それが予後の違いに現れていると言っても過言ではありません。」

に基本的に同意なのですが、口腔外科の先生でもマイクロスコープを使って歯根端切除を行う人も先生もいるかもしれませんので外科の先生だから良くないということではないと思います。

ちょっと気になったので補足させていただきます。

お大事にしてください。

回答 回答6
  • 回答者
回答日時:2012-05-12 11:50:18
>外科の先生だから良くないということではないと思います。
>ちょっと気になったので補足させていただきます。

スミマセン…。m(__)m

回答 回答7
  • 回答者
回答日時:2012-05-12 12:40:00
口腔外科の先生でもマイクロスコープを使って歯根端切除を行う人も先生もいるかもしれませんので

口腔外科の先生でもマイクロで根切をして逆根管充填をされている先生はおられますね。

ただまだまだ極少数派で、多くの先生は裸眼で切っておしまいの外科が多いですね。
それでも成功する場合は成功しますが^^;

回答 回答8
  • 回答者
回答日時:2012-05-12 12:52:09
口腔外科の先生の中でマイクロ下で根管治療をされている先生は少数派だと思います。
ですから口腔外科の先生や一般の先生と成功率とくらべれば歯内療法専門医の方が高くでるのではと思います。

回答 回答9
  • 回答者
回答日時:2012-05-12 13:40:50
ちょっと誤解のないように・・


歯根端切除の成功率が上がるのはただマイクロを使ったからではないと思うんです。

言い換えれば術後の再発を防ぐためには術中どの部分に注意して、どのように処理すればよいかを理解しているかいないかにかかっているのだと思います。

そのポイントポイントの部分にマイクロスコープを使うことで、より精密な手術が完結するのでしょう。

だから歯内療法専門医の先生がマイクロを使って歯根端切除を行えば成功率は上がるのはよくわかります。

ただ、口腔外科医というひとくくりでその人たちが行う歯根端切除は良くないという言い方には問題があるのではないでしょうか?


言うならば

「歯内療法専門医の先生がマイクロを使って行う歯根端切除とそれ以外の先生が行う歯根端切除には成功率に差がある。」

という言い方ならば問題はないと思います。

回答 回答10
  • 回答者
回答日時:2012-05-12 13:45:56
畑田先生の書かれているように

歯内療法専門医の先生がマイクロを使って行う歯根端切除とそれ以外の先生が行う歯根端切除には成功率に差がある。」

だと思います。

回答 回答11
  • 回答者
回答日時:2012-05-12 13:54:38
ちょっと、誤解が・・・

>ただ、口腔外科医というひとくくりでその人たちが行う歯根端切除は良くないという言い方には問題があるのではないでしょうか?

そういった意味ではないです^^;


歯内療法専門医のキム先生のデーターがよく出ますが、専門医のデーターであって、専門医でない先生がマイクロを使用して根切を行ってもこの成功率にはならないと思います。

櫻井先生、畑田先生がおっしゃるように90%の高い成功率があるのは限られた専門性の高い歯内療法専門医(根の治療だけ)高いレベルで研鑽を積まれた口腔外科の先生だけだと思います。

ですのでマイクロを使用すれば誰でも90%の成功率が維持出来る訳ではないと私も思います。
  

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ぴかりんさん
返信日時:2012-05-12 21:12:46
細見先生、柴田先生、櫻井先生、中山先生、畑田先生、井野先生、お忙しい中、ご回答いただきありがとうございました。
とてもためになりました。

心配でしたので今日、手術していただいた先生から診ていただきました。
ぷよぷよする感覚は、骨ができてくるまでに3〜4ヶ月かかるので、仕方ないけれど、今のところいいかんじなので、次回は9月始めに通院してくださいとのことでした。
経過観察ということでした。

諸先生方の親身なご回答に、歯をもっと大事にしようという自覚を新たにしました。
本当にありがとうございました。
これからもどうぞよろしくお願いいたします。



タイトル 上1番歯根端切除術1ヶ月後、鼻の根元を押すとぷよぷよした感覚
質問者 ぴかりんさん
地域 非公開
年齢 53歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 根管治療の治療法
歯根端切除術
回答者




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